記録ID: 4097179
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雪山ハイキング
北陸
【両白】広野ダムから行く美濃俣丸~大河内山~夏小屋丸~笹ヶ峰
2022年03月20日(日) [日帰り]
福井県
岐阜県
体力度
6
1~2泊以上が適当
- GPS
- 10:19
- 距離
- 28.4km
- 登り
- 1,996m
- 下り
- 2,021m
コースタイム
日帰り
- 山行
- 9:57
- 休憩
- 0:51
- 合計
- 10:48
距離 28.4km
登り 2,036m
下り 2,046m
天候 | @天気: 曇り時々雪、昼頃から時々晴れ @気温: 広野ダム(ダムサイト管理施設)2℃(AM5:00頃)、美濃俣丸−4℃(AM9:00頃)、笹ヶ峰−4℃(正午頃) @風: 北西の風はじめやや強く(美濃俣丸〜笹ヶ峰の稜線上で10m/s前後のち4m/s前後) |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2022年03月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
車の駐車はダムに出てすぐの駐車スペースを利用。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
前日〜当日午前中は上空に寒気が入り、下部で10cm前後、美濃俣丸〜笹ヶ峰の稜線上で20cm位の新たな積雪となっていた。ここ最近の暖かさで雪融けが急速に進み、雪面も茶色くなりつつあるところだったが、この降雪で白い稜線美を取り戻していた。 当日の積雪状況は林道部分で60cm〜1メートル位、美濃俣丸に至る北西尾根で1〜1.5メートル、美濃俣丸から笹ヶ峰の稜線上では2メートル位で雪庇部分は3〜4メートルにもなっていた。雪質は林道部分はザラメ質、尾根から稜線はパウダーorカチカチの雪面で、スノーシューとアイゼンを状況によって使い分けることが望ましい感じだった。自分はスノーシュー&ツボ足で通したが、特に急斜面部分では注意が必要だった。 以下、セクションごとの状況。 @林道部分@ スタート後まもなくと、二ツ屋導水施設を過ぎてしばらくの箇所に土砂混じりのデブリがあったが、特に問題なく通過できた。更に林道終点に近い部分にも雪のデブリが片斜面を形成しているものの特に難儀することは無かった。接するのり面部分の雪はほぼ残っておらず、新たに雪崩が発生することはないように思う。ただし落石には引き続き注意が必要。 @美濃俣丸北西尾根@ 林道から尾根に乗る部分は少し分かりにくい。林道のヘアピンカーブから林の中に入り、距離は短いが木々が生い茂る所を少し登ると尾根末端に出る(両端部にピンクテープがある)。尾根部分は10cm程度の新雪が古い雪の上に乗り且つ気温も低くてサクサク。スノーシューハイキングが最高に気持ち良い。ただし午後の帰りの雪はグサグサになってしまい、スノーシューでは滑りやすいが、だからといってツホ足だと沈み過ぎると思われ難しいところ。尾根上部の美濃俣丸直下はかなりの急斜面で雪面はカチカチで登りはともかく下りではスノーシューでは角度が有りすぎて不向きで、本来はアイゼン&ピッケルのほうが良い。ただ、この急斜面部分は南側を巻くこともできる。 @美濃俣丸から笹ヶ峰の稜線@ 極上の稜線美を堪能できる。ただし視界不良の際は道迷いや転落に注意(自分は美濃俣丸からの下りでルートミスした)。稜線上には極厚の雪庇があり、崩壊しかかっている箇所が何箇所かあり、近づき過ぎないように注意した。美濃俣丸の北斜面と、大河内山南西斜面は急斜面につき特に下りでは注意が必要。他はアップダウンもそれほどキツくないので快適で楽しい稜線歩きができて、帰るのが名残惜しいほどだった。 |
写真
感想
今回のツアーは、両白山地西側にあたる越美山地。その北西部の奥に位置する美濃俣丸から笹ヶ峰の稜線のスノーシューハイクという内容。冬は豪雪、夏は濃密な笹薮に覆われて、いずれも入山困難。ちょうど今時分が雪もしっとり落ち着き入山しやすくなる(ただし要体力)。典型的な残雪期限定の山々。その豪雪由来の圧倒的な稜線美は、とても標高1200m内外とは思えないものがある。また、周囲には登ってみたい山々が目白押しで、時間がいくらあっても足らないなと思った(笑)
以下、備忘録
@着用衣服・装備(スタート時)@
メリノウールのベースレイヤー、メリノウールのタイツ、ハードフリースジャケット、靴下(中厚手)、ハードシェルパンツゲイター内蔵、薄手グローブ、ビーニー、前後コバ付き冬季ブーツ、ウィペット2本
@持参装備・衣服(状況により使用する物など)@
12本爪アイゼン、チェーンスパイク、スノーシュー(使用)、ハードシェルジャケット(使用)、予備化繊ベースレイヤー、厳冬期グローブ、予備の薄手グローブ、サングラス(使用)、ビビィ、夏季用シュラフ、ヘッドランプ2個(1個使用)、予備のGPS機、気象観測計(使用)
@飲・食料@
ポカリ4リットル(うち2リットル消費)、タマゴサンド(消費)、ジャンボフランクパン(消費せず)、塩分チャージアメ3個(消費せず)、スポーツようかん2個(1個消費)、ブラックサンダー3個(1個消費)
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