【奥美濃】徳山富士(925m)丸山(698m)
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- GPS
- 09:54
- 距離
- 13.6km
- 登り
- 1,247m
- 下り
- 1,237m
コースタイム
- 山行
- 8:47
- 休憩
- 1:07
- 合計
- 9:54
徳山富士を手っ取り早く踏むには、越谷(こいたに)と八谷谷(はったんだに)を結ぶ馬坂越を起点に、南へとコースを取ればいい。
半ばジョークなのだが、かつて「徳山湖のダム堤を渡って819尾根に取りついてみたら?」と夢想したことがあった。
しかし、このプランは超リスキーで、監視カメラで捉えられた瞬間、テロリスト扱いになる可能性が大だった。ダムは重要インフラなのだ。
いつぞや、こんなことがあった。三角点探しのあげく、知らず自衛隊基地に迷い込んでしまった。いきなりパトロールの自衛官に捕捉され、迷彩柄の自衛隊車両に、ウンもスンもなく乗せられた。しかも、前列座席に両側から自衛官にはさまれ、逃げようと思っても逃走不可能だった。
おまけに車両後ろの幌の中から、二匹のシェパードにガンガン吠え立てられ、心臓が縮み上がった。そしてゲートまで強制送還され、ようやく釈放された。
そんなこんだで、今回は正攻法を取る。・281から819尾根と848尾根のいずれかをトレースしてみよう。
過去天気図(気象庁) | 2021年12月の天気図 |
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感想
✻✻✻ 281〜徳山富士 ✻✻✻
林道は、すぐ落石で通行止めになった。川の瀬音を聞きながら・281へと移動。当初は、819尾根に取りつくつもりだった。でも、林道の入り口には、通せんぼするかのように赤いタオルが枝にかかっている。かたや、848尾根の取りつきにピンテ発見。よーし、代案で行くか。
岩塊まじりの急登は古いトラロもある。やがて、雪の林床になった。昨日の派手な雨は、雪となって降り積んでいた。このまま、根雪になりそうだな。
揖斐川右岸の山並みや、これから目指す徳山富士が真っ白だ。俄然アゲアゲ・ムードだったんだけど、クマの落とし物を見た瞬間、縮みあがった。
848で主稜線に届く頃には、積雪は20僂曚匹砲覆襦ブナ林を縫って歩く。凍てついたヌタ場を越える。その先の切り開きが目指す山頂で、ひそやかに「徳山富士」のプレートがかかっていた。
静かなる感激というやつだ。三角点を掘り起こしてバンザイする。反射板に立つと、完ぺきな絵だった。正面がミノマタ・上谷山・鏡山。その左が、蕎麦粒に続く黒津・天狗・ブンゲン・貝月・小津権現。右奥は越美の国境で、美濃俣丸・不動・笹ヶ峰・千回沢・釈迦嶺・金草・・・のんびり陽だまりにくつろぐ。
✻✻✻ 徳山富士 〜 駐車地 ✻✻✻
イソクラ・能郷白山・前山を見ながら折り返し。1080m分岐までの区間は、さらに雪が深くなる。積雪が30僂魃曚─⊃契磴離薀奪札襪話鰐に体力を奪う。
それでも、若丸と冠山の二兄弟が登場し、屏風や白山が見えてくると、じわじわ感動の波が訪れる。
吹きだまりに足を取られながら、雪を被った灌木をくぐる。しぶとく歩いて1080mにゴールイン。時間的に、雷倉は諦めるとするか。
さ、下山。地形図にらんでコースを頭に叩き込む。
まずは
)明照根を辿り、標高1010mの舌状地形を確認する
▲灰鵐僖垢鯑鄒召帽腓錣擦読弦900m付近で尾根型にまとまってくるのを待つ
H根と斜交する林道型を待って丸山東のコル地形に立つ
の啼擦縫丱ぅ丱(@^^)/~~して三等丸山三角点にタッチ
ゴ飮垣焼酥根に乗って駐車地をピンポイントする。
でも、実際はイメージ通りにはいかない。丸山からの下山にして、時計回りに西南〜西〜北西へと弧を描く尾根にうまく乗れない。難しいのは標高600m付近。だらーっとした丸い斜面からつながるはずの尾根型がなかなか見つからなかった。
それにしても、1080mで目にした雷倉や花房。惚れ惚れする優美さ、とだけ書いておこう。
楽しかった新雪の山は、冒険の続編までもプレゼントしてくれたようだ。
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