日勝峠〜熊見山〜オダッシュ山〜狩勝山〜狩勝峠
- GPS
- 32:00
- 距離
- 27.9km
- 登り
- 2,026m
- 下り
- 2,398m
コースタイム
- 山行
- 8:07
- 休憩
- 0:41
- 合計
- 8:48
天候 | 3/17 晴れ時々曇り→雪時々曇り 3/18 曇り→晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2022年03月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
自転車
縦走後に狩勝峠→日勝峠まで50km走って車を回収しに行った |
コース状況/ 危険箇所等 |
雪は締まっていて、深い所でもスノーシューで5〜10cm沈む程度 |
写真
感想
日勝峠の北側には熊見山、オダッシュ山、狩勝山など1000m前後のピークがいくつか点在していて、積雪期は山スキーなどでよく登られているようだ。しかしそれらを繋いで南北に縦走する記録はあまり多くない。雪が締まって距離を稼げるようになってきた今時期、スノーシューで日勝峠から狩勝峠まで稜線伝いに歩いてみた。
・1日目 3/17
源流橋横の駐車場で車中泊して早朝に出発。適当にスキートレースを辿りつつ日勝峠園地に出る。出発時は濃いガスがかかっていて期待していなかったが、主稜線に出ると素晴らしい雲海の景色が広がった。稜線上の雪は締まっていてほとんど沈まず快適に進める。ただ、まれに雪庇と藪の中間くらいに溝ができていることがあり、踏み抜かないように注意が必要だった。
熊見山を越えて1327m峰へ。ここは登山者の間では「労山熊見山」という名前が定着しているが、三等三角点名は「熊見山」で、古い点の記には「俗称熊越山」という記載がある。個人的には「労山〜」よりも「熊越山」という呼び方を推したい。
1327m峰からオダッシュ山までは名のあるピークは無く、登山対象になることは無さそうな区間が続く。・786コルに下る頃には濃いガスに包まれ、雪も降りだしてきた。・936周辺で少し細い尾根になるも、これといって難しい所は無い。淡々とアップダウンをこなしてオダッシュ山まで到着。
予定よりも良いペースで進めたのでさらに進む。串内牧場の辺りは風の通り道だからか積雪はかなり浅く、鹿たちの越冬地になっているようだった。100頭以上?の鹿が隊列を組んで大移動する光景は見ていて面白かった。
串内牧場から登り返して、反射板ピークでテン泊。
・2日目 3/18
朝の気温は-5℃くらいか?厳冬期のような寒さは無く、ボトルの水は寝袋に入れなくても凍らなかった。
ガスって視界が悪い中、・1071〜・1038といくつかピークを越える。地形図に記載は無いが、この辺りは臥牛山と呼ばれていることをヤマレコのルート作成をした後に知った。由来は不明。
根室線のトンネルの上のあたりに来るとガスが抜け、青空の元に狩勝山が見えた。主稜線から外れているので行こうか迷っていたが、意外と尖った山容を見て登ってみたくなった。主稜線の分岐から空身で往復1時間。狭い頂上からの景色は遮るものが全く無く、とても良かった。
アンテナの建つ・832、・812、725(墜道沢上)と小ピークをいくつか越え、狩勝峠に下りる。デポしておいた自転車に荷物を積み換え、新得市街まで爽快なダウンヒルを楽しんだ。
清水町まで来たところで疲労感が一気に出てきた。タクシーで日勝峠までワープするか・・・?と甘い考えが浮かんだが、自転車乗りとしてのプライドが許さなかった。日本縦断、厳冬期北海道、富士山、乗鞍・・・今まで乗り越えてきた道に比べれば、日勝峠くらい何とかなるだろう。結局、標高差800mを3時間半ほどかけて登り切り、周回縦走は無事に終わった。
・まとめ
日勝峠〜狩勝峠の稜線は広くなだらかな区間がほとんどで、日高の核心部のような険しさは全く無かった。下界が近いので車の音が聞こえてきたり、人工物が目に入ることも多いけど、まったりと平和な雪山ハイキングをするには良い所だと思う。
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