水晶岳
- GPS
- 13:36
- 距離
- 41.1km
- 登り
- 3,858m
- 下り
- 3,839m
コースタイム
- 山行
- 12:05
- 休憩
- 1:24
- 合計
- 13:29
03:00 大ノマ乗越
04:30 双六岳
05:40 三俣山荘
06:30 鷲羽岳
08:00 水晶岳
09:30 鷲羽岳
11:00 三俣蓮華岳
12:10 大ノマ乗越
13:30 林道ゲート
コーラ1L, inゼリー1, おにぎり2
天候 | 快晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2022年04月の天気図 |
アクセス | |
コース状況/ 危険箇所等 |
水晶岳頂上直下は嫌なトラバースが2つある。 |
その他周辺情報 | 下山後の温泉はひらゆの森。食事は平湯Mustache |
写真
感想
先週の春スキーが楽しかったので春スキー続投です。これ毎年言ってる気がする。冬が終わればぼちぼちハイキングがしたくなる。春スキーはモチベ上がらぬ。ラッセルが無い。登り返しは暑い。滑りは固い。しかしいざ春スキーに出かけてみるととこれはこれで楽しい。なんていうか、のんびりおだやか。急いでも雪が固いから急ぐ必要は無いし、おやつは凍らないし。花粉も無いし。先日高尾山へハイキングへ行ったら花粉がひどくて辛かった。ハイキングにはまだ早い。ということで今週末はすこぶる天気が良いので深い山へ行こう。水晶だな。黒部五郎とどっちがキツいか検証してみよう。
気合いの23時半起床の24時出発。東京よりマシとはいえ新穂高も花粉がつらい。早く標高を上げたい。林道はスキーやつぼ足のトレース多数。春休みなのだろうか。小池新道をガシガシ登ってゆくと徐々に目鼻喉がスッキリしていく。これだわ。もう2,000m以上でないと運動したくない。大ノマ乗越から双六谷に降りる斜面はカチカチなのでシールを剥がしてブーツをしっかり締めてトラバースする。昔は夜スキーは嫌だったがヘッドライトを最大に明るくすればどうってことは無い。双六谷に降りたらパパッとシールを貼って双六岳までガシガシ登る。双六直下はカチカチなのでここからは板担いで爪。もう4月なので朝は早い。双六岳で振り返ると空の色が変わっていた。三俣蓮華まで雪庇のクレバスに落ちないように気をつけながら固いところを選んで尾根を歩く。爪がよく効く。ここはいつ来ても風が強いが今日はさすがに春風だ。全然寒くない。
三俣蓮華岳から三俣山荘に下りる北斜面に新雪がたっぷり溜まっていた。おお、これはシール剥がそうか。季節外れのフレッシュパウダーを頂いたら三俣山荘到着。昨年、夏道徒歩なら黒部源流経由より鷲羽経由の方が早いということがわかったので今日は鷲羽を踏んでいく。これはキツかった。スキーがあるなら黒部源流までシールオフで滑り込んでシール貼ってせっせと岩苔乗越に登った方が良い。そりゃそうだよなあ。しかし鷲羽に登ったおかげでワリモ-水晶が並ぶ素晴らしい写真が撮れたので良かった。水晶直下は厳しいトラバースがあるが春は特に問題なし。新穂高を出て8時間で水晶到着。黒部源流経由だともう30分は早く着きそう。
帰りも鷲羽を登り返さなければならぬ。久々にこんなに歩いて登るとさすがに疲れる。三俣山荘まで戻ってきたら大休憩。水(コーラ)をガブ飲みして士気を上げたら三俣蓮華へシールで登り返す。下から見上げる三俣蓮華はデカくて壁みたいだが実際に登ると斜度はユルくてそんなにつらくはない。いつものトラバース開始地点でシールを剥がしたら双六小屋の上まで高速トラバース。双六谷はシャリシャリのシャウダーで最高だった。大ノマ乗越の下りより良かった。本日最後の登り、大ノマ乗越300mはまあキツい。キツいが足を前に出していればいつか終わる。下から登ってくる人がたくさんいた。こんなに人がいる小池新道は初めて見た。春は割とメジャールートなのだろう。人が登っていると滑るのは緊張する。上の方は調子良かったが、少し下ると僕の板のワックスがテキトーだからなのか謎のストップ雪になり、あまり気持ち良くはなかった。帰りは滑らない林道を漕いでデブリをいくつか乗り越えてゴール。大変だったがそれは鷲羽経由だからだろう。次に来るときは絶対黒部源流。
春は左俣林道が全然滑らないので疲れる。気温が低い冬は気持ちイイくらいシャーッと重力だけで下まで行く。なのでラッセルがあって気象条件が厳しいことを差し引いても三俣蓮華方面は春より冬の方が楽かもしれない。冬はデブリも無い。
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