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記録ID: 410913
全員に公開
積雪期ピークハント/縦走
八幡平・岩手山・秋田駒

源太ケ岳、三ツ石山周回とこの山域についての考察

2014年02月26日(水) [日帰り]
 - 拍手
GPS
05:45
距離
13.8km
登り
922m
下り
935m

コースタイム

7:25 松川、奥産道入口ー9:30 源太ケ岳ー10:45 小畚山ー11:30 三ツ石山ー13:20 松川、奥産道入口
天候 快晴
過去天気図(気象庁) 2014年02月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
松川温泉まで盛岡駅よりバスあり。
奥産道入口辺りは広く除雪されているので、邪魔にならないように駐車可能。
コース状況/
危険箇所等
源太ケ岳東斜面は雪崩の巣。過去に死亡事故あり。北側斜面に必ず回り込むこと。
大深岳からの小畚山への稜線の岩手側は雪庇あり。秋田側を歩くこと。
三ツ石山から山荘への夏道は雪崩やすい地形なので注意。南東斜面を通るのが安全。
松川温泉松楓荘入浴料500円(温泉卵付き)
奥産道ゲート前に車が1台あり、ワカンのトレースもありました。奥産道から丸森川を越えて、右の尾根に取り付く辺りです。
2014年02月26日 07:41撮影 by  740SC, SAMSUNG
2/26 7:41
奥産道ゲート前に車が1台あり、ワカンのトレースもありました。奥産道から丸森川を越えて、右の尾根に取り付く辺りです。
取り付いた所です。トレースがあったので利用しましたが、ここじゃなきゃダメではなく、この辺りから好きなように登れます。ここからは登り易い所選んで好きなように登れます。先行者は左手の方に行ったので、右手側からラッセルしました。
2014年02月26日 07:41撮影 by  740SC, SAMSUNG
2/26 7:41
取り付いた所です。トレースがあったので利用しましたが、ここじゃなきゃダメではなく、この辺りから好きなように登れます。ここからは登り易い所選んで好きなように登れます。先行者は左手の方に行ったので、右手側からラッセルしました。
地図の1146mの標高点に到着。下倉スキー場から続く尾根を見ます。尾根上に出ると先行者のトレースがありません。何時の間にか先行していたようです。この先の尾根右側は要注意。シュルンドにはまる恐れがあります(経験者は語る)。
2014年02月26日 08:11撮影 by  740SC, SAMSUNG
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地図の1146mの標高点に到着。下倉スキー場から続く尾根を見ます。尾根上に出ると先行者のトレースがありません。何時の間にか先行していたようです。この先の尾根右側は要注意。シュルンドにはまる恐れがあります(経験者は語る)。
源太ケ岳の東斜面です。雪崩の巣なので、今の時期は絶対に入ってはいけません。右手の北側斜面に向かいます。
2014年02月26日 08:59撮影 by  740SC, SAMSUNG
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源太ケ岳の東斜面です。雪崩の巣なので、今の時期は絶対に入ってはいけません。右手の北側斜面に向かいます。
風が強くなったので、アウター着るために休みました。それまではシャツだけで登ってました。中倉山方面です。
2014年02月26日 08:59撮影 by  740SC, SAMSUNG
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風が強くなったので、アウター着るために休みました。それまではシャツだけで登ってました。中倉山方面です。
茶臼岳を遠望します。
源太ケ岳は風の通り道で、強風が多いような気がします。
2014年02月26日 09:06撮影 by  740SC, SAMSUNG
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茶臼岳を遠望します。
源太ケ岳は風の通り道で、強風が多いような気がします。
少し逆光ですが、岩手山も快晴です。
2014年02月26日 09:07撮影 by  740SC, SAMSUNG
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少し逆光ですが、岩手山も快晴です。
源太ケ岳頂上から八幡平を望みます。少し秋田側から雲があり、畚岳が頭を出しています。
2014年02月26日 09:27撮影 by  740SC, SAMSUNG
2/26 9:27
源太ケ岳頂上から八幡平を望みます。少し秋田側から雲があり、畚岳が頭を出しています。
頂上から茶臼岳。昨冬は非常に風が強く、源太ケ岳頂上手前5mでどうしても近寄れませんでした。
2014年02月26日 09:27撮影 by  740SC, SAMSUNG
2/26 9:27
頂上から茶臼岳。昨冬は非常に風が強く、源太ケ岳頂上手前5mでどうしても近寄れませんでした。
頂上から大深岳。
西風が強い時は無理しない方が良いです。飛ばされると雪崩の巣に落ちます。
2014年02月26日 09:27撮影 by  740SC, SAMSUNG
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頂上から大深岳。
西風が強い時は無理しない方が良いです。飛ばされると雪崩の巣に落ちます。
秋田駒ヶ岳を望みます。左下は小畚山。
2014年02月26日 09:27撮影 by  740SC, SAMSUNG
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秋田駒ヶ岳を望みます。左下は小畚山。
正面遠景が高倉山で、その右に三ツ石山ですが、少しわかりづらいでしょうか。
2014年02月26日 09:27撮影 by  740SC, SAMSUNG
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正面遠景が高倉山で、その右に三ツ石山ですが、少しわかりづらいでしょうか。
さらに左に大松倉山。
2014年02月26日 09:27撮影 by  740SC, SAMSUNG
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さらに左に大松倉山。
そして岩手山がドーンと。
以上、源太ケ岳頂上からの展望でした。
2014年02月26日 09:28撮影 by  740SC, SAMSUNG
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そして岩手山がドーンと。
以上、源太ケ岳頂上からの展望でした。
小畚山の取付き辺りからの源太ケ岳です。小畚山の頂上直下は急斜面で、スノーシュー、ストックからピッケル、アイゼンに変更して登りました。
2014年02月26日 10:12撮影 by  740SC, SAMSUNG
2/26 10:12
小畚山の取付き辺りからの源太ケ岳です。小畚山の頂上直下は急斜面で、スノーシュー、ストックからピッケル、アイゼンに変更して登りました。
小畚山頂上から岩手山を望みます。
2014年02月26日 10:44撮影 by  740SC, SAMSUNG
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2/26 10:44
小畚山頂上から岩手山を望みます。
同じく小畚山からの三ツ石山。平坦なので再びスノーシューに変更です。
2014年02月26日 10:44撮影 by  740SC, SAMSUNG
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2/26 10:44
同じく小畚山からの三ツ石山。平坦なので再びスノーシューに変更です。
さらに小畚山からの源太ケ岳です。ここまで来ると地形のせいか風がなく、アウター脱いでちょうど良い感じでした。
2014年02月26日 10:44撮影 by  740SC, SAMSUNG
2/26 10:44
さらに小畚山からの源太ケ岳です。ここまで来ると地形のせいか風がなく、アウター脱いでちょうど良い感じでした。
三ツ石山頂上に到着です。
2014年02月26日 11:31撮影 by  740SC, SAMSUNG
2/26 11:31
三ツ石山頂上に到着です。
三ツ石山からの岩手山。その下に姥倉山、右手が大松倉山です。大松倉山の奥に少し見えているのが犬倉山と鎌倉森かな。
2014年02月26日 11:31撮影 by  740SC, SAMSUNG
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2/26 11:31
三ツ石山からの岩手山。その下に姥倉山、右手が大松倉山です。大松倉山の奥に少し見えているのが犬倉山と鎌倉森かな。
三ツ石山からの下りに使う斜面です。左に寄り過ぎないように。下に山荘が見えてます。
2014年02月26日 11:31撮影 by  740SC, SAMSUNG
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2/26 11:31
三ツ石山からの下りに使う斜面です。左に寄り過ぎないように。下に山荘が見えてます。
雪に埋れた三ツ石山荘です。網張スキー場からBCの方達が登って来ていました。今どきBCっていわれるとベースキャンプと勘違いするのは私だけでしょうか。
2014年02月26日 11:49撮影 by  740SC, SAMSUNG
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2/26 11:49
雪に埋れた三ツ石山荘です。網張スキー場からBCの方達が登って来ていました。今どきBCっていわれるとベースキャンプと勘違いするのは私だけでしょうか。
松川に下る途中からの源太ケ岳。右奥のトンガリピークは茶臼岳。山荘から松川まではトレース無し。
2014年02月26日 12:07撮影 by  740SC, SAMSUNG
2/26 12:07
松川に下る途中からの源太ケ岳。右奥のトンガリピークは茶臼岳。山荘から松川まではトレース無し。
同じく左に三ツ石山、右奥に小畚山。トレース無しでも天気は良いし、ピンクリボンは豊富だし、楽勝って思っていましたが・・・。
2014年02月26日 12:07撮影 by  740SC, SAMSUNG
2/26 12:07
同じく左に三ツ石山、右奥に小畚山。トレース無しでも天気は良いし、ピンクリボンは豊富だし、楽勝って思っていましたが・・・。
三ツ石山がドーン。山荘から松川までが一番辛かった。気温が上がって雪が腐りはじめ、足が重くなり大変でした。予想外に時間がかかりました。
2014年02月26日 12:07撮影 by  740SC, SAMSUNG
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2/26 12:07
三ツ石山がドーン。山荘から松川までが一番辛かった。気温が上がって雪が腐りはじめ、足が重くなり大変でした。予想外に時間がかかりました。
ようやく下に松川荘が見えてきました。この辺りでトレースが出てきたので、夏道とは違うな、と思いながら辿ったら、最後は痩せ尾根の急斜面を降りるハメになりました。
2014年02月26日 13:00撮影 by  740SC, SAMSUNG
2/26 13:00
ようやく下に松川荘が見えてきました。この辺りでトレースが出てきたので、夏道とは違うな、と思いながら辿ったら、最後は痩せ尾根の急斜面を降りるハメになりました。
松川に降りてきて見上げた源太ケ岳です。
ここから車停めた奥産道入口までひと登り。本当に天気が良く、気温も上がり春山のようでした。一応まだ2月だけど。今年の雪解けは早いかな。
2014年02月26日 13:12撮影 by  740SC, SAMSUNG
2/26 13:12
松川に降りてきて見上げた源太ケ岳です。
ここから車停めた奥産道入口までひと登り。本当に天気が良く、気温も上がり春山のようでした。一応まだ2月だけど。今年の雪解けは早いかな。
撮影機器:

感想

待ちに待った移動性高気圧が東北地方にやってきました。それも26日は岩手の真上が中心です。おまけになんと、休みが貰えました。
こんな好天の日に山に登ったの久し振りです。この好天下で仕事している人には、なにか悪いことしてるみたいで後ろめたい気分です。

この冬、この地域( 岩手山、八幡平、秋田駒周辺 )で2件の遭難があった。いずれも地元の方のようである。遭難の詳細は知らないのでそれをコメントするつもりはないが、岩手に住むようになって気付いた点を書いてみたい。
この山域について感じたことは、冬でもアクセスし易いということである。一部例外はあるが、温泉やスキー場があるのでしっかりと除雪されている。夏の登山口と同じ所まで行けるし、スキー場のリフトを利用すれば稜線まで楽に上がれる。盛岡からだと1時間もかからないで登山口まで行ける。県庁所在地からこんなに近い本格的雪山は他にあるだろうか。そして、簡単に雪山に入れることが特別であるということを、地元の方がどれだけ意識しているだろうか。
東京にいた時は、冬山はおろか、夏でさえ山に行くのは時間がかかり大変だった。甲府にいた時でも南アルプスに行くのは時間がかかったし、冬期は林道が通行止めになり、長い歩きを覚悟しなければならなかった。
この短時間でアクセス出来るのは利点でもあるが、天候の判断もしない、しっかりとした冬山装備を持たない、経験も少ないのに気軽に入山してしまう人もでてくるだろう。簡単に稜線に上がれても、そこは冬山である。標高はそれ程高くないが、緯度が高いのと、日本海側からの風が強いので、中部山岳地帯と同じように荒れることもあるだろう。荒れるまではいかなくても、少しガスにまかれると、なだらかな地形が多いので迷いやすい。アルプスのようなメリハリのある地形の方が、むしろ分かりやすいこともある。
簡単に入山できるから少し天気が悪いけど登ってみよう、ではなく、簡単に来れるから少し天気が悪いので今日はやめにしよう、という姿勢でいるべきではないだろうか。
気を悪くされた地元の方もいるかと思うが、余所者の感じた事として読み流して欲しい。

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コメント

初めまして
 2/26に三ツ石山荘まで行きました。体力に自信が無いので、引き返しました。時刻は11:30、その時三ツ石山の頂上に人が居ました。その方ですね。小さいので、全く誰かは解りませんけど。
 三ツ石山から下りるときに、先頭が若い方、後2人。EOS 5DMark靴鮖った方、もう1人、割と体の大きい方が、三ツ石に向かったはずです。
 自分ともう1人の方は、引き返しましたが、天気が良かったので、大松倉山方向に自分は居たはずです。
 解りませんよね。(^0^)
しかし、あそこを一周することが出来そうだとは、思いましたが、実行する人も居ることに驚きです。
 
2014/3/1 2:31
Re: 初めまして
isamrx73さん、コメントありがとうございます。
三ツ石山の頂上に着いたとき、山荘から三ツ石山に向かってる方、山荘前で休んでいる方、大松倉山から下って来る方と人影があり、さすが人気の山だなと思いました。たしかに山荘から大松倉山方向に戻る人影を2名程みましたので、そのうちの一人がisamrx73さんだったんですね。山荘への下りで登って来る方4-5名とすれ違いました。
天気が良いのに山頂まで行けなかったのは残念でしたが、体力や時間との判断で引き返したことは賢明だと思います。また、チャレンジしてください。
どこかの山でお会いすることがあれば、その際はよろしくお願いします。
2014/3/1 7:29
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