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Yamareco

記録ID: 4231708
全員に公開
積雪期ピークハント/縦走
尾瀬・奥利根

至仏山・燧ヶ岳 冬から目覚めた遥かな尾瀬へ

2022年05月02日(月) ~ 2022年05月03日(火)
情報量の目安: A
都道府県 福島県 群馬県
 - 拍手
体力度
6
1~2泊以上が適当
GPS
16:03
距離
32.5km
登り
1,793m
下り
1,811m
歩くペース
標準
0.91.0
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

1日目
山行
5:34
休憩
1:20
合計
6:54
距離 14.0km 登り 704m 下り 884m
8:04
62
9:06
9:07
25
9:32
9:33
23
9:56
9:58
29
10:27
10:59
9
11:08
41
11:49
12:15
3
12:18
43
13:01
13:18
12
13:30
13:31
32
14:03
6
14:09
17
14:26
30
14:56
2
2日目
山行
8:40
休憩
0:25
合計
9:05
距離 18.4km 登り 1,106m 下り 929m
6:13
15
6:28
6:36
164
9:20
80
赤ナグレ岳直下
10:40
57
見晴新道灌木帯(撤退)
11:37
13
11:50
4
11:54
11:58
23
12:21
30
12:51
19
13:10
4
13:14
13:15
11
13:26
9
13:35
27
14:02
4
14:06
14:16
2
14:18
14:20
1
14:21
57
15:18
天候 晴れ時々くもり
過去天気図(気象庁) 2022年05月の天気図
アクセス
利用交通機関:
タクシー 自家用車
コース状況/
危険箇所等
■至仏山、尾瀬ヶ原
・トレース明瞭で危険箇所なし。
■燧ヶ岳
・トレースなし。見晴新道はトレースなく分かりづらい。谷ルートの方が歩きやすく早い。
・昨夜の新雪は20cm程度。吹き溜まりは膝下。
・樹林帯を抜けるとハイマツ・シャクナゲ地獄の灌木帯。ここをどう越えられるかが勝負の分かれ目。
戸倉第一駐車場よりジャンボタクシーで鳩待峠へ
2022年05月02日 07:22撮影 by  SO-02L, Sony
5/2 7:22
戸倉第一駐車場よりジャンボタクシーで鳩待峠へ
うっすら雪が積もった鳩待峠より入山
2022年05月02日 07:48撮影 by  SO-02L, Sony
5/2 7:48
うっすら雪が積もった鳩待峠より入山
至仏山に向けて緩やかに登っていく
2022年05月02日 08:54撮影 by  SO-02L, Sony
5/2 8:54
至仏山に向けて緩やかに登っていく
気持ちの良い青空
2022年05月02日 08:55撮影 by  SO-02L, Sony
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5/2 8:55
気持ちの良い青空
上部の樹林帯では樹氷がお出迎え
2022年05月02日 09:33撮影 by  SO-02L, Sony
3
5/2 9:33
上部の樹林帯では樹氷がお出迎え
5月とは思えない厳冬期のような至仏山
2022年05月02日 09:34撮影 by  SO-02L, Sony
5
5/2 9:34
5月とは思えない厳冬期のような至仏山
小至仏山山頂に到着。
武尊山が見える。
2022年05月02日 09:55撮影 by  SO-02L, Sony
1
5/2 9:55
小至仏山山頂に到着。
武尊山が見える。
至仏山への登り
2022年05月02日 09:57撮影 by  SO-02L, Sony
3
5/2 9:57
至仏山への登り
至仏山山頂に到着
2022年05月02日 10:30撮影 by  SO-02L, Sony
4
5/2 10:30
至仏山山頂に到着
正面に日光白根山。山頂は大勢の登山者やスキーヤーで賑わっていた。
2022年05月02日 10:34撮影 by  SO-02L, Sony
2
5/2 10:34
正面に日光白根山。山頂は大勢の登山者やスキーヤーで賑わっていた。
尾瀬ヶ原と燧ヶ岳(右)と会津駒ヶ岳(左)
2022年05月02日 10:35撮影 by  SO-02L, Sony
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5/2 10:35
尾瀬ヶ原と燧ヶ岳(右)と会津駒ヶ岳(左)
武尊山ズーム
2022年05月02日 10:51撮影 by  SO-02L, Sony
5/2 10:51
武尊山ズーム
谷川岳(左)と朝日岳(右)
2022年05月02日 10:52撮影 by  SO-02L, Sony
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5/2 10:52
谷川岳(左)と朝日岳(右)
朝日岳(左)から巻機山(右)への上越国境稜線
2022年05月02日 10:53撮影 by  SO-02L, Sony
1
5/2 10:53
朝日岳(左)から巻機山(右)への上越国境稜線
越後駒ヶ岳(左)と平ヶ岳(右)。まだまだ雪が深そうだ。
2022年05月02日 10:53撮影 by  SO-02L, Sony
5
5/2 10:53
越後駒ヶ岳(左)と平ヶ岳(右)。まだまだ雪が深そうだ。
尾瀬ヶ原を見下ろしながらGW限定コースを気持ちよく駆け下りる
2022年05月02日 11:01撮影 by  SO-02L, Sony
2
5/2 11:01
尾瀬ヶ原を見下ろしながらGW限定コースを気持ちよく駆け下りる
一部木道あり
2022年05月02日 11:10撮影 by  SO-02L, Sony
1
5/2 11:10
一部木道あり
山の鼻。至仏山荘に到着
2022年05月02日 11:51撮影 by  SO-02L, Sony
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5/2 11:51
山の鼻。至仏山荘に到着
皆さん思い思いに休憩
2022年05月02日 11:52撮影 by  SO-02L, Sony
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5/2 11:52
皆さん思い思いに休憩
尾瀬ヶ原の大雪原と燧ヶ岳。見晴まで2時間燧ヶ岳に向けてひたすら歩く。
2022年05月02日 12:24撮影 by  SO-02L, Sony
1
5/2 12:24
尾瀬ヶ原の大雪原と燧ヶ岳。見晴まで2時間燧ヶ岳に向けてひたすら歩く。
燧ヶ岳と木道。木道に面白い残雪。
2022年05月02日 12:35撮影 by  SO-02L, Sony
2
5/2 12:35
燧ヶ岳と木道。木道に面白い残雪。
後ろを振り返ると至仏山
2022年05月02日 12:39撮影 by  SO-02L, Sony
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5/2 12:39
後ろを振り返ると至仏山
正面に燧ヶ岳
2022年05月02日 12:44撮影 by  SO-02L, Sony
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5/2 12:44
正面に燧ヶ岳
後ろを振り返ると至仏山。
前を見たり後ろを振り返ったりと絶景に挟まれ足が進まない。
2022年05月02日 12:45撮影 by  SO-02L, Sony
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5/2 12:45
後ろを振り返ると至仏山。
前を見たり後ろを振り返ったりと絶景に挟まれ足が進まない。
コバルトブルーの残雪に燧ヶ岳
2022年05月02日 12:55撮影 by  SO-02L, Sony
5
5/2 12:55
コバルトブルーの残雪に燧ヶ岳
大雪原と至仏山
2022年05月02日 12:58撮影 by  SO-02L, Sony
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5/2 12:58
大雪原と至仏山
ストックの先端のゴムを湿原に落とす。探したが見つからず。予備は必携だ。
2022年05月02日 13:15撮影 by  SO-02L, Sony
5/2 13:15
ストックの先端のゴムを湿原に落とす。探したが見つからず。予備は必携だ。
逆さ燧
2022年05月02日 13:28撮影 by  SO-02L, Sony
4
5/2 13:28
逆さ燧
見晴が近づいてきた。何もない雪原を歩いてきただけに何だかちょっとした街に見える。
2022年05月02日 14:54撮影 by  SO-02L, Sony
1
5/2 14:54
見晴が近づいてきた。何もない雪原を歩いてきただけに何だかちょっとした街に見える。
檜枝岐小屋に到着
2022年05月02日 14:56撮影 by  SO-02L, Sony
2
5/2 14:56
檜枝岐小屋に到着
部屋の畳をよーく見ると。。。
2022年05月02日 15:13撮影 by  SO-02L, Sony
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5/2 15:13
部屋の畳をよーく見ると。。。
夕方から雪が降り始める。翌朝小屋前で5cm強。
2022年05月02日 18:01撮影 by  SO-02L, Sony
2
5/2 18:01
夕方から雪が降り始める。翌朝小屋前で5cm強。
6時過ぎまで雪がしんしんと振っていたが急に晴れてきた
2022年05月03日 06:57撮影 by  SO-02L, Sony
2
5/3 6:57
6時過ぎまで雪がしんしんと振っていたが急に晴れてきた
黙々と登り振り返ると尾瀬ヶ原
2022年05月03日 08:31撮影 by  SO-02L, Sony
2
5/3 8:31
黙々と登り振り返ると尾瀬ヶ原
痛恨のルートミス。燧ヶ岳のひとつ赤ナグレ岳直下より本峰方面を望む。
2022年05月03日 09:28撮影 by  SO-02L, Sony
1
5/3 9:28
痛恨のルートミス。燧ヶ岳のひとつ赤ナグレ岳直下より本峰方面を望む。
ハイマツ・シャクナゲ地獄にハマり悪戦苦闘
2022年05月03日 10:00撮影 by  SO-02L, Sony
1
5/3 10:00
ハイマツ・シャクナゲ地獄にハマり悪戦苦闘
所定ルートに復帰するもやはりハイマツ・シャクナゲが行く手を阻む。バスの時間もあり本峰目前にして無念の撤退。
2022年05月03日 10:36撮影 by  SO-02L, Sony
1
5/3 10:36
所定ルートに復帰するもやはりハイマツ・シャクナゲが行く手を阻む。バスの時間もあり本峰目前にして無念の撤退。
檜枝岐小屋まで下山。カレーライスで気を取り直す。
2022年05月03日 12:01撮影 by  SO-02L, Sony
4
5/3 12:01
檜枝岐小屋まで下山。カレーライスで気を取り直す。
再び果てしない尾瀬ヶ原をゆく
2022年05月03日 12:39撮影 by  SO-02L, Sony
3
5/3 12:39
再び果てしない尾瀬ヶ原をゆく
至仏山荘前のテントサイト。山荘スタッフにストック先端のゴムを頂いた。ありがとうございました。
2022年05月03日 14:20撮影 by  SO-02L, Sony
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5/3 14:20
至仏山荘前のテントサイト。山荘スタッフにストック先端のゴムを頂いた。ありがとうございました。
鳩待峠に無事下山。というより無事登山。
2022年05月03日 15:18撮影 by  SO-02L, Sony
4
5/3 15:18
鳩待峠に無事下山。というより無事登山。
撮影機器:

感想

日本百名山の至仏山と燧ヶ岳。今回冬から目覚めた遥かな尾瀬を横断してきた。当初時計回りで百名山2座踏破し大清水に下山する予定だったのだが。。。
鳩待峠。実に16年ぶり。当時高崎在勤中に会社有志で尾瀬ヶ原を目指すも入山早々上司が木道で足を滑らせ骨折。山の鼻にも達せず鳩待峠へ引き返した苦い経験を思い出す。
至仏山。スカッと晴れた山頂からは眼下の尾瀬ヶ原の絶景。視界良好で谷川岳から巻機山・平ヶ岳・燧ヶ岳・日光白根まで多くの百名山を一望。眺望を楽しんだ後は期間限定下山ルートを一気に掛け下りた。
尾瀬ヶ原。雪はだいぶ溶け池塘や湿原も至る所で現れてきた。延々と2時間続く雪上歩きはザラメ〜シャーベット状での意外と疲れるが、正面の燧ヶ岳に背後の至仏山の勇姿。雄大な尾瀬を感じながら頑張って歩き続けた。
檜枝岐小屋。尾瀬ヶ原トップを切って営業再開。素泊まりだが風呂も入れるのが嬉しい。コロナで完全個室。風呂上がりに前橋の山サークルの中高年御一行と山談義に花が咲く。
翌朝窓を開けたらビックリ。夕方から降り始めた雪が振り続いていた。小屋周辺は5cm強。
燧ヶ岳。小屋からノートレース。序盤は緩やかな登りも徐々に傾斜が増す。積雪は20cm強。吹き溜まりは膝下までありラッセル気味の登り。ルーファイに手こずりながら山頂めがけて樹林帯をアイゼン効かせガシガシ直登していく。樹林帯を抜け稜線に上がりGPSを確認したら90℃も違う燧ヶ岳の一つ赤ナグレ岳直下に立っていた。えっ?思わず目を疑い愕然とする。本峰への所定ルートへ合流しようにも山と谷を越える必要がある程のルートミス。事前の燧ヶ岳山頂周辺の複雑な地形の読図不足を後悔。さらにハイマツやシャクナゲが生い茂る灌木帯に阻まれ悪戦苦闘。バスの時間もあり本峰まであと一歩のところで無念の撤退。そのまま谷を下り見晴へ下山した。
檜枝岐小屋でお昼を済ませ帰路へ。再び尾瀬ヶ原の単調な雪原を歩きながら反省点の多かった今回の山行を振り返った。

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