日帰りで黒部五郎岳へ
- GPS
- 12:00
- 距離
- 29.2km
- 登り
- 2,366m
- 下り
- 2,308m
コースタイム
- 山行
- 10:58
- 休憩
- 0:56
- 合計
- 11:54
天候 | 晴れ後曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2022年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
飛越トンネルには雪はありません。少し登って1600m位から雪がチラホラ。寺地山の下辺りから雪は繋がってきました。北ノ俣避難小屋の入り口の水場はじゃぶじゃぶ出ています。スキー場の様な斜面を登りきると稜線へ。稜線は夏道もポツポツ出ていました。基本的には雪上を歩けるので自由に歩けます。黒部五郎直下はやや急な斜面を直登し山頂へ。雪溶けは非常に早く、雪の状況は日々変わると思われます。 |
写真
感想
飛越新道から黒部五郎岳へ。2回目の飛越新道だけど、相変わらずアクセスが大変。本当は土日で一泊、稜線で幕営して黒部五郎と薬師岳と2座行きたかったけど土曜の夜の(稜線の)天気が微妙なのと、土曜の夜に高山の知り合いの方にご招待の連絡を頂いていたのでそちらに顔を見せるべく急遽日帰りでの山行になった。パッキングを日帰り仕様に変えて長い山歩きになるので出来るだけ軽くしようと必要最低限なモノで極力軽量化を心掛けた。
日が変わる前に自宅を出て真夜中のドライブを延々3.5時間。やっと登山口手前に辿り着き2:30頃にスタート。ヘッデン付けて黙々と歩き寺地山辺りで夜明けを迎える。薬師岳や北ノ俣岳の全容が見えて来た。右手を見ると笠ヶ岳が。最初はこれを黒部五郎岳と勘違いし、こんなに遠いの⁇とやや辟易しつつも、北ノ俣岳へのスキー場の様な斜面を登って稜線に到着。時刻は6:30。稜線に着いた瞬間に黒部源流の山々が飛び込んで来る。薬師に赤牛、水晶、鷲羽…北アルプスのオールスターが優しく出迎えてくれる。そして一際目立つ槍穂に黒部五郎岳。五郎までは見た目通り遠いんだけど心地良い稜線歩きを楽しめるので往路はそこまで遠くは感じなかった。多少のアップダウンを繰り返しながら五郎の直下へ。ここはやや急な斜面ではあったけど、雪が程よくしまって歩きやすかった。とはいえ約300m直登するので大変だった。10歩進んでは一休み…というのを繰り返して山頂直下でようやく斜度が緩んだ。そこから程なく歩いて山頂へ。良い天気だったけどGWも最終の土曜という事もあり、ここまで誰とも会わなかった。自分1人、広大な景色を独り占め出来たのが嬉しかった。五郎のカールにはまだまだ雪がべったり付いていて少し足がすくんだ。ここをスキーで降る人もいるんだなぁと思うと山スキーをやる人って凄いよなぁといつも思う。いつまでもここにいたいなとぁと思ったが復路も長い。ここから登山口までまた戻らなくてはいけない。誰もいなかったので久々に自撮りなどもして下山へ。登って来た雪の斜面はまだまだ締まっており快適に降る。登りではあんなに苦労したのにあっという間に直下に到着。相変わらず周りの山々は素晴らしくよく見える。陽の当たり具合も変わり山が輝いて見える。しかし本当に大変なのはここからだった。北ノ俣までの登り返しがかなりキツく、この復路ですっかり体力を奪われてしまった。なんとか北ノ俣まで戻って来て、稜線の景色も見納めだなぁと後ろ髪を引かれながら下山へ。北ノ俣岳避難小屋までのスキー場の様な斜面もが快適に降る事が出来た。ツボ足で滑る様に降りあっという間に高度を下げる。避難小屋前で3日間この山域で山スキーを楽しんだという2人組に遭遇。この日初めてのスライドだったので嬉しくて思わず話し掛けてしまった。とても明るい2人の方に元気を貰えた。ありがとうございます。北ノ俣避難小屋で水を補給し下山路へ。微妙なアップダウンを繰り返しなんとか飛越トンネル登山口に到着し下山。
アクセスは遠いが、この時期は静かな山行を楽しめるこの山域は毎年行きたいなぁと思わせてくれる。今回の長い山歩きも退屈させない素晴らしい景観を終始楽しむ事が出来た。
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飛越トンネルまではまだ車は入れませんでした。6/1から開通する様ですね。
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