くじゅう連山17サミット
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- GPS
- 14:52
- 距離
- 21.2km
- 登り
- 2,128m
- 下り
- 2,137m
コースタイム
- 山行
- 13:16
- 休憩
- 1:35
- 合計
- 14:51
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2022年05月の天気図 |
アクセス |
写真
感想
前日昼過ぎに自宅を出発。下道を走るが、流石に連休とあってナビ通りには進まない。
夕飯は何にするか、八女を過ぎると極端に田舎になってコンビニも数が少なくなる。ましてや、くじゅうあたりの夕方はどこも早くに閉まってしまう。
登山中の食べ物はなるべく軽くするために、いつも食べているレーズンバターロールと、行動食にバームクーヘン。
お弁当のヒライで弁当を買う。保冷するものはなかったがクーラーボックスを持ってきたので、保温できたらと弁当を入れた。
早く食べたほうがいいのだが、先に温泉に入る。
法華院温泉高原テラス(花山酔)に到着するも受付が18時で、既に10分ほど過ぎていた。ダメもとでフロントにお願いすると、快く入れてくれて感謝である。
その後、長者原の駐車場に移動して車中泊をしようと思ったが牧ノ戸へ移動した。
既に結構な車の台数が停まっている。
向かい側の車は、スモールなのか点灯したまんま、明るすぎる。星空も見にくいではないか。
外気温は約7℃、室内は15℃ほど。助手席側をフラットにしてマットを敷いてシュラフで寝る。暑いくらいだ。
坊がつるでテント泊の人に後で聞いた話だが、坊では朝方氷が張るほどだったという。
なかなか寝付けないが、2時半に起床し準備する。外は5℃ほどだろう。ダウンも着て3時前に出発した。
ご存知の通り、牧ノ戸の最初の坂は辛い。
ストックを使いながらも息が切れる。本当に行けるのか?そう思ったくらいだ。
先に明かりが動いている。普通の格好をしたカップルが歩いている。こんなに朝早くに星でも見るつもりだろうか。
二人を追い抜き、まずは沓掛に到達。ここは通過地点だがとりあえず写真を撮る。
先ずは、星生山だ。いつぶりだろうか、3度目になる。
うっすらと東の空が赤く青くなってきて綺麗な光景を見ることができた。カメラを構えた先行者がいる。
朝駆けをする人の気持ちもわかるね。
星生崎へ向かうが、こんな危険だったかね?迷いそうになりながらも避難小屋へと着いた。
ここで少し休憩をして明るくなった久住山を目指す。
ここも数年前に山開きで仲間と来た以来だ。そしてここは初めてくじゅう連山に来た時に登頂した思い出の山頂でもある。その時はガスガスで何も見えなかったけどね。
星生もそうだったが、ここも先行者がいた。
今日は、綺麗な日の出が見えましたね、と声をかけられた。
天狗ヶ城、中岳も先行者あり。
今までなかなか来るタイミングもなかった稲星山。初登頂である。
ここも先行者あり。どこも誰かいる。
稲星から白口までは軽快であったが、白口の下山は大変だ。崩落場所もあるし黒土のズルズルオンパレード!
途中では、水分補給、アミノ補充や膝へのエアーサンロンパスなどメンテナンスが欠かせない。
鉾峠をすぎ立中山。沢山のミヤマキリシマに囲まれるが、あのシャクトリムシに襲われる (^_^;A
今年は綺麗に咲くのかな〜?
大船山へ。分岐を過ぎるとザレ場の登山道。キツイ!稜線まで出ると大船の遠い事!唖然とする。知っていたけどね。
北大船はあっという間。しかし、坊までの下山もきつすぎた。
しかし、ほら、坊まで行けば冷たい水が飲める!その希望を胸に黙々と降りる。
やっと辿り着き、水場へ向かい顔を洗うと気持ちいい!頭から流すとヒートした脳もクールダウン。
立ち寄った人が言う「この水は飲めるのかな?」
これを飲まずして何を飲む!?命の水だぞ!飲めよ!・・・と心の中で呟いた。
しかし、後はあの三俣である。坊ガツルから聳え立つあの南方直登。
心が折れそうになる。
まだ時間はある。ゆっくり行こうと決めて歩き始める。噂には聞いた直登だがゆっくりと登れば問題ないだろう・・・。甘かった!
崩落したところもあるし、よじのぼりもあるし、登っても登っても着く気がしない!
途中眩暈がしそうにもなるが、口に入らないロールパンを無理やりねじ込んで水で流し込む。
不思議だ。極限になると少しの食べ物で体が反応する。だるかった足が回復する。人間の体はすごいね。
2名の人とすれ違う。降りるのも大変だ。
そしてやっとのことで三俣南方に着いた。写真を撮り足速に本峰へ向かう。訂正する、足は早くない、やっと動かせる程度だ。
そして山頂標が見えてきた、ここは確かに足速だ。
込み上げる、胸に熱いものが込み上げる。
遂に辿り着いた!
嬉しい!
同時に到着した若者がいて、写真を撮ってもらう。
同じく17をやってみたらしいが、僕の出発とは3時間差。若いってすごいね!
後は、スガモリへ慎重に下山し大曲へと向かった。
今まで行ったアルプスよりとてもきつい山行でした。
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