やっとイブネ!(御在所岳から雨乞岳へ縦走)
- GPS
- 06:28
- 距離
- 19.4km
- 登り
- 1,730m
- 下り
- 1,681m
コースタイム
- 山行
- 5:26
- 休憩
- 0:47
- 合計
- 6:13
天候 | てんくらCでしたが快晴! |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2022年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
特に危険個所はありませんでした。 |
写真
感想
だいぶ前に計画してなかなか実現できなかったルートにチャレンジできました。一度は子供のコロナ陽性で自宅待機、次はGWの大渋滞でIC手前で撤退、さらに雨で延期と、待ち焦がれた山行ができました(^^)。ヤマビルが出る前にと焦ってました。
ゆっくり目に出発して武平峠到着が9時過ぎ。おおっと、マジかというほどの車の量じゃありませんか!これは反省です。まあ路駐の列に並んで停めさせていただき、山行開始です。もっとも御在所岳目当ての方が多いのかなと想像します。多くの方と同じルートでまずは御在所岳を目指します。冬に登りましたがピークは行ってないので伏線回収ですね。
滋賀側から見て右側に御在所の登山口がありました。岩々の中を登っていきます。眺望もあって楽しいですね!さすが御在所、人がいっぱいいらっしゃる。「こんにちは」をかけながら登っていきます。今日は先が長いのでちょっと早めに歩かせていただきます。岩場が多くて四駆で登るのもこれまた楽しい!みるみる高度が上がり、三重方面の景色が癒してくれます。後ろには鎌ヶ岳が見えます。とても気持ちいいですね(^^)。
程なくアスファルトが出てきました。山頂の整備されたエリアに着いたのかな。と思うとケーブルのお客様も増えて普通の風景になりました。なんか、ほっとします(^^)。人のいる世界って、本当にほっとします。なのになんで人のいないところを求めるんでしょうね。
山頂で伏線回収と写真撮影を終えると、ここからが本当のスタートになります。いよいよイブネを目指します。イブネ、なんかこんなによく分からない山頂を目指すのも珍しいのではないでしょうか。〇〇山とか、登山口からその山でしょうが、このイブネはどこからどこがイブネなのか。まあとにかく登ってみますか!
登るといってもまずは下りです。御在所からゲレンデを下り、国見峠からさらに西へ下って行きます。スタート地点以下まで下ることになります(^^;)。思ったより長い下り道ですが、道自体はとても歩きやすいです。傾斜もほぼ一定で、登るにはしんどいかもしれませんが急登でもなくどちら方向にも歩きやすいと思います。地獄谷出合の先で、一度ルートロス。何度かテープまで戻るもルートがわからず(^^;)。渡渉ポイントでした。なまじ足跡らしきものが見えたので渡渉の発想に時間がかかってしまったようです。経験不足です(^^;)。
無事に国見峠分岐まで下り、もうすぐ破線ルートです。杉峠へのルートから別れ、小峠方面へ向かいます。神崎川に到着すると、まずは本日一度目の補給。ちょうどキャンプ跡があったので使わせてもらおうと思うもハエの集団が(^^;)。おそらく食材を廃棄されたのでしょうか。なんとも、です。カレーパンを腹に放り込んで神崎川を渡ろうとすると、前方からハイカーさんが。このあたりを偵察されてらっしゃったとのことでした。この先に行ってきますと言うと、「行くんですか?」とのこと。え?そんなに?と心配になりましたが、今日はこの先のルートを楽しむのが核心。安全に楽しんでまいります。
取り付きは目の前そのままの崖崩れかというガレ場を登ります。やがてこの沢が3つに分岐しました。どれ?と思いますが、GPSによると左のほうっぽい。でも沢なんで、足元ぐちょぐちょだし、水が多くなれば歩けるのかどうなのか。そこでテープを探してみると、尾根の木にテープがある!尾根?いやいや、ここから尾根に取りつけんでしょ(^^;)。もう行けるところに行くしかないという感じで行ける沢を詰めていきます。一応足跡確認もしてますが、こうなると撤退された可能性もあるから足跡も信用できない。てか、俺も撤退できるか?沢の撤退はやばいんじゃない?とか思いつつ、とりあえず稜線に辿り着ければなんとかなるという思いの元、登りきれそうと思えた沢を詰めることにしました。
それが正解で、FIXのお助けロープがありました(^^)。一度FIXかと思ったら根っこだったので、この正解発見はうれしい!無事稜線に出ると、ここからは急登です。岩や木や根っこ、つかめるものをつかみながら標高を上げていきます。でもまあ、鈴鹿の中ではそんなにやばい急登ではないかもしれません。ところがまた迷う場面が出てきました。
1030mあたりかと思いますが、急登が終わり沢沿いに右に大きく曲がります。ここからGPSでは尾根沿いにルートを指示されるのですが、テープが沢沿いにあります。こういうの、悩みますよね。多分こういった場合はどっちでも大丈夫ということなのでしょうけど。まずはカエルの声を応援に沢を登りましたが、GPSのルートが実在するのかという好奇心に耐えられず、尾根に上り詰めました。結果、尾根に道はありました。で、沢も登れそうな状況でした。で、その合流点も確認できました(^^;)。私は尾根がおすすめかと思いますけど参考程度に。
そこから先は穏やかな優しい稜線がしばらく続きます。木が多いので自分の位置がわからなかったのですが、急に開けたと思えば目の前に人が。え?こんな軽装でこの先下るんですかと思いきや、ここがイブネ北端でした。そうか、登りきったんだ。イブネ・クラシに着いたと思うと、ほっとしたのでちょっと補給します。
それから今日の目的、イブネ・クラシを楽しみます。ついでに銚子も回ります。なんか急に山からテーマパークに行ったような気がします(^^)。確かにコケはきれいです。きれいなんだけど(^^;)。これは山なのか?うーむ、今までにはない不思議な気分で下山することにしました。
杉峠までの気持ちいい下りを終えると、雨乞岳への登り返しです。いや、わかってるんですよ。このタイミングでの登り返しはしんどいってね(^^;)。まあまあしんどい。でもこのためにおにぎりとコーラを残しておりました。最初は急登でしたが、後半は雨乞岳らしい熊笹の藪漕ぎ。予定通りで楽しいっすわ!藪の中から漕いだりしながら、登りは思ったより楽しかったです。景色もいいからでしょうか。今日は沢歩きが多かったから、この登り返しはむしろ楽しく歩けました。
でもやっぱりさすがに雨乞岳の笹薮ですね(^^;)。山頂はもういいのですぐに東雨乞へ。こちらは眺望もいいです。なんか、南に東に、ここは穂高岳?なかなか贅沢な名称を持っている雨乞岳ですね。もうこのあとは下りだけと思うとほっとします。安心です。この時間に登って来られた方はテン泊予定でしょうか。お気をつけて。
さて、山の最後は下山です。ついでに七人山にも寄らせてもらって、下山を続けます。このルート、思っていたより渡渉が多くて面倒くさく、あろうことか下山なのに登りが多い(^^;)。私は下山しているのか?と迷うほどの普通の登りがあったりします。これは、燃え尽きた足にはガチでつらいぜ。これは地図では読み切れないしんどさでした。なんか、下山で1時間想定外に時間使ったような気がします。
ようやく登山口正面の下山口へ到着。想定外の疲労で大満足(^^)!燃えました。今日のルート、反対周りのほうが良かったんじゃないかと思いました。とはいえ破線は登りでやっておきたいし、今日は今日で大満足です。登山道は本当によく管理していただいています。今日は思い切り歩かせていただきましてありがとうございました。またよろしくお願いします。
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