木曽駒ヶ岳・将棊頭山 桂小場からピストン
- GPS
- 17:16
- 距離
- 27.7km
- 登り
- 2,532m
- 下り
- 2,509m
コースタイム
- 山行
- 8:21
- 休憩
- 0:54
- 合計
- 9:15
- 山行
- 6:19
- 休憩
- 1:42
- 合計
- 8:01
天候 | 2日間、快晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2022年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
2300m付近から残雪が連続する。将棊頭山から木曽駒ヶ岳までは雪と土が半々くらい。早朝以外は雪が腐ってチェンスパが効かず滑り踏み抜く。 |
写真
感想
南駒ヶ岳に行きたくて色々なレポを見るとそこに写る木曽駒ヶ岳がイマイチ格好良くない…。中央アルプスの盟主なのだから凛々しい木曽駒を見られる山があるはず、と思い探してみると将棊頭山という山があるという。せっかくなのだから私が一番好きな残雪期の姿を見ようと6月初めの山行を計画する。それが諸事情で5月に前倒しになり、雪の状態が少々不安ではあったが複数のレポを見て行けると判断。日帰りでギリギリ行けそうなコースタイムではあったものの、最近の山行で日帰りの限界を感じていたので、思い切って宝剣山荘での山小屋泊をしようと考えた。
23日は朝から晩までずっと晴天という稀有な体験ができた。宿泊予定なので朝は遅めの出発で、眺望は翌朝良ければ良いという気持ちで登っていた。それが稜線に出た途端に木曽駒をはじめとする中ア北部の峰々が大迫力で現れる。その後の稜線歩きもずっと快晴で中ア主脈だけでなく、南アや八ヶ岳、御嶽、北ア、奥秩父、浅間山系等々、よく知らない山も見えていた。ただ、天候とは対象的に登山道のコンディションは悪く、2300m付近から連続する残雪が緩いシャーベット状になっており、チェンスパが効かずに滑るわ踏み抜くわで苦しい登りだった。
宝剣山荘での人生初の山小屋泊は貸し切りという最高の待遇であったが、水が出ないというこのご時世に致命的な状況での宿泊となった。ただ、夕飯は噂通り美味しくこれだけでもまた泊まってみたいと思えるほどだった。
24日は期待通りの快晴で、中岳中腹から拝む御来光を独り占めできた。昨日大苦戦した残雪も明け方の低温に晒されて程よく締まっており、昨日の苦行が信じられないくらいに楽に歩くことができた。そして、飛ぶライチョウを3回も見ることができたのは今山行一番の体験だった。先入観でライチョウは飛ぶことが苦手なイメージがあったが、この日は高く優雅に声を上げながら飛んでいた。また、その飛んでいるライチョウの下で身をかがめて他の個体に見つからないよう行動する別のライチョウも見かけた。朝飛ぶのが元来の生態なのか、偶然なのかはわからないが、貴重な姿を見られたことは確かだった。
当初の目的である格好良い木曽駒ヶ岳を見るというのは、満点を付けても良いくらいの達成度合であった。それに加えて様々な角度から色々な表情を見られて満足な山行だった。
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