野趣溢れる湯俣温泉と裏銀座(真砂岳・野口五郎岳)
- GPS
- 17:56
- 距離
- 44.7km
- 登り
- 3,327m
- 下り
- 3,531m
コースタイム
- 山行
- 2:03
- 休憩
- 0:00
- 合計
- 2:03
- 山行
- 11:31
- 休憩
- 3:08
- 合計
- 14:39
天候 | 5月3日(土)曇り時々晴れ、午後から通り雨 5月4日(日)朝のうちは快晴!稜線上は強風。でも、昼くらいからどんより曇りがち |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2014年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
運行時間等は大町市HPにて確認できます。 http://www.kanko-omachi.gr.jp/mountain/qa.php (所要時間)15分 (料金片道)2,200円位 ★タクシー代節約したい方、運行前に行きたい方は、高瀬ダムまで1時間の舗装路・トンネルを歩きます。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
★竹村新道は湯俣から南真砂まで狭くて急登ですが、全体的にはよく整備されていると思います。ただし、南真砂岳と真砂岳の中間に岩場が崩壊寸前のところがあり、足場は浮石でザレていて、ここだけは細心の注意が必要です。(ちなみに私は2回も石を落としてしまいました。m(__ _)m,スミマセン) 南真砂からだと登るには登れますが、真砂からの下りは不可能ではないかと。。。 ★登山ポスト 東京電力管理事務所横に登山指導所がありましたので、ここで登山届を出しました。(もしかして、GW中だけかもしれません。) ★温泉 湯俣温泉は、湯俣川沿いに手掘りの自家製温泉が何箇所かありますので、お好きな方は自分で掘ってみましょう! 7月になれば湯俣温泉晴嵐荘が営業開始されるようですのでここで入るのもよし。 私のお気に入りは七倉山荘の日帰り温泉(650円)です。無色透明ですが、肌がツルッツルになります。 |
予約できる山小屋 |
七倉山荘
|
写真
感想
いつも日帰り登山ですが、せっかくのGWなので
久しぶりにのんびり1泊2日での山行を計画。
テントやらの重装備であまり激しいルートは嫌だ
し、GWじゃどこも登山口はいっぱいかなぁ。。。
先々週の烏帽子岳とか裏銀座方面は穴場かもしれ
ない。
ということで、なが〜い林道道歩きはあるものの、
手掘り温泉もおもしろそうな湯俣温泉をBCにして
の真砂岳・野口五郎岳に決定!
積雪・登山道の情報とかネットサーフしても全然
出てきやしない。仕方ないので、行ったとこ勝負
で決行。
◆5月3日(土)
天気はまずまず。こんなにゆっくりな出発も久し
ぶり。
七倉山荘に車を停めて東京電力管理事務所の脇に
あるGW特設の登山指導所に立ち寄り登山届を提
出。
指導員のおばさま曰く、登山者が少ないのがお気
に召さない様子。
確かに燕はじめ表銀座方面はどこも大勢の登山者
が来てるのにねぇ。。。
さて、なが〜い高瀬ダムまでの1時間歩き+湯俣
温泉までの2時間の林道歩きでへとへとになりな
がら、なんとか晴嵐荘前のキャンプ適地に到着。
早速、水場の確認と、噴湯丘の見学に。
噴湯丘は思ったより巨大でびっくり!不思議な
形してました。
で、お目当ての川沿いの手掘り温泉は家族連れ
キャンパーのファミリー風呂となってました。
(残念)
とりあえず温泉の出ていると所を見つけて、ち
ょっと手掘りして足湯してみました。
今日は移動で疲れたので、ビールと食事をして
早々に就寝。
◆5月4日(日)
スリーシーズンシュラフで少し冷えてきたなぁ
と思ったところで起床。
テントの外へ顔を出すと満天の夜空。今日は登
山日和♪〜テンション上がります。
ゆっくり朝食、着替えをして出発の準備。念の
ためスノーシューも持って行きます。
★晴嵐荘〜湯俣岳
いきなりの急登で始まります。道も九十九折れ
の狭い山道ですが、うまく木の枝、石、木が並
んでいて苦にはなりません。
一箇所崩れてるとこありましたが、ま、慎重に
行けば問題ないレベルです。
標高が2000m近くなると雪が出てきますが、
先人のトレースがあって、踏み抜きもなくつぼ
足でガンガン行けます。
ルーファイはGPSにトラックを仕込んでいきま
したので迷うことは無かったですが、夜はちょ
っとわかり難いところも。
湯俣岳山頂は広い台地状で、360度のパノラマ
です。いきなり近くに槍ヶ岳の勇姿が目に飛び
込んでくるので、面喰いました!
「サイコーの展望台です。」
★湯俣岳〜南真砂岳
目の前の大きな南真砂岳に続く尾根を一旦かな
り下ってから登り返します。
(復路は堪えました。)
若干日の当たりの良い尾根は踏み抜きヶありま
すので、硬そうなところを狙って、雪庇にも気
を付けて!
南真砂岳山頂に上がると、やっと西鎌の山々が
見えます。
もう目の前にあるくらいの錯覚に陥りますよ!
★南真砂岳〜真砂岳
いくつかの小さなピークを越えて行きますが、
写真にもあるとおり1箇所道が完全に崩壊して
ます。
ここを越えるためには、リスクを承知で慎重
に岩場(10m位)を登りきるか、右の雪面を
トラバースするしかありません。
この雪面も雪質が良くなさそうでしたので、
岩場登りに決定。
足がかりにしようとした石は実際には浮いて
いて、うっかり2度も石を落としてしまいま
した。
何とか無事通過しましたが、回避できる夏道
はあるんでしょうか?
★真砂岳〜野口五郎岳
快適な稜線歩きです。一箇所岩稜帯を巻きま
すが、特別危険なところはありません。
ジグザグの夏道を登って、無事目的地に到着!
スノーシューの出番もナシ。
ここからの景色も絶景です。しばし景色を堪
能して、山頂の雪で水を作ってゆっくり食事
休憩。
歩き詰めの5時間半結構足に来ましたので、
バンデージを貼りました。
(復路)
野口五郎岳から真砂岳へとサクサクっと進み、
いよいよ先程の危険地帯へ。。。
今回は雪面をトラバースで行きますが、案の
定ザックザクの雪でアイゼンの爪がしっかり
食い付かない。
もう、ここは時間を掛けて、でもそこかしこ
に割れ目もあって、「雪崩だけは勘弁」と祈
りながら一歩一歩進みます。
やっと、地面に辿り着いたときは「今日はこ
れで終った。」と思いましたよ。
その後は南真砂もだいぶ雪が腐ってきたので、
慎重に踏み抜きに気を付けながら下り、湯俣
岳への登り返しへ。
さすがに最期にきての登り返しは堪えました。
湯俣岳からの下りは何度かルートをロストし
て、GPSで復帰しました。
雪のある時期はたくさんの方向へ尾根が伸び
ているので、うっかりすると迷い込みそうで
すので気を付けてください。
その後は急登の山道を今度は下り、あっとい
う間に晴嵐荘へ到着!
今回も楽しい山行となりました。
(でも、3時間、少なくとも2時間の林道歩き
は登山者を遠ざけている一因かも知れません。)
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