★日光白根山☆☆関東以北の最高峰だぜい!
- GPS
- --:--
- 距離
- 7.5km
- 登り
- 987m
- 下り
- 986m
コースタイム
11:40 弥陀ヶ池
13:16 山頂(登り3時間15分=休憩10分込)
13:41 山頂発
14:30 五色沼
16:12 登山口駐車場(下り2時間31分=道迷い・休憩込)
天候 | 晴れ〜午後は薄曇りに |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2014年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
登山ポストは登山口駐車場の集金小屋にあります。 菅沼登山口は、入るとすぐに残雪たっぷりの道で、要アイゼンです。コース全般に腐れ雪のため(山頂周辺を除く)、アイゼンでも滑りますし、深くツボることも度々。 通常の歩行ができないぶん、体力2割増しぐらいに想定したほうが良さそうです。 頂上直下の「壁」はピッケルがあったほうがいいかも知れません。なくても慎重に登れば大丈夫だと思います。 頂上手前から無雪なのでアイゼンは外しますが、下山でまたすぐ必要になるので、着脱が煩わしいかもです。 全体に標識・表示が徹底されていないような? と感じましたが、頼りにしたトレースが夏道からそれていたせいでしょうね。 山にはトイレはありません。登山口Pのそばの施設に(たぶん)あります(自分は使わなかったので)。 水場もなさそうです(夏道はどうなのか不明)。 丸沼スキー場のゴンドラ終点から登るコースが初級だとしたら、こちらのコースは中級に近いかなと思います(夏場は分かりませんが)。 |
写真
感想
4連休で一番渋滞の少なそうな日を狙って山行。関東以北の最高峰、日光白根山(百名山)に初挑戦です。
茨城の拙宅から真北へ約170Km。金精道路(R120の一部、毎年4月下旬開通)を利用します。途中、男体山・華厳の滝・中禅寺湖・戦場ヶ原などの絶景ポイントを通過するので、それも楽しみの一つ。
このR120は別名「日本ロマンチック街道」というだけあって、ドライブだけでもお勧めな道です。
丸沼高原スキー場には何度も行っており、そのたびに白根山を間近に眺めていましたが、登る対象とは、考えたこともありませんでした。
丸沼のロープウェイを使って登るコースは標高差500M強で、地元の低山と変わり映えしないなと思い、菅沼登山口から登ることに。と言っても標高差850M程度なので、そこまで大変じゃないだろうけど。
・・と思ったのは大きな間違いでした。
まず、残雪がこんなに多いとは予想以上でした。
それと、巻き気味の夏道よりも直登に近いルートにトレースが付いており、その通りに行ったら(というか夏道が分からなかった)、これがかなりの急登。しかも腐れ雪で、一番アイゼンが効かないコンディション(10本爪のアイゼンを装着)。滑るわ、踏み抜くわで、体力を相当消耗しました。
(※上記ルート図は国土地理院の登山ルートを参考にしましたが、夏道を外れた部分はテキトーですので実登ルートとはズレています)
やっと頂上直下まで来たと思ったら急峻な「壁」が立ちはだかっています。「え?これを登るわけ?!」状態で固まっている私を見かねてか、通りすがりのベテラン風の方が「これ登ってみるとそれほどでもないですよ」と声をかけてくれました。
その方が先行して軽々と登っていく姿に、ヨッシャと勇気が湧く。
しかし取りつきから山頂まで結局1時間近くかかりました。氷結箇所もあり、最後のほうは岩場だったりで、恐る恐るだったからです。
山頂は360度の展望で、素晴らしいの一言。
この山は日本百名山という肩書もさることながら、「関東以北の最高峰」。つまり関東・東北・北海道の14都道県でこれより高い場所はないわけですから、登頂したときは「どんなもんだい」という気分でした。
山頂からは、百名山に限れば会津駒、燧ケ岳、平ヶ岳、至仏山、武尊山、男体山が同定できました。赤城山と皇海山も見えていたはずですが、同定できませんでした。越後駒や谷川岳は位置関係から微妙ですが、見えているんでしょうか。
期待した浅間山やアルプス方面は霞みのため見えませんでしたが、それでも十分すぎる絶景でした。
さて、下山は先刻の壁を避けるべく五色沼のほうに巻いて行ったのですが、五色沼を通過した辺りで「あれーどっち行くんだ?」。完全にルートロスしていました。
ただ、夏のルートロスと大違いなのは、トレースがあること。遭難した人のトレースじゃない限り(笑)、跡を追えばどこかに下りられます。
そのとき「菅沼」が一瞬眼下に見えたので、ひたすらそっちへ下りれば菅沼登山口に行けるはず、と気を取り直し、トボトボと・・。
と、そうこうしているうちに急斜面で足を滑らせ、そのまま滑落。なかなか止められず、50M近く落ちたように感じました。やや緩斜面になったことろでやっと止まりました。
幸いケガはありませんでしたが、意図してのシリセードではなかったので(というかシリセをするには急すぎる斜面だった)、ちょっとパニクりました。
その時、たまたま山スノボの男女ペアが私に追いついてきて、「大丈夫ですかー?」。
男性のほうから「滑ったら腹這いになる」、「急斜面はクライムダウンで」などアドバイスをもらいました。40代ぐらいの方でしたが、ありがとうございました。
スキー(ゲレンデ)の急斜面での「滑落」なら何度も経験して慣れているので、慌てず騒がず対応できるのですが、「生身」で落ちるのは初めてで、焦りました。
まだまだ登山はビギナーです。
とまぁ小さいトラブルこそありましたが、とても楽しい山行でした。
これを書いていると、テレビで登山者の遭難が相次いでいるとのニュースが。
うーん、春山恐るべし。他人事ではない、気をつけなきゃ。
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