記録ID: 4241584
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
奥秩父
落合>将監峠->竜喰山<-唐松尾山-笠取山>新地平
2022年05月03日(火) ~
2022年05月05日(木)


体力度
8
2~3泊以上が適当
- GPS
- 18:25
- 距離
- 46.0km
- 登り
- 2,659m
- 下り
- 2,685m
コースタイム
1日目
- 山行
- 4:03
- 休憩
- 0:11
- 合計
- 4:14
距離 16.2km
登り 1,141m
下り 532m
2日目
- 山行
- 8:20
- 休憩
- 6:16
- 合計
- 14:36
距離 16.6km
登り 1,195m
下り 1,166m
18:27
天候 | 麓の最高/最低気温予報 甲州市 5/3: 20/5 5/4: 26/7 5/5: 27/9 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2022年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
http://yamanashikotsu.co.jp/route_bus/route_sp_info/daibosatsutoge/ 新地平 10:15 - 11:10 山梨市駅 https://www.yamanashishi-kankou.com/wp/wp-content/uploads/2019/05/nishizawa_bus.pdf |
コース状況/ 危険箇所等 |
登山届は塩山駅前交番で提出 |
写真
塩山駅から大菩薩峠登山口方面落合行終点まで。
満員だったけれど、大半は大菩薩峠登山口で降り、自由乗降で鶏冠山登山口前で2組降り、終点までは10名程だったか。作場平まで車がほとんどかと思っていたので、これも意外と多く感じた。
満員だったけれど、大半は大菩薩峠登山口で降り、自由乗降で鶏冠山登山口前で2組降り、終点までは10名程だったか。作場平まで車がほとんどかと思っていたので、これも意外と多く感じた。
青のグラデーションが連なる模様がシックなグレーに映えて美しい。
舗装路歩きに嬉しい出会いがあり、しばらく足を止めていた。
(しかし、少し進んだ後、ここで交換したレンズを落としていたことに気付き、慌てて現場まで引き返すことになってしまったのだった)
舗装路歩きに嬉しい出会いがあり、しばらく足を止めていた。
(しかし、少し進んだ後、ここで交換したレンズを落としていたことに気付き、慌てて現場まで引き返すことになってしまったのだった)
道標によると写真中央から将監峠へ直接上がる道のようだけれど、登山地図では表記がなかったような、と見返してみると、うっすら北にのびるグレー破線が描かれていた。
右手に回って、将監小屋は間近。
右手に回って、将監小屋は間近。
好天予報の3連休の初日とあってか、テント場は大混雑。
コースタイムを40分程巻いての14時前到着の時点でも1張分のスペースが3箇所ほどしか残っておらず、その後も続々とテント泊の方々がやってくる。
コースタイムを40分程巻いての14時前到着の時点でも1張分のスペースが3箇所ほどしか残っておらず、その後も続々とテント泊の方々がやってくる。
翌朝、起き抜けにどら焼き1つを頬張り、最小限の荷物で将監峠へ上がり、竜喰山へピストン。
起床時のテント場からは満天の星、登るにつれて白んでいく空に星達の輝きは遠くなり、次の舞台、新しい日の幕がゆっくりと上がっていく。
起床時のテント場からは満天の星、登るにつれて白んでいく空に星達の輝きは遠くなり、次の舞台、新しい日の幕がゆっくりと上がっていく。
無名の1883mピークに乗り上げる。竜喰山山頂は眺望は全くないけれど、この辺りからの眺めが良いということでやってきたが、竜喰山を正面に他は開けていて、確かに気持ちの良い眺め。
軽装の今なら先に頂上を踏んで戻ってくることもできるかと思ったけれど、トワイライトの時間をゆっくりここで過ごすことにした。
軽装の今なら先に頂上を踏んで戻ってくることもできるかと思ったけれど、トワイライトの時間をゆっくりここで過ごすことにした。
テントに戻ると、地面には霜柱が、テントのフライシートには霜が降りていた。
昨晩はDrynamic Meshロング上下+中厚手のメリノウール上下+冬用フード付きフリース+Typhon Warm上下+Polar Techネックゲイター+厚手メリノウール靴下の装いで、最低-6度対応のシュラフにSOLのEscape Bivvyを外から被せて潜ったけれど、体感は充分か少しそれ以上に暖かく、シュラフとEscape Bivvyの間で結露していた。
昨晩はDrynamic Meshロング上下+中厚手のメリノウール上下+冬用フード付きフリース+Typhon Warm上下+Polar Techネックゲイター+厚手メリノウール靴下の装いで、最低-6度対応のシュラフにSOLのEscape Bivvyを外から被せて潜ったけれど、体感は充分か少しそれ以上に暖かく、シュラフとEscape Bivvyの間で結露していた。
日も高く昇り、テント場は既に大分空いてきているなか、遅めの朝食。
山中で食べる麺類では今は蕎麦が気に入っている。出汁の香りや蕎麦の風味が心安らぐ。
食塩不使用で蕎麦湯が飲める乾麺を使って、蕎麦湯は別のカップに移していただく。
山中で食べる麺類では今は蕎麦が気に入っている。出汁の香りや蕎麦の風味が心安らぐ。
食塩不使用で蕎麦湯が飲める乾麺を使って、蕎麦湯は別のカップに移していただく。
唐松尾山方面へは、西御殿岩から破線ルートの尾根道を辿って行くことにした。
危険箇所や判りにくい道はないけれど、シャクナゲが深く藪のようになっていて、通行に戸惑う箇所もあった。
花の時期はきっと見事だろうなと思いつつ、夏場は大変そうではある。
危険箇所や判りにくい道はないけれど、シャクナゲが深く藪のようになっていて、通行に戸惑う箇所もあった。
花の時期はきっと見事だろうなと思いつつ、夏場は大変そうではある。
笠取小屋テント場では、夜も将監小屋の前日より結構気温が高かったようで、シュラフカバーなしでも霜の降りた前日と同等くらいに暖かく、快適に眠ることができた。
朝、軽装で4時前に出発したものの、途中でカメラを忘れたことに気付き、急いで戻り、仕切り直し。そうこうしている内に、空がじわじわと色付いていく。
朝、軽装で4時前に出発したものの、途中でカメラを忘れたことに気付き、急いで戻り、仕切り直し。そうこうしている内に、空がじわじわと色付いていく。
急登にさしかかると、もうヘッデンは要らない程になっていた。
確かに急斜面に見えるけれど、しっかりした道で歩きやすく、見た目程急登と感じることもなく登ることができた。大菩薩の石丸峠から熊沢山への登りと似たような印象。
確かに急斜面に見えるけれど、しっかりした道で歩きやすく、見た目程急登と感じることもなく登ることができた。大菩薩の石丸峠から熊沢山への登りと似たような印象。
戻って朝ごはん。アルファ化米の五目ご飯を戻す際にあさりの缶詰を汁ごと入れて、良い風味が出た。
アルファ化米のパックは量が多いように思ったこともあったけれど、エネルギーを使う朝の食事とすると、1パック食べきってちょうど良く感じた。
アルファ化米のパックは量が多いように思ったこともあったけれど、エネルギーを使う朝の食事とすると、1パック食べきってちょうど良く感じた。
アナログの腕時計と携帯電話で時間が30分ずれていて、すれ違った方に時刻を確認させてもらった。
腕時計が遅れていて、やはり予定より30分遅れた出発になっていた。助かりました。
左手、雁峠へ向かう。
腕時計が遅れていて、やはり予定より30分遅れた出発になっていた。助かりました。
左手、雁峠へ向かう。
林道ということで期待はしていなかったのだけれど、舗装路はなく、引き続き沢沿いで景観も広々、結果的にとても愉しめた。
均されてざくざく歩けるのを良いことに、勿体ないと思いつつも急いで進んでしまった。
均されてざくざく歩けるのを良いことに、勿体ないと思いつつも急いで進んでしまった。
装備
個人装備 |
長袖Tシャツ
半袖Tシャツ
タイツ
ズボン
靴下
グローブ
防寒着
雨具
日よけ帽子
着替え
靴
ザック
ザックカバー
昼ご飯
行動食
非常食
調理用食材
調味料
飲料
ガスカートリッジ
コンロ
コッヘル
ライター
地図(地形図)
コンパス
笛
計画書
ヘッドランプ
予備電池
GPS
筆記用具
常備薬
ロールペーパー
保険証
携帯
時計
タオル
ストック
カメラ
ポール
テント
テントマット
シュラフ
シュラフカバー
携帯トイレ
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感想
飛び石連休のGW、好天予報の2回目の3連休に計画した、2泊3日で午前中下山のコンパクトな奥秩父山行。
5月頭のテント泊は初めてで、寒さやGWの混雑が懸念材料だったけれど、装備の買い足しやルートの入念な検討で、結果としてはどうにか対応できたようだった。
そんな制約の中から見出した今回のルートだったが、アプローチでは眩しい新緑、縦走路の稜線では南面の見晴らしと北面の野性味ある樹林、下山は美しい沢沿いの道と、爽やかな森の山の様々な面を味わうことができた行程となった。
また、今回泊まったテント場はどちらも展望地へ近く、早朝散策に好都合だった。
出発時にはまだ満天の星の夜空の中、白む空に光が遠くなる様子を感じながら静かな道を登り、広い眺望の中で景色が染まっていくのを待つ、美しいとき。
山中泊ならではの幸せな時間を与えてくれた。
GWの中で占めた日数は少ないけれど、深い安らぎがあり、その後しばらく心が山中に取り残されていた。
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