弓折岳(ホワイトアウトにより撤退、鏡平ビバーク)
- GPS
- 10:50
- 距離
- 19.4km
- 登り
- 1,485m
- 下り
- 1,485m
コースタイム
- 山行
- 7:06
- 休憩
- 0:21
- 合計
- 7:27
- 山行
- 3:04
- 休憩
- 0:09
- 合計
- 3:13
天候 | Day1:晴れ→雪→吹雪 Day2:晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2022年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
①〜わさび平 ノーアイゼン。ちょいちょいデブリの上を渡る。そのほか崩落後や倒木がたくさん。 ②〜秩父沢出合 アイゼン着用。行きはよく締まっていた。帰りは大分腐っていて、踏み抜き注意。 ③〜大ノマ分岐 引き続きアイゼン着用。前日の降雪でパウダー、トレースなし。キックステップ多用。 ④〜弓折岳取り付き トレースなし。尾根まで膝丈ラッセル。山頂直下はピッケルが良いと思われる。ここで撤退判断。 ⑤鏡平〜大ノマ分岐 ここから下山。トレースなし。膝丈ラッセル。ブッシュの方を目指してトレースを作るものの、最後の尾根から降るところは斜度がきつい。 |
その他周辺情報 | 【下山後の温泉】 ひがくの湯:750円(登山者価格)透明硫黄泉。露天のみ。比較的熱め。錫杖岳を観ながら入れる。 |
写真
感想
【テント泊×雪山=撤退する勇気】
残雪期の北ア!
と思って行ってみれば、前日降雪、当日も降雪(吹雪)と、厳冬期かな?なコンディションの山行でした。
思えば、双六は夏に行ったきりだったので、できれば冬も行きたいと思っていた山でした。
結果的に、天候に恵まれず、予定より随分前の鏡平で幕営することになってしまいました。
夜はとても風が強く、いつテントが吹っ飛ばされるのか心配な中の就寝でした。
朝起きてみれば、実にいい天気。最高やん、と思いましたが、時間は有限。
ゆっくり行けば双六も行けたでしょうが、装備、ソロ山行でもっとも大切な己の体力ゲージの状況を考えて、撤退と相成りました。
これもいい経験、雪上の幕営手順にもまだまだ改善の余地ありです。
とても勉強になった山行でした。
また、他の山域と比べても比較的入山者が少ない北アルプス奥地。
来る人のレベルは基本的に高く、臨時パーティーを組んでくださった兄貴も的確な判断をする方でした。そういった意味でも、先達に学ぶことが多い山行でした。
ちょっと残念だったのは、長期滞在するパーティが装備不足で困っていたことでしょうか。そこで撤退判断をするのも勇気かな、と個人的には思いました。
【今回の装備】
ザック:サースフェー60+20(ミレー)
靴:モンブランプロGTX(スカルパ)
アイゼン:G12オーマチック(グリベル)
ストック:トレイルコルク(BD)
ピッケル:ドロンPlus(CT)
スコップ:レスキュー+Axe(K2)
メット:ベクター(BD)
ヘッドライト:スポット350(BD)
テント:エアライズ2(アライテント)
マット:中華製クローズドセル
コッヘル:コンパクトアルミクッカー(スノピ)
バーナー:ウルトラバーナー(イワタニ)
ハードシェル:ストリームパーカ/アルパインパンツ(mont-bell)
中間着:ライムライトインフレックス(マムート)
ベース:マムートのハーフジップ
ドライ:ミレーの網上下
ソックス:mont-bell極厚手+スキンメッシュソックス(finetrack)
グローブ:アルパイングローブ(mont-bell)/テムレス2winter
ゲイター:アルパインゲイター(mont-bell)
シュラフ:オーロラ900DX山渓モデル(NANGA)
防寒:ライトアルパインジャケット(mont-bell)/ダウンパンツ(NatureHike)/Gore-Texダウンシューズ(mont-bell)
食事:米三合、セイユーお墨付きカレーシリーズ、その他予備にパスタ300gとミートソース
行動食:練乳、塩キャラメル
水:4L(ナルゲンとソフトボトルとアルパインサーモボトルに小分け)
その他:マッチ、携帯トイレ、絆創膏、テーピング、アルコールティッシュ、ココヘリ、炊飯用メスティン
全体的にBDとmont-bell多め。
飯を美味しく食べたいが故、重量が増したのはご愛嬌。
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