1年越しの雪の荒島岳 美しくそして手強い これぞ百名山

2022年03月10日(木) [日帰り]

• GPS: 05:30
• 距離: 8.6km
• 登り: 1,225m
• 下り: 1,213m

コースタイム

日帰り

• 山行: 5:06
• 休憩: 0:20
• 合計: 5:26

距離 8.6km 登り 1,225m 下り 1,224m

7:20 勝原スキー場跡
8:22 8:22 トトロの木
8:51 8:51 深谷ノ頭
9:44 9:44 もちが壁
10:06 10:12 前荒島
10:30 10:45 荒島岳
10:57 10:58 前荒島
11:11 11:11 もちが壁
12:03 12:04 しゃくなげ平
12:15 12:15 深谷ノ頭
12:24 12:24 トトロの木
12:50 勝原スキー場跡

天候

薄曇りの晴　ほぼ無風　
7時過ぎスタート時は寒かったが
すぐに汗ばむ陽気に
残念ながら荒島ブルーとまではいきませんでしたが遠景は北アルプスまでよく見えました

アクセス

利用交通機関：

自家用車

勝原スキー場跡駐車場(無料)に駐車
今週が好天の中まずまずの雪質で登れるラストチャンス？ということもあり平日にも関わらず7時過ぎで8割がた埋まってました

コース状況／危険箇所等

スタート地点からシャクナゲ平付近までは1度解けた雪が再度凍結したガリガリのクラスト状態であちこちに踏み抜き跡が有り、下山時リフト終点跡より下は踏み抜き多発💦
12時50分下山組と13時30分下山組で路面状況にかなりの差が有り、先に下山した組はそれ程踏み抜きませんでしたが、後組は踏み抜きまくって疲労困憊でした。
これから残雪期に登る場合は午前中勝負ですね

標高が上がると雪質はまずまず、良く締まっていて歩きやすかったです
もちが壁直登部分は踏み跡少なく膝上まで埋もれました
下山時シャクナゲ平方面とシャクナゲ平を迂回トラバースするコースの両方に踏み跡があるので注意が必要

時々緩斜面ありますが基本一本調子にそこそこの勾配を1200m登ります。伊吹山よりキツいかなぁ

その他周辺情報

周辺施設は勝原登山口の案内板に書かれています
cfレコ写真

●山バッジ販売場所
駐車場の荒島岳登山マップに書かれています

●温泉
九頭竜温泉平成の湯　土日祝のみ営業この日休みでした
併設のホテルフレアール和泉の温泉は日帰り入浴不可でした。バッジのみ購入

あっ宝んど(大野市健康保養施設)で入浴　600円
モンベル会員証提示でバスタオル貸してくれます

写真

3/10 7:21

おはようございます☀ 今日は昨シーズン条件合わずに登れなかった北陸の百名山 荒島岳に登ります

3/10 7:22

今日のメンバーはバンザイ登山隊の4名
皆冬の荒島岳は初めてで朝からテンション上がりますw

3/10 7:25

sato1962さん、本日12本爪アイゼンデビュー♬

3/10 7:33

旧スキー場の緩斜面のゲレンデを登り切ると、

3/10 7:35

ここからは少し勾配が急に💦

3/10 7:53

最初のつづら折れを登り切ってここからはほぼ直登で尾根筋をひたすら登っていきます

3/10 7:58

積雪は2m以上、こういうクレパス状の穴が、ここともう1箇所中荒島ともちが壁の中間点にありました。落ちたらヤバい😱

3/10 8:03

少し緩斜面になりリフト終点跡に到着
正面に見えるのは小荒島岳？

3/10 8:03

振り返ると白山より北側、両白山地北部の山並が一望♬

3/10 8:11

再び急斜面に突入💦

3/10 8:40

ふと左手を見ると、いきなり白山、別山の山並みが目に飛び込んできました♬

3/10 8:50

時々こんなサービスステージありますが、基本延々登りが続きます💦

3/10 9:04

左手、木々の間より今日の目的地が見えてきたー♬

3/10 9:05

しばらくブナ林ゾーンを進みます。霧氷があったらキレイやろなぁ

3/10 9:05

ストック突く左手の調子が悪いのでこの後の急登に備えて早めにピッケルに換装

3/10 9:15

シャクナゲ平の手前で荒島岳の全貌が見えてきた！まだまだ遠いなぁ💦
山頂付近に登山者小さく見えます

3/10 9:22

そして、白山と

3/10 9:23

別山がドーン♬

3/10 9:28

今日はシャクナゲ平はパスして先に進みます

3/10 9:32

そして見えてきました、最難関のもちが壁！

荒島岳と言えばもちが壁！迷わず直登！
右側が迂回の巻道です

sato1962さん撮影の私

こうやって見るとやっぱり結構な斜度ですなぁ💦
踏み跡少なく膝上まで沈みます。ピッケルを支点に這いつくばるように登りました

3/10 9:39

もちが壁登りきりました♬
と言っても最後は巻道側にちょっとそれましたがw

3/10 9:40

AKI45さんも急登登りきりました

3/10 9:41

少しだけ白山を見て小休止♬
何度見ても飽きませんw

3/10 9:49

さぁ次は前荒島に向けての急登です💦

3/10 9:55

急登の向こう太陽の周りに虹色の輪が見えます♬ ハロですね、初めて見ました♬

3/10 9:57

ストックで登るsato1962さんは急登にやや苦戦💦ここはピッケルに軍配上がりした。sato1962さん12本爪アイゼンの次はピッケル購入かなw

3/10 10:03

前荒島から臨む山頂方面♬
素晴らしい光景です

3/10 10:04

終始先行のtakasis6さんは元気いっぱい♬
夏靴10本爪軽アイゼンに片手ストックも関係なしのぶっちぎり！

3/10 10:08

中荒島に到着♬

3/10 10:08

sato1962さん、AKI45さんも続きます

3/10 10:11

中荒島から先はAKI45さん垂涎の稜線歩き♬

3/10 10:19

ヒェー雪庇も半端ない😱

3/10 10:27

もうすぐ山頂♬
ビクトリーロードでバンザイ🙌

3/10 10:33

やりました！日本百名山、冬の荒島岳1523mの山頂到着♬ 今の標高は1525mぐらいかなw
山名標識は雪の中w

3/10 10:29

山頂の祠も雪の下です。登頂の証拠写真撮影中w

3/10 10:34

ここからは絶景タイム♬
先ずは白山、別山

3/10 10:34

右にパーンしていくと、中央奥に北アルプス3000m峰の山並♬

3/10 10:34

更に右へいくと、乗鞍岳♬

3/10 10:34

その右に御嶽山♬
荒島ブルーは次にお預けですが、360°の大パノラマ楽しめました♬

3/10 10:41

白山バックに記念撮影♬
撮って頂いたソロの方ありがとうございました

3/10 10:45

風も殆どなく全然寒くありません♬
向こうに見えるのは麓の大野の街並み

3/10 10:48

ホント名残惜しいですが下山します

3/10 10:57

あっという間に中荒島岳

3/10 10:57

振り返ると中荒島岳から荒島岳への稜線♬
ハイカーが続々と登って行きます

3/10 10:59

中荒島からの急斜面でバンザイ🙌
カメラを向けたらバンザイがバンザイ登山隊の掟ですw

3/10 11:00

AKI45さんもこの冬ピッケル使い倒してます

3/10 11:07

そしてこれが登山道最大の大穴
ゆうに2m以上あります😱

下りは雪もザレてきてるのでもちが壁を巻きました

3/10 11:22

振り返ってもちが壁

3/10 11:26

ここでランチタイムです

3/10 11:21

ノートレースの美しい景色

3/10 12:00

最後に白山を目に焼き付けて、

3/10 12:49

一気に下山してきました

3/10 13:22

駐車場の積雪ゆうに2.5m

3/10 13:24

そうこうしてる間に後組下山してきました

3/10 13:34

AKI45さんも下山時の踏み抜きに悩まされたようです。本当にお疲れ様でした。

3/10 13:48

荒島岳登山マップ
山バッジ販売場所や周辺温泉施設も案内あります

3/10 14:39

一面の雪景色の向こうに見える荒島岳の雄大な山容♬
大野市内のあっ宝んどからの眺望です。別山「大野富士」と呼ばれるのも頷けます

3/11 13:14

ホテルフレアール和泉で購入した荒島岳の山バッジ♬ 650円でした

撮影機器：

FinePix XP140 XP141 XP145 FUJIFILM

iPhone SE (2nd generation) Apple

感想

KASHITAKU

北陸の白山に並ぶ名峰、荒島岳
昨年2月末に山行予定も条件が合わずに断念していたので1年越しに念願叶いました
バンザイ登山隊の他のメンバーも冬の荒島岳は初めて！事前情報で平日でも8時には満車との情報があったらしく、早めに駐車場に到着しようということ大阪南部に住む私は1時半に出発。7時過ぎに到着した時には駐車場8割近く埋まってました。さすがこの時期人気の荒島岳、恐るべし
気持ちはウキウキなのですが、この日は睡眠不足か、前日の仕事の疲れか、どうも調子が上がりません。途中でアミノバイタル顆粒2本とゼリー2本でドーピングして何とか乗り切りました。この調子だともちが壁直登無理かなと思っていましたが、直前ドーピングの効果か、いざもちが壁を目の前にするとスイッチが入ってしまい迷わず直登！ピッケル駆使して何とか登りきりました。
後で分かったのですが、ずっと先行していたtakasis6さんは、もちが壁と気づかずに右に巻いたら遠回りやなぁという理由で直登したそうです。しかも夏靴に10本爪軽アイゼン、片手ストックという装備で！恐るべし😱さすがバンザイ登山隊1、2を争う強者ですw
果てしなく続く急登と下りのザレた雪質に悪戦苦闘しましたが、荒島岳は本当に素晴らしい山です。訪れた者だけが味わえる最後の稜線歩き！登頂した者だけが見ることができる絶景！
北陸の雄荒島岳は訪れた者に試練も与えますが最後にご褒美もくれる登山の醍醐味が味わえる山だとつくづく思いました。