三ノ峰、ガチ山のつもりがガチ花

2022年06月20日(月) [日帰り]

• GPS: 05:54
• 距離: 10.5km
• 登り: 1,278m
• 下り: 1,285m

コースタイム

日帰り

• 山行: 5:02
• 休憩: 0:50
• 合計: 5:52

8:22 上小池
8:33 8:34 三ノ峰登山口(上小池)
9:26 9:26 六本檜
10:09 10:09 剣ヶ岩
11:13 11:15 越前三ノ峰
11:19 11:58 三ノ峰避難小屋
12:04 12:04 越前三ノ峰
12:55 12:56 剣ヶ岩
13:18 13:19 六本檜
13:53 13:59 三ノ峰登山口(上小池)
14:13 14:13 上小池
14:14 ゴール地点

ここ最近、花見目当てでガチな登山が出来ていない。という事で、今日は小池から別山まで行こうと思った。
現地に着くと、どうも雲が怪しい。まぁ行けるところまで。しかし、やはり花の良い時期とあって、つい脚が止まってしまう。
実は、ここで是非とも見たいと思っていたアツモリソウ。今が開花時期の筈で、かつてあったという場所で探してみたが、やはり盗掘で絶滅してしまったらしい。ところが偶然にも見れるという場所が分かり、雲行きも怪しいという事で急遽、別山までのガチ登山を中止。
避難小屋でシーヌードルプロを食べて、下る事にした。ようやく見れた憧れのアツモリソウはとても立派で、花というより陶器のようだった。
結局、今日もガチ花になってしまったが、まぁ、三ノ峰の急登は楽しめたし、花も2種類の黄色スミレが見れたなど大変充実した山行だった。
それにしても、とてつもなくブユが多い。暑いだろうと思い、油断して短パンにしたが、ちょっとでも脚を止めると刺されまくり、参った。

天候

曇り

アクセス

利用交通機関：

自家用車

写真

上小池駐車場。自車含め10台。平日ながら梅雨の晴れ間で花の時期、若干少ないかなぁという感じ。今日は久々にガチ登山で別山まで行く予定だった。

三ノ峰尾根への登山口。

屋敷跡前で崩れていた。特に危険ではない。

屋敷跡。草刈されて、さっぱりしている。

六本桧からの三ノ峰方面。かなり雲が掛かっている。尾根は急登で日陰の無い炎天下なので、こういう雲の方が涼しく上がれる。

ブナ林から抜けて、上部が見えてきた。

剣が岩。脇は炎天下尾根の唯一の日陰で風が抜けるオアシス。

後半の尾根。今日は涼しい風と温い風が混じる。

黒ん坊平の避難小屋。まだ花畑は薄い。

小屋後ろの雪渓。例年より多い気がする。今年の夏は水に困らないかも。

別山。アツモリソウの情報と雲行きの怪しさから、急遽中断。シーフードプロを食べて、下りに向かう。

下って、六本桧から三ノ峰方面。厚い雲が覆っている。

帰り、鳩ヶ湯手前から三ノ峰方面。メンドウな感じ。

帰り、荒島岳の上部もメンドウな感じ。

あった！

アツモリソウ
盗掘が多く、かつての場所では盗掘に遭って絶滅が囁かれていた。もう見れないと思っていたが、念願叶った。花というより陶器っぽい。3花見つけた。

ちょっと覗いてみる。ウォシュレットっぽい。

ササユリ

ヒロハテンナンショウ

マムシグサ

コケイラン
幾つかあった。

キンポウゲ

タニギキョウ

アマドコロ

ユキザサ

オククルマムグラ

ツクバネソウ

アカモノ

ブナ林を抜ける毎にアカモノロードが続く。

ツマトリソウ

標高が上がると、いわゆるコツマトリソウに変わってくる。

タチバナゴゼン＋ツマトリソウ＋アカモノ

ギンリョウソウ

マイヅルソウ

ニッコウキスゲ

カラマツソウ

ニシキゴロモ
ハクサンチドリの撮影ポイントの足元にあった。気付かれずに結構踏まれていて、掘り出した。

ハキサンタイゲキ

エチゼンオニアザミ
この尾根固有のアザミで、福井県カテゴリー 県域絶滅危惧�粁燹２討砲狼霏腓焚屬鮑蕕�せる。

何とバッサリ草刈されていた。高額な税金を使っての作業の筈だが、白山国立公園特別保護地区の貴重な植物にも関わらず、こんな無知な作業が行われている。この様子は福井県自然保護センターに報告した。

ハクサンチドリ

ヨツバシオガマ

グンナイフウロ

ミヤマダイコンソウ

ミヤマハタザオ

コイワカガミ

ツバメオモト

ズダヤクシュ

クロミノウグイスカズラ

コミヤマカタバミ

ハクサンイチゲ

ウズラバハクサンチドリ

ハクサンコザクラ

ミツバオウレン

シナノキンバイ

オオバキスミレ
ミヤマキスミレの可能性が高い。

キバナノコマノツメ

シロスジエグリシャチホコ

クロフシロヒトリ

アオカメノコハムシ

ムネナガカバイロコメツキ
高地性のコメツキムシ。

ミヤマハンミョウ
福井県ではここだけに見られる。福井県には他にも記録されているが、疑問。詳細は専門雑誌に報告した。

感想

masa554

アツモリソウに関して情報を頂いた「白山へのご招待」様に深く感謝したい。