樹氷の地蔵岳から熊野岳(蔵王山)登頂と蔵王温泉ゲレンデスキー


- GPS
- 16:00
- 距離
- 125km
- 登り
- 12,504m
- 下り
- 12,479m
コースタイム
15:25〜35地蔵山 晴れ
15:44蔵王ロープウェイ地蔵山駅
3/2;10:44蔵王ロープウェイ地蔵山駅
10:56地蔵山 霧
11:50〜12:15避難小屋 曇時々晴
12:20〜25お釜の縁 晴
12:42〜53熊野岳(蔵王山)曇・薄日
13:34蔵王ロープウェイ地蔵山駅
天候 | 3/1;曇のち晴れ、やや風有り 3/2;雪・霧、日中一時曇・晴 風ほとんど無し 3/3;曇・霧・雪、一時晴 やや強風 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2014年03月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
ケーブルカー(ロープウェイ/リフト)
大宮⇔山形;山型新幹線つばさ 山型⇔蔵王温泉;山交バス(片道980円) http://www.zao-spa.or.jp/access 宿泊者用リフト3日券;\11700-(一般は12500円) |
コース状況/ 危険箇所等 |
★蔵王ロープウェイ地蔵山駅〜地蔵山〜避難小屋〜熊野岳山頂 高さ1mくらいの標柱が約10mおきに建っていて、これに沿ってトレースがあり 霧でも迷うことなく山頂へ付ける。 この標柱も樹氷状態になっていて巨大な雪がこびりついて成長している。 ★熊野岳〜夏道で地蔵山との鞍部まで トレース無し、標柱無し。ガスると方向を誤る可能性大。 私たちが歩いたときは鞍部が見おろせました。 ★地蔵山の東〜夏道沿いのトラバースで蔵王ロープウェイ地蔵山駅まで トレース無し、標柱無し。濃い霧でほとんどなにも見えず、方向を誤りそう でしたが、GPSを見ながら進み大きく夏ルートを外すことなく駅につきました。 駅に近づくと、スキーのトレースや踏み後が増えてきました。 |
写真
感想
蔵王へは夏に2回ばかり登山に行ったことがありましたが、今回は
有名なモンスターを見たくて初めて冬の蔵王へスキー&ハイキング
に行きました。
今年の樹氷は10年に1度あるかないかの、大きさだったそうで、
とても楽しみにしていたのですが、2月末の急激な温かさで、
崩れてしまったのではないかと、行く直前はとても心配でした。
また、冬の蔵王は風が強くてめったに晴れることがなく、
今年も2〜3日しか晴れていないとのことだったので、
今回も天気予報はあまり芳しくなく、熊野岳へ登山できるかどうか
これまた心配でした。
初日、蔵王温泉のホテルに到着し、早速温泉に入っていると、
これから帰る方が入ってきたので、様子を聞くと、曇ってはいるものの、
樹氷はなんとまだ大丈夫とのこと、期待が膨らみました。
急いで滑る準備をして山頂へ向かいました。
ところが、ロープウェイ山頂線に乗って上を見上げると、
有名は樹氷原はすでに木肌が見えている状態で、がっくりでした。
ところが、地蔵山駅の周辺だけはまだ残っていました。
遠目には小さいと思ったのですが、ロープウェイを降りて現物に近づくと
多きものは高さが5m以上もあり、まさしくモンスター!
ついにこの目で見ることができました。
雲っていたものの風は弱く、観光客やスキーヤーも樹氷の中を
歩き回っています。私たちも樹氷の間に入って写真を撮りまくりました。
一度スキーで滑り降り2回目のロープウェーイにのって山頂駅に戻ると
幸運にも雲が晴れて陽が射してきました。
やはり晴れると全く樹氷の感じが違います。立体感が増してより大きく
見えます。またまた樹氷の中を散策しましたが、地蔵山まで登っている
人も多く、私たちも足慣らしでスキー靴のまま地蔵山まで登りました。
これでとりあえず今回の最低限の目的は達して一安心でした。
熊野岳への登山を予定している翌日は、私の個人的かつ希望的な
予想では低気圧が通り過ぎて冬型の気圧配置が強まる前の午前中は
天気が良いと予想していましたが、
朝起きてみると霧&雪がちらつく天気でがっかり。
一応、登山靴とワカン、アイゼン、食料をザックに詰めて、スキーで
山頂を目指しました。10時半、再び山頂駅に着くと、ガスっていて雪は
舞っているものの風はありません。
持ってきた登山靴に履き替え、スキーとスキー靴を駅の待合室にデポし
アイゼンを装着して出発しました。
樹氷は昨日さんざん堪能したので、まっすぐに地蔵山の山頂を目指します。
踏み固められたトレースをアイゼンを効かせて登るとあっけなく地蔵山へ
到着。ここも前日来たので、写真だけで休憩せずに熊野岳に向かいました。
スノーボードを担いだスノーシューのカップルを抜き、時々下ってくる人
(アイゼンの人、スノーシュー人等いろいろ)とすれ違いながら、夏よりも
歩き易い平坦で快適な道を快調に進みました。
避難小屋への緩やかな登りの途中で、幸運にも霧が晴れ始め、時々
周りが見えるようになって来て、早速写真を撮りながらゆっくり登りましたが、
風が弱く、気温もそれほど低くないので、スキーウェアでは結構汗を
かきました。
避難小屋は巨大なエボノシッポで覆われて樹氷状態でしたが、小さな入口
だけが掘り出してあり、中に入ることができました。
でも風が弱かったので、小屋の外の風下で昼食休憩し、アイゼンをワカンに
履き替えました。
休憩しているとまた霧が晴れてきて、有名なお釜の方が見え始めました。
慌てて、お釜が良く見えるところまで行き、お釜を撮影。これでもうひとつの
目標も達成しました。
あとは熊野岳=蔵王山のピークを踏むだけです。ほとんど平坦のな道を
ピークまでワカンを効かせてあるき無事登頂することができました。
下りはせっかくワカンをつけたので、トレースの無い夏道沿いに地蔵山の
方へ近道をしました。途中登ってくるボード等を担いだ3人組とすれ違いました。
鞍部から地蔵山へ戻る頃には再び濃い霧になり、地蔵山へは登り返さずに
ロープウェイ駅へトラバースしようとトレースをさがしながら歩きましたが
トレースは見つからず、ちょっと迷いましたが、GPSを頼りにノートレースの
完全なホワイトアウト、足元の起伏も良く見えない中へ踏みだしました。
途中消えかかった踏み跡を横切りましたが、そのまま緩やかに下りながら
トラバースを続けると、やがて右下に樹氷が現れ、スキーの跡が多くなって
壷足の踏み跡も出てきて駅へと戻ることができました。
今回は予想以上に天気に恵まれて、2日に渡って雪山、樹氷を堪能でき、
とても楽しい山行となりました。
ゲレンデスキーの方は、上半部んがつるつるカチカチのアイスバーン、
下半分はざらざらのざらめ雪で、最悪に近いコンディションでしたが、
最終日前夜に10cmの新雪が積もり、月曜日だったので人も少なく、
バージンスノー部分がゲレンデ脇に残っていて、気持ちの良い新雪スキー
を堪能することができました。
食事もおいしい山形牛のすき焼き、しゃぶしゃぶ、焼き肉を堪能でき、
トータルでは満足度のとても高い旅となりました。
コメント
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shigetoshiさん こんばんわ〜
まさにモンスターですね
山形は冬も含めて何度も行ってるのですが・・・
残念ながら樹氷一度も見た事無いのです
山形は春スキーも楽しめますし、まだまだ板をしまうことが出来ませんね
niiniさん、こんばんは。
山形へは何度もですか
樹氷は、例年だと1月末から2月末の間しか見られず、
2月末になると雨が降って落ちてしまうことが多いそうです
また、この期間は滅多に晴れることが無いとのことで、
私はとてもラッキーだったと思います
行く前はほとんどあきらめていましたから
山形まで出かけるのは滅多にないので、今年はもう行く予定がありません。
ゲレンデスキーもこれが滑り収めの予定です。
最後の日に新雪が楽しめて良かったです
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