残雪輝く白馬岳! 栂池〜小蓮華尾根〜山頂ピストン♪
- GPS
- 32:00
- 距離
- 16.8km
- 登り
- 1,548m
- 下り
- 1,531m
コースタイム
08:00 栂池高原駅(リフト&ロープウェイ乗車)
08:39 自然園駅
08:53 栂池ヒュッテ(登山開始)
09:54 天狗原
11:00 白馬乗鞍岳
12:18 船越ノ頭
13:27 小蓮華山
15:15 白馬岳(写真撮影)
15:50 白馬山荘(宿泊)
◼︎2日目◼︎
06:24 白馬山荘
06:39 白馬岳
08:04 小蓮華山
08:34 船越ノ頭
08:40 栂池ヒュッテ方面への分岐点
09:40 栂池ヒュッテ(お土産探し)
09:50 自然園駅
※復路の栂池ヒュッテ方面への分岐点から先のルートは、GPS取ってないので誤差あります。
天候 | 5/2 快晴 5/3 快晴(昼過ぎから曇) |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2014年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
ケーブルカー(ロープウェイ/リフト)
国道148号線を白馬方面へ。 岩岳入口交差点を左折、県道433号線で栂池高原へ。無料P・WCあり。 栂池高原からゴンドラリフト・イヴ&栂池ロープウェイを乗り継いで栂池自然園へ。栂池ヒュッテにWCあり。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
◼︎ゴンドラ&ロープウェイ◼︎ ・チケットは3日間有効。 ・登山届と引き換えに購入となります。 ・自然園からの下山便の最終は15:30でした。 ◼︎道の状況◼︎ ・自然園から天狗原まではツボ足でしたが、午後はかなり融雪が進んで歩きにくいと思います。 ・白馬乗鞍岳の先から稜線へ取り付く直前の急登までは、ハイマツや岩が露出しており、踏み抜きも多数。 ・小蓮華尾根に出てからの稜線でも、ところどころクレバスや踏み抜きもあるので注意。 ・小蓮華山から白馬岳までの稜線で3箇所ほど急登があります。ナイフリッジになっている所もあり、風をまともに受けるので、アイゼン&ピッケルワークをしっかりと。 ◼︎温泉◼︎ ・十郎の湯他多数。 |
写真
感想
◼︎行動記録◼︎
《1日目》
平日で仕事の方も多いのか、5/2は栂池高原の駐車場も空いてました。
スキー客に混じって、登山客は5組ほど。
栂池高原駅でチケットと引き換えに登山届を提出し、8:00始発のゴンドラリフト・イヴ&ロープウェイを乗り継いで自然園駅へ。
ロープウェイ下山便の最終時刻は15:30。
この時点で、日帰りは諦めました(笑)
自然駅で、係員から周辺の雪崩発生地域や登山中の注意点等の説明を受けて、いよいよクライム・オンです!
自然園から天狗原までは、そこそこの急登ですが、ステップが切ってあったので、アイゼン付けずに行きました。
すでに暑い(笑)
ジャケットは早々に脱ぎ、長袖シャツに切り替えます。
天狗原からは白馬乗鞍岳方面へ、進路を北西から西に変えますが、トレース上にオレンジの旗が設置されており、導かれるように直進。
道、間違ってましたσ(^_^;)
20分ほどロスしましたが、ほぼ平坦な道で良かったです(笑)
白馬乗鞍岳までは、なかなかの急登ですので、ここでアイゼン装着しました。
白馬乗鞍岳山頂付近にはケルンがありました。
かなり広い台地のようになってますので、ガスった時は方向注意です。
ここから一旦白馬大池側へ下りますが、今回は白馬大池山荘へは寄らず、直接小蓮華尾根へ取り付きますので、進路を西南西に向けます。
ここの下りが、雪解けで頭を出し始めたハイマツと岩場のミックス、かつ踏み抜き地獄でかなり厄介でした(~_~;)
踏み抜き地獄を越え、小蓮華尾根へ方面への急登を登り切ると、白馬大池山荘から伸びる雷鳥坂と合流します。
ここでようやく、小蓮華山へ続く稜線の展望が開けました。
稜線上は、緩やかなアップダウンを繰り返します。
規模は小さいですが雪庇の踏み抜きと、トラバース面での転滑落に注意しながら、徐々に高度を上げます。
小蓮華山の手前から、白馬岳へ伸びる稜線が姿を現します。
ほんと美しいですね! とってもキツそうだけど(笑)
小蓮華山頂はそこそこ広く、三角点と、古びた剣が刺さってました。
この辺りからちょくちょく地肌が顔を覗かせてましたので、普段から風が強いことが想像されます。
小蓮華山から三国境、白馬岳までの稜線には、3箇所ほど急登があります。
ナイフリッジのような痩せ尾根も出てきて緊張しますねσ(^_^;)
加えて、鬼のような風圧!
とにかく落ちないよう、ダガーポジションに近い姿勢で、ピッケル打ち込みながら這い登りました。
危険箇所を通過すると、白馬岳山頂までは緩やか。
山頂は360度の大パノラマです。
そのまま引き返して、栂池ヒュッテ泊まりでも良かったんですが、融雪も進んでましたし、この烈風であのナイフリッジを下る気にはなれず、白馬山荘に泊まって、雪が締まった翌早朝に下山することにしました。
《2日目》
大快晴!
眩しい御来光と、劔・立山のモルゲンロートを目に焼き付け、下山を開始します。
雪は締まっており、風も昨日通過したときよりは弱め。
おまけに、小屋でご一緒した方に同行させて貰えたので、危険箇所通過時も気分的にすごく楽でした。
真っ青な空に向かう残雪の稜線はほんとに美しく、何度も何度も振り返って見惚れてました(笑)
ただ、午後から低気圧の位相が通過するとのことで、先を急ぎます。
三国境、小蓮華山と昨日の同ルートを辿り、船越ノ頭を越えた先から、栂池平へ伸びるルートがあると、ヤマレコでの投稿があり、小屋でもここを下山出来ることを確認していたので、トレースと雪崩の状況を確認して、白馬乗鞍岳へは向かわず、ここを下山することに。
何本か隣の谷筋では、小規模のデブリを確認しましたが、亀裂は入ってなかったので、少しホッとしながらも、やっぱり嫌な感じはしますねσ(^_^;)
とにかく安全な場所を目指して、少し急いでここを抜けます。
あとは、目視している栂池ヒュッテ目掛けて高度を下げ、自然園駅へ。
白馬岳から3時間ちょいで下山しました。
◼︎感想◼︎
5/2・5/3で、憧れの白馬岳へ行ってきました。
2ヶ月間温めていた山行で、ようやく休みと晴天が重なりました。
残雪期ではありますが、憧れの白馬岳に立てて感無量です!
心配だったのは、融雪具合と風速で、撤退ポイントの見極めが鍵でした。
稜線ではかなりの風が吹いてましたが、融雪も進んでおりました。
当初は日帰りピストンして栂池ヒュッテ泊のつもりでしたが、このまま下山するのもリスキーと考え、白馬山荘泊に切り替えました。
また、翌日の午後の荒天が分かっていたので早朝から動きだしましたが、予報通り午後は急変し、八方尾根のリフトも運休だったようです。
うまく晴天の合間を縫うことができて良かったです。
ただ、このGWは、白馬を始め、山岳事故・遭難のニュースが相次ぎました。
山に100%の安全はありませんが、しっかり計画を立て、しっかり準備し、可能な限りリスクを減らした上での事故も多かったと思いますし、山を愛する仲間の悲しい知らせに胸が痛いです。
御冥福をお祈り申しあげます。
いいですねぇぇ〜〜!
こんなところに行くのが私の夢です(笑)
まずは装備かなぁ・・・・。
arishin1016さん、こんばんは!
僕もまだまだ発展途上者ですが、ガイドさんに付いてもらったり、講習を受けたりしながら、ようやくここまで来れました!
冬山装備は、自分の身の安全に直結するものばかりですよね。
でも、しっかり使い方をマスターして、少しずつステップアップしていければ、待ってる雪山の世界は格別です♪\(^o^)/
ぜひ、一緒に顔晴って行きましょう!
ヤマレコのユーザーさんだったんですね
この2日間は本当に天気に恵まれましたね、お互い下山した日は午後から山頂付近は荒れたようです
やはり船越ノ頭の少し先の所から下りたのですね、お姿が見えなかったので・・・
私もそうしようと思ったのですがデブリが発生していたので止めました
来た道を辿って乗鞍岳経由で下山しました
帰りは雷鳥に会えたようですね、どのあたりかな〜
私もブログで白馬岳のレポート数回に分けて投稿しています
良かったら見てくださいね
http://blogs.yahoo.co.jp/ptcsx746/12116650.html
ではまたどこかの山でお会いしましょう
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