尾瀬周回-燧ケ岳〜至仏山
- GPS
- 47:16
- 距離
- 36.3km
- 登り
- 2,187m
- 下り
- 1,784m
コースタイム
9:20大清水駐車場-10:15一ノ瀬-11:00岩清水-11:50三平峠-12:00三平下-12:45長蔵小屋
4日
5:15長蔵小屋-8:05俎-8:35柴安-10:30見晴-11:30竜宮小屋-13:15山ノ鼻-15:00鳩待峠
5日
5:10鳩待峠-7:05至仏山-8:30鳩待峠
天候 | 3日:快晴、夕方には曇りとガスで真っ白 4日:快晴後曇り 5日:曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2014年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス 自家用車
あさ8時の時点でも、戸倉第一駐車場は満車になっていませんでした。 4日の下山時時点で戸倉第二駐車場には一台も停まっておらず、第一は半分ぐらいだったので、まだ余裕があるようです。 鳩待峠行きは、第一駐車場からバスと乗り合いタクシーが多数出ていますが、大清水へは、駐車場を出て橋を渡った先の路線バス乗り場からとなります。 始発は8:42で1日6本と便数は少ないです。 大清水の駐車場は3日9時頃で半分ぐらいが空いていました。 戸倉-大清水間は普通に舗装されているので自家用車でも楽に入れますが、鳩待峠へ下山した後の車回収を考え、戸倉駐車としました。 鳩待峠の駐車場は5日に利用しましたが、この日は天気もイマイチだったためか、9時頃まではまだ空きがありそうな感じでした。 戸倉-鳩待峠間もキレイな舗装路でアクセスは楽です。 戸倉駐車場:1,000円/24時間 大清水駐車場:500円/暦日 鳩待峠:2,500円/暦日 |
コース状況/ 危険箇所等 |
大清水-一ノ瀬間以外は全て雪道となります。 スノーシューを持っていきましたが、踏み抜きに苦しむ場所は無かったので、一度も使いませんでした。 大清水-長蔵小屋 一ノ瀬まで雪の無い林道で、それ以降は雪道の登山道となります。 長蔵小屋までアイゼン無しで歩けました。 岩清水辺りから尾根に上がるまで、斜度がやや急になります。 尾根に上がり緩やかになると、しばらくで三平峠に峠に到着です。 三平峠は標識があるだけで展望はありません。 今日の登りはココまでで、後は長蔵小屋まで下ります。 三平下まで来ると尾瀬沼と燧ケ岳の眺めがいいです。 長蔵小屋-燧ヶ岳 尾瀬沼にかかる橋を越えて樹林帯に入り、しばらくはダラダラとした緩やかな道が続きます。 この日は荷物を軽くしたかったこともあり、最初からアイゼンを付けてスタートしました。 緩やか過ぎて道を外しそうなので、木の幹に付けられたペンキに注意しながら辿ります。 斜度は徐々に急になりますが、朝のうちはアイゼンが程よく効き歩きやすかったです。 ミノブチ岳でピッケルを装備して俎瑤妨かいます。 俎瑤療个蠅呂笋箋泙任后 俎瑤ら一旦下って本峰である柴安瑤愿个蠅泙垢、この登りはかなりの急登です。 先行者のステップが付いていたし、登りだったので良かったですが、ココを下るのはちょっと嫌な感じです。 今回反時計回りに下のは、ココを下りたくないというのも一つの理由です。 燧ケ岳-見晴 柴安瑤らしばらくは雪の無い登山道を歩きます。 岩が露出しているのでアイゼンを外したほうが歩きやすいと思いました。 そのうちすぐに雪道になるだろうと思ってアイゼンのまま歩きましたが、外しても良かったぐらいの距離があります。 雪道になってからは急坂が続くので、下りでも足にキます。 すれ違う登りの人は結構きつそうでした。 燧ケ岳の登りだけを考えると長蔵小屋側からのほうが楽そうな感じです。 見晴-山ノ鼻-鳩待峠 まだ雪が多くありますが、ところどころ出ている木道の周りは踏み抜き注意です。 ひたすら平坦な道が続き、ハッキリ言って飽きます。眠いです。 遮るものがないので、陽射しも強いです。 そのため、燧ケ岳に登った身体で一度に歩き通すにはちょっとキツイです。 鳩待峠-至仏山 急坂は無いので、割と楽に登れました。 全区間とも、多数の登山者の踏み後がありましたが、溶けて固まった雪に付いた足跡程度であり、真冬のように踏み後が深く窪んだトレースにはなっていません。 そのためしっかりと足跡を追って歩かないと、ふと気づくと道を外していたということが起こりやすいと思いました。 (特に長英新道、山ノ鼻-鳩待峠間、鳩待峠-至仏山) 危険と感じた場所は ・柴安瑤悗竜淌 ・小至仏山のトラバース(煽られるぐらいの強風だったので) |
写真
感想
今年のゴールデンウィークは尾瀬へ。
燧ケ岳と至仏山に登りたい。
折角尾瀬まで行くのだから、山だけではなく、尾瀬ヶ原も歩きたいということで、大清水から入って鳩待峠へ抜ける周回ルートを設定しました。
気温も上昇して雪が緩んで踏み抜きに苦しむかも?と思い持っていったスノーシューは終始背中の重荷になっていました。
初日尾瀬沼までたどり着くと、燧ケ岳がドンと現れテンションも上がります。
雪が溶けて出来た水面に移る燧ケ岳もなかなか良かったです。
長蔵小屋は8畳間を個室として使えました。
電気が来ているようで、部屋には電気コタツが置かれています。
談話室にはストーブが焚かれ、ポットにほうじ茶とお湯が準備されています。
談話室には山小屋でよく見かける『岳』や山雑誌、『やまのぼりはじめました』のほかに『夏子の酒』の1巻がありました。
ナゼ?と思って手に取って妙に納得。
作者の名前が尾瀬あきらでした。
ココは風呂に入れます(石鹸の類はNG)。
山小屋としては最上級の快適さだと思います。
一つ難点を挙げるとすると、自炊スペースが狭いというか殆どありません。
水道の流しに置かれた2枚の台の上が室内唯一の自炊スペースになります。
この場所で作って部屋か談話室に持っていって食べなければいけません。
私達は自炊だったので、明るいうちに外のベンチで夕食としました。
二日目、天気は上々です。
朝、早めに自炊スペースでラーメンを作り、部屋で食べて出発します。
まずはダラダラとした樹林帯歩きなので、寝起きの身体からはアクビが連発でした。
徐々に斜度を上げていきますが、順調に高度を稼いで、燧ケ岳山頂へ。
山頂からは360度の大展望です。
尾瀬ヶ原の向こうに至仏山、尾瀬沼の向こうに日光白根山や男体山など。
あとはよく分かりませんが、ぐるりと一周見渡せ大満足でした。
ここで驚いたのは、恐らく御池方面からだと思いますが、マウンテンバイクを肩に掛けて登ってこられた方がいたことです。
そんな人もいると話には聞いていましたが、目の当たりにすると驚きしかありません。
燧ケ岳からの下山は結構な急坂なので、足にキます。
すれ違う登りの方々はやはりきつそうですが、燧ケ岳に登った後の身としては、下りも堪えます。
見晴らしまで下ると、いよいよ尾瀬ヶ原歩きです。
当初は竜宮小屋泊予定でしたが、予定より随分早く到達しそうなことと、翌日の天気予報がイマイチなことから、一気に鳩待峠まで行ってしまう事に変更しました。
結果、コレは正解だったと思うのですが、長蔵小屋を出発した身としては尾瀬ヶ原が長い!兎に角長い!
始めは前に至仏山、後ろに燧ケ岳、周りは真っ白な雪原、という素晴らしい景色を楽しみますが、この長い平坦路は飽き飽きしてしまいます。
天気が良かったこともあり、暑さにも参りました。
鳩待峠からバスで戸倉駐車場に戻り、この日は車中泊としました。
夕食は最終バスが到着し人の出入りが減ってから、戸倉駐車場内で食べました。
夜中のうちに鳩待峠へ移動して3日目を迎えます。
3日目となる5月5日は曇り後雨の予報なので、早めに下山できるよう5時出発としました。
至仏山山頂まで特に急坂も無く、割と楽に到着します。
ただ、小至仏山手前付近からは、体が煽られるぐらいの強風になりました。
朝から曇りで眺望は全く期待していなかったのですが、曇ってはいるものの眺望は良かったです。
展望はいいものの、兎に角風が強くてのんびり出来なかったのはちょっと残念です。
小至仏山の先まで下りて振り返ると、山頂にはガスがかかり始めていました。
この日山頂からの展望を楽しめたのは、本当に早出した人だけでしょう。
やはり山は早出に限ります。
下山時多くのボーダーやスキーヤーとすれ違いました。
そこで一つ気づいたのは、ボーダーは殆どの人がスノーシューということ。
ナゼでしょうか。
登山道以外を滑って下りるわけだから、下りた先が踏み後の無い場所ということが多いのでしょうか。
なんて事を考えながら雨に降られること無く無事下山出来ました。
最終日は晴れませんでしたが、それでも十分に楽しめた3日間でした。
これで今シーズンの雪山も終了です。
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する