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Yamareco

記録ID: 4086381
全員に公開
雪山ハイキング
比良山系

踏み抜き多発徒渉点渡れずストック1本壊れ、疲れ果てた武奈ヶ岳

2022年03月16日(水) [日帰り]
 - 拍手
体力度
3
日帰りが可能
GPS
10:06
距離
10.5km
登り
1,118m
下り
1,108m
歩くペース
標準
1.11.2
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
8:11
休憩
1:54
合計
10:05
距離 10.5km 登り 1,118m 下り 1,117m
7:10
7:11
44
7:55
8:11
40
8:51
8:52
4
9:25
9:51
93
11:24
11:26
19
11:45
11:58
16
12:14
12:20
11
12:31
12:32
47
13:19
13:37
10
13:47
13:48
5
13:53
13:54
7
14:01
14:02
33
14:35
14:41
29
15:10
15:11
5
15:16
15:25
40
16:05
16:12
41
16:53
9
17:03
ゴール地点
天候 晴れ
過去天気図(気象庁) 2022年03月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
イン谷口一番上のトイレのある駐車場までもう雪はまったく無かったが、登山届けを出す小屋を行き過ぎてしまうのでちゃんと出す場合は注意。
コース状況/
危険箇所等
特にヨキトウゲ谷は雪の状態が悪く踏み抜き多発なだけでなく、夏道通しで通れないところや徒渉点も多く、その度にその悪い雪の中を巻いたり渡ったりトラバースしたり、やはりちょっと慣れた人でないと勧められない状況かも。
スタート時、日が長くなってきてもう陽が昇ってる。
2022年03月16日 06:57撮影 by  iPhone 12, Apple
3/16 6:57
スタート時、日が長くなってきてもう陽が昇ってる。
この日はもう春も終わりくらいの暖かい日だったが、三週間前、最後の寒波で雪が積もった次の日に来たときはしゃがまなければ潜れなかった木の間のトレースを少し頭を下げるだけで通れた。
おそらくこの場所で50センチ以上溶けたり沈んだりしてると思う。
2022年03月16日 07:32撮影 by  iPhone 12, Apple
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3/16 7:32
この日はもう春も終わりくらいの暖かい日だったが、三週間前、最後の寒波で雪が積もった次の日に来たときはしゃがまなければ潜れなかった木の間のトレースを少し頭を下げるだけで通れた。
おそらくこの場所で50センチ以上溶けたり沈んだりしてると思う。
青ガレへの徒渉点から眺めてもだいぶ岩が顔を出してるのが分かる。
まだつぼ足でもしばらくは大丈夫そうだったが、この日は長丁場を計画してたので手間を取らないようここでアイゼン装着。
ワカン持って来るか迷ったが、もう雪も少なくだいぶ締まってるだろうからとアイゼンしか持ってこなかった。
2022年03月16日 07:56撮影 by  iPhone 12, Apple
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3/16 7:56
青ガレへの徒渉点から眺めてもだいぶ岩が顔を出してるのが分かる。
まだつぼ足でもしばらくは大丈夫そうだったが、この日は長丁場を計画してたので手間を取らないようここでアイゼン装着。
ワカン持って来るか迷ったが、もう雪も少なくだいぶ締まってるだろうからとアイゼンしか持ってこなかった。
木の周りと同じく岩の周りもだいぶ溶けて地面が顔出してるが、フワフワの雪が溶けて沈んだ中によく踏まれたトレース部分が少し汚れて浮かび上がっているので基本その上をリッジ渡りのように歩く。
2022年03月16日 08:31撮影 by  iPhone 12, Apple
3/16 8:31
木の周りと同じく岩の周りもだいぶ溶けて地面が顔出してるが、フワフワの雪が溶けて沈んだ中によく踏まれたトレース部分が少し汚れて浮かび上がっているので基本その上をリッジ渡りのように歩く。
金糞峠直下の急登。
よく晴れて気持ちがいい。
2022年03月16日 08:44撮影 by  iPhone 12, Apple
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3/16 8:44
金糞峠直下の急登。
よく晴れて気持ちがいい。
陽が当たる峠ではもう雪は無く、東西の谷筋にはまだ結構残ってる状態。
2022年03月16日 08:50撮影 by  iPhone 12, Apple
3/16 8:50
陽が当たる峠ではもう雪は無く、東西の谷筋にはまだ結構残ってる状態。
金糞峠を西に下った分岐広場にはテントが。
この時は人の気配は無かったが、夕方下りて通ったらちゃんと人がおられた。
2022年03月16日 08:56撮影 by  iPhone 12, Apple
3/16 8:56
金糞峠を西に下った分岐広場にはテントが。
この時は人の気配は無かったが、夕方下りて通ったらちゃんと人がおられた。
これはいったい。
二つのと少し向こうにもう一つの計3人分。
初めて見たが簡易的なシェルター形雪洞か。
おそらく足を突っ込んで頭が出た状態で寝るのではと思われるが、上にタープかツェルトでも張って使うんだろうか。
2022年03月16日 08:57撮影 by  iPhone 12, Apple
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3/16 8:57
これはいったい。
二つのと少し向こうにもう一つの計3人分。
初めて見たが簡易的なシェルター形雪洞か。
おそらく足を突っ込んで頭が出た状態で寝るのではと思われるが、上にタープかツェルトでも張って使うんだろうか。
3週間前にはでかいスノーシューでは怖くて躊躇するくらい両側が高かったのが嘘のよう。
2022年03月16日 08:58撮影 by  iPhone 12, Apple
3/16 8:58
3週間前にはでかいスノーシューでは怖くて躊躇するくらい両側が高かったのが嘘のよう。
今回はここから下りてくる予定。
2022年03月16日 08:59撮影 by  iPhone 12, Apple
3/16 8:59
今回はここから下りてくる予定。
前回登れなくて撤退した斜面を見に行ってみる。
おそらくこの左斜面の真ん中あたりまでいったところで蹴り込んでも蹴り込んでも雪が崩れてしまってそれ以上登れなくなったが、この状態なら登れるか。
2022年03月16日 09:20撮影 by  iPhone 12, Apple
3/16 9:20
前回登れなくて撤退した斜面を見に行ってみる。
おそらくこの左斜面の真ん中あたりまでいったところで蹴り込んでも蹴り込んでも雪が崩れてしまってそれ以上登れなくなったが、この状態なら登れるか。
上林新道への分岐を過ぎるといきなりトレースが薄くなり、何日か前に通ったらしきワカン他二つほどの足跡が薄く残っているだけ。
やはり積雪期はみんな尾根を通るため入る人もそこまで多くはなくて踏み固められることがなかったためか踏み抜きが多発。
3〜4歩毎に踏み抜いたりいきなり両足とも腰まで落ちてしまったり、抜くのに苦労する落ち方をすることも多くてだんだん足が上がらなくなってくる。
ヨキドウゲ谷真ん中あたりにある無雪期なら岩を抱きながら通る小滝は雪で通れず、その岩の上を越した。
2022年03月16日 09:45撮影 by  iPhone 12, Apple
3/16 9:45
上林新道への分岐を過ぎるといきなりトレースが薄くなり、何日か前に通ったらしきワカン他二つほどの足跡が薄く残っているだけ。
やはり積雪期はみんな尾根を通るため入る人もそこまで多くはなくて踏み固められることがなかったためか踏み抜きが多発。
3〜4歩毎に踏み抜いたりいきなり両足とも腰まで落ちてしまったり、抜くのに苦労する落ち方をすることも多くてだんだん足が上がらなくなってくる。
ヨキドウゲ谷真ん中あたりにある無雪期なら岩を抱きながら通る小滝は雪で通れず、その岩の上を越した。
幾つかある徒渉点の一つ。
そのどれもがまだ水面から雪の上まで距離がある上に水量もそこそこあって上手く降りれるところがなく、どれも少し離れたところで徒渉してそこから斜面を上がってトラバースする羽目に。
2022年03月16日 09:47撮影 by  iPhone 12, Apple
3/16 9:47
幾つかある徒渉点の一つ。
そのどれもがまだ水面から雪の上まで距離がある上に水量もそこそこあって上手く降りれるところがなく、どれも少し離れたところで徒渉してそこから斜面を上がってトラバースする羽目に。
これがそのトラバース中対岸の道標を撮ったもの。
写真では傾斜や高度感が分かりにくいが、腐った雪の斜面を登ったりトラバースしたりは結構怖い。
2022年03月16日 09:58撮影 by  iPhone 12, Apple
3/16 9:58
これがそのトラバース中対岸の道標を撮ったもの。
写真では傾斜や高度感が分かりにくいが、腐った雪の斜面を登ったりトラバースしたりは結構怖い。
足を踏み抜くだけでなくダブルで使っているストックの片方も突き抜いたと思ったら抜けなくなってしまい、どう傾けても抜けないのでやむなく無理矢理抜いたら先端のゴムキャップもスノーバスケットも無くなってしまった。
この状態だと雪に突いてもストンと手元まで入ってしまうただの棒で何の役にも立たず、この後はシングルで歩く羽目に。
慣れていないので気力体力共にだいぶ疲れた気がする。
特に最後の青ガレの下りは神経も時間も使いまくってしまった。
2022年03月16日 10:15撮影 by  iPhone 12, Apple
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3/16 10:15
足を踏み抜くだけでなくダブルで使っているストックの片方も突き抜いたと思ったら抜けなくなってしまい、どう傾けても抜けないのでやむなく無理矢理抜いたら先端のゴムキャップもスノーバスケットも無くなってしまった。
この状態だと雪に突いてもストンと手元まで入ってしまうただの棒で何の役にも立たず、この後はシングルで歩く羽目に。
慣れていないので気力体力共にだいぶ疲れた気がする。
特に最後の青ガレの下りは神経も時間も使いまくってしまった。
踏み抜き多発で疲れて上がらなくなった足でなんとかもうすぐ中峠という所まで。
こうして見ても木々の根元はことごとく穴が開いてシュルンド状態になっており、雪の下は相当空洞になっていると思われ、踏み抜き多発するのも納得出来る状態なのが分かる。
2022年03月16日 11:13撮影 by  iPhone 12, Apple
3/16 11:13
踏み抜き多発で疲れて上がらなくなった足でなんとかもうすぐ中峠という所まで。
こうして見ても木々の根元はことごとく穴が開いてシュルンド状態になっており、雪の下は相当空洞になっていると思われ、踏み抜き多発するのも納得出来る状態なのが分かる。
日が当たり続ける峠では金糞と同じく中峠にも雪は無し。
2022年03月16日 11:25撮影 by  iPhone 12, Apple
3/16 11:25
日が当たり続ける峠では金糞と同じく中峠にも雪は無し。
ヨキトウゲ谷でだいぶ疲れたのでコヤマノ岳経由もチラッと考えたが、思ったより時間が早かったので予定通り口ノ深谷越えでワサビ峠経由コースを取ることに。
下りだしてみるとなぜかここは踏み抜きもそんなに無く、アイゼンも結構効いてくれてシングルストックの心配も無く気持ち良く歩けた。
2022年03月16日 11:29撮影 by  iPhone 12, Apple
3/16 11:29
ヨキトウゲ谷でだいぶ疲れたのでコヤマノ岳経由もチラッと考えたが、思ったより時間が早かったので予定通り口ノ深谷越えでワサビ峠経由コースを取ることに。
下りだしてみるとなぜかここは踏み抜きもそんなに無く、アイゼンも結構効いてくれてシングルストックの心配も無く気持ち良く歩けた。
ワサビ平に降り立ったところ。
一番気になるのは徒渉場所。
2022年03月16日 11:44撮影 by  iPhone 12, Apple
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ワサビ平に降り立ったところ。
一番気になるのは徒渉場所。
あちこち見て歩いた末に渡ったのは無雪期の徒渉点より右側の目の前が尾根末端の所。
これは渡った後でふり返って撮ったもの。
2022年03月16日 11:51撮影 by  iPhone 12, Apple
3/16 11:51
あちこち見て歩いた末に渡ったのは無雪期の徒渉点より右側の目の前が尾根末端の所。
これは渡った後でふり返って撮ったもの。
一般コースはこの尾根の左の谷筋を登るが、ヨキトウゲ谷の踏み抜きの多さに参っていたので同じ方角を向く谷筋に入る気が起こらず、残雪期だからいいかと目の前の尾根を直登することに。
地形図ではゆるく見えたが登ってみるとそれなりに傾斜はあり、たまにだいぶ前らしいワカンの跡は現れるが基本ルートもテープも何も無いのでとにかく少し右に巻くように、ワサビ峠側ではなく直接西南稜の登りに出合うよう直登していく。
上手く合流出来たところではもう足が上がらず息が切れてしまっていた。
2022年03月16日 12:06撮影 by  iPhone 12, Apple
3/16 12:06
一般コースはこの尾根の左の谷筋を登るが、ヨキトウゲ谷の踏み抜きの多さに参っていたので同じ方角を向く谷筋に入る気が起こらず、残雪期だからいいかと目の前の尾根を直登することに。
地形図ではゆるく見えたが登ってみるとそれなりに傾斜はあり、たまにだいぶ前らしいワカンの跡は現れるが基本ルートもテープも何も無いのでとにかく少し右に巻くように、ワサビ峠側ではなく直接西南稜の登りに出合うよう直登していく。
上手く合流出来たところではもう足が上がらず息が切れてしまっていた。
トレースばっちり踏み跡多数の西南稜を登りだしてしばらくしてふり返って一枚。
御殿山との間に左に落ちて行く小尾根を登った。
2022年03月16日 12:32撮影 by  iPhone 12, Apple
3/16 12:32
トレースばっちり踏み跡多数の西南稜を登りだしてしばらくしてふり返って一枚。
御殿山との間に左に落ちて行く小尾根を登った。
武奈ヶ岳側を見るともうだいぶ下がってしまった雪庇が。
2022年03月16日 12:36撮影 by  iPhone 12, Apple
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3/16 12:36
武奈ヶ岳側を見るともうだいぶ下がってしまった雪庇が。
頂上から湖北方面を眺める。
天気は良いがもう春の霞んだ空で伊吹は見えるが白山までは見えそうで見えない。
2022年03月16日 13:02撮影 by  iPhone 12, Apple
3/16 13:02
頂上から湖北方面を眺める。
天気は良いがもう春の霞んだ空で伊吹は見えるが白山までは見えそうで見えない。
とりあえず1枚。
2022年03月16日 13:03撮影 by  iPhone 12, Apple
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3/16 13:03
とりあえず1枚。
帰りはコヤマノ岳から上林新道で先日撤退したヨキトウゲ谷から登る斜面を覗いてみる予定。
2022年03月16日 13:38撮影 by  iPhone 12, Apple
3/16 13:38
帰りはコヤマノ岳から上林新道で先日撤退したヨキトウゲ谷から登る斜面を覗いてみる予定。
コヤマノ分岐からふり返ると、まだ結構立派な雪庇を張り出した西南稜。
2022年03月16日 13:48撮影 by  iPhone 12, Apple
3/16 13:48
コヤマノ分岐からふり返ると、まだ結構立派な雪庇を張り出した西南稜。
地形上はここが一番高くてコヤマノ岳と思われる地点だが、なぜか何の標識も無い。
2022年03月16日 14:00撮影 by  iPhone 12, Apple
3/16 14:00
地形上はここが一番高くてコヤマノ岳と思われる地点だが、なぜか何の標識も無い。
そして少し下ったところにあるコヤマノ岳標識。
しかし場所的にはどう考えてもこれはただの道標で山頂標識ではないと思うのだが。
2022年03月16日 14:04撮影 by  iPhone 12, Apple
3/16 14:04
そして少し下ったところにあるコヤマノ岳標識。
しかし場所的にはどう考えてもこれはただの道標で山頂標識ではないと思うのだが。
夏場はちょっと分かりにくく、つい中峠に下る道に入りやすいが、この時期はまだまだはっきり分かりやすい上林新道の尾根筋。
2022年03月16日 14:05撮影 by  iPhone 12, Apple
3/16 14:05
夏場はちょっと分かりにくく、つい中峠に下る道に入りやすいが、この時期はまだまだはっきり分かりやすい上林新道の尾根筋。
入ってみればマーキングとテープが連打された迷いようも無い道。
標高が下がってくるとまた踏み抜きが多くなってきたが、ヨキトウゲ谷よりははるかに分かりやすく歩きやすく、おそらく多くの人が積雪期はこちらのルートを選ぶのかと思う。
2022年03月16日 14:08撮影 by  iPhone 12, Apple
3/16 14:08
入ってみればマーキングとテープが連打された迷いようも無い道。
標高が下がってくるとまた踏み抜きが多くなってきたが、ヨキトウゲ谷よりははるかに分かりやすく歩きやすく、おそらく多くの人が積雪期はこちらのルートを選ぶのかと思う。
ここが今回覗いてみたかった上林新道の四つ辻。
2022年03月16日 14:35撮影 by  iPhone 12, Apple
3/16 14:35
ここが今回覗いてみたかった上林新道の四つ辻。
見下ろしてみると雪の状態次第で登り易くも難くもなりそうに感じるが、踏み跡もテープもこの四つ辻から右の方に続いており、おそらく無雪期は直登ではなくだいぶジグザグに道が付いているのかと思う。
そこを通ったことがあれば先日も無理な直登ではなくもう少し楽なルートを見いだせたかもと思ったが、積雪期ならではの直登も魅力的なのでやむなし。
2022年03月16日 14:37撮影 by  iPhone 12, Apple
3/16 14:37
見下ろしてみると雪の状態次第で登り易くも難くもなりそうに感じるが、踏み跡もテープもこの四つ辻から右の方に続いており、おそらく無雪期は直登ではなくだいぶジグザグに道が付いているのかと思う。
そこを通ったことがあれば先日も無理な直登ではなくもう少し楽なルートを見いだせたかもと思ったが、積雪期ならではの直登も魅力的なのでやむなし。
今回は上林新道を一番下まで下りる予定なので四つ辻からヨキトウゲ谷へは下らずそのまま直進するが、いきなりマークもテープも激減してびっくり。
標高も下がって雪も割れて歩きにくくなってくる。
2022年03月16日 14:47撮影 by  iPhone 12, Apple
3/16 14:47
今回は上林新道を一番下まで下りる予定なので四つ辻からヨキトウゲ谷へは下らずそのまま直進するが、いきなりマークもテープも激減してびっくり。
標高も下がって雪も割れて歩きにくくなってくる。
先日もしもこちらから登っていればと少し心残りだった上林新道から下りてきたところ。
もしヨキトウゲ谷にトレースが無ければこちらから登るのを選択するのが確実に思った。
2022年03月16日 15:08撮影 by  iPhone 12, Apple
3/16 15:08
先日もしもこちらから登っていればと少し心残りだった上林新道から下りてきたところ。
もしヨキトウゲ谷にトレースが無ければこちらから登るのを選択するのが確実に思った。
日が長くなってきたといえそろそろ夕方の気配の陽も当たらなくなった正面谷を下る。
2022年03月16日 15:25撮影 by  iPhone 12, Apple
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3/16 15:25
日が長くなってきたといえそろそろ夕方の気配の陽も当たらなくなった正面谷を下る。
来たときより一段と浮き上がった感じのトレース痕。
この日も自分の後に何人か通ったと思われるが、トレース痕を外して横に下りると踏み抜きまくり。
2022年03月16日 15:44撮影 by  iPhone 12, Apple
3/16 15:44
来たときより一段と浮き上がった感じのトレース痕。
この日も自分の後に何人か通ったと思われるが、トレース痕を外して横に下りると踏み抜きまくり。
慣れないシングルストックで一番苦労した青ガレを下ってやっと徒渉点まで下りてきた。
2022年03月16日 16:07撮影 by  iPhone 12, Apple
3/16 16:07
慣れないシングルストックで一番苦労した青ガレを下ってやっと徒渉点まで下りてきた。
そのあと林道までの長い下りもずっとトレース痕上のリッジ歩きが続いた。
2022年03月16日 16:26撮影 by  iPhone 12, Apple
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3/16 16:26
そのあと林道までの長い下りもずっとトレース痕上のリッジ歩きが続いた。
撮影機器:

装備

個人装備
長袖シャツ 長袖インナー タイツ ズボン 靴下 グローブ アウター手袋 予備手袋 防寒着 ゲイター ネックウォーマー 毛帽子 ザック アイゼン 昼ご飯 行動食 非常食 飲料 水筒(保温性) レジャーシート 地図(地形図) コンパス ヘッドランプ 予備電池 GPS 筆記用具 ファーストエイドキット 保険証 携帯 時計 サングラス タオル ツェルト ストック カメラ

感想

一週間前の氷ノ山でさえもう雪はグズグズの所や抜けるところもあり、その後も暖かく雨も降ったのでもう雪を楽しめるのも終わりかなと、3週間前に最後の寒波降雪の次の日に入って途中で諦め撤退した武奈ヶ岳は登っておこうと、定番の正面谷からヨキトウゲ谷を詰めて中峠からワサビ峠に渡って武奈ヶ岳に。
帰りは3週間前辿れなかった上林新道を最後まで下りてこようと計画。
さすがにもう雪も溶けたり締まったりしてワカンは必要無いだろうとアイゼンとダブルストックで出発。
青ガレを上がって金糞峠からヨキトウゲ谷に入って上林新道四つ辻への分岐までは雪の状態はもう良くないながらもトレースもしっかりあって順調だったが、その分岐を過ぎたとたん、踏み跡は数日前と思われる薄いワカンのお一人とたまにアイゼンの跡だけ。
なんとか微かに汚れの残る古いトレース痕を辿るが、そこら中で踏み抜けてしまって手間取るばかり。
時に両足とも落ちて雪の下の空洞に腰まではまってしまったり、片足が変な角度に入ってしまってもう片方の足の下敷きになって動けなくなったり、ここは大丈夫かと一息ついたらそのとたんズシンと落ちたり、そんなことを繰り返して中峠に上がる頃にはもう足が上がらなくなってしまった。
その上幾つかある夏道の徒渉点は全てその場所では降りれず、前後を探してもう落ちそうなスノーブリッジを渡って対岸の斜面を這い上がってグズグズの雪を四つん這いでトラバース。
その間にいつもダブルで使っているストックの片方が雪の下で何かにはまってしまってどう傾けても抜けず、やむなく無理矢理抜いたら先端のゴムキャップだけでなくスノーバスケットまで取れてしまい、ただのゾンデ棒に。
ヨキトウゲ谷の残雪の状態がここまで悪いとは思いもよらず、他の人達がみんな上林新道にエスケープしていく理由がよく分かったと同時に、皆さんどうしてこの時期こんな状態なのを知っているのか不思議だった。
その後は慣れないシングルストックと上がらなくなってしまった足でワサビ平からワサビ峠への狭い谷の雪の状態がヨキトウゲ谷と同じように踏み抜きだらけだったらと思うとどうしても突っ込む気になれず、右側、武奈ヶ岳側の小尾根を直登することに。
地形図では緩そうだったのにどう見てもそんな楽な傾斜ではなく、結局ますます足を疲れさせてなんとか西南稜に合流。
最後はヨレヨレになって武奈頂上に。
下りは上林新道が分かりやすくなだらかだったので助かったが、最後正面谷の下りは登りではダブルストックだった青ガレの下りがシングルストックだと心許なく不安で神経使ってこれまた疲れてしまった。
まあ夏も冬も何度も通ったところだし、天気も良かったのでなんとか歩き通せたんだと思うが、やはり雪があるときはたとえ残雪期といえども状態によっては大変ということをあらためて感じた山行でした。

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