【越生戡定作戦(1日目)】越生の10名山ノミネート21山(No.2〜20,27,28)+雨乞塚・黒山三滝・越生駒ケ岳・越生梅林【戊66.4】
- GPS
- 10:58
- 距離
- 39.2km
- 登り
- 2,233m
- 下り
- 2,229m
コースタイム
- 山行
- 9:45
- 休憩
- 1:13
- 合計
- 10:58
天候 | にわか雨あるかもの天気予想、西方南方から迫る雲にかかわらず概ね晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2022年03月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車
|
写真
感想
越生町が「越生の10名山」選定のためにアンケートを取っているらしい。
どれどれとチラシを見てみると、自分の知らない山がまだ結構あることに驚かされる。そこで、この機会に越生の山を改めて歩き直してみつつ、自分なりにどの山が10名山に相応しいか考えてみることにした。
ただ、山は山頂が全てでもなければ展望が全てでもなく、また、山高きが故に尊からずとも言う。いろいろな観点から総合的に見なければならぬ。
となると、何がしかの評価基準が必要になると思ったのだが、これといった基準を設定することもできないまま1か月ほど経過してしまったので、もうフィーリングで行こうと、この彼岸の佳き日に、春雨に澄んだ空の下、歩きながら考えようと、2日連続で越生を訪れた。
明確な評価基準は結局持ち合わせなかったが、「訴求力」と「山っぽさ」を軸に考える。「訴求力」とは、山のアピールポイントと言っても良い。由緒ある山だとか、展望が抜群とか言えること。「山っぽさ」とは、読んで字のごとし。
上記を踏まえた寸評を以下に記す。(順番は歩いた順)
【4】金比羅山(こんぴらやま)97m
街中にある神社の山。数十段の階段を登るともう山頂。
昔は展望があったのだろうが、今は木が伸びてベンチも苔生している。
【5】笹山(ささやま)138m
越生町のチラシの説明が「五大尊の西にある。かつてはササが自生していた。」のみ。アピールポイント無しか。実際に歩いてみると、標識が無ければ一つの山として気がつかないレベル。ただ、雰囲気は良い。
アピールするなら五大尊とセットで「五大尊つつじ山」などと称すれば良いのだろうが、五大尊からは若干離れており、つつじが咲いているわけでもない。
【6】東砥山(ひがしとやま)238m
笹山よりもピークとしてわかりやすいが、「かつて砥石が採れた」だけではアピールとして弱すぎる。その砥石は越生の人々にとって何だったのか。
【11】西山高取(にしやまたかとり)271m
見晴らしは結構良い。道も岩質の所があって単調ではない。
【7】大観山(だいかんざん)176m
世界無名戦士の墓がある。展望は抜群で日光も見える。ただし、山っぽさは無い。
【8】高取山(たかとりさん)172m
越生神社の奥の院のような位置づけか。山頂に神社あり。
城跡らしいが、関東平野で他より標高の高い所は大体城砦になっている。やはり城に因んだストーリーが無いと。
【9】虚空蔵尊さくら山(こくぞうそんさくらやま)170m
153種の桜が咲くという。桜が咲いていなくても好展望でポイントを稼げる。
【10】西山富士(にしやまふじ)195m
祠があり、かつての富士講の名残が感じられる。祠前に大きな穴があって、あたかも噴火口のようになっているのが結構良い。
【14】桂木山(かつらきやま)367m
標識が設置されたのは道中の小ピークに過ぎない。桂木観音とセットで考えると越生町の山というよりも毛呂山町の山ということになるな。
【15】椎木山(しいのきやま)368m
ノミネート理由は四等三角点があるからだろうか。越生町のチラシでも「落葉樹もある」以上のアピール無し。
【16】鼻曲山(はなまがりやま)447m
鼻曲山と言えば群馬県の山が有名だが、こちらの山も急登あり、そこそこ険しさありで、山行に刺激をもたらしてくれる。
【17】一本杉峠(いっぽんすぎとうげ)496m
森の中に聳える一本杉の存在感が際立っていて好印象。
【18】雄上山(おがみやま)556m
やや急登なのに加え、岩場もあって結構スリリング。山頂から限定的ではあるが展望もある。
【19】顔振峠(かあぶりとうげ)530m
奥武蔵ハイキングの有名どころ。アンケートでも上位に来ているようだが、やはり飯能市のイメージ。茶店も飯能市側のはず。一応越生町の観光案内板もあるが。
越生町の峠でもあるということを積極的にアピールする政治的思惑で10名山に入れるのもありか。その時のキャッチコピーは、「ドライブは飯能からハイキングは越生から」だろう。
【20】大平山(おおひらさん)524m
役行者像が直下にある。ということは修験の山だったのかなと思えるが、あまり険しかったという感覚は無い。役行者像前の空間が広くて良い。
【27】猿岩山(さるいわやま)472m
山林作業の終った一角の藪を払って新たに整備したような感じ。
もしかしたら、今回の30名山選定も、林業絡みの思惑がある?
【28】御嶽山(おんたけやま)350m
歴史は浅いが御嶽講絡みということで、それなりのストーリーはありそう。
また御嶽神社前の展望も良い。
【13】大高取山(おおたかとりやま)376m
越生町中心部の山行において要となる山であることに間違いはない。
越生町から奥武蔵グリーンラインに至る稜線の入口とも言える。
【12】神ノ座山(かみのざやま)304m
ピーク部にある大きな岩が神ノ座のようだということで山名がついているのだと思うが、それだけだと、大高取山の脇侍の地位から脱することはできない。
【2】弘法山(こうぼうやま)165m
弘法山と言いつつ、登った先にあるのが弁財天とお地蔵さまと諏訪神社という変な組み合わせの山。越生富士とも言うらしい。
ご当地富士枠では【10】西山富士、【3】浅間山と競合するが、やはり「越生富士」と呼ばれているのは強い。独立峰として街中に屹立しているし。
【3】浅間山(せんげんやま)134m
丘陵部の中の小ピークを富士塚としたようだ。祠があるので歴史はあるはず。
ただ、山の周りはあまり歩かれていないようで地面も緩い。
小ピーク単体よりも丘陵部全体の森林内歩きの方が、静かで落ち着いていて、また、歩きやすく、とても心地が良かった。
コメント
この記録に関連する登山ルート
この場所を通る登山ルートは、まだ登録されていません。
ルートを登録する
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する