【過去レコ】 透ける景色 冬の乾徳山
- GPS
- 07:10
- 距離
- 6.6km
- 登り
- 1,039m
- 下り
- 1,039m
コースタイム
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2007年01月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
山頂付近のクサリ・ハシゴも注意すれば大丈夫であった。 |
写真
感想
【2014. 2.27】
当時友人に送ったメールが見つかったので、ほぼ原文のまま掲載することにします。
『今年最初の山行きは、雪が降る前に透き通った空気の向こうに鮮明な冬の天望を見たくて三富村の乾徳山(2,031m)に登りに来ました。
乾徳山は一昨年の夏に塩山の友人と大平牧場の林道から楽をして登ったので、今回は徳和から表参道をユックリと時間をかけて登ることにしました。
日本200名山に選ばれる魅力的な山なので、11月に黒金山とセットで登ろうとしたのですが天気が悪く断念した経緯があります。
徳和のオサバ沢駐車場に着いたのが6時半で一番乗りです。
薄暗く霧が晴れないので7時まで車で待機して、体操をしてから登山開始です。
杉林の中を35分で水場の銀昌水に、そして駒止を経由して水が豊富にある錦昌水に着きます。
昨夜は小雨だったのですが標高の高い乾徳山はうっすらと雪化粧をしています。
笹原の登山道も凍り付き、日陰には雪もありますがアイゼンを付けるほどではありません。
約2時間で国師ヶ原の十字路にさしかかります。
ここを左に行けば高原ヒュッテを通り下山専用道に、右に行けば大平牧場です。
真っ直ぐに笹原を緩やかに登っていきます。
ようやく霧も晴れてきて、乾徳山が霧の向こうに顔を出します。
考えてみると一昨年8月に登った時も国師ヶ原から扇平にかけては霧が立ち込めて、一時はカッパを着る様な天気でした。
今回も霧が立ち込めているが予報ではピーカンの天気になる様なので、冬晴れの澄んだ空気の中を360°の大展望を期待しています。
霧が晴れてきて、樹氷に囲まれ中心に岩峰を突き出している乾徳山が顔を出します。
なだらかなススキ原を登っていくと、やがて真っ白な南アルプスの山々と富士山が見えてきます。
さて、乾徳山ですが国師ヶ原の十字路より扇平の月見岩まで40分、ここから山頂まで80分ぐらいの予定です。
登り4時間はかなりハードで、足下には小雪もありますので今回は上級者コースです。
扇平は一面が枯れたススキの黄色で覆われ、晴れてきた青空とのコントラストが綺麗です。
小ピ−クに出ると一気に展望が開け、雲海の上に聳える富士が優雅です。
さて、乾徳山ですが名物の最初の鎖場にさしかかります。
この鎖場は長く、一本登りきるとさらに一本上に伸びています。
途中で引き返せないので、上を目指して登るしかありません。
乾徳山は展望と鎖場が名物で、日本200名山でもありますが一年を通して大勢の登山者が訪れます。
途中の展望も申し分なく、景色はその時々にシャッターを切りませんと頂上に着いたら霧に隠れて見えない事が良くあるのです。
さて、乾徳山ですが、いよいよ最後の鎖場です。
ほとんど垂直に8m程登り、更に上に鎖が続きます。
前回の時には、もう一本右に鎖がにあったのですがそれが見あたりません。
こんなにきつい岩場をロッククライミングもできない人が、どうやって登ったのだろうと考えてしまいます。
確か鎖にしがみつき両足で岩を蹴って腕力だけで登ったのですが、後から登ってきた静岡のオバチャンが三点確保で登ってきたと言うので感心した事を思い出しました。
練習になると思い、今回は鎖を補助的に使い三点確保で登りはじめましたが、やはり岩の切れ目がない所は前回の様に鎖を掴み腕力で登り上げました。
途中からは、もう後ろには戻れないから前に進むだけです。
山頂には思いかけず30代前半ぐらいの青年が一人おり、聞くと下山道を登ってきたようです。
写真をお願いするも、案の定先程より雲が出てきている。
コンビニの握り飯を食べながら前回に手こずった下山道を下りるか迷っていると、青年が雪が多くその下が凍っておりかなり危険だと言う。
岩場には巻道があるので青年と来た道を下りる事にした。』
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