大展望の笈ヶ岳
- GPS
- 11:34
- 距離
- 21.4km
- 登り
- 2,187m
- 下り
- 2,186m
コースタイム
- 山行
- 11:17
- 休憩
- 0:17
- 合計
- 11:34
天候 | |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2022年04月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
その他周辺情報 | 新中宮温泉センター 380円 https://www.urara-hakusanbito.com/spot/detail_1185.html |
写真
感想
残雪期に登りやすい名山と知ってから
いつかは登りたいと思っていましたが、
ようやく機会が訪れました。
前日に道の駅 瀬女まで車で3時間半ほどかけて向かい、
車中泊してから、登山口へ向かいました。
5時前には駐車場に着きましたが
すでにたくさんの車が停まっていました。
準備を整えて、中宮発電所へ下っていき、
高度感のある堰堤のはしごで対岸へ渡りました。
対岸にはお助けロープがあり、林道へ這い上がることができました。
対岸の林道から左へ200mほど下っていくと
はるか上の方まで続く導水管が見えました。
導水管の右側にある階段を黙々と登っていくと
すぐに呼吸が荒くなるので、ゆっくりと登っていきました。
導水管沿いの階段が終わると
すぐにヤブっぽい山道になりました。
あまり眺めもないのでここも黙々と登っていくと
左の方に大笠山と笈ヶ岳が見えてきました。
笈ヶ岳の山頂は日帰りで到達できないんじゃないか?
と錯覚してしまうほど遠く感じました。
山毛欅尾山までくると平坦になりました。
三角点は雪に埋もれていて、山頂標も見つけることはできませんでした。
少し歩くとNEMOのテントがひと張りと、残置ザックの1組がありました。
すっかり雪に覆われた尾根道をなだらかに下っていき、
その後は細かいアップダウンを繰り返しながら先へ進んでいきました。
大笠山と笈ヶ岳を眺めながら進めるのが良かったです。
冬瓜平に入っていくと、前日に幕営したテントがありました。
ほぼ平坦なところを進んでいき、
シリタカ山も同じ高さでトラバースするかと思いきや
谷が深いので、いったん高度を下げてから登り返しました。
北斜面なので、雪も固く、滑りそうだったので、
ここの下りからアイゼンを付けました。
シリタカ山の肩へ乗る手前だけ笹が出ていましたが、
5mほどの藪こぎすると再び雪面に出たので、
それほど手間はかかりませんでした。
もう一回鞍部を通過して、笈ヶ岳の山頂部へ続く道に入りました。
山頂部の稜線に出ると、正面には遠くに北アルプスが見えました。
大展望のなか、山頂に向かうと
山頂だけが雪がなく、山頂標と三角点がありました。
せっかく登ってきたので、写真を撮ってもらいました。
お昼前に山頂につくことができたので、
ほかのグループの人たちもちょうど登頂するタイミングだったので、
お互いに登頂できたことを共感できて良かったです。
コースタイムが長く、日没後も歩かないといけないと聞いていたので、
軽く食事を摂ってから、早足で下山しました。
シリタカ山のトラバースはだいぶ雪が緩んでいましたが
アイゼンはつけたまま通過して、
冬瓜平で休憩しつつアイゼンを外しました。
途中で落とし物のスマホを拾い、スマホを迎えに来た夫婦にお渡ししました。
山毛欅尾山から空身で戻ってきたとのことで、
スマホを回収した後の足の速さをみて、
自分ももっと足が速くならないとなぁと思いました。
山毛欅尾山手前で体力的に辛かったので、
一休みしてから山毛欅尾山を通過しました。
しばらく下っていくと、カタクリの大群落があり、
行きにはこんなにたくさんあることに気づきませんでしたが、
ここまでたくさん咲いているところは見たことがありませんでした。
導水管まで戻ってくるとふきのとうがたくさんありました。
淡々と階段を降りていき、緊張する堰堤渡りと、
地味に登りごたえのある坂道を上がると登山口へ戻りました。
結果的には12時間以上歩くことはなく済んでよかったです。
無雪期の毛勝山や鋤崎山のほうハードコースと思っていたのですが、
それより体力的に大変だと感じました。
それでも山頂からの眺めはとても良かったので、
結果的にはとてもいい山だと思いました。
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