乗鞍(大日岳、剣ヶ峰) Wピーク滑走
- GPS
- 06:02
- 距離
- 12.0km
- 登り
- 1,465m
- 下り
- 1,451m
コースタイム
- 山行
- 4:46
- 休憩
- 1:17
- 合計
- 6:03
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2022年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
【三本滝駐車場〜ツアーコース終了点】 ・ゲレンデ雪無し。ツアーコース開始点急斜面下からシール登行。 ・ツアーコース開始点急斜面登り上げは樹林帯側からカニ交じり。 【ツアーコース終了点〜大日岳】 ・位ヶ原台地の伊奈川右股左岸ハイマツ帯に沿って規制ロープあり。 ・ハイマツ帯上方から水平移動で前川源頭まで。 ・高天ヶ原コルよりやや高度を上げて雪切れの尾根をスキーを手持ちで越える。 ・剣ヶ峰と大日岳のコル手前から左手の岩ゴロの雪付きを繋いで山頂へ。 【滑走 高天ヶ原コル(E2780)まで】 ・ほぼ面ツルで快適。フィルムクラスト部分は最高にスキーが走る。 【高天ヶ原コル〜剣ヶ峰】 ・剣ヶ峰と大日岳のコルまでシール登行しシートラに換装。 ・E3000まではアイゼン無しで登れたが、その先は斜度も増しトラバース、直登交じり。アイゼン装着しダブルウィペットを効かせる。 【滑走】 ・山頂社殿裏から20mくらいツボで降りる。 ・ノドまでのスキーヤーズライトの一部で下が硬い。ターンの時にヒヤっとした。 ・ノドからはスキーヤーズレフト。上部でスラフが流れたが適度に緩んだ雪で快適滑走。 ・伊奈川左股を滑走しハイマツ帯の切れ目から位ヶ原台地に復帰。 ・ツアーコース開始点急斜面は薮が目立つがスキーで降りられる。 ・ツアーコース開始点まで降りたら右手の雪付きを辿ると迂回コース分岐点手前まで滑れる(一部藪滑走あり)。 |
写真
感想
2週間前に大日岳とのWピーク滑走を目指したが、爆風&ホワイトアウトで大日岳のみとなり、今シーズンは剣ヶ峰に登頂していない。
これは剣ヶ峰山頂社殿(長野県側)に行かねば。GWの快晴が約束された日に乗鞍へWピーク滑走に行く事にした。
5時40分過ぎに三本滝駐車場到着しゲレンデを見ると雪無し。覚悟はしていたが。。。6時10分過ぎ重荷を背負い元気よくスタート。
ゲレンデを登り上げてツアーコース急斜面下でシール登行に換装する。急斜面はだいぶ薮が出てきているが、ルートを選び樹林帯から登る。一部スリップするのでカニで登った。
ツアーコースは1番標識までの間で薮が目立つが、その後は全く気にならなかった。
位ヶ原の急斜面を登り上げたら進路は左手に。伊奈川右股を越えると左股との間のマツ帯に沿って規制ロープが張られている。規制ロープに沿って高度を上げ、ロープが無くなる所から水平移動で前川源頭を目指す。ここで高度を上げると前川源頭のトラバース時に斜度がきつくなる。
高天ヶ原のコルを目指し登行し、コル手前からハイマツに沿って少し高度を稼いでから、雪切れの尾根をスキーを手持ちで越えて裏側(岳谷源頭?)に出てシール登行。大日岳と剣ヶ峰のコル手前から左手へ進み岩ゴロの雪付きを進んで行く。2週間前の進退窮まったルートをGPSで確認したら今回とは、ほんの僅かなルートの違いだった。
大日岳登頂〜。
今回は難無くシールのみで登れました。貸し切り快晴なので自撮りをしたりパシャパシャしたり山頂を満喫する。
それでは山頂から面ツルの斜面へGO〜。適度に緩んだ雪が快適です。一部フィルムクラスの雪面は更に快適でE2780の登り返し地点までアッという間だった。2週間前はホワイトアウトで雪酔いしたが、今日は快適滑走に酔った。
シールを貼り大日岳と剣ヶ峰のコルを目指す。コルに出たら今度はスキーを担いでツボで登る。しかしE3000の岩の踊り場から先が急斜面のトラバースと直登になる。これは流石にツボでは無理。落ちたらただでは済まなそうなのでアイゼンを装着しダブルウィペットで慎重に登る。
剣ヶ峰登頂〜。
誰も居ないと思ったら、蚕玉岳方面から登山者さん3名が登頂された。登頂写真は登山者さんに撮って頂いた。ありがとうございます。
先程登った大日岳方面を見るとマイシュプールが見えた。位ヶ原方面を見下ろすと多くの登山者と山スキーヤーが登って来ている。これから剣ヶ峰も賑やかになるのだろう。社殿裏(長野県側)に回り込み入念にお参りしツボのまま少し降りる。
蚕玉岳と朝日岳のコルからスキーヤー、ボーダーが落として行った。自分は直下から落とす。
本日2度目のGO〜。
出だしはスキーヤーズライトからノドに落として行くと、柔らかい雪の下に固い所がありヒヤっとする。ノドから先はレフトに移動し、スキーを大きくスライドさせたらスラフが流れたので小回りで落として行く。ヤバイ気持ちよすぎる。基部まで滑ったら振り返りシュプールを見て悦に入る。
あとは伊奈川左股、位ヶ原急斜面をまったりと滑る。ツアーコースも荒れているが雪も軟らかいので一気に滑る。ツアーコース急斜面は薮も出てターン跡でボコボコだが距離が短いので苦にもならない。急斜面を降りたら右手の雪付きを辿ると、ゲレンデの迂回コース分岐まで滑って(一部藪滑走)終了。最後はスキーを担いでゲレンデを降り無事下山。
摩利支天滑り台も快適だが、シーズンに一度は剣ヶ峰山頂直下を滑りたい。
2週間前の主題も無事回収。快晴のなかワックスをしっかり塗ったスキーは最後までよく滑った。お疲れ様でした。
位ヶ原で高天原コルへ向かう後姿を見て大日岳狙いかななんて思いながら、剣ヶ峰にようやく辿り着いて岳谷側を覗くと丁度高天原コル付近を登ってくるところが見えました。もう大日岳山頂から滑ったんだ!早いなー!と感心しきりでした。
乗鞍剣ヶ峰お疲れ様でした。
天気も良く最高の山スキー日和でしたね。
お声がけした際に「歳が歳なので・・・」と仰っていましたが、剣ヶ峰に登頂してから滑り台まで滑られているじゃないですか。感銘致しました。
ツアーコース開始点急斜面もボチボチ賞味期限切れになりそうですね。自分にとっては、おそらく今シーズン最後の乗鞍になりそうです。これからは針ノ木岳と白馬岳で遊びます。
またお会いした際には宜しくお願い致します。
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する