運が良ければ... 綿向山
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- GPS
- 06:38
- 距離
- 11.1km
- 登り
- 1,017m
- 下り
- 1,022m
コースタイム
- 山行
- 5:29
- 休憩
- 1:00
- 合計
- 6:29
天候 | 薄曇り/晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2022年03月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
水無山分技から水無山山頂部に掛けてと、綿向山山頂から北尾根に掛けての2ヶ所の尾根道に凍ってはいなかったが残雪有り。 全ルートを通じて、道標など整備されているが、上記残雪部と綿向山から竜王山への縦走路前半の下りが滑りやすく特に注意が必要。 |
その他周辺情報 | 山麓に西明寺が有る。 |
写真
感想
登る山を思案していると、「綿向山で樹氷」の3月20日のレコが目に留まり、運が良ければ明日も樹氷が見られるかも知れないと都合のいい事を考えて綿向山に登る事に決める。
昨日(3/20)は桜(河津桜)を楽しんで、今日(3/21)は樹氷に出逢うかも知れない山に登る。春のこの時期は慌ただしく自然が変化するのでその分楽しみも多い。
午前5時に家を出たが、鈴鹿峠を越えるアクセス道中も路面が凍っている様には感じられず、果たして今日樹氷が見られるのかいささか懐疑的になって来る。
登山口で登山届を記入して、そそくさと最後の準備を整えて予定通り御幸橋駐車場を7時に出発する事が出来て先ずは一安心。
樹氷に出会う為には出来るだけ早く綿向山の山頂に立たなくてはならない。
歩き始めてから少しでも時間短縮をしようと事前の計画を変えて、表参道登山口から北尾根コースを登って直接水無山へと向かう。この道はもう1ケ月もすればバイカオーレンの花が見られそうだ。
水無山分技から山頂に向かって登り始めると、後方に聳える綿向山の山肌が少し白んでいるのが確認できて、水無山を目指す急登を息石切って急ぎ昇り詰め、少し雪が残る水無山山頂周辺の微かな霧氷もそこそこに通り過ぎて折り返し、樹氷の花が咲いているであろう綿向山へと心が高鳴る。
綿向山への急登に入ると、踏みつけても解けない程の霜柱を踏み踏み進み、枝から落下した海老の尻尾状の樹氷塊を踏み締めながら、白さが増して行く霧氷樹の斜面を楽しみながら高度を稼いで行く。
山稜線に到着すると、樹氷の白さが一気に増して感激も最高潮!
高まる感激をそのままに山頂標識と有名なケルンを入れて記念の写真を撮影してから、忘れずにヤッホー!
登りを急いだ為か薄着にも拘らずうっすらと滲む汗で、山頂からの素晴らしい風景を楽しむ僅かの間にも体が冷えてきて、これから進む縦走路-下山路に備えて厚手のミドルを増し着したりして準備を整える。
表参道への冬季道を見送って、竜王山への縦走路に入ると、樹氷の並木が素晴らしく、この感動を何とか記憶しようと何枚も写真に納めるが、スマホを握る手が予想以上に冷たい。
下り気味の雪道に滑らない様にとチェーンスパイクを付けたものの、ほどなくそれも必要のない状態になり結局直ぐ外して、今日の絶景を楽しむ。
尾根道を外れて竜王山への縦走路に入るとザレた道に薄らと雪氷が混じり滑り気味で歩きにくい。それでも周囲の白い景色を楽しみながら自然と歩みは進む。
一息ついて標高900-800m位になると雪もほぼ無くなり、シャクナゲの木が目立つ様になった。また花の時期に見に来る事にしよう。
竜王山の山頂では地元の青年と出会い、話をしながら昼食を食べる。
綿向山を登るのに殆どの人が表参道コースを往復するので、この竜王山への縦走路は人が少なく落ち着いた山行が出来るらしい。短い食事の後、お互いの山行の無事を願って別れた。
山麓で西明禅寺に立ち寄り御朱印を頂いたが、この地域でもすぐ近くでオミクロン陽性患者が出て、お寺の参拝にもマスク着用を徹底してほしいとご注意の喚起を受けた。
御幸橋先の駐車場に戻って見ると、午前7時の出発時には4台程だった車が、午後1時半には3ヶ所の駐車場にビッシリと40台を越える車が駐車していて、この山の人気を物語っているが、その多くが表参道ルートを利用しているのか、私が出会った登山者は、綿向山山頂を除けば、2人のみだった。
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