冬の白神岳

2014年03月02日(日) [日帰り]

• GPS: 09:50
• 距離: 16.2km
• 登り: 1,317m
• 下り: 1,301m

コースタイム

06：10　登山道口（駐車）
07：00　登山口（記帳）
08：40　マテ山
10：30　白神岳山頂
12：35　玄関岳手前のピーク
13：20　白神岳山頂（下山開始）
15：20　登山口（記帳）
16：00　登山道口（駐車）

天候

晴れ

アクセス

利用交通機関：

自家用車

国道101号から登山道口まで自家用車。
国道から登山口までの町道は除雪されておらず、トラクターなどの踏み跡の有る登山道口までしか侵入できません。
ただ、このまま新たな積雪がなければ、あと一週間ほどで四駆だったら行けそうな気がします。
登山道口の看板のあるY字路に路上駐車し、そこから徒歩。
登山口まで徒歩約50分。
旧道をショートカットすると5分程度短縮できますが、杉林の中を通るため、
見晴らしが良くない。
ショートカットせずに町道をそのまま行けば途中、山頂を見上げることができます。

コース状況／危険箇所等

ここ一週間の陽気で、雪は締まっていました。
それと併せて、たくさんの踏み跡があり、ラッセル無しで楽に登ることができました。
森林限界を過ぎた標高1100m以降はガチガチの氷面の箇所もあり、ピッケルがあると安心です。マテ山直登の冬道には数十mピッチに木々にマーキングテープが付けられていて、迷うことはありません。
山頂稜線に出ると、平坦な雪面で、空の上を歩いている気分になりましたが、
吹雪いたり地吹雪になったら、、、と思うと少し怖くなります。

写真

3/3 10:37

国道101号から登山道への町道へ入ろうとしたとき、ちょうど五能線の始発列車が通過した。

3/3 20:18

登山道口。
ここまではトラクターなどの轍があり、車で来ることができた。

3/3 20:19

前回、単独ラッセルを強いられた町道約2kmの道のりは、5〜6名の踏み跡があった。

3/3 20:20

雪は締まっており、沈み込みは少ない。

3/3 20:22

登山口駐車場

3/3 20:22

登山口記帳所。
この一週間で3組ほどの登山者があった。
前日から泊まり込みで弘前大学探検部が登っている。

3/3 20:22

いよいよ登山開始。

3/3 20:23

ブナの巨木

3/3 20:23

朝日が差し込む。
前回は、この辺で撤退した。

3/3 20:24

今日は好天が期待できそうだ。

3/3 20:24

冬道直登を終え、マテ山到着。
前回はここまでも来ることができなかった。
トレースの有無で全く違う。

3/3 20:25

マテ山到着で満足してはいられない。
山頂はまだまだ先だ。

3/3 20:26

一週間も降雪がなかったため、樹木の着雪はすっかり落ちてしまっている。

3/3 20:26

振り返ると岩崎の海岸線

3/3 20:26

夫婦ダケカンバ
いいペースで進んでいる。
締まった雪の上は、夏道よりも歩きやすい。

3/3 20:28

標高1000m付近から、霧氷が見られた。

3/3 20:28

3/3 13:16

撮影に没頭しているうちに、体が冷えて来た。

3/3 20:29

ここから最後の急登

3/3 20:29

少しずつ、振り返りながら登る。

3/3 20:30

日本海はベタ凪。

3/3 20:30

枝が雪を跳ね上げて起き上がり始めている。

3/3 20:31

霧氷が綺麗だ。

3/3 20:31

桜の花のように見えた。

3/3 20:31

あともうちょっと。

3/3 21:59

大峰分岐到着。
山頂稜線を見る。

3/3 22:02

シュカブラ

3/3 22:01

山頂トイレと艫作崎

3/3 13:12

能代方面を見る。
手前は白神山地の原生林。
遠くに日本海が見える。
鳥海山や男鹿半島は見えなかった。

3/3 8:51

向白神岳方面に少し進み、白神岳東側斜面を撮影。

3/3 9:56

ここから見る白神岳は雄大だ。

3/3 22:34

雪庇の陰影。

3/3 22:33

雪面の陰影が美しくて何枚も撮影

3/3 22:32

滑らかな雪面が美味しそう。

3/3 22:31

白神じゃないみたいだ。

3/3 22:30

カメラをあちこちいじくりながら何枚も撮影。

3/3 22:29

カメラのF値を小さくすると、
中央の狭い範囲に露出が合い、
周辺が暗く写ることが分かった。

3/3 22:29

雪庇の頭が波のようにも見える。

3/3 22:27

日差しが西に傾き始めたので、そろそろ下山します。

3/3 22:26

沢辺の集落と椿山

3/3 22:24

向白神岳方面への稜線を振り返る。

3/3 22:22

季節風は右（西）から左（東）に向かって吹く。
樹氷の向きと雪庇の向きが逆向きになっているのが面白い。

3/3 22:22

向白神岳を望遠。

3/3 22:24

弘前大学探検部の人達は向白神岳まで行って来たそうだ。

3/3 22:21

去りがたい、白神稜線

3/3 22:20

向白神岳全景

3/3 22:20

玄関岳。
玄関岳手前の小ピークまで行って来た。

3/3 22:23

去りがたく、、、

3/3 22:19

去りがたく、、、
何度も振り返る

3/3 22:19

右に吉ヶ峰、太夫峰が見える。
中央奥には白神ライン。

3/3 22:18

日本海が輝き始めた。

3/3 22:18

急登を下る。

3/3 22:16

もったいないけど急登を下る。

3/3 22:14

山頂西側斜面を振り返る。

3/3 22:13

下るのはあっという間

3/3 22:13

シリセードで（笑）
スピードが出過ぎて怖かった。
滑落しているのかと思った（苦笑）。

3/3 22:17

霧氷と日本海

3/3 22:12

雪面を踏み跡で汚すのが申し訳ないと思えた。

3/3 22:11

森林限界まで下りて来た。

3/5 6:04

森林限界ギリギリのところに生きるブナの木。

3/3 22:11

北方稜線

3/3 22:10

ここからブナの森の中を下る。

3/3 22:09

あっと言う間に登山口到着。

3/3 22:08

先週は自分の足跡しかなかった道。
たくさんの踏み跡のおかげで、冬の白神岳
無事登頂成功しました。

撮影機器：

Canon EOS 50D Canon

Canon PowerShot G15 Canon

感想

fujita244

たくさんの踏み跡のおかげで、
体力不足の私でも、冬の白神岳登頂成功しました。
前回途中撤退のリベンジ成功です。
雪の締まり具合や踏み跡の有無で体力消耗が全く違うことを思い知らされました。
夏道と同程度の体力消耗か、むしろ楽でした。
時間的にも体力的にも余裕があったので、向白神岳方面（玄関岳手前の小ピーク）まで
足を伸ばすことができました。

登山中は体力的に余裕があったと思い込んでいましたが、
景色の良さに疲れを感じなかったといった方が正確かもしれません。
翌日は、激しい筋肉痛に苦しみました。
翌々日も。

平地の最低気温-1.7℃、最高気温2.1℃。
山頂避難小屋内部の温度計は正午の時点で-7℃でした。
日差しがあったので登山中は暑いぐらいでしたが、
避難小屋でゆっくり昼食をとっていると、手足の指先が冷たくなっていました。
今回は、荷物を減らすため、コンロを持って行かなかったのですが、
やはり、温かい食事をした方が良いですね。

コメント

tokiyosi64

凄いね
白神仙人といます。それこそ藤駒の麓に住んでいて夏は日本アルプスを歩いているが、本格的な冬山経験はありません。白神岳には何度も登っているが冬の白神岳のほうが素敵ですね

fujita244

白神仙人さんへ
コメントありがとうございます。私も本格的冬山経験はありません。春の固雪登山から始まって、去年から、少しずつですが、３月の雪山に登り始めています。登山道に福寿草やカタクリが咲き、山頂に雪の残る４月末頃の白神登山が一番好きです。