嵯峨山・鋸山

2022年05月21日(土) [日帰り]

• GPS: 05:13
• 距離: 11.9km
• 登り: 821m
• 下り: 849m

コースタイム

日帰り

• 山行: 5:00
• 休憩: 0:45
• 合計: 5:45

距離 11.9km 登り 836m 下り 861m

10:09 小保田バス停
10:23 下貫沢出合
10:44 10:47 小保田峠
10:57 10:59 スイセンピーク
11:05 嵯峨山展望台
11:12 11:13 嵯峨山
11:16 嵯峨山展望台
11:22 スイセンピーク
11:29 小保田峠
12:33 白狐峠
12:42 12:53 小鋸山
13:27 鋸山林道口
13:48 鋸山東の肩
14:01 14:07 鋸山
14:18 14:28 東京湾を望む展望台
14:33 14:35 関東ふれあいの道・車力道分岐 上部
14:39 切通し跡
14:51 14:55 観月台
15:00 15:01 関東ふれあいの道・車力道分岐 下部
15:06 15:11 房州大福温泉
15:54 浜金谷駅

天候

曇り

アクセス

利用交通機関：

電車 バス

＜往路＞
・新宿さざなみ1号
　新宿駅　07:50発
　千葉駅　08:35着
　保田駅　09:44着

・鋸南町営循環バス（青バス）
　保田駅前バス停　09:56発
　小保田バス停　10:07着

鋸南町営循環バスは5区間以上乗る場合300円。Suicaは利用不可。
https://www.town.kyonan.chiba.jp/soshiki/6/1828.html

コース状況／危険箇所等

嵯峨山から鋸山林道口までのルートは想像以上に荒れている。
・そもそも倒木が多い
・旧来の道が倒木の根で剥がされており、正規ルートがわかりづらい
・植生が密で邪魔
・トゲトゲの木が痛い
・房総特有の土質で、土や岩が滑りやすい
・細かなアップダウンが多い
といった状況であり、低山だからと舐めてかかるとかなり厳しい。

とは言え労苦に見合った光景は楽しめるので、比較的登りやすいと思われる冬場に登るのが正解ではないかと思われる。

その他周辺情報

＜温泉＞
浜金谷駅近辺にある「かぢや旅館」が立ち寄り湯（700円）をやっている。
年季の入った旅館だがそれなりに繁盛しているようだ。
https://www.kajiyaryokan.com/

＜食事＞
ほぼ同じ場所に「笹生精肉店」が立地している。
店頭でコロッケやアジフライを売っており、登山後のカロリー補給に最適。
価格が異様に安いのもありがたい。
https://tabelog.com/chiba/A1206/A120603/12034368/

写真

5/21 9:48

新宿さざなみを降りて保田駅前のバス停へ。駅前には自販機があるものの、コンビニ等は無さそう。

5/21 10:09

小保田バス停に到着。こちらも特に商店は無さそうだった。

5/21 10:11

今回の山行は、ヤマレコのGPSがうまく起動しなかったため一部記録が欠落している。ここは左だったはず。

5/21 10:14

しばらくは舗装路歩きが続く。すでにこんな状況であり、房総の山は盛夏になると歩けなくなりそう。

5/21 10:19

同行者が謎の小屋を眺めているところ。

5/21 10:23

ここは右に進む。ここから先は未舗装路となる。

5/21 10:25

このあたりは広場になっているが、最近の長雨が原因なのか泥濘となっていた。

5/21 10:26

徐々に道が荒れ始める。2019年の台風19号による被害と思われるが、この後もひたすら倒木が続く。

5/21 10:27

凶悪な泥坂。渡渉するために沢沿いに一度降りる必要があるが、ロープを利用しないと滑り落ちてしまう。

5/21 10:31

この葉っぱはスイセンのものか？　嵯峨山に至るまで、この植物が延々と生えている。

5/21 10:35

ところどころに平場があるので、昔は集落でもあったのだろう。

5/21 10:40

倒木と落葉でルートがメチャメチャになっている。

5/21 10:42

山椒の木？　この木もたくさん生えていた。

5/21 10:43

そうこうしているうちに小保田峠に到着。ベンチがある貴重な休憩スポットである。

5/21 10:46

山深い低山が連なる。房総らしい光景。

5/21 10:48

倒れながらも新たな葉が出ている倒木。いや、邪魔なんですが。

5/21 10:50

ここを右に上がっていく。左に行くと林道に出るようだ。

5/21 10:58

スイセンピークと思われる場所。水明富士嶽〜〜（？）と書かれた石碑が立っている。

5/21 11:00

倒木祭り開催中。登山というよりアスレチック。

5/21 11:03

倒木の根の上を通過して振り返ったところ。
これはひどい。完全に空中を通過していた。

5/21 11:04

おそらく目の前のピークが嵯峨山だが……　山ごと木がなぎ倒されている。

5/21 11:16

しばらくすると「嵯峨山パノラマ」なるスポットが整備されている。

5/21 11:06

なるほど、これは確かに眺めが良い。遠くには東京湾も見える。

5/21 11:06

こちらは東側。

5/21 11:11

嵯峨山山頂に到着。山頂直下のルートは荒れ放題で、どれが正規ルートかよくわからなかった。

5/21 11:12

嵯峨山には三等三角点があるようです。

5/21 11:43

小保田峠まで戻ってから鋸山方面へ。

5/21 11:47

送電鉄塔を通過。

5/21 11:49

奥には東京湾が見える。山深いのに不思議な感覚だ。

5/21 12:05

とにかくアップダウンが激しい。このあたりから体力を消耗し始めた。

5/21 12:28

岩場と灌木に苦闘しながら進むと、突如として草地に入り込むことになる。これは奥から出てきたところ。

5/21 12:27

草地の先にはフィヨルドみたいな地形が広がっている。

5/21 12:28

石切り場の跡地だろうか。ドラクエやゼルダの伝説みたいな地形になっている。

5/21 12:30

いや、これはすごい。ここまで来る価値があります。

5/21 12:32

白狐峠に到着。ここでフィヨルドとは別れ、目の前の小鋸山に取り付くことになる。

5/21 12:32

白狐峠には小さな池もある。

5/21 12:33

小鋸山への取り付きはここから始まる。左奥に見える断崖が小鋸山だが、一体どうやって登るのかよくわからないが……

5/21 12:38

正解は「裏側から直登」でした。
異常に滑る急な泥坂を登ることになり、ロープが無いと全く登れなかった。腕力がない人は気を付けたい。

5/21 12:42

小鋸山は非常に眺めが良い。こちらも苦労して登った甲斐がある。

5/21 12:49

小鋸山から鋸山方面を望む。けっこう遠く感じる。

5/21 12:53

このロープは信用しない方が良いです。

5/21 12:54

古いロープにトラロープで新しい紐が継がれている。これはだめでしょ。

5/21 12:58

唐突に道が途切れている。

5/21 13:00

昔の切り通しだろうか？　流石に走り幅跳びで越えることはできない。

5/21 13:10

洗濯板みたいな岩場。そろそろ登り返しが厳しくなってくる。

5/21 13:24

倒木影響のためか、ヤマレコの登録ルートから逸れて新ルートが開拓されている。林道近くにベンチが設置されており、貴重な休憩スポットとなっている。

5/21 13:25

鋸山林道口に到着。

5/21 13:26

鋸山林道口にもベンチが設置されている。

5/21 13:28

鋸山林道口から先は関東ふれあいの道になるようだ。整備具合がぐっと良くなり歩きやすい。

5/21 13:34

途中、休憩所も数多く設置されている。ここもかなり眺めが良い。

5/21 13:34

東京湾がだいぶ近くなってきた。

5/21 13:47

ここにもベンチが。

5/21 14:01

しばらくして鋸山山頂に到着。

5/21 14:01

富津岬と京葉工業地帯を見ることができる。

5/21 14:12

この時点での登り返しは厳しい。しかも階段とは……

5/21 14:20

「東京湾を望む展望台」に到着。このあたりから一般登山客が数多くなってくる。

5/21 14:20

パノラマ写真でないとこの光景は楽しめないだろうな。

5/21 14:29

今度は冬季の晴天時に訪れたいところ。

5/21 14:32

下山し始めると石切場の遺構が現れ始める。

5/21 14:34

レンガ状に支えているようだが意味あるんだろうか……

5/21 14:35

食事のタイミングを失敗し、このあたりから低血糖ぎみとなってしまった。急いで駆け下る。

5/21 14:38

石切場のふもと（？）の池。

5/21 14:38

良くもまあここまで切り出したものだ。

5/21 14:39

鋸山の成り立ちを解説した看板。

5/21 14:40

ラピュタっぽい。

5/21 14:43

ここから観月台方面へ下山。地獄のぞきはまた別のタイミングということで。

5/21 14:46

このあたりもかなり整備されている。一般人が良く登ってくるのだろう。

5/21 14:53

遠くから見た鋸山は、やはり異様ないで立ちに見える。

5/21 14:53

途中に公衆トイレがある。飲用不可（雨水利用？）だが水道もある。

5/21 14:55

観月台に到着。木が茂っておりあんまり眺めは良くなかった。

5/21 14:58

地獄の階段下り。最後の最後に勘弁してほしい。

5/21 15:01

舗装路に到着。真ん中の階段と、左の舗装路も鋸山方面の登山道となっているようだ。

5/21 15:02

一般人がこれをみたら心折れそうな気がする。

5/21 15:11

浜金谷駅方面に進むと、T字路の角に「笹生精肉店」がある。低血糖で死にそうだったので、アジフライと唐揚げ棒を購入した。

5/21 15:12

振り返った所には「かぢや旅館」がある。次の電車まで時間が無いため急いで汗を流した。

5/21 15:53

これはやる気の無さそうな猫。

5/21 15:54

浜金谷駅に到着。
風呂を上がるとぽつぽつと雨が降り始めていた。登山中に降らなかったので運が良かったように思う。

撮影機器：

SH-M16 SHARP

装備

個人装備

長袖シャツ ズボン 靴下 雨具 日よけ帽子 靴 ザック 行動食 飲料 ヘッドランプ 予備電池 携帯 タオル

感想

TheLackland

土日の天気は微妙だったが、好転することに賭けて日帰り登山を計画した。
結果として曇りとなり、気温も低くて歩きやすかったように思う。

ただ、水は2リットル持って行っても足りなくなってしまった。
やはり房総の山は冬場に登った方がよさそうだ。