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Yamareco

記録ID: 419454
全員に公開
雪山ハイキング
志賀・草津・四阿山・浅間

草津白根山(冬季限定、本白根山山頂&白根山山頂、万座温泉から)

2014年03月22日(土) [日帰り]
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GPS
06:49
距離
13.7km
登り
773m
下り
768m

コースタイム

07:44 万座温泉無料駐車場
10:25 本白根山山頂(2171m) 10:35
10:57 本白根ゲレンデTOP
11:27 白根レストハウス
11:57 白根山(地蔵岳/2160m)山頂 12:05
12:17 湯釜手前まで
12:28 R292(志賀草津道路)
12:45 県道466(牧千俣線)分岐
13:20 小休止(昼食) 13:29
13:44 牧千俣線ゲート(ホテル聚楽分岐)
−駐車場へのショートカット失敗(30分ロスタイム)−
14:14 牧千俣線ゲート
14:30 万座温泉無料駐車場

注:朝、白根探勝歩道の登山口は除雪により身長を超える雪壁ができていたので、駐車場側から登って白根探勝歩道に移動するつもりでしたが、吹きだまりで腰まで潜り、探勝歩道へ行くことができませんでした。
しばし沢沿いに登り、何度か探勝歩道へ上がろうと試みましたが、急登の上に新雪が積もっていて、スノーシューのクランポンが効かずに場所を変えて何度かやり直し、かなりの時間ロスをしています。

天候 朝方まで前日の低気圧の影響で雪。
7時頃から急速に天候は回復して曇りから晴れ。
本白根山山頂-10℃、白根山山頂-9℃、帰路牧千俣線0℃〜+5℃
過去天気図(気象庁) 2014年03月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
往路:都内−関越自動車道−上信越自動車道−碓氷軽井沢IC−R18−R146−鬼押ハイウエー−万座ハイウエー−料金所車中泊−万座温泉無料駐車場

復路:万座温泉無料駐車場−万座ハイウエー−鬼押ハイウエー−R146−R18−碓氷軽井沢IC−上信越自動車道−関越自動車道−都内
コース状況/
危険箇所等
※ 〜 万座温泉無料駐車場
関越・上信越の高速道路は強風で緊張した運転が続きました。
軽井沢辺りで雪がパラパラ降り出しました。
鬼押ハイウエーには着雪がありました。
万座ハイウエーは完全着雪、強風で雪が舞い上げられ夜間は視界が悪いです。
料金所を越えて5、6キロ走ると、上り坂で上がれない車が立ち往生していました。
強風の上に雪は降り続いており、路面はツルツルだったのでスタッドレスでは万座温泉まで無理と判断して料金所まで戻りました。
料金所では翌朝早く除雪するからと言われ、駐車スペースで宴会&車中泊をすることにしました。(21時頃)
翌朝、路面をガリガリする音で目が覚め、係の方から万座温泉側から除雪が進んでいることを聞いて、料金所を出発しました。(6時頃)
料金所からは新雪の上を走るのでタイヤのグリップも効きますが、5キロほど走ると万座温泉からの除雪車が何台も除雪をしていました。まだ路面は出ておらずガリガリ君の上を走るようで、万座温泉まで緊張して走りました。
有料料金:
峰の茶屋−鬼押出し間(\260)
鬼押出し−三原間(\360)
三原−万座温泉間(\1,020)

※万座温泉無料駐車場−本白根山
白根探勝歩道の登山口は、無料駐車場より少し戻った道路際にありますが、除雪車による身長よりも高い雪壁を乗り越えなくていけないので、ここに突っ込む気にはなりません。
駐車場側からも新雪が吹き溜められて突入を躊躇しましたが、7時過ぎ頃から車道の除雪が終わった除雪車が駐車場内の除雪を始めたので準備をしました。
駐車場から雪壁を登って探勝歩道へ行こうと思いましたが、新雪が吹き溜まっており、太腿から腰辺りまで沈みそうで進めません。
沢沿いにクラストしているところを選んで登って、探勝歩道まで登れるところを探しましたが、急登と新雪でかなり時間ロスをしました。
無理をしてでも登山口から尾根筋に上がるのが最短です。駐車場側から上がった場合も、すぐ上から探勝歩道に移動した方がいいでしょう。
探勝歩道といっても、道標や目印のようなモノは一切ありません。
雪が深いため登山道の判別はできません。読図ができるかGPSがないと難しいコースです。
本白根山山頂への登山ルートはありませんので、ルーファイに注意して下さい。

※本白根山−白根山(地蔵岳)
本白根山から下るとき、右側に雪庇が張り出していましたので注意が必要です。
目印のようなモノは全くありません。雪庇をやり過ごした後は、通れそうな樹木の間をぬって歩きますので、常に進行方向を意識していないと、とんでもない方向に進んでしまいます。
本白根ゲレンデはピステンされていましたが、リフトは動いていおらず、スキー場は閉鎖されていました。
リフトに沿って下りましたが、積雪が多くリフトが雪面に当たって運転ができないのでしょう、係員が手作業でリフトの下の除雪をしていました。
レストハウス周辺には、ガイドツアーと思われる団体さんが数組いました。
新雪が積もっており、この時期どこからでも山頂を目指せますが、だだっ広いし、目印はありませんのでガスったときは注意が必要です。
とくに硫化水素(H2S)の噴気地帯には要注意です。
http://www.town.kusatsu.gunma.jp/www/contents/1227593661357/

※白根山−牧千俣線−万座温泉
当初、白根山から山田峠へ向かうつもりでしたが、風が強かったのでレストハウス側に下山して、R292経由で牧千俣線を下ることに変更しました。
下山途中、湯釜を見ていないことに気づいて、時間も早いので湯釜に向けてコース変更をしました。
湯釜の縁まで下りることはできそうですが、どのような規制があるのか判りませんでしたので、手前で写真を撮って引き返しました。
この日は、すべてが見渡せて、どこでも歩けそうです。お鉢巡りならぬ湯釜巡りができそうな雰囲気でしたが、噴気地帯の知識がないので諦めました。
志賀草津道路(国道292)から牧千俣線(県道466)の積雪はスゴイ状況です。
この下山ルートにはあまり人が入らないと思いますので、周到な用意のうえ入山して下さい。
今回は日帰りにもかかわらず雪洞ビバークも覚悟してエアーコンタクト(60L+10L)で臨みました。
本白根山への登山口ですが、道路際のため除雪車により雪の壁ができています。
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本白根山への登山口ですが、道路際のため除雪車により雪の壁ができています。
登山口の案内板も雪に埋もれて、ここへ突っ込む気力がイマイチ沸いてきません。
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登山口の案内板も雪に埋もれて、ここへ突っ込む気力がイマイチ沸いてきません。
駐車場から登れそうな場所は、照明灯があるこの場所だけです。
朝方は新雪が吹き溜まっていて登れそうもありませんでしたが、7時半頃除雪車が雪を取り除いてくれました。
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駐車場から登れそうな場所は、照明灯があるこの場所だけです。
朝方は新雪が吹き溜まっていて登れそうもありませんでしたが、7時半頃除雪車が雪を取り除いてくれました。
少し登って振り返った駐車場です。
除雪車が場内の雪を排除しています。
一番手前がMY宴会車兼移動宿泊車です。
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少し登って振り返った駐車場です。
除雪車が場内の雪を排除しています。
一番手前がMY宴会車兼移動宿泊車です。
駐車場のすぐ上から探勝歩道に移動しようと思いましたが、新雪の吹き溜まりが深いので、沢沿いにクラストしたところを選んで登ってきました。
天候は急速に回復しています。
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駐車場のすぐ上から探勝歩道に移動しようと思いましたが、新雪の吹き溜まりが深いので、沢沿いにクラストしたところを選んで登ってきました。
天候は急速に回復しています。
万座温泉を俯瞰します。
この辺りは風が強いのか新雪はほとんど飛ばされて雪面はクラストしています。
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万座温泉を俯瞰します。
この辺りは風が強いのか新雪はほとんど飛ばされて雪面はクラストしています。
この辺りから稜線を目指して突っ込みますが、急登と新雪に跳ね返されて登ったり戻ったり、大きな時間ロスをしました。
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この辺りから稜線を目指して突っ込みますが、急登と新雪に跳ね返されて登ったり戻ったり、大きな時間ロスをしました。
何とか登山道まで這い上がってきました。
視界が開けて白根山(地蔵岳)の方角です。
真っ白な山に大幅な時間ロスも忘れテンションが上がります。
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何とか登山道まで這い上がってきました。
視界が開けて白根山(地蔵岳)の方角です。
真っ白な山に大幅な時間ロスも忘れテンションが上がります。
ここ数日の低気圧はかなりの雪を降らしたようです。着雪した枝は重くて押しのけるのに大変です。
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ここ数日の低気圧はかなりの雪を降らしたようです。着雪した枝は重くて押しのけるのに大変です。
上空のガスは急速に流れています。
新雪はモフモフで気持ちのよいスノーシューハイクができます。
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上空のガスは急速に流れています。
新雪はモフモフで気持ちのよいスノーシューハイクができます。
歩いて来たトレースを振り返ります。
普通に歩いていれば足首あたりまで沈む程度です。
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歩いて来たトレースを振り返ります。
普通に歩いていれば足首あたりまで沈む程度です。
風が強いのかあちこちに吹き溜まりがあります。吹き溜まりに突っ込むとスノーシューでも膝上まで潜ります。
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風が強いのかあちこちに吹き溜まりがあります。吹き溜まりに突っ込むとスノーシューでも膝上まで潜ります。
白根山と水平に横切る志賀草津道路の石垣が見えます。
白根山から山田峠に下る予定でしたが、強風のため志賀草津道路を歩きました。
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白根山と水平に横切る志賀草津道路の石垣が見えます。
白根山から山田峠に下る予定でしたが、強風のため志賀草津道路を歩きました。
本白根山から続く稜線です。
2154Pだと思います。
本白根山の山頂は樹林の中なので、積雪がないと登れません。
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本白根山から続く稜線です。
2154Pだと思います。
本白根山の山頂は樹林の中なので、積雪がないと登れません。
立ち枯れの間から本白根三角点(2164.8m)が見えてきました。
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立ち枯れの間から本白根三角点(2164.8m)が見えてきました。
拡大して見て下さい。新雪がきれいです。
シーズン中は入山規制がされています、何ヵ所か火山性ガスが発生しているようです。
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拡大して見て下さい。新雪がきれいです。
シーズン中は入山規制がされています、何ヵ所か火山性ガスが発生しているようです。
先行者は三角点に向かったようですが、私は本白根山頂へ向かいます。
山頂へ向かう進入路を探しますが、まだまだ雪が深いです。
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先行者は三角点に向かったようですが、私は本白根山頂へ向かいます。
山頂へ向かう進入路を探しますが、まだまだ雪が深いです。
クラストしている最適な場所を見つけました。
ここから山頂を目指します。
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クラストしている最適な場所を見つけました。
ここから山頂を目指します。
山頂への稜線まで登ってきました。
モフモフの新雪で、スノーシューとの相性もばっちりです。
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山頂への稜線まで登ってきました。
モフモフの新雪で、スノーシューとの相性もばっちりです。
山頂が目前です。
風もほとんど止んで日差しが強いです。
気温はマイナス10℃、それほど寒くは感じません。
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山頂が目前です。
風もほとんど止んで日差しが強いです。
気温はマイナス10℃、それほど寒くは感じません。
眼下に本白根山展望所(2143m)と本白根中央火口が見えてきました。
火口は一面雪で埋まっています。
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眼下に本白根山展望所(2143m)と本白根中央火口が見えてきました。
火口は一面雪で埋まっています。
後ろを振り向くと浅間山が近いです。
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後ろを振り向くと浅間山が近いです。
ちょっとアップにしてみると真っ白です。
かなり雪が積もったようです。
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ちょっとアップにしてみると真っ白です。
かなり雪が積もったようです。
本白根山山頂の標識です。
木製の標識があるようですが雪の下だと思います。
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本白根山山頂の標識です。
木製の標識があるようですが雪の下だと思います。
本白根山の山頂は樹林の中にあります。
山頂から真上を見上げると紺碧の空と樹氷のコントラストがきれいです。
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本白根山の山頂は樹林の中にあります。
山頂から真上を見上げると紺碧の空と樹氷のコントラストがきれいです。
目の前には雪庇が張り出しています。右下の土が出ているところはコマクサの群生地です。
正面奥の白い山は苗場山の方角ですが、雲でイマイチはっきりしません。
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目の前には雪庇が張り出しています。右下の土が出ているところはコマクサの群生地です。
正面奥の白い山は苗場山の方角ですが、雲でイマイチはっきりしません。
白根山(地蔵岳)に向かいます。この尾根伝いに下っていきます。右側は雪庇が張り出しているので、樹林の脇を歩きます。
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白根山(地蔵岳)に向かいます。この尾根伝いに下っていきます。右側は雪庇が張り出しているので、樹林の脇を歩きます。
本白根山展望所の奥に見えるギザギザの山並みは榛名山でしょうか。
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本白根山展望所の奥に見えるギザギザの山並みは榛名山でしょうか。
この辺の雪庇は気をつけて通過します。踏み抜くと中央火口まで一気に滑り落ちます。
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この辺の雪庇は気をつけて通過します。踏み抜くと中央火口まで一気に滑り落ちます。
雪庇をやり過ごして下ってきました。振り返って本白根山山頂です。
ここからは樹木の中を本白根ゲレンデに向かいます。
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雪庇をやり過ごして下ってきました。振り返って本白根山山頂です。
ここからは樹木の中を本白根ゲレンデに向かいます。
ピステンされたゲレンデ脇を歩いて来ました。誰も滑っていないので変だと思いましたが、本白根ゲレンデは閉鎖されていました。
積雪が多く、リフトの運転ができないようです。
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ピステンされたゲレンデ脇を歩いて来ました。誰も滑っていないので変だと思いましたが、本白根ゲレンデは閉鎖されていました。
積雪が多く、リフトの運転ができないようです。
リフトの右側(樹林側)をスノーシューで下ってきましたが、係員が4人でリフトの下の雪掻きをしていました。
リフトの底が雪面に触れるようです。
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リフトの右側(樹林側)をスノーシューで下ってきましたが、係員が4人でリフトの下の雪掻きをしていました。
リフトの底が雪面に触れるようです。
レストハウスから見上げた白根山。ガイドツアーと思われる数組が登っています。
団体を避けるため、左手側から登り始めました。おかげで湯釜を見るのを忘れていました。
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レストハウスから見上げた白根山。ガイドツアーと思われる数組が登っています。
団体を避けるため、左手側から登り始めました。おかげで湯釜を見るのを忘れていました。
白根山(地蔵岳)山頂です。誰もいません。
気温はマイナス9℃ですが、休まずに歩いて来たので体はポカポカ。五臓六腑にしみ渡ります
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白根山(地蔵岳)山頂です。誰もいません。
気温はマイナス9℃ですが、休まずに歩いて来たので体はポカポカ。五臓六腑にしみ渡ります
白根山山頂は2回目です。山頂には2つのオブジェ(ケルン?)がありますが、以前来たときも雪が付いていて何だか判りません。
奥には浅間山、黒斑山、篭ノ登山、湯ノ丸・烏帽子などが見えています。
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白根山山頂は2回目です。山頂には2つのオブジェ(ケルン?)がありますが、以前来たときも雪が付いていて何だか判りません。
奥には浅間山、黒斑山、篭ノ登山、湯ノ丸・烏帽子などが見えています。
湯ノ丸山と烏帽子山をアップに、左奥に見えるのは霧ヶ峰のようです。
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湯ノ丸山と烏帽子山をアップに、左奥に見えるのは霧ヶ峰のようです。
四阿山の雲が取れそうです。その奥には北アルプスも見えていますが、コンデジではこれ以上は無理です。
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四阿山の雲が取れそうです。その奥には北アルプスも見えていますが、コンデジではこれ以上は無理です。
笠ヶ岳です。
志賀高原の山はほとんど歩いたことがないので、温泉巡りでもしたいところです。
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笠ヶ岳です。
志賀高原の山はほとんど歩いたことがないので、温泉巡りでもしたいところです。
これから戻る万座温泉が見えますが、このあたりから風が強くなり、山田峠への下山はもろに風を受けそうなので、風裏の湯釜方向に戻ることにしました。
2
これから戻る万座温泉が見えますが、このあたりから風が強くなり、山田峠への下山はもろに風を受けそうなので、風裏の湯釜方向に戻ることにしました。
白根山山頂から北側の展望です。真っ白な山は苗場山のようです。
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白根山山頂から北側の展望です。真っ白な山は苗場山のようです。
白根山山頂から見た本白根山。
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白根山山頂から見た本白根山。
帰りの時間に余裕があるので、湯釜に寄って帰ります。
拡大して見ると湯釜まで降りている人が見えます。
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帰りの時間に余裕があるので、湯釜に寄って帰ります。
拡大して見ると湯釜まで降りている人が見えます。
湯釜に向かう途中から見たレストハウスと逢ノ峰です。
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湯釜に向かう途中から見たレストハウスと逢ノ峰です。
弓池と奥は本白根山です。
弓池は完全凍結のようですが、歩く人はいないようです。
2
弓池と奥は本白根山です。
弓池は完全凍結のようですが、歩く人はいないようです。
湯釜の近くまで来ました。ここから水ぎわまで降りられますが、ここまでにします。
この天候なら、湯釜を一周することもできそうです。
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湯釜の近くまで来ました。ここから水ぎわまで降りられますが、ここまでにします。
この天候なら、湯釜を一周することもできそうです。
湯釜から見た白根山山頂方面。風が強い白根山でもスゴイ積雪です。
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湯釜から見た白根山山頂方面。風が強い白根山でもスゴイ積雪です。
志賀草津道路まで戻って来ました。
湯釜展望所や山頂へ向かうトレースがたくさん見えますが、一番左のトレースを団体さんを避けて登りました。
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志賀草津道路まで戻って来ました。
湯釜展望所や山頂へ向かうトレースがたくさん見えますが、一番左のトレースを団体さんを避けて登りました。
レストハウスを後に志賀草津道路を山田峠の方向へ向かいます。
3
レストハウスを後に志賀草津道路を山田峠の方向へ向かいます。
ガードレールはほとんど雪の中です。
3
ガードレールはほとんど雪の中です。
雪の状態は大変なことになっていますが、何と新雪の上に万座温泉から登ってきたと思われる今朝の2人分のトレースが有りました。
ノートレースを覚悟していたので、ホッとしました。
2
雪の状態は大変なことになっていますが、何と新雪の上に万座温泉から登ってきたと思われる今朝の2人分のトレースが有りました。
ノートレースを覚悟していたので、ホッとしました。
ここが万座温泉へ下る牧千俣線の分岐ですが、風が強いのかトレースは消えていました。
ここが万座温泉へ下る牧千俣線の分岐ですが、風が強いのかトレースは消えていました。
この辺は雪質が硬く、スノーシューの爪痕が残る程度で、風が吹くと痕跡はすぐに消えます。
この辺は雪質が硬く、スノーシューの爪痕が残る程度で、風が吹くと痕跡はすぐに消えます。
どこを曲がるんでしょうか。
4
どこを曲がるんでしょうか。
せっかくカーブミラーを見つけても、これでは自撮りはできません。
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せっかくカーブミラーを見つけても、これでは自撮りはできません。
だいぶ下ってきました。気温もプラスに転じてアウターを脱ぎたい気分です。
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だいぶ下ってきました。気温もプラスに転じてアウターを脱ぎたい気分です。
県道ですから標識は豊富です。この積雪では追い越しなんてできません。
3
県道ですから標識は豊富です。この積雪では追い越しなんてできません。
さすがにお腹が空いてきました。休める場所を探しながら下ってきましたが、一面雪で休める場所はありません。立ったまま毎度質素な食事です。
ビールは飲みたかったのですが、駐車場まで後1時間ほど、持ち帰りました。
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さすがにお腹が空いてきました。休める場所を探しながら下ってきましたが、一面雪で休める場所はありません。立ったまま毎度質素な食事です。
ビールは飲みたかったのですが、駐車場まで後1時間ほど、持ち帰りました。
さすがに1枚脱ぎました。もう春山の気分です。
4
さすがに1枚脱ぎました。もう春山の気分です。
ここが万座温泉のゲートです。今朝、このゲートを乗り越え、反対回りで白根山に向かった登山者がいました。トレース感謝です。
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ここが万座温泉のゲートです。今朝、このゲートを乗り越え、反対回りで白根山に向かった登山者がいました。トレース感謝です。
駐車場に戻ってきました。朝真っ白でガリガリだった路面はきれいに除雪されています。
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駐車場に戻ってきました。朝真っ白でガリガリだった路面はきれいに除雪されています。
ここから本白根山への登山口がよく判ります。朝この位置から登るルートをイメージして頭にたたき込んだつもりでしたが、太腿から腰まで潜ると、ルートを変えざるを得ませんでした。
右端のトレース、尾根筋から登るのが正解です。
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ここから本白根山への登山口がよく判ります。朝この位置から登るルートをイメージして頭にたたき込んだつもりでしたが、太腿から腰まで潜ると、ルートを変えざるを得ませんでした。
右端のトレース、尾根筋から登るのが正解です。
無事に駐車場まで帰ってきました。今回も終日スノーシューが活躍してくれました。
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無事に駐車場まで帰ってきました。今回も終日スノーシューが活躍してくれました。
おまけ(1)
万座ハイウエーから見た浅間山。
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おまけ(1)
万座ハイウエーから見た浅間山。
おまけ(2)
鬼押ハイウエーから見た浅間山。
ガッツリと雪が降ったようです。
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おまけ(2)
鬼押ハイウエーから見た浅間山。
ガッツリと雪が降ったようです。

感想

低気圧が通過した日本列島、強風が吹きまくり、上信越の山岳方面はかなりの雪が降ったと思われる。
以前からこの時期しか登れない本白根山山頂に今シーズンは何とか行こうと、天気図とにらめっこをしていた。
今週末、低気圧が北海道沖に抜ければ高気圧の配置から急速に回復するだろうと予測して21日の午後、万座温泉へ向けて突っ込んだ。

都内を出たのは15時を過ぎていた。
関越自動車道、上信越自動車道は強風の中を突っ走った。
鬼押ハイウエーから万座ハイウエーに入ると、降る雪より強風で舞い上がる雪に視界も悪く、万座まで行けるか不安になった。
最後の料金所で1,020円を支払い万座温泉に向かうが、足元は強風が雪を舞い上げ、さながら舞台でよく見るドライアイスのガスの中を走っているような感じで夕闇の中イマイチ気味が悪い。
5、6キロ走った頃、上り坂で登れない車が立ち往生していた。
4駆の軽自動車が登れなかったら、MY宴会車は重さだけは半端でない、ツルツルの上り坂で止まったら自重で下り始める、止めることができない。
ここで万座温泉へは無理と判断して引き返すことにした。
どこまで引き返すか悩む、、、東京まで戻って丹沢へ行くか、、、八ヶ岳の方が近いか、、、このときはまだ21時前。

料金所まで戻って来た。
係員に5、6キロ先の登りが滑って登れないことを告げると、駐車スペースに止まっている7、8台の車は全て戻って来た車で、宿泊客のため万座温泉から迎えの車が来たと言われた。
明日の朝、除雪をするまで駐車スペースで車中泊の許可を得て、即宴会モード。
翌朝5時頃、除雪車の音で目が覚め、車外に出てみると新雪が積もって真っ白、強風は完全には収まっていなかった。
まずは腹ごしらえ。
料金所周りを除雪していた係員の方が、万座温泉側は除雪が進んでいるのでスタッドレスなら行けると言われ、まだ雪が降る中、万座温泉に向かった。

万座温泉の無料駐車場は除雪されていなかった。
ほとんどの車は降雪前から停められていた車のようで雪に埋もれかけている車もある。
登山口を確認に行くが登るのは大変そう。
温泉街を少し登って、登山口と登山道のイメージを頭にたたき込む。
7時を過ぎた頃から除雪車が駐車場に入ってきて除雪を始めた。
雪も止んで青空も見えてきた。
これで突入できそうな感じになったので、準備を始めた。

草津白根山へは、スキーも含めると十数回、いやもっとかも知れない。
白根山(地蔵岳)の山頂は登ったことはあるが、最高峰の本白根山には登ったことがない。
本白根山の山頂に登るハードルはそれほど低くない。
シーズン中に突っ込もうとしたことはあるが、身の丈以上のクマザサとハイマツに覆われ、追い返される。
中央火口側はコマクサの群生地、踏み込むことなどはご法度。
そしてネットでもよく目にする厳しい監視員。

火山性ガス(硫化水素)の噴気地帯が広範囲に点在するので、やむを得ないとは思うが、高いところがあれば登ってみたいのが人情。
でも草津側からロープウエイで登ってきたら、まず本白根山方面へは難しいようだ。
地元の人に聞くと、ロープウエイ事業会社との絡みもあるようだ。
そこで万座から、、、、

今回は、低気圧の影響が残る中を突っ込んだので、何度か敗退が頭をよぎった。
最大の難所は万座ハイウエーの料金所−万座温泉間、緊張の運転を強いられた。もっとも、帰りは快適なハイウエーだったが、、、、
天気は予想した通りに急展開で快復して、満足の冬山となりました。

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コメント

初めまして♪
いつもhottenさんの素晴らしいレコの数々を拝見させていただいています。
この白根山は私も次回の山行にと思っているお山でしたので
とても丁寧に記載されていてうれしいです♪
早速参考にさせていただきます
とはいえ、読図はまだまだなのでルートは短くピストンとなると思いますが・・・。
それでも自信がないので・・・どうなることか・・・。
私もhottenさんのような青空の下歩きたいです
2014/3/26 17:16
Re: 初めまして♪
おはようございます、mitukiさん!
私もmitukiさんのレコはよく拝見しています。

先週は根子岳だったのですネ。
四阿・根子岳は草津白根からはかなり大きく見えますが、チョットガスがかかっていました。

草津白根に行かれますか...
先週は低気圧の影響でかなり積雪があったのでルーファイの難しいところがありましたが、mitukiさんレベルなら楽勝ではないでしょうか
白根山(地蔵岳)へはスキーで登っている人もいました。万座へ下るのも、スキーがあると楽に下れると思います。

やはり雪山は青空ですネ
2014/3/27 7:40
これはワタシも♪
是非歩きたくなりました!
こんにちは、hottenさん(^^)v

この時期限定の山頂とは
ワタシも去年初めて草津白根を歩きましたが、
遊歩道最高地点という場所で満足しておりました
雪のない時期には行けないだけで、ちゃんと山頂標もあるんですねぇ
今シーズンは行けなそうですが、来年以降お邪魔したくなりました(^^)v

あ、この時期の万座までの路面状況はいかがなもんでしょうか!?
FFスタッドレスなら大丈夫ですかね
志賀高原エリアはとても好きなのですが、とても雪深いイメージがあり、
雪が溶けるまではなかなか行く勇気が湧きません
こちらからの浅間山の眺めもやはり素晴らしいですね
2014/3/26 17:37
Re: これはワタシも♪
おはようございます、kamasenninさん!

まずはご愁傷様でした
相方さん、かなり凹んだのではないでしょうか
まあ、形あるものはいずれ凹むということで....慰めてやって下さい

草津白根の最高点は、この時期しか行けません。
しかもロープウエイで行くと許可して貰えないと思いますので、万座からになります。

万座温泉までの有料道路は、日により大きく変わると思います。
朝はプリンスホテルが除雪すると思いますが、夜通過する場合は注意が必要です。
スタッドレスだけでは難しいので、必ずチェーンの携行をお薦めします。

確かに雪深いですネ
でもこの雪深さがいいですネ
2014/3/27 8:01
夏とは一変しますね
hottenさん、こんばんは!

いや〜 最初何処のお山か分かりませんでした
それ程、景色が変わってしまうのですね

百名山で訪れた時、知り合いの山婆を連れてハイキング
kamasenninさんと同様に、最高地点でENDでした
いや〜 本白根山って登れるんですね!登ってもいいんですね?
本当の最高地点、是非ともゲットしなければ

今回もスリリングな雪山!ガッツリと楽しみましたね
本物のドライ さぞかし旨かったかと思います
宴会専用車共々お疲れ様でした
2014/3/26 21:36
Re: 夏とは一変しますね
おはようございます、tailwindさん!

冬の草津白根はスキーも含めて十数回来ていますが、いろいろな表情があって好きな場所です。
一昨年の冬は吹雪とラッセルで追い返されました

シーズン中に最高点へトライしたことがあるのですが、身の丈を越える笹やブッシュ、ハイマツなどに邪魔をされて、薮漕ぎ好きの私でも無理でした。
冬期は、ロープウエイでは恐らく最高点(本白根方面)へ行かせて貰えないと思いますので、最高地点を狙うならこのルートしかありません。
最も厳しいと思われる監視員も、万座から来たと言えばうるさいことはいいません

白根山(地蔵岳)の山頂も、シーズン中はロープが張られ行けませんので、この時期限定です。
雪が融ける前にお出掛け下さい
2014/3/27 8:20
高い所は登りたい、然り
hottenさん、こんにちは。
またしてもそそられるレコ
湯釜と雪と空のコントラストが何ともいいです

実は私も今シーズン狙ってました。
なのでよけいに羨ましい。

私も万座が好きでほぼ毎シーズンスキーに来てます。
先々月も行って、ついでに白根探勝歩道の登山口も偵察しましたが、当たり前ですけど、その時よりずいぶん積雪が多いですね。
hottenさんのように状況に応じて臨機応変に対応できないと雪山は厳しいですね。
特に前日の判断は素晴らしい。
あの状況でよくぞ留まりましたね
それがあってのこの素晴らしい山行。お見事です。

本白根山はスキー場側からだと制止されてしまうんですね。
無雪期に家族ハイキングで登山道で行ける最高点までは行きましたが、
やはり山頂踏まないことには登った気になりませんよね〜
来期の参考にさせていただきます。
2014/3/27 14:20
Re: 高い所は登りたい、然り
なんとかと煙は高いところが好き...
似たような匂いがするkanosukeさん、こんばんは!

> あの状況でよくぞ留まりましたね
万座温泉まで行けずに引き返す車の中、東京まで戻るか、どこかの登山口まで行こうか、いろいろな葛藤がありました
ツルツル道の運転や、天気を読み間違えたかも、の自責もあり、喉がカラカラになり料金所の自販機で炭酸をあおりました。
気分が落ち着くと、もう運転するのはイヤ、ってなわけで料金所の事務所に行くと、明日の早朝除雪車が出る、料金所のスペースに駐車しても構わない、即宴会モードに入りました。

やはりそこに最高点があれば、行ってみたいのが人情ですよネ
山頂から見ると遊歩道最高地点はだいぶ下に見えます
2014/3/27 19:48
ゲスト
限定ルート!!
レコを拝読していてなんで限定なんだろう??と思っていましたがそういうことだったのですね。
hottenさんが本気でビバーク覚悟をしてたと聞いて安易に行けそうにないなって思いましたよ。
約6年群馬人だった時に湯釜も見に行きましたが、登山をしたという印象がありませんでした。
でも、冬期の様相は一度行ってみてみたいとおもいますし、草津白根山の頂に行ってみたい気もします。
 お仕事落ち着かれた残雪期はどちらにいかれるのでしょうか。楽しみにしております。
ちなみに、安達太良の岳温泉じゃない方から登られたレコすごく気になっております。
2014/3/27 19:29
Re: 限定ルート!!
こんばんは、meta_bomanさん!

草津白根山は冬山といっても、それほどハードルが高いわけではないのですが、火山性ガスと、日本一厳しい監視員 がハードルをあげているのでしょうネ
白根山(地蔵岳)山頂へは、きちんとした届けと、監視員の注意を守れば、ロープウエイからでも行けるようです。

ビバークですか...
前日、前々日の気圧配置で、それなりに雪が降ったことは想定できましたが、ビバーク覚悟はチョット大袈裟でした
今は仕事の関係で日帰りしかできないので、ビバークをしてみたい、っとの願望で雪洞ビバークを覚悟したパッキングをしてみました

安達太良山ですか...昨年行った沼尻からの周回は、ザイルがあれば問題ないと思います。逆回りは雪の付き方にもよりますがソロでは厳しいと思います。
安達太良は天候の読みが難しいです。
でも沼尻の源泉で一泊して、雪見酒なんて、超贅沢ですネ
2014/3/27 21:51
hottenさん、こんにちは!
昔、hottenさんとニアミスした事がある私には草津白根といえばhottenさんです
「リハビリなのに草津温泉から登って来たエライひと」という印象で
その後レコを拝見するに、凄い人なんだなぁといつも感嘆しております

冬の草津白根は綺麗ですねぇ
我が家など全く行ける気がしませんが
湯釜も夏とは色味がひと味違いますね!・・クリームソーダ味がしそうです 素晴らしい写真の数々、ありがとうございます

お疲れ様でした〜
2014/3/28 8:32
Re: hottenさん、こんにちは!
こんにちは、nyagiさん!

ニアミス...そうでしたネ、コマクサが咲き始めた頃、ギックリ腰のリハビリでした

冬の草津白根はきれいです。青空ならもっとステキですネ
冬でもロープウエイで行けば、白根山(地蔵岳)や湯釜には容易に行けますよ。
ただし書類がきちんとしていないと、うるさい監視員にイチャモンをつけられるようです
この日はガイド付きのツアーと思われる団体さんが数組いました。
ツアーコースが決められているようですが、夏のロープは雪の下ですので、この時期なら楽に山頂に立てます。
ぜひ雪が豊富な次期にお出掛け下さい。

クリームソーダ味ですか、、、たしか「体に悪そうな色」だったような
2014/3/28 15:41
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草津白根山
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