那須岳(峠の茶屋駐車場-朝日岳-茶臼岳)
- GPS
- 03:03
- 距離
- 7.2km
- 登り
- 635m
- 下り
- 634m
コースタイム
天候 | 快晴(でも強風) |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2014年04月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
帰り:行きの逆。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
全体的に雪や氷で覆われているところは少なかったです。 シャリシャリの雪があるのは登り始めの15分位と、峰の茶屋跡(避難小屋)の手前の茶臼の陰になっている部分、峰の茶屋跡(避難小屋)から朝日岳に向かうトラバース部分、そして茶臼岳に所々という感じです。 そのうち、私がアイゼンを使用したのは峰の茶屋跡(避難小屋)から朝日岳に向かうトラバース部分です。(短いトラバースでいちいちつけて外すのがちょっと面倒ですが。) 朝日岳まで向かう人は一応ピッケルを持って行ってください。アイゼンはあった方が無難だと思います(念のため)。 朝日岳の肩手前は少しガレ場になっています。 |
写真
感想
これまで一緒だった冬山登山仲間たちはスキーやら仕事やらで都合がつかず、begreenの両親にも今回は付き合ってもらえず、ということで久しぶりのソロ登山です。一人だと特に待ち合わせとかもないので、朝適当に目が覚めてからのんびり準備をして出発です。天気予報によると風が18m〜20m。これまでだったら諦めて日程を変更したかもしれないけど、もしかしたらちょうどいいトレーニングになるかも!と思い行く事に決めました。
駐車場からの森林限界に出るまでの間は、結構雪が残っているのですが、すでにトレースもいっぱいあって結構歩きやすい状態だったので、アイゼンなしでもスムーズに進めます。途中下りてくる人に話を聞くと、上の方はだいぶ風が強いそう。茶臼岳の方とかもすごいから撤退してきたとの事でした。こういう時、自分も戻っちゃおうかなとかちょっと迷いますよね… でもまだ歩き始めてすぐだし、ここで引き返すのも寂しいので行けるところまで行く事にl。
森林限界から峰の茶屋(避難小屋)までの間、だんだん風が強まっていきましたが、それでもちゃんと前に進める程度だったので進みます。出発してから40分ほどで峰の茶屋(避難小屋)に到着です。この時点で結構風が強くなってきたので、いったん避難小屋内で今後のプランを立てることに。予報だと、午後になるにつれて風が強くなって風速20mを超す可能性があるようなので、とりあえず行っておきたい朝日岳を先に目指します。外で準備をしていると、引き返す人や茶臼岳に行く人ばかりの中で、一人三本槍まで向かうという男性がいらっしゃいました。どうやら水戸から来ているそうで、那須にはしょっちゅう来られてるそうです。同じ方面なので途中までご一緒させていただくことになりました。心強いです。
どうやらこの日の朝日岳方面への最初のトラバース部分を渡る人は私達が一番乗りのようです。泥をかぶった雪を踏み白く変わっていく姿を見ると何だかちょっと嬉しい気分になります。
でもそんなトラバースも短くてすぐにおしまい。せっかく履いたアイゼンを片付けます。
ここでよかったなと思った事が2つ。1つは、トラバース部分は山が風よけになってくれて、ほとんど風がありませんでした!あの突風がトラバース部分で襲いかかってきたらどうなるかと心配だっただけに、風が弱かったのは本当に安心でした。そしてもう1つ、朝日岳のバリエーションルートに取り付いてる2人組が見れた事でした。先を歩く水戸の男性が岩場の人を発見し教えてくれました。この風の中のあの場所に取り付くだけでも相当大変だろうけど、さらにその上まで行こうと思う精神力すごい、、、やっぱりああいうルートを行けるの人って一般の登山者とは違ってるんだろうなー。
話は戻って一般登山道に。私達の向かう朝日岳まで、ここから先は岩稜帯が増えてきます。この容貌が格好良いので、那須の中でも一番のお気に入りです。そして凍結箇所等はないので基本的には夏道とさほど変わりません。ただ風が、、、強風に煽られると、普通に立ってるだけでも倒れそうになったり飛ばされそうになったりするし、まっすぐ歩いているつもりでもよろよろ歩きになったりとヒヤリとする事が多かったですが、岩の周りの足場の狭い所ではちゃんとチェーンがついているので、逆に安心でした。トラバース、風の通り道、チェーン部分などそれぞれ短くても色々な体験をしながら30分ほどで朝日岳到着です。他に先客はおらず独占状態です。にぎやかな茶臼岳もいいけど、朝日岳の静けさもいいですね。。風があっても視界は良好なので、山頂からの景色はご立派。少しばかり景色を堪能して下山開始します。朝日岳の肩から先は水戸の男性は予定通り三本槍に向かうそうなので、ここでお別れです。若干心細くなりつつ一人ガレ場を下ってたら早速滑って軽くしりもちをつきました(^_^;)そういえば私ガレ場苦手なんだった。。。冬山ってガレ場が少ないから忘れてたけど。帰りはさらに風が強まってきて何度か立ち往生してたら、行きの1.5倍ほど時間がかかってまた避難小屋に戻ってきました。
まだお昼時間にもなってなかったし、せっかくなのでこのまま茶臼岳に行く事に。こちらも結構風が強いですが、道が幅広く、多少吹き飛ばされても転ぶ程度で谷底に落とされるという恐怖心が少ないのでちょっと安心です。とりあえず時間もたくさんあるので、お釜周りをぐるりと一周しながら茶臼岳に行きました。このお釜周り、みなさんスキップして茶臼岳に最短距離で行っている人がほとんどのようでしたが、このお釜周りから見る景色が良く結構おすすめです。1周も結構短くあっという間ですよ。
特にお腹も空いていないし風もあるので、山頂ごはんもせずにそのまま下山してこの日の登山終了です。わずか3時間半でしたが、風の中の登山トレーニングにもなったし、景色も良かったのでたっぷり1日遊んだ気がしました。
おしまい
補足:
歩いた歩数: 16,600歩
登山の行動時間:3時間30分
つぶやき:
那須に来るといつも、オシャレな山ガールさんたちがたくさんいるので、参考になります。
今朝出かける際、動きやすいジャージのズボンを履いて登山に出かけようとしていた私を見て、
両親そろって「なんて恰好なんだ、ひど過ぎる…恰好悪いし、山をなめてるとか言われかねない」と騒いでいたので、仕方なく山用パンツに履き替えたのですが、今日もたくさんのステキな山ガールさんたちを見て、つくづく「ジャージじゃなくて良かった・・・」と思いました(^_^;)
無事下山出来て安心しました。山頂での写真に右手だけ写っていたので苦笑いです 。
あとから朝日岳に登っている人が清水平から数名確認できましたが三本槍に向かう人は私一人でした。下山時は強風にも慣れて行きよりは余裕でした。
nomorecryさん、三本槍お疲れ様です!ヤマレコユーザーさんだったのですねっ。あの風の中、三本槍までの距離を歩くなんてたくましいですね。朝日岳で十分満足してしまっている私とは大違いです・・・わずか40分足らずの時間でしたが色々とお話ししながら行けたので楽しい休日になりました。ありがとうございます。
ところで強風って慣れるものなんですか?!風の中を歩くコツみたいなものを身につけられたのでしょうか。私の場合ちっとも慣れず、最後の最後まで気を張りっぱなしでした(^_^;)
返信ありがとうございます。わたしはヤマレコユーザーではありませんでした。begreenさんにコメント投稿するのにユーザー登録しました。これを機会に私も山行記録を書こうと考えています。
あの日の風速で体が浮いてしまう程ではないと経験すると安心感が生まれ、余裕がでてきました。風の吹く方向に体の重心を傾けながらバランスを取って歩くのを楽しみました。
急に風が弱まるとよろけましたけどね。勿論、万が一バランスを崩しても転倒しない備えでピッケルで転倒防止は怠りませんでしたよ。
ザックのサイドポケットに差してあった折りたたみのクッションを風で飛ばされて紛失していたり、アイゼンでスパッツを破いてしまったり結構ドジしてます。スパッツを破った件は日記に投稿しました。
風の中、バランスを取って歩くのを楽しむ、、、ですか。私もいつかそう思える日が来るといいのですが。
そして、nomorecryさん、コメントのためにユーザー登録してくださったのですねっ。感激ですっ。今後の山旅記録も楽しみにしていますね!
昨日はそここそ風有りましたね。
気まぐれで、ゴーっと時折吹いてくる奴にヨロッとさせられるんですよね。
真冬より風が軽く感じられましたが、自分が太ったからかも知れません。ハハハ
那須は良く行きますが、峰の茶屋避難小屋付近、剣ヶ峰の先などU字の場所はやはり風が強いです。
おおむね東側の斜面は、風が弱いので歩き易いかな。
実は剣ヶ峰を登って越えていくと、稜線上はそんなに強くなかったりもします。
だんだん暖かくなってきて、那須はオシャレな方がいっぱいになってきたので、自分はそろそろ奥地に引っ込もうかな。
begreenさんも、おしゃれと安全な山行を楽しんでください。
またどこかですれ違いましょう
exceedincさん
時間的にやっぱりすれ違っていたかもしれませんね。帰りも同じくらいの時間ですよね。
そして過去の分含めて記事読ませていただきました!茶臼岳までの行きの道は一般登山道では無い方から行き、南月山の方まで行っていたのですね。すごい。あと、きれいな写真の数々、感謝、感謝です。(今回晴れ間がたくさんあったにも関わらず、私は写真ほとんど撮っていなかったので残念に思っていたところでした。)
風の情報も色々ありがとうございました。剣ヶ峰をトラバースではなく直登するというのは、今年冬の間中ずっとやりたいと思っていたのですが、やらずに冬が終わっていました。。。次の冬の楽しみにしたいと思います。
奥地に引っ込まず(笑)、どこかの山のメジャーなルート上でまたすれ違いましょう!!
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