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Yamareco

記録ID: 425440
全員に公開
積雪期ピークハント/縦走
八ヶ岳・蓼科

赤岳東稜

2014年04月05日(土) ~ 2014年04月06日(日)
 - 拍手
GPS
32:00
距離
10.5km
登り
1,326m
下り
1,305m

コースタイム

4/5
9:10駐車場−大門沢−12:40 2500m付近幕営

4/6
5:25幕場−6:00第一岩峰下−9:20第二岩峰下−11:40赤岳−15:50駐車場
天候 4/5 晴のち雪
4/6 ガスのち雪
過去天気図(気象庁) 2014年04月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
2014年04月07日 09:48撮影 by  PENTAX Optio WG-2 GPS, PENTAX
6
4/7 9:48
大門沢の二俣
2014年04月07日 09:48撮影 by  PENTAX Optio WG-2 GPS, PENTAX
4
4/7 9:48
大門沢の二俣
2014年04月07日 09:48撮影 by  PENTAX Optio WG-2 GPS, PENTAX
4/7 9:48
第一岩峰を左から巻く
2014年04月07日 09:48撮影 by  PENTAX Optio WG-2 GPS, PENTAX
1
4/7 9:48
第一岩峰を左から巻く
2014年04月07日 09:49撮影 by  PENTAX Optio WG-2 GPS, PENTAX
3
4/7 9:49
2014年04月07日 09:49撮影 by  PENTAX Optio WG-2 GPS, PENTAX
2
4/7 9:49
第二岩峰
2014年04月07日 09:49撮影 by  PENTAX Optio WG-2 GPS, PENTAX
5
4/7 9:49
第二岩峰
最終ピッチのルンゼ登攀
2014年04月07日 09:49撮影 by  PENTAX Optio WG-2 GPS, PENTAX
2
4/7 9:49
最終ピッチのルンゼ登攀
2014年04月06日 11:37撮影 by  PENTAX Optio WG-2 GPS, PENTAX
5
4/6 11:37
真教寺尾根を下山
2014年04月07日 09:49撮影 by  PENTAX Optio WG-2 GPS, PENTAX
3
4/7 9:49
真教寺尾根を下山
2014年04月06日 12:29撮影 by  PENTAX Optio WG-2 GPS, PENTAX
2
4/6 12:29
2014年04月06日 15:17撮影 by  PENTAX Optio WG-2 GPS, PENTAX
1
4/6 15:17
撮影機器:

感想

4/5(土)
9:10駐車場−大門沢−12:40 2500m付近幕営

サンメドウズの駐車場に車を停めて出発。雪の状況を見て、わかんと三種の神器は一部間引く。大門沢は以前歩いているので特に迷うことなくサクサク進み、二時間半ほどで二俣へ。途中から沢の真ん中に緩い尾根が出てくるが、真教寺尾根に上がらない程度に左に進めば大丈夫。

二俣でアイゼンを装着し、赤岳東稜の細くなった末端部分に取りつく。少し登ると開けた快適な斜面となり、一時間程度上がったところで幕営。
時間的にはまだ13時前だが、これ以上登ると地形的に幕営適地はない。ここで既に残りは標高差400m程度なので、強々メンバー二人で早立ちすれば一日で抜けられそうな感じ。


4/6(日)
5:25幕場−6:00第一岩峰下−9:20第二岩峰下−11:40赤岳−15:50駐車場

南岸低気圧が抜けた後、寒気が入って西高東低が決まるという流れで、深夜はずっと雪が降っていた。赤岳もガスがかかっているが、そこまで視界が悪いわけではないので、明るくなったタイミングで出発。雪はクラスト層の上に新雪が積もっているが、場所によっては足元が抜けて沈むので嫌らしい。

第一岩峰を左にトラバースしてから急斜面での登りでロープを2P出すが、今回は四人ということで非常に時間が掛かる。結果的には条件がよければロープなしで問題ない斜面だったが、視界が狭いのと雪が悪いのとで慎重に行動した。

ハイマツの周辺と、尾根の側面は沈みやすいので、ルーファイ力も求められる。第二岩峰の手前の尾根歩きも条件が良ければノーロープなのだろうが、今回は慎重を期して岩峰の基部まで2P。岩峰を左から巻いてルンゼに入り、稜線までさらに2P。

自分はそのうち2P分担当したが、今期雪稜二回目でランナーベタ打ち。もっとランナウトしようよと後ろからヤジが飛ぶ。最後のルンゼは結構立っているのでロープは必須。ビレイしている間、上から雪がドンドン落ちてきてラストはツライ。
途中少しだけ天気が良くなったが、すぐにまたガスに覆われ、雪の降りも強くなる。ロープ出し過ぎで、結局赤岳山頂まで6時間ちょっとかかった。

晴天時は盛況の赤岳山頂も本日は人陰なし。視界もないので早々に真教寺尾根に下り始める。真教寺尾根の下りは、この時期クサリが雪で埋まっており、一瞬ルートが分からなくなるレベル。また、クサリがあったということは滑落したらヤバい場所ということなので、下りはかなり危険。ダブルアックスのバックステップで慎重に下るが、初心者には厳しいルートと化している。

樹林帯に入るとようやく危険個所もなくなり、牛首山に登り返した後はアイゼンを外す。途中でカモシカに遭遇したりしながら、スキー場のトップに下山。そのままスキー場の横を歩き、山頂から四時間程度で駐車場にたどり着いた。


ロープ出し過ぎ、雪稜登り慣れてなさ過ぎで色々と反省が残る山行でしたが、その分課題を意識することができたので、そういった意味では良い山行でした。
春山かと思いきや、厳冬期並みの降雪の中行動することになったので、訓練としては中々お得な感じの週末でした。

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