至仏山・燧ヶ岳 冬から目覚めた遥かな尾瀬へ
- GPS
- 16:03
- 距離
- 32.5km
- 登り
- 1,793m
- 下り
- 1,811m
コースタイム
- 山行
- 5:34
- 休憩
- 1:20
- 合計
- 6:54
- 山行
- 8:40
- 休憩
- 0:25
- 合計
- 9:05
天候 | 晴れ時々くもり |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2022年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
タクシー 自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
■至仏山、尾瀬ヶ原 ・トレース明瞭で危険箇所なし。 ■燧ヶ岳 ・トレースなし。見晴新道はトレースなく分かりづらい。谷ルートの方が歩きやすく早い。 ・昨夜の新雪は20cm程度。吹き溜まりは膝下。 ・樹林帯を抜けるとハイマツ・シャクナゲ地獄の灌木帯。ここをどう越えられるかが勝負の分かれ目。 |
写真
感想
日本百名山の至仏山と燧ヶ岳。今回冬から目覚めた遥かな尾瀬を横断してきた。当初時計回りで百名山2座踏破し大清水に下山する予定だったのだが。。。
鳩待峠。実に16年ぶり。当時高崎在勤中に会社有志で尾瀬ヶ原を目指すも入山早々上司が木道で足を滑らせ骨折。山の鼻にも達せず鳩待峠へ引き返した苦い経験を思い出す。
至仏山。スカッと晴れた山頂からは眼下の尾瀬ヶ原の絶景。視界良好で谷川岳から巻機山・平ヶ岳・燧ヶ岳・日光白根まで多くの百名山を一望。眺望を楽しんだ後は期間限定下山ルートを一気に掛け下りた。
尾瀬ヶ原。雪はだいぶ溶け池塘や湿原も至る所で現れてきた。延々と2時間続く雪上歩きはザラメ〜シャーベット状での意外と疲れるが、正面の燧ヶ岳に背後の至仏山の勇姿。雄大な尾瀬を感じながら頑張って歩き続けた。
檜枝岐小屋。尾瀬ヶ原トップを切って営業再開。素泊まりだが風呂も入れるのが嬉しい。コロナで完全個室。風呂上がりに前橋の山サークルの中高年御一行と山談義に花が咲く。
翌朝窓を開けたらビックリ。夕方から降り始めた雪が振り続いていた。小屋周辺は5cm強。
燧ヶ岳。小屋からノートレース。序盤は緩やかな登りも徐々に傾斜が増す。積雪は20cm強。吹き溜まりは膝下までありラッセル気味の登り。ルーファイに手こずりながら山頂めがけて樹林帯をアイゼン効かせガシガシ直登していく。樹林帯を抜け稜線に上がりGPSを確認したら90℃も違う燧ヶ岳の一つ赤ナグレ岳直下に立っていた。えっ?思わず目を疑い愕然とする。本峰への所定ルートへ合流しようにも山と谷を越える必要がある程のルートミス。事前の燧ヶ岳山頂周辺の複雑な地形の読図不足を後悔。さらにハイマツやシャクナゲが生い茂る灌木帯に阻まれ悪戦苦闘。バスの時間もあり本峰まであと一歩のところで無念の撤退。そのまま谷を下り見晴へ下山した。
檜枝岐小屋でお昼を済ませ帰路へ。再び尾瀬ヶ原の単調な雪原を歩きながら反省点の多かった今回の山行を振り返った。
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