境沢川 瓔珞橋上流 & 瓔珞橋下流ゴルジュ突破
- GPS
- 06:13
- 距離
- 9.7km
- 登り
- 1,028m
- 下り
- 1,019m
コースタイム
- 山行
- 6:13
- 休憩
- 0:00
- 合計
- 6:13
しかし土曜日は胃カメラなので日曜日帰りです。
bookoさん、夏のみかんさんを沢登りに誘うと快諾(#^^#)
ちょっと冒険的な所で、且つ、入下山が楽な所という条件で、いくつか提案しましたが、境沢川を選択です。
あわよくば、白い舌の巨大チョックストンの滝の直登と、「東京発の沢登り」という本に記載の無い瓔珞橋下流のゴルジュの突破が今回の刺激的エッセンス(*^^)v
故障の有る足の具合は、未だ痛みが有り完治していないので、先ずは上流を遡行し、余力が有ったら下流を遡行という事にしました。
残念ながら、白い舌の巨大チョックストンの滝の直登は脆くて危険を感じ断念しましたが、下部ゴルジュはダイブ着水したものの、突破出来て楽しかったです。
ほんのちょっとの短いゴルジュでしたが、先が分からない所を進む快感はなによりです。
境沢川は、2017年釣り竿片手に単独で、白い舌の巨大チョックストンの滝までと、瓔珞橋下流部ゴルジュ最初の滝上まで偵察済みでした。
今年に入って立ち読みした「東京発の沢登り」という本に、境沢川が掲載されている事を知りました。
記;桃奈々
過去天気図(気象庁) | 2022年05月の天気図 |
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アクセス |
利用交通機関:
自家用車
瓔珞橋東側に3台程度確実な路駐スペースが有ります。落石の心配も有りません。 道幅は広いので、もっと可能です。 先に瓔珞橋の上流を遡行して戻ってから、bookoさんの車を瓔珞橋に残し、桃奈々の車に全員乗車して下流入渓点に移動しました。 境沢川沿いの林道は狭く激急で若干荒れ気味ですが、激急な部分はコンクリート舗装されているのでFFでも登れました。砂利だったらFFでは登れない勾配です。 境沢川下流の入渓点となる橋からブル道が分岐しており、ブル道に突っ込んで駐車しました。 記;桃奈々 |
コース状況/ 危険箇所等 |
瓔珞橋上流を先に遡行し、戻ってから下流を遡行したのですが、説明は下流から順番に記します。上流はラバーソール渓流靴、下流はフエルトソール渓流靴使用 ぬめりが多いので、フエルトソールがお勧めです。 ●下流の橋から 暫く河原状なので左岸低い位置にあるブル道を利用 ●下流入渓点〜ゴルジュ ブル道は低い位置に有るので、渓相が良くなったのを見て入渓 ゴルジュまで小滝/滑滝など癒し系 フエルト靴なら問題ない程度のぬめり有り。 ●ゴルジュ最初の滝 5〜7m程度 + 釜を左岸からへつり取り付くとバンドに達し、流心に向かってトラバースするが、一段下る部分がポイント。落ち口手前が上部被った岩の下となるので頭を抑えられる。 2017年には落ち口手前に残置ハーケン二本とシュリンゲが有ったが、今回は完全に腐食して触ったら折れた。 登攀後、後続確保にはザイルがかなり斜めになるので、残置ハーケンの有った辺りにカム二本をセットした。 ●ゴルジュ上部の瀞 & V字滑滝 右岸5m程上にバンドが見えるので取り付いてみた。 側壁を登りバンドに到達 + ここからトラバースとなるので後続確保の意味も含め、ナイフブレードを打つが半分しか入らない。不完全なセットながらおまじないにカムもセット。 バンドは草が生えた泥バンドで容易に見える。 トラバースして行き泥バンドに入ると、体重を掛けてると泥が僅かずつずり落ちて行く。上は被り気味でホールド無く、ハーケンの入るリスも無い。 三歩進めば岩に乗れるので、思い切ってトラバースを掛けるが・・ 全体重を掛けると、泥バンドは敢え無く剥がれ落ち、水中までダイブした。 バンドに見えたのは外傾スラブに張り付いた泥に草が生えたもので、私の体重を支える強度は無かった。 ナイフブレードは効いていたいたが、トラバースした距離が長かったので着水となってしまった。 泳いで、左岸に取り付き、V字状滑滝水流線をバック&フッドでずり上がった。+ 瀞内に水流は有るが、逆らって泳げる程度。 最初から泳げばよかった(*_*; バンド上7m位の所にしっかりした木が有り、落ち口から泥斜面をトラバース出来たので、その木から後続を確保した。 夏のみかんさん、bookoさんの順に泥バンドにチャレンジしたが、両人共に100%テンション状態となったので、このバンドの通過は止めた方が良い。というか、バンドに見えるが泥の下にバンドは無いのかもしれない。 ●下部ゴルジュ〜 暫く小滝/滑滝などが有る癒し系 ●導水管がかかった7mの滝 橋まであと少しの所にデザート的に滝が有った。 流心はフリクションが効くが、少しでも外すとぬめりが酷く、金束子で掃除しても恐ろしくて登る気になれない。 巻き気味に登ったbookoさんにザイルを出して頂き、中段からぬめりを掃除して側部を登った。慶度ではあるがぬめりが酷いので取り付かない方が良いと思う。 ●瓔珞橋上流〜白い舌チョックストン滝まで 小滝/滑小滝が散在する癒し系。ぬめりが有りラバーソールだと小滝/滑小滝はおろか歩いているだけでも緊張した。フエルト靴がお勧め。 ●白い舌チョックストン滝 2017年偵察時は、分流する左側の水流線沿いが登れる様に思え、各種ハーケンを用意して行ったが、水流多く断念。 左岸側壁から取り付き、ハーケンを打って落ち口に振り子で飛び込む事も想定していたが、水流線よりバンドに立ち左岸側壁に取り付くも、超絶の脆さで触った岩の30%位は崩れる取れるで落石バンバン・・危険を感じ断念した。 ●白い舌チョックストン滝の巻き 水流線から登った左岸側壁バンドは、幅広い土斜面で下流に向かって斜上し岩稜まで続いている。このバンドを辿って岩稜に乗り、岩稜を登ってから上流に向かう土バンドを戻って、更に白い舌滝落ち口すぐ上流の二俣を見下ろすところまで急な土斜面をトラバースした。二俣までの下降は45度前後の土斜面で懸垂下降した。30m二本連結で丁度良い。 この巻きは予想より小さく巻けたが、入渓者の多い沢と違い踏み跡皆無で、結構不安定で悪い部類に入ると思います。初心者だとビビると思います。 ●二俣より上流 左俣の滝をぬめりを落としながら直登していたら、bookoさんから右俣が正規ルートだと・・(*_*; 右俣に入ると小滝/滑小滝が適度に現れ癒し系の楽しい沢となる。 しかし、ぬめりが多く、ラバーソール渓流靴では滑ってしまい緊張する場面も有って、余り楽しめなかった。 ●下山 上部の三俣で一番左に入り、植林帯を適当に登っていくと植林作業道が有った。 植林作業道は時々不明瞭となるが、適当にトラバースして行くと、再び現れたりして登山道に導かれた。赤テープは若干あるものの、不明瞭な部分では役に立たない程度の物です。 記;桃奈々 |
写真
装備
個人装備 |
上流ではラバーソール渓流靴
下流はフエルトソール渓流靴
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共同装備 |
8mm x 30m x 2本
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感想
久しぶりに、桃奈々さんと沢登りに行って来ました。
私達は今年の沢始め。麓は30度越えで暑くなりそうです。
桃奈々さんからのご提案で神流町の境沢川へ
瓔珞橋上流の白い舌状のチョックストーン滝は、昨年「東京起点沢登りルート」と、yoshi629さんのレコで拝見してから、行ってみたいなと思っていました。
白い舌を登るために、登攀装備一式を担ぎ上げての遡行でしたが、余りの脆岩で危険過ぎ中止、ボロくてあんなの登れません((>_<)
境沢川は思いの外ヌメリが強く、ラバーで来たことを後悔しました。ここはフェルト推奨です。
瓔珞橋下流のゴルジュの滝を登った先、瀞の上部バンドのトラバースが本当に悪いです。泥バンドはヌルヌルの田んぼの畦道を渡る様なもの・・あと一歩のとこで足元が崩れ落ち全確保されました(T_T)
今年の沢始めも、刺激的でとても愉しかったです。
どうもありがとうございました。またよろしくお願いします(^_^)v
久しぶりのbookoさん、夏のみかんさんとの沢登り〜(*^^)v
とても楽しい一日でした!(^^)!
ありがとうございました。
境沢川は、「東京発の沢登り」という本に記載の有る瓔珞橋上流部だけだと、、白い舌の巨大チョックストン滝の渋い巻きのみが核心部となり、他は癒し系なので・・
初心者には癒し系部分は良い感じですが、巻きでは怖いかも。
経験者には、白い舌の奇勝は一見の価値あるものの、ちょっと物足りなさを感じると思います。
しかし、小さいながら瓔珞橋下流部ゴルジュを加える事で、近隣の今泉沢や橋倉川と同等程度の楽しい沢登りルートになると思いました。
2016年05月 橋倉川 & 今泉沢小豆滝
https://minkara.carview.co.jp/userid/256635/blog/37978049/
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-1742742.html
2016年07月 今泉沢
https://minkara.carview.co.jp/userid/256635/blog/38182359/
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-1742643.html
2019年08月今泉沢 初心者講習会
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-1994034.html
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