記録ID: 4261399
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無雪期ピークハント/縦走
九州・沖縄
九州の秘境で球磨焼酎を味わう旅
2022年05月01日(日) ~
2022年05月04日(水)
熊本県
宮崎県
体力度
10
2~3泊以上が適当
- GPS
- 75:54
- 距離
- 83.6km
- 登り
- 4,631m
- 下り
- 4,266m
コースタイム
2日目
- 山行
- 11:23
- 休憩
- 0:27
- 合計
- 11:50
距離 22.5km
登り 1,450m
下り 1,120m
3日目
- 山行
- 9:33
- 休憩
- 0:26
- 合計
- 9:59
距離 19.7km
登り 942m
下り 1,568m
天候 | 5/1:曇り時々晴れ。日の入後、翌朝までやや強風 5/2:曇りのち晴れ。日の入後、翌朝まで強風 5/3:晴れ 5/4:晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2022年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス
帰り:熊本バスに乗り幣立神宮から熊本桜町バスターミナルへ。さらに、熊本空港まで移動。 ※平日と土日祝日でバスダイヤが異なる点に注意 |
コース状況/ 危険箇所等 |
最新版の詳細マップについては、下記ECO九州ツーリストが販売している地図が非常に参考になる。 https://www.eco9syu.com/news/sekiryo-map/ 上記地図に示されていない危険箇所について: 椎矢峠の高岳側の道は大きく崩落していた。降りれそうな所から強引に降りた。 球磨川源流の水場までの道を行くなら自己責任で。ソロで行くのはおすすめしない。 歩いてみて思ったことは以下の通り。地形図を読める能力が必要な山域のため、ソロで入山する方は十分気をつけてほしい。 ・倒木が多い ・踏み跡がかなり少ない。案内板やピンクテープが全くない区間もある ・水場は少ないため、担ぐ水量は計画的にした方がよい ・他の登山者に会うことが少なすぎる(高塚山の登りで2名、白鳥山山頂で約10名、向坂山山頂で1名) |
その他周辺情報 | 温泉: ・入山前 ゆのまえ温泉 湯楽里 <日帰り温泉の受付時間> 10:00〜21:30 <休館日> 第2・4月曜日 <入浴料金> 450円(シャンプー/ボディソープ備え付け) <泉質> ナトリウム−塩化物・炭酸水素塩温泉(低張性中性高温泉) ・下山後 通潤山荘 浜の湯(水風呂/サウナあり) <日帰り温泉の受付時間> 11:00〜20:30 <休館日> なし <入浴料金> 500円(シャンプー/ボディソープ備え付け) <泉質> アルカリ性単純泉(低張性アルカリ性低温泉) |
写真
感想
九州の山と言えば火山のイメージが強い。有名な火山にはほとんど登ったことがあるが、どこも人気のため静かな山歩きという点ではイマイチ。ロングハイクの対象としても微妙。
九州でロングハイクできる山域として、以前から気になっていたエリアが九州中央脊梁。通称「九州の背骨」。子供の頃から椎葉の奥深さは聞いていたし、車で訪れたこともあったが山は未踏だった。
今回の山行は石鎚ロングが終わったすぐ後にAさんに提案していたため、飛行機も早めに抑えていた。そして、球磨焼酎を担いでその酒が生まれた源流の水で酒を堪能することがテーマの山旅となった。
繊月酒造で担いでいく球磨焼酎を試飲しながら吟味したり、登山口までの長い林道歩きに辟易したり、稜線のブナやミズナラ、シャクヤク、シャクナゲに癒されたり、夜中に源流の水で割った熱燗を堪能したり、九州のへそから東西南北に広がる九州の名山を見て感動したり、となんとも慌ただしい4日間だった。昨年の大峯奥駆道に比べれば大した累積標高ではなかったが、毎日自分たちで担いだ源水で酒を呑めることが大きな達成感を与えてくれた。
種田山頭火の「分け入つても分け入つても青い山」というこの山域に対する呟きは、あながち間違ってはいなかった。
お互い球磨焼酎を土産に買って帰り、九州を離れても球磨焼酎の味を忘れられないでいる。
近年の登山は人気の名山やアクセスのよい山に人が集中しがち。そんな流行とは関係なくクラシックな山旅ができる脊梁は、静かな山を求める人にとっては魅力的に見えるのではないだろうか。
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