アカヤシオの咲く古き良き?砂山をたずねる(竜ヶ岳山系)
- GPS
- --:--
- 距離
- 8.4km
- 登り
- 692m
- 下り
- 680m
コースタイム
距離: 約8.8km、約5時間17分 *停止時間含む
往路:約3.9km、約2時間55分
復路:約4.8km、約2時間19分
往路:砂山遊歩道
11:00観光案内所 - 11:11休憩所1 - 11:31休憩所2 - 11:45休憩所3
11:55No.198ベンチ - 12:10休憩所5 - 12:29No.97尾根道分岐
12:36砂山山頂
(休憩約16分)
12:52砂山山頂発
13:11砂山奥展望台
(撮影約9分)
13:20奥展望台発
13:30No.86(西尾根の分岐点)
13:53砂山西尾根入口
13:55小峠
復路:砂山北尾根
13:58砂山入口
14:12孫次郎谷出合
(休憩約10分)
14:22孫次郎谷出合発
14:24砂山分岐 - 14:36No.86
14:52奥展望台
15:00砂山北尾根 - 15:20P593 - 15:32P538
16:00北尾根入口
16:02裏道入口 - 16:03遠足尾根入口
16:17案内所
区間タイム
往路
観光案内所 - 砂山山頂 約96分 [+6]
砂山山頂 - 砂山奥展望台 約19分 [+4]
砂山奥展望台 - No.86分岐 約10分 [--]
No.86分岐 - 小峠 約25分 [--] 0.6km
復路
小峠 - 砂山分岐 約16分 [+6] 0.7km
砂山分岐 - No.86分岐 約12分 [--] 0.4km
No.86分岐 - 砂山奥展望台 約28分 [-12]
砂山奥展望台 - 北尾根分岐 約08分 [--]
北尾根分岐 - 北尾根入口 約60分 [--]
北尾根入口 - 裏道入口 約02分 [--]
裏道入口 - 観光案内所 約15分 [-5]
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2014年04月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自転車
☆宇賀渓キャンプ場 http://www.ugakei.info/ 普通車 : 500円 二輪車 : 200円 自転車 : 無料 駐車料金に環境保全協力金が含まれてる。 車1台\500を払えば同乗者の分は不要。1名でも8名でも1台\500 3名以上で相乗りする場合は有料駐車場を利用した方がお得。 *自転車、タクシーで訪れた場合で登山をする人は環境保全協力金200円が一人ずつ必要。 ★落合橋駐車場 駐車料金無料 ただし環境保全協力金¥200は必要 *有料駐車場を利用せず落合橋の無料駐車場を利用した場合で登山をする人は環境保全協力金200円が一人ずつ必要。 *BBQ利用の場合は協力金は不要。 【最寄り駅】 三岐鉄道大安駅 宇賀渓までのバスは廃止になってます 【コンビニ】 ★大垣、関が原方面(R365, R306) ミニストップ治田店(ラスト) サークルK北勢あげき店 ★四日市、鈴鹿方面(R306) セブンイレブン菰野町千草店(ラスト) サークルK菰野千草店 ★四日市、鈴鹿方面(県道140号線通称ミルクロード) ローソンいなべ大安店(ラスト) サンクス大安いしぐれ店 ★桑名、愛知方面(R421) ローソンいなべ大安店(ラスト) |
コース状況/ 危険箇所等 |
【登山ポスト】 ☆観光案内所にある ☆石榑峠 【トイレ】 ☆観光案内所(簡易水洗) 【砂山遊歩道】 砂山山頂手前のNo.97までは道幅も広く石段で整備された歩きやすいルートです。 石段自体は四角く切り出された石ではないので段差もバラバラで崩れかけたのもありますが注意して歩けば問題は無いです。ただその段差が負担になるのですが… 所々にベンチが置かれてて休憩しやすくなってます。 分岐点がたくさんありますが標識が設置されてるので迷う事はないと思います。 途中で尾根道に入る事が出来ますが尾根道は目印もない険しい道ですが石段が苦手、より山道を歩きたい方はそちらがオススメ。 【砂山登山道】下り *砂山山頂〜砂山分岐 砂山山頂(正確にはNo.97)を境に西側は石段等で整備されてない一般的な登山道になります。 基本的に尾根伝いで、位置確認Noの札が多数取り付けてあるので迷う事はないと思います。 山頂を過ぎてからも少し登りますがあとは緩やかな尾根なのでちょっとした稜線歩きを楽しめます。 No.89のすぐ手前(麓側)に竜ヶ岳を望める展望台があります。といっても特に整備されてる訳ではなく視界が開けてるだけです。目印も標識も何もなく登山道からちょっと脇に入るため見落とされやすいです。 【砂山旧道(西尾根)】下り *バリエーションルート 地図の記載はありません。 目印は一切ないです。 踏み跡はあったりなかったり。 尾根通しですが下りの場合は尾根が分岐してるので要注意。 それほど急な斜面もなく比較的歩きやすかった。砂山から小峠へ抜ける場合はこちらのルートを使った方が断然ラクで早い。 【峠谷(表道)】 下り *小峠〜砂山分岐 目印は少なく渡渉したり川原を歩いたり踏み跡が不明瞭な箇所もあるけど基本は沢沿いなので迷う事はないと思います。 谷の出合の堰堤は左岸へ渡渉して左岸を巻いたら川原へ降りてまた右岸へ渡渉します。 堰堤の左岸で川原に降りずに斜面を登って林道に出たら間違いです。堰堤を越えたら必ず川原に降りて渡渉をするのが正解です。 ★渡渉箇所が多いので水量次第では濡れるかも。 ★迷う人多数。特に谷の出合の堰堤。 【砂山登山道】上り *砂山分岐〜砂山山頂 ★分岐からしばらくは急登 ☆踏み跡はしっかりついてる 【砂山北稜ルート(仮称)】下り *バリエーションルート *北稜に伸びてる尾根を中心とした廃道で仮称。 今は通る人はほとんどいない廃道で踏み跡不明瞭で目印もほとんどない難路です。 西の旧道と比べて難易度の高さにちびりそうになる。 距離はたかだか1.3kmほど(GPSログ調べ)ですがP593をはさんで両側に切り立ったコルがあり取付き点の尾根も切り立っていて難易度は高いです。 ほとんどが尾根伝いですが一部切り立った尾根は横の斜面をトラバースしますが急傾斜で踏み跡も不明瞭な上に落ち葉の堆積で滑りやすくかなり神経を使います。 下りで利用すると尾根が分岐するので尾根の選択に注意が必要です。 全般的に木が生い茂ってますが竜ヶ岳側は視界が開ける場所が多く竜ヶ岳を横目にしながら稜線歩きができます。麓側は一箇所くらいだったかな? 距離は短いですが登りがいのあるルートです。 一般にはオススメしませんが。 【北河内林道】下山 *裏道入口〜北河内橋 全面舗装されてるわけではないけど林道だけあって歩きやすいです。 一部で湧水が道路にあふれてて歩き方次第では濡れる事も。 ☆部分的にアスファルト舗装だったりコンクリだったり砂利だったり。 ☆途中に「竜の雫」という水場がある 【飲食店 in 宇賀渓内】 ☆みどりさん ・うどん・玉子とじうどん・肉うどん・鍋焼きうどん ☆カフェ&ギャラリーコナラさん http://konara2005.blog110.fc2.com/ 水木定休 タコライス・カレー・ホットサンドetc... ☆グリーンハットさん ☆寿司小料理の春美さん http://foodpia.geocities.jp/walemokoo/ 各種定食、寿司、鍋etc... ☆涼風軒さん 色々 うどんならみどりさん、軽食ならコナラさん、がっつりなら春美さん、幅広く涼風軒さん。 営業時間、定休日が決まってない店がほとんど(笑 気になった店の戸を開けて、開かなかったら営業してないって事(笑 最初は入りづらいと思うかも知れないけど思い切って入ってみて。どれも素敵な店だから。 【飲食店 other】 ☆パティスリーカフェこんま亭 http://www.konmatei.com/ 宇賀渓から国道421号線を桑名方面へ5分ほど下ると右手に見える。水谷食品さんの向かい。イートインもできるスイーツ店。 ☆アミアン(カフェ、スイーツ) 宇賀渓からR306で北勢町へ行く途中にある、イートインが出来る店。 ☆醬(中華) https://ja-jp.facebook.com/inabe.jan ☆饗庵(そば、ランチ営業のみ) http://www2.cty-net.ne.jp/~kyouan/ ☆八石亭(そば、うどん) http://ageki.mitarashidango.com/ 三岐鉄道北勢線阿下喜駅そばの小さな店。大晦日も22時まで営業してくれていた ☆半蔵(らーめん) https://www.facebook.com/ramen.hanzo 【温泉 in いなべ市】 ☆いなべ市内に「阿下喜温泉 あじさいの里」車で10分 *木曜定休 http://ajisainosato.com/ ☆いなべ市内「六石温泉(六石高原ホテル)あじさいの湯」車で15分 *曜日により営業時間が違う http://www.rk-hotel.com/hotspring.html 【温泉 in 滋賀県】 ☆滋賀県に「永源寺温泉 八風の湯」車で30分 http://www.happuno-yu.com/ 【温泉 in 菰野】 ☆三休の湯(菰野町、朝明渓谷) 車で20分 http://www.sankyu-no-yu.jp/ ☆菰野町内に湯ノ山温泉。例「アクアイグニス」車で40分 http://aquaignis.jp/ 【銭湯 for 桑名,名古屋】 永楽のゆ 星川店 車で30分 http://www.eirakunoyu.com/index2.php |
写真
装備
個人装備 |
ヘッドランプ 2 ジェントス、パナソニック
予備電池 4 eneloop
1/25,000地形図 1 国土地理院, iPhoneアプリ(FieldAccess, 山と高原地図)
カメラ 1 NEX-5, TG-1
交換レンズ 2 18-55, 55-210
カメラ用予備バッテリー 5 NEX用x4, TG-1用x1
飲料 2 スポーツドリンク1L, 水1L
ティッシュ 1
医薬品 1
携帯電話 1
雨具 1 mammut, goldwin
防寒着 1 インナーダウン
時計 1 Nixon(Outsider Tide)
携行食 1 朝のYoo Stick, スポーツようかん
携帯用座布団 1
予備衣類 2 靴下、インナーグローブ
GPS 1 Garmin GPSmap 62SCJ
防風グローブ 1 BlackDiamond(Digital Liner)
ホイッスル 1
サングラス 1 Suncloud SpeedTrap
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---|---|
共同装備 |
エマージェンシーシート 1
|
感想
今回の目的は二つ。
一つは砂山のアカヤシオの開花状況の確認。
二つ目は砂山の今は使われてない旧道の調査。
結果から言うとアカヤシオはもちろんミツバツツジやタムシバ、シロモジなどがたくさん咲いててかなりステキな花見の散策が楽しめました。
イワカガミはまだ早かったです。開花はふもと付近にわずかに。
詳しくは写真を。
去年の同日より開花が進んでるかも。
砂山の休憩所は駐車場から近く展望もいい場所です。冬場は日の出も拝めます。
「宇賀渓、砂山でアイソン彗星観測挑戦!」
http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-376338.html
そこから先でアカヤシオが咲き乱れてました。
旧道については小峠まで尾根通しで抜ける西尾根の旧道は歩きやすく砂山から小峠経由で登山される方には利用価値は高いです。
逆にP583経由の白滝と砂山をつなぐルートはアップダウンもあり藪こぎもあり傾斜もきつく、苦労して登った割には竜ヶ岳の足元に過ぎずラクにアプローチ出来るルートが他に多数ある事からも利用価値が低いマニアックな難路です。
以下は旧道の詳細です。
小峠まで尾根通しで抜ける西尾根の旧道は国土地理院の地図にも登場するルートでとても歩きやすく支尾根の分岐にさえ注意すれば小峠に抜けるいいルートになると思います。目印はないので現在地をちゃんと確認できる方に限りますが。
このルートが廃道になった理由は小峠分岐へ降りるルートが出来たからに他ならないでしょうけど、砂山、小峠を経由して登山する人が少ないから砂山の下山ルートの一つとして小峠まで行かずに長尾滝上部に降りるルートを新設したんでしょう。
以前は長尾滝の下流に降りるガレ場のルートがあったみたいですけどそれは余りにも急なガレ場の直登なので(以前に調査の手伝いで登らせてもらった)今の長尾滝上部へのルートに変更したじゃないかな。
もう一つのP593を経由するルートは国土地理院の地図にも記載が無く、「鈴鹿の山と谷3」の宇賀渓本谷の遡行図にチラっと入り口が載ってる程度です。ぐーぐる先生におたずねすると同ルートを登られた方のサイトが見つかり目印も要所につけたと。12年も前の話しですけど。
砂山尾根道からアプローチしようと思ってもそれらしき跡は見当たらず目印も見つけられません。
地形図を参考に飛び込んでみましたが踏み跡は見当たらず。
実際に通ってみると地形図で見る以上に険しく途中にコルがありアップダウンを余儀なくされる難路です。
特に砂山尾根道とP593の間のコルは切り立ったコルなのでなかなかリスキーです。
最後もかなりな急斜面を落ち葉でズルズル滑りながら木を伝いながら滑り落ちたので登るのも容易ではないでしょう。
P540の下部は最短の北の尾根を利用しましたが実は北東に伸びる尾根に数少ない目印がついてました。結果的に北の尾根は最後は切り立ってたので横の斜面をトラバースしましたが遠回りでも北の尾根ではなく目印通り北東の尾根の方が容易だったかも知れません。また行く機会があれば調べて見る価値はありそうです。
難易度の割には展望に乏しく利用価値が低くて廃道になった理由が分かる気もしますが手短に厳しい登山をしたければちょうどいいかも。登山慣れした熟練者向けです。
一般の登山者にはオススメしません。
砂山はスケールの小さな山域ですが遊歩道も含めてルートが多彩で掘り下げればもっとおもしろいかもしれません。
植生は豊かなので遊歩道や一般登山道だけの利用でも充分楽しめます。
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