涸沢 北穂高 奥穂高岳
- GPS
- 23:44
- 距離
- 41.2km
- 登り
- 2,777m
- 下り
- 2,784m
コースタイム
- 山行
- 2:47
- 休憩
- 0:08
- 合計
- 2:55
- 山行
- 6:40
- 休憩
- 2:48
- 合計
- 9:28
- 山行
- 3:54
- 休憩
- 1:18
- 合計
- 5:12
過去天気図(気象庁) | 2022年05月の天気図 |
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アクセス |
写真
感想
圧倒的な存在感と絶対的な美しさでした。雪が残る穂高からの眺めは最高に気持ちよく、清々しいものでした。初日は天気がよくなかったので、横尾山荘で前泊し涸沢でテント2泊としました。以下、参考情報です。上高地にて前泊を小屋でするときには、西糸屋山荘、徳沢ロッジ、横尾山荘で相部屋で1泊2食つき1万円〜1万3千円にて泊まれるので便利です。天気は1週間前くらいで漸く各種予報が揃ってきました。天気の変わり方ですが、到着当日は、天気予報より天候が不安定で上高地でも寒気の影響が残り小雪が舞う、風も強い荒れた天気でした。帰る時は日差しが強くて夏日でした昨年に引き続き不安定で、直前でないとわからない感じでした。天気の変わり目がずれることも想定したほうが安全です。気温ですが、天気予報をみていると涸沢では、寒気がある日は夜の最低気温がー10℃、暖かくて0℃、夜が明け日がでると0℃から15℃くらいへ急激に温度が高くなる感じです。実際に日が照ると歩くのに苦労するくらいに雪が緩みます。日が当たると体感20℃をこえるので、1日で春夏秋冬を過ごせる重ね着の準備と装備が必要です。風をみていると朝は気温の上昇と共に谷底から穂高にむかって風が吹き、日没とともに穂高から冷たい風が涸沢に向かって吹きつけてきます。天気によりますが、テントは谷筋に対して入り口を真横にする方が良いと思いました。場所は、穂高から近いところは景色はよいですが風の当たりが強く、カール端の斜面の方が風を避けるのに好都合と思います。雪は硬くて、軽量スコップでは掘れず、削る感じです。雪崩を3カ所程で見ましたが、音も聞こえず、さらさらっと流れる感じでした。よく周りを見ながら歩く必要があります。雪崩の後は、大きな雪の塊が転がっています。北穂高は、沢を直登しながら、南稜横をぐっと登って頂上へ登るルートです。急な登りですが、ピッケルで安定をさせて、ガリマタ・横歩きで登り下りができます。急な坂が怖い人は慣れが必要です。涸沢から奥穂高山荘へは、もう少し急です。奥穂高山荘から100m程の岩場は危ないので、アイゼンを引っ掛けないように、ゆっくり足を置きながら歩けばつまずきません。雪の急登部分は、ピッケルとアイゼンを突き刺せば落ちることはありませんが、ちょっと嫌らしいです。すぐ脇にある岩場の裏に歩けるルーがありますが、浮き石もあるため、絶対に落とさないように歩く事が必要です。いづれにしても、ゆっくりと慎重に歩くことで、安全に登り下りができます。ここ以外は、安全な登山道です。ピッケルを雪に刺したり、岩に引っ掛けたりすれば、安全に歩けます。なお、穂高山荘から涸沢までの下りは、雪が緩むと足元から崩れるので、滑ったあとはすぐにうつむけになって、ピッケルを押さえつけて滑りを停めることが2回有りました。転けることを想定してピッケルを持っておくと問題ありません。涸沢ヒュッテのトイレですが、日の出前後30分が混み合うのでこの時間帯を避ければ待たずに利用できました。
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