記録ID: 4268816
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
石鎚山
石鎚山
2022年05月04日(水) ~
2022年05月07日(土)
体力度
10
2~3泊以上が適当
- GPS
- 31:29
- 距離
- 44.6km
- 登り
- 3,855m
- 下り
- 4,038m
コースタイム
1日目
- 山行
- 4:22
- 休憩
- 3:33
- 合計
- 7:55
距離 8.9km
登り 1,962m
下り 574m
15:28
2日目
- 山行
- 6:20
- 休憩
- 0:17
- 合計
- 6:37
距離 12.2km
登り 634m
下り 713m
3日目
- 山行
- 6:53
- 休憩
- 1:09
- 合計
- 8:02
距離 15.1km
登り 1,161m
下り 1,158m
4日目
- 山行
- 4:28
- 休憩
- 2:22
- 合計
- 6:50
距離 8.3km
登り 98m
下り 1,593m
12:17
ゴール地点
天候 | 昼間は晴れ。夜は曇りだったり。最終日の夜は雨も降った。 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2022年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
船
フェリーは私の場合、車両4m未満の軽自動車、かつネット予約、さらに事前決済で往復約13,500円 出港予約時刻よりかなり早く到着しても、乗船車列に入り出港30分前までにチケットチェック受ければ乗船できる。(早く来る分にはOK。予約時間30分前までに来れなければ乗れません。アウト!) 西之川登山口近くにも有料駐車場あり。 今回、京屋さんに駐車。日帰りは1日500円。泊りは1日1,000円…これは誤算だった…( ノД`)シクシク…3泊なので3,000円の出費。 土小屋スタートなら駐車料無料だが、今回初めての石鎚山、正面から入りたかったのでロープウェイを選択。 周回予定なので片道切符、1050円。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
《一日目》 【石鎚山】 正面からの石鎚山、ロープウェイ利用なのでさぞやラクに行けるかと思いきや。 そうでした。テン泊装備、重量13Kg担いで百人くらいの登山者に追い越され(譲り)ました。 追い越して行かれる方、標準装備であっても皆様必ずしも涼しい表情ではありませんでした。それだけキツイということ。 登山道としては整備され、また有名な50mを超える長さの4つの極太鎖場もすべて巻き道がある。 総じて階段(木段、石段、金属)道。 【二の鎖元小屋テント場】 鳥居の下にソロ用ならキツキツ3張程のテント張れるくらいのスペースあり。無料。 早いもの勝ちなので、ここで昼食中の団体さんの目の前にも関わらず、快諾いただいたうえで幕営。以降、通りすがりの登山者から「あ!テントだ!」…と。 ここをベースに、渋滞を外した時間帯に弥山、天狗岳へ。 装備の重さと渋滞も相まって、試しの鎖、第一の鎖は巻いてきたので、アタックザックに替えて第二の鎖に挑んだ。 怖かった! 足掛かりのない岩に腕の力だけで足を置いたら…岩、滑るよぉ〜。。 どうにか足を置けた岩に片足踏ん張り、ぶっとい鎖をがしっと握りしめながら、これからの中盤、どう登ろうか、それとも降りようか、止まったまま動けずに吐き気がしそうになったくらい。これは私の好む登山とは違うことがわかった。 なんとか登ったが、第3の鎖?パスよ、パス!と〜ぜん。 ちなみに。 テント張れなかったら二の鎖元避難小屋泊もできる。500円の協力金要す。 併設のトイレは簡易水洗できれい。ペーパーアリ。協力金1回100円投入のこと。 手洗い水はあるが飲用には適さないそう。 飲用水は山頂小屋の量り売りで調達。500mℓ100円。 テント場からのトイレが階段の登りでキツかった。 天狗岳からテントに戻ると…あら? もひとつテントが増えてた! どんな人だろ。どこの人だろ。挨拶すべきか? いや、居ないかも。いや、寝てらっしゃるかも。 いいや。私はじぶんのこと。マイペースで過ごす。そう決めた。 けど。。。 幕主が戻ってみえた。お出かけだったみたい。 知らんぷりも不自然、挨拶交わし、やっぱ山の話を始めたら楽しかった。 南尖峰を登ってみえたナカナカのツワモノさまでした。 【天狗山】 今回のようにGW、混んでいると天狗岳へ向かうための順番待ちがあるので、最後尾と思しき方に確認をとって並ぶこと。 はじめの一歩二歩の鎖降り、意外と怖い。ここを降りれたら第一段階突破。 そこから暫くはたぶん落ち着いて歩ける。。。暫くは。 切れ落ちた岩のトラバースは、手足が短く50肩のハンデある私には、手掛かり足掛かりの確保に難儀、恐ろしかった。 ここで見ず知らずの、私よりへっぴりさんが近くにおられ、一緒に落ちて下さると( ゜Д゜)。俄然、落ちない、落とさない(この方を)気持ちが沸き上がり、要所要所で手掛かり足掛かりを確保したうえで硬く手を握って引っ張り上げる。 そうこうするうち、前を歩く方にも助けられながら、3人のへっぴリーズ結成。 これがきっかけで次回富士山に行こうと計画する仲に💛 《二日目》 【土小屋コース】 イカダ風の橋がたくさん。痛んでるところは念のため踏まないようにしよう。 多くの人が登り降りするメジャールート。 東陵分岐は要注意。南尖峰に意図せず登ることにならないように進行方向を見定める。ここのベンチでアップルデニッシュを頬張る青年(私から見たらw)と、ちょっとおしゃべり。南尖峰を上がるかどうか悩み中だとか。テン泊のごはんのことを尋ねられた。 石鎚山の登りでは遠くにピンクの花咲く木を眺めたが、土小屋コースは近くにピンクの花咲く木をいくつも見ながら歩けた。 下りきったら、モンベル等ショップのある賑やかな峠に。 そこから私は瓶ケ森への縦走路に。(若干迷った。石黒山への縦走路に入ってすぐに瓶ケ森への縦走路へ方向転換する分岐があった。) 【瓶ケ森縦走路〜よさこい峠〜シラサ峠〜瓶ケ森第一キャンプ場】 名野川越を目指す。車道に沿った山道を歩く。人ひとり歩けるくらいの道幅。 途中、滑らないよう注意を要す箇所、倒木を四つん這いでくぐったり跨いで超えたりする箇所等おでましに。かわいいお花を撮りながら歩ける。 よさこい峠は車道の峠。伊吹山への縦走路。入口に「足元マムシ注意」と。 キツさに思考も薄い状態。場合によってはシラサ峠(水場もテント場もある)で幕営もアリだな…なんて考えながら。登山道だけ笹の刈ってある登りをヨロヨロと登った。 伊吹山山頂に到着、テーブルとベンチ、そして背の高い三角点があった。 ここで、賞味期限のやたらと長い菓子パンを頬張り、エネルギー補給。 青空と眺め、気持ちの良い登山道に心地よい風にも元気をもらい、残った気力だけで瓶ケ森目指し、一歩一歩ゆっくりでも着実に辿り着こう。その気持ちだけで頑張る。 ダウン、アップアップ、ダウン、アップ…容赦ない。 左にででん!と大岩。どうやら「子持ち権現山」。テン場で一緒だった南尖峰を登ってこられた方が約2時間格闘されてやむなく諦めたという岩山。私は最初からスルーを決め込んでいたとこ。その登山口にはまだ20代だろうか、3人の若者がヘルメットを被って挑もうとしていた。無事登頂できたのだろうか… それから車道に出て、瓶ケ森登山口へ。やっと!!!!! 計画では、男山を経て女山(瓶ケ森)へ行く予定だったが、気力も体力も限界近かったから、今日の山頂は諦めてテン場へ。テン場までも長かった( ノД`)シクシク…。 そしてテン場からトイレ、水場もちょっと遠かった… テント張って間もなく、辺りはだんだんガスってきて、白いもやに包まれた。 《三日目》 【瓶ケ森〜西黒森〜自念子の頭〜東黒森〜男山〜瓶ケ森】 アタックザックに食料、飲料を詰めて、今日は身軽で縦走する。 朝露に濡れた笹路は、靴の中までぐっしょり濡らす…と、いくつものレポで見ていたので、上下カッパ。プラス、ゲイターという重装備で出発だ。 ご来光には遅い出発だったが、瓶ケ森山頂では雲海の絶景に胸震わせた。 ずっと佇んでいたい、見続けていたい景色だった。 視線の先に見えた尖がり(男山)に行きたかったけど、今日の最後に行こう。 目指すは西黒森。。。。美しい稜線! が! いったんグングン下って、そしてグングン登らねばならないことが一目瞭然なのだ。手放しで喜んで歩ける行程ではなさそうだから、帰りは車道歩きで割り切ることに。 私の体力じゃ西黒森まででおしまいの予定で歩いたが、なんせ今日はアタックザック。ホントは欲張って伊予富士まで歩きたいが、これは次回にとっておこう、と、結局東黒森までアップダウン歩いて車道で戻る。車道は黄色いたんぽぽロードに癒されまくり。そして、ワンボックスカーに乗った青年(昨日東陵分岐でお話したアップルデニッシュのお兄さん)と再会! 無事、東陵から南尖峰に登頂したそうだ。あっぱれ!すごいなぁ〜。 車道で帰ってるにもかかわらず、やっぱりキツイもんはキツイ。 今日も男山、諦めようかな…とチラリ考えたが、最後の最後のド根性で、重い一歩を進め、ガスに包まれながら男山登頂! さすが男山。祠は女山よりはるかに立派だった。 私の中では、瓶ケ森はガスの山。 明日はとうとう下山だ。 早起きしてご来光チャレンジすべく、早めに休むことにしよう。 《四日目》 【ご来光は残念だったけど〜東之川ルートにて下山】 目覚めたのは午前3時34分。 寝入るとき、雨が降り出していた覚えがある。 今はどうだ? …降ってない。ベンチレーションから空を望む、☆が見える。 テン場入口のベンチにいそいそと行き、腰かけて空を眺める。 シュッ!左上にひとすじの光が流れてった。 やった!!! これが見たかったノヨ。 みずがめ座流星群💛。満足。 テントに戻り、ふたたびお出かけ準備。 次は瓶ケ森山頂からのご来光狙い☺ 息を上がらせ登るも、なんか白い(-_-;)。 それでも、山頂に行き、ガスの切れ間をしばし待った。 なかなかなガス。今日、ここ、瓶ケ森からのご来光は諦めた。 それでも、雲を被った石鎚山、光を浴び始めた山々、下界の街並みは美しかった。 テン場に下りながら何度も立ち止まり、感動に浸った。 やっぱり四国の山並み、稜線って大好き。 まるで3Dの立体画像、緑の濃淡…と感じた昨日。 今日はまた違う。 まるで。 宇宙全体を司る神様が、大、中、小の、極太から極細のさまざまなミノを使って山々に彫りを入れた芸術のような。 そう思うと、思考は逸れるけど、その手が実際にあるのならば、こっそりと、しかもひとつ残らず、地球上にある核をつまんで、未来永劫宇宙に浮いたままにするべく取り除いてくれやしないかと切に願った。 そのうえで。持つ物持たざる者の差なく対等になれたらいいのにと。 まぁ、山はそんなことを考えさせてもくれるね。 さてさて、テントに戻って、下山の体力のために朝食をしっかり摂ろ。 長い長〜い下りに備えねば。 |
その他周辺情報 | 【その他周辺情報】 🚙を停めた京屋さんに併設の石鎚山温泉に。大人500円。 駐車券持っていたら無料。 白い濁り湯で、熱すぎずぬるすぎず、とてもいいお湯でした。 お腹空いていて、ごはんありますか?って訊いたら、うどんかそばなら、と。 行者うどんを食べた。この三日間を思うと、そりゃもう絶品の美味しさだった。 集金のお兄さんがとても優しくて。また来たい。 初日車中泊した小松オアシスから近い。一般道からも入れるから、車中泊はここがおススメ。 【持ち物】 60リットルザック。 食事袋 おやつ袋 着替え袋 雨具上下 エアマット コッヘル ガス缶 バーナー ストック ヘッデン 帽子 手袋 ペーパー プラティパス (共同装備) ソロだったけど 仲間からより軽いテントほかを借りたので 共同装備とした。 テント(シングルウォール)総重量700グラム?(自分のテントはダブルウォールで1.7Kgなので持ってこず) モバイルバッテリー40000mahぶん→これで端末2台分ぎりぎり持った あったかズボン(短パンタイツの私 テントで寒い思いせずに済んだ) |
写真
装備
個人装備 |
60リットルザック。
食事袋 おやつ袋 着替え袋 雨具上下 エアマット コッヘル ガス缶 バーナー ストック ヘッデン 帽子 手袋 ペーパー プラティパス |
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共同装備 |
ソロだったけど
仲間からより軽いテントほかを借りたので
共同装備欄に。
テント(シングルウォール)総重量700グラム?(自分のテントはダブルウォールで1.7Kgなので持ってこず) モバイルバッテリー40 000mahぶん→これで端末2台分ぎりぎり持った あったかズボン(短パンタイツの私 テントで寒い思いせずに済んだ) |
備考 | ジブンのモバイルバッテリーを入れ忘れたが、借りた大容量のものでぎりぎり持ってよかった。 メイク落としをもっていってたが、スキンケア用品の一切を忘れて顔がつっぱってしわしわになった。 ない知恵ふりしぼって、調理用に持ってたオリーブオイルを顔に塗った(-_-;) |
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