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Yamareco

記録ID: 422853
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雪山ハイキング
八ヶ岳・蓼科

赤岳(無駄にテン泊しつつ、まだ雪残る赤岳へ)

2014年03月28日(金) ~ 2014年03月29日(土)
 - 拍手
GPS
11:28
距離
12.5km
登り
1,259m
下り
1,252m

コースタイム

<実際のコースタイム>
■第一日目(28日)
美濃戸12:30-(北沢)-14:45赤岳鉱泉15:20-16:00行者小屋(テント泊)
■第二日目(29日)
6:00行者小屋-(文三郎尾根)-8:10赤岳山頂-8:50地蔵の頭-9:40行者小屋10:40-(南沢)-12:15美濃戸

※標準コースタイム(夏道)より遅めのタイムになっています。荷物が重いと動きが鈍いですね。
※参考までに昭文社の標準コースタイム(夏道)を下に記しておきますので、ご活用ください。ただし、ルートは実際のルートとは違い、地蔵尾根→文三郎になっています。

<昭文社の標準コースタイム(夏道)>
■第一日目
美濃戸13:10-(北沢)-15:10赤岳鉱泉-15:55行者小屋(テント泊)
■第二日目
6:40行者小屋-(地蔵尾根)-8:05地蔵の頭(赤岳展望荘)-9:10赤岳山頂9:40-(文三郎尾根)-11:00行者小屋12:20-(南沢)-14:00美濃戸
天候 ■第一日目(28日)
美濃戸 12:30 晴れ 12℃ 無風
行者小屋 16:00 晴れ 9℃ 無風

■第二日目(29日)
行者小屋 6:00 晴れ 0℃ 無風
赤岳 8:10 晴れ 0℃ 風速10〜12m(体感)
過去天気図(気象庁) 2014年03月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
美濃戸口までは、ノーマルタイヤで大丈夫です。
美濃戸口〜美濃戸は、まだ積雪箇所や凍結箇所があり、4WDでスタッドレスで車高が高い車しかいけません。
コース状況/
危険箇所等
■全体として
 99.8%は雪道です。トレース明瞭。ワカン等は不要ですが、コースを外れると踏み抜く場合があります。文三郎も地蔵尾根も上部からはクラスト(表面が凍った状態)しています。アイゼン10爪以上、ピッケルは必携です。

■美濃戸〜赤岳鉱泉〜行者小屋
 危険個所はありません。

■行者小屋〜(文三郎)〜赤岳
 水場から先が二つのトレースに分かれています。私は間違って、左にいってしまいましたが、正しくは右が正解です。左は、赤岳を直登するクライミングのルートかと思われます。ただし、左にいっても、右ルート(文三郎の正規ルート)に戻れるトラバースの踏跡があります。
 文三郎ルートは急坂ですが、夏道よりも登りやすく感じました。稜線からは、風が強くなります。

■赤岳〜(地蔵尾根)〜赤岳
 印象としては、こちらのルートの方が、風の影響もあるでしょうが怖くなかったです。地蔵の頭のすぐ下に、ナイフリッジがありますが、慎重にいけば、そんなに怖くありません。
赤岳山荘の駐車場です。さすがに金曜日なので、車は少ないです。美濃戸までは、まだ4WDのスタッドレス必須です。
2014年03月28日 12:30撮影 by  TG-1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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3/28 12:30
赤岳山荘の駐車場です。さすがに金曜日なので、車は少ないです。美濃戸までは、まだ4WDのスタッドレス必須です。
北沢と南沢、どちらかといえば北沢派の私。気持ちいい北沢ルートを進みます。
2014年03月28日 14:33撮影 by  TG-1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
3/28 14:33
北沢と南沢、どちらかといえば北沢派の私。気持ちいい北沢ルートを進みます。
赤岳鉱泉。名物のアイスキャンディーは、利用者もなく店じまいの準備をしていました。
2014年03月28日 14:44撮影 by  TG-1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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3/28 14:44
赤岳鉱泉。名物のアイスキャンディーは、利用者もなく店じまいの準備をしていました。
赤岳鉱泉から行者小屋へのルートです。
2014年03月28日 15:27撮影 by  TG-1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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3/28 15:27
赤岳鉱泉から行者小屋へのルートです。
行者小屋に到着。わが家を設置しました(前の黄色いお家)。
2014年03月28日 16:36撮影 by  TG-1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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3/28 16:36
行者小屋に到着。わが家を設置しました(前の黄色いお家)。
水は健在でした。文三郎道に20m登ったところ。
2014年03月28日 16:39撮影 by  TG-1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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3/28 16:39
水は健在でした。文三郎道に20m登ったところ。
行者小屋は、土日の素泊まりだけ。でも、バイオトイレは使えます。
2014年03月28日 16:42撮影 by  TG-1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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3/28 16:42
行者小屋は、土日の素泊まりだけ。でも、バイオトイレは使えます。
まだ、明るいですが、ウィスキーの八ヶ岳水割りを始めます。ごはんは、イワシ丼です。
2014年03月28日 17:39撮影 by  TG-1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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3/28 17:39
まだ、明るいですが、ウィスキーの八ヶ岳水割りを始めます。ごはんは、イワシ丼です。
翌朝は6時に出発。文三郎道の途中で、赤岳に彩雲が。写真でわかるでしょうか?
2014年03月29日 06:41撮影 by  TG-1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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3/29 6:41
翌朝は6時に出発。文三郎道の途中で、赤岳に彩雲が。写真でわかるでしょうか?
阿弥陀岳に日が差してきました。
2014年03月29日 07:19撮影 by  TG-1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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3/29 7:19
阿弥陀岳に日が差してきました。
文三郎道は、上部はクラストしています。
2014年03月29日 07:20撮影 by  TG-1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
3/29 7:20
文三郎道は、上部はクラストしています。
分岐点に到着。
2014年03月29日 07:28撮影 by  TG-1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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3/29 7:28
分岐点に到着。
すると、一週間前にいった権現岳が。ここからみる権現こそ最高かも。奥には、仙丈ヶ岳(右)、甲斐駒ケ岳(中)、北岳(左)。
2014年03月29日 07:35撮影 by  TG-1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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3/29 7:35
すると、一週間前にいった権現岳が。ここからみる権現こそ最高かも。奥には、仙丈ヶ岳(右)、甲斐駒ケ岳(中)、北岳(左)。
山頂を目指します。トレースははっきりしていますが、風が強いです。一歩一歩、アイゼンとピッケルを確認しながら進みます。
2014年03月29日 07:42撮影 by  TG-1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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3/29 7:42
山頂を目指します。トレースははっきりしていますが、風が強いです。一歩一歩、アイゼンとピッケルを確認しながら進みます。
赤岳山頂! 厳冬期ではないですが、雪の赤岳に来れて感無量。
2014年03月29日 08:07撮影 by  TG-1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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3/29 8:07
赤岳山頂! 厳冬期ではないですが、雪の赤岳に来れて感無量。
富士山。ここから右回りに、山々の紹介です。
2014年03月29日 08:08撮影 by  TG-1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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3/29 8:08
富士山。ここから右回りに、山々の紹介です。
権現岳とその奥の仙丈、甲斐駒、北岳。
2014年03月29日 08:13撮影 by  TG-1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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3/29 8:13
権現岳とその奥の仙丈、甲斐駒、北岳。
中央アルプス。
2014年03月29日 08:08撮影 by  TG-1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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3/29 8:08
中央アルプス。
御嶽山。
2014年03月29日 08:09撮影 by  TG-1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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3/29 8:09
御嶽山。
乗鞍岳。
2014年03月29日 08:09撮影 by  TG-1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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3/29 8:09
乗鞍岳。
穂高連峰。中央のUの字の切れ込みが大キレット。その左が北穂高、涸沢岳、奥穂高。大キレットの右側が、南岳、中岳、大喰岳、槍ヶ岳。右端は常念岳と大天井。
2014年03月29日 08:10撮影 by  TG-1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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3/29 8:10
穂高連峰。中央のUの字の切れ込みが大キレット。その左が北穂高、涸沢岳、奥穂高。大キレットの右側が、南岳、中岳、大喰岳、槍ヶ岳。右端は常念岳と大天井。
後立山連峰。中央が五竜岳。左の双耳峰が鹿島槍ヶ岳、五竜の右が白馬三山。
2014年03月29日 08:10撮影 by  TG-1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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後立山連峰。中央が五竜岳。左の双耳峰が鹿島槍ヶ岳、五竜の右が白馬三山。
新潟の山々。中央が焼山。その左が雨飾山。右が火打山、妙高山。
2014年03月29日 08:10撮影 by  TG-1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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3/29 8:10
新潟の山々。中央が焼山。その左が雨飾山。右が火打山、妙高山。
浅間山(右)と左奥は苗場山でしょうか。
2014年03月29日 08:10撮影 by  TG-1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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3/29 8:10
浅間山(右)と左奥は苗場山でしょうか。
上州の北部。詳しくありません。すみません。
2014年03月29日 08:10撮影 by  TG-1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
3/29 8:10
上州の北部。詳しくありません。すみません。
金峰山。
2014年03月29日 08:11撮影 by  TG-1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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3/29 8:11
金峰山。
赤岳、北峰からさきほど、景色を眺めた南峰を見ます。
2014年03月29日 08:14撮影 by  TG-1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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3/29 8:14
赤岳、北峰からさきほど、景色を眺めた南峰を見ます。
地蔵の頭に向かって降りていきます。
2014年03月29日 08:16撮影 by  TG-1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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3/29 8:16
地蔵の頭に向かって降りていきます。
赤岳展望荘。ちょっとした宇宙基地。
2014年03月29日 08:42撮影 by  TG-1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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3/29 8:42
赤岳展望荘。ちょっとした宇宙基地。
振り返って、赤岳と怪しい富士山。
2014年03月29日 08:45撮影 by  TG-1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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3/29 8:45
振り返って、赤岳と怪しい富士山。
地蔵の頭に到着。
2014年03月29日 08:48撮影 by  TG-1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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3/29 8:48
地蔵の頭に到着。
ここからの赤岳と阿弥陀岳は、とても雄大に見えます。
2014年03月29日 08:48撮影 by  TG-1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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3/29 8:48
ここからの赤岳と阿弥陀岳は、とても雄大に見えます。
地蔵尾根を下ります。最初にあるナイフリッジ。見た目ほど、怖さはありません。
2014年03月29日 08:52撮影 by  TG-1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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3/29 8:52
地蔵尾根を下ります。最初にあるナイフリッジ。見た目ほど、怖さはありません。
振り返って、地蔵尾根の急坂。表面はクラストしています。トレースはバッチリです。
2014年03月29日 08:58撮影 by  TG-1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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振り返って、地蔵尾根の急坂。表面はクラストしています。トレースはバッチリです。
行者小屋に降りてきました。飛行機雲と赤岳。
2014年03月29日 09:38撮影 by  TG-1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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行者小屋に降りてきました。飛行機雲と赤岳。
テント撤収。
2014年03月29日 10:36撮影 by  TG-1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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3/29 10:36
テント撤収。
行者小屋を後にします。ありがとう、赤岳!
2014年03月29日 10:38撮影 by  TG-1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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行者小屋を後にします。ありがとう、赤岳!
南沢は、沢の真ん中に冬道ができていました。これならば、南沢で登ってきても気持ちよかったかも。
2014年03月29日 11:02撮影 by  TG-1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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3/29 11:02
南沢は、沢の真ん中に冬道ができていました。これならば、南沢で登ってきても気持ちよかったかも。
赤岳山荘の駐車場に到着。さすがに、土曜日なので車が増えていました。
2014年03月29日 12:16撮影 by  TG-1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
3/29 12:16
赤岳山荘の駐車場に到着。さすがに、土曜日なので車が増えていました。
撮影機器:

装備

個人装備
長袖シャツ 長袖インナー ハードシェル タイツ ズボン 靴下 グローブ アウター手袋 予備手袋 防寒着 雨具 ゲイター マフラー ネックウォーマー 毛帽子 ザック サブザック 輪カンジキ アイゼン スノーシュー 昼ご飯 行動食 非常食 飲料 水筒(保温性) レジャーシート 地図(地形図) コンパス 計画書 ヘッドランプ 予備電池 GPS 筆記用具 ガイド地図(ブック) ファーストエイドキット 常備薬 日焼け止め 保険証 携帯 時計 サングラス タオル ツェルト ストック カメラ

感想

■冬の八ヶ岳。最後は大好きな赤岳へ。
 厳冬期には、山梨県は大雪にも見舞われ、八ヶ岳どころではありませんでしたが、3月には挽回しようと八ヶ岳を攻めてきました。

<編笠山・西岳(ラッセル覚悟も、さすが人気の山)2014年03月09日(日) [日帰り]>
http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-414465.html

<権現岳・三ツ頭(快晴無風。気持ちいい登山ルートでした!)2014年03月23日(日) [日帰り]>
http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-421507.html

 そして八ヶ岳最高峰の大好きな赤岳。もちろん日帰りできるお山です。でも、金曜日に休みが取れたので、八ヶ岳雪山シリーズのフィナーレを飾るべく、テン泊でいくことにしました。

■無駄にテン泊、クセになりそう。
 山頂付近は名物の強風でしたが、この程度ならば、そよ風でしょう。あまり絶景を期待していませんでしたが、たくさんの山々も臨むことができました。
 それよりも、冬のテン泊は、今回が初めてでしたが、思った以上に快適でびっくり(3月ということもありますが)。寒さも感じません。なによりも、山登りのあとに、すぐに呑めるのが最高!!
 無駄にテン泊が、実は有意義なテン泊だということに気づきました。日帰り登山の帰り道に、よくテント装備を担いで山に登っている人をすれて違っていましたが、その意味を実感。これまでの日帰りありきの山行を見直して、無駄にテン泊したくなってきました! これってやばい方向かな〜〜〜。

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