【武奈ヶ岳・釣瓶岳】↑三舞谷右岸尾根、↓アラ谷左岸尾根☆望外の花♫


- GPS
- 04:54
- 距離
- 8.9km
- 登り
- 1,101m
- 下り
- 1,103m
コースタイム
天候 | 曇り のち 晴れ(終始強風) |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2022年06月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
国道367号沿い、梅ノ木キャンプ場向かいの駐車場に駐車、トイレあり |
コース状況/ 危険箇所等 |
往路、復路ともにバリエーション(登山道無し) 武奈ヶ岳西南稜および北稜は一般登山道 細川越~スゲ原は一般登山道 スゲ原~ナガオ~釣瓶岳はバリエーション |
写真
左から、弘法大師 如意輪観音菩薩 釈迦如来 不動明王 弘法大師立像 不明 聖観音菩薩
だそうだ
前回の武奈ヶ岳で知り合ったganbakunihiroさんに教えていただいた
感想
久しぶりに武奈ヶ岳に登りたいと思う。
天気予報を見ると昼前から晴れ間が出てきそうだが登山指数はCだ。強風が理由のようだ。
気温が高くなり蒸し暑くなりそうなので朝のうちにサッサと片付けてしまおう。
今日は武奈ヶ岳~釣瓶岳の西側の幾つかの尾根のうち、未踏の尾根を歩いてみたいと考える。
まずは葛川梅ノ木町から三舞谷の右岸尾根を登ることにする。本当は三舞谷を遡上したいところなのだが、険しいルートのようで中々実行する勇気が出ない。
今回の尾根は以前yamanekoさんが辿っておられるレコを見た。登ることは出来るが道は無い。しかし武奈ヶ岳への最短ルートであることは間違いない、と書かれていた。
地図の等高線の詰まり具合からしてもなかなか急峻な尾根だと想像出来る。
まさにその通りだった。
序盤から植林の急斜面の激登りが続く。しかもヤマビルの猛攻にも遭う。かなりハードだ。
標高700mぐらいまでは急坂が続いたが、その後は比較的マシになる。しかし平坦部は無く、ひたすら登り続けなければならなかった。
途中で望外の花、イチヤクソウに出逢えたことだけが何よりの癒しとなった。
高木の自然林から抜けると開放的な稜線へ出る。西側の京都北山の奥深い山々を俯瞰ぎみに見渡す。
低木の大部分は今が花盛りのヤマツツジだった。
草原のような広々とした稜線を、爆風に煽られながら、ようやく一般登山道の御殿山ルート合流した。
ここからは勝手知ったる道。西南稜はいつ来ても美しい。その人気の理由が分かる。しかし流石に平日のこのような天候の日に訪れる人は少ないようだ。稜線上には誰も見当たらない。
やがて武奈ヶ岳山頂に登頂する。と、爆風の中、お一人だけ先客がいらっしゃった。ウィンドジャケットを羽織ろうとされているのだが、風に煽られて上手く着ることが出来ないご様子だ。
山頂の7体の石仏に手を合わせ、ひとしきり周囲の展望を眺める。霞が強いので遠望は効かない。
強風により雲が勢いよく流れていく。空の様子が刻一刻と移り変わっていく情景を見上げて愉しむ。
北稜を下って細川越から一旦スゲ原へ降りよう。スゲ原の湿地帯からナガオの尾根に上がって回り込むように釣瓶岳へ登頂しようと思う。
スゲ原まで来ると緩やかな流れの沢の上流部が気になってくる。気まぐれを起こして、沢(谷)を遡上することにした。
沢の周囲は湿地帯で自然林に囲まれた静かで美しい場所だ。水量は少なく緩やかな清流だ。小さな魚が泳いでいる。
やがて沢は涸れ沢になり、源頭部を登り詰めてゆくとナガオの稜線へと這い上がった。
合流したナガオの尾根上から直ぐに釣瓶岳に登頂する。時刻は10時を回っている。北側に蛇谷ヶ峰と北部琵琶湖を眺めながらランチ休憩とする。
釣瓶岳から少し南進し(武奈ヶ岳方向へ戻り)鞍部から小ピークへ上がる。ここから西側へ延びる尾根が未踏の下山ルートだ。アラ谷の左岸尾根ということになろうか。
早速にも新しめのピンクテープが誘導してくれる。踏み跡は薄いのだが、歩く人はいるようだ。比較的歩きやすい、それほど急峻ではない尾根だった。展望は無い。
尾根道の後半は目印によって左方向へと導かれてゆく。すると掘割れた歩きやすい道、明らかに古道が現れる。
古道を辿ってゆくと、やがて細川町の集落へと着地した。集落の石垣にはのユキノシタの花々が未だ賑やかに咲き残っていた。
あとは梅ノ木町まで戻るだけだ。
おおよそ5時間ほどの短い山行だったが、未踏の尾根を2本歩けて、未踏の沢を辿り、望外の可愛らしい花にも出逢えた、充実感あふれる山旅だった。やっぱり比良はいいね。
コメント
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実は先日私も比良山系登っておりました、もちろん安全ルートで( ´∀` )
蓬莱山から武奈ケ岳をながめていました。また偶然お逢いできそうです。
平バス停の駐車場に白のプリウスα停まってるの帰りしなに見ましたわ〜
南比良の稜線歩きでしたか!琵琶湖を眺めながらの絶景の散歩道ですね。この季節の割にはまずまずのお天気でしたけど、強風だったのでは?とくにホッケ山は爆風だったのではないでしょうか。
今回の武奈ヶ岳はガンバさんにお出逢いした日以来でした。マイ・ホームマウンテンにしては随分と間が空きました。前回教えていただいた石仏の名称を発表する場にさせていただきました😁ありがとうございました。
往復ともバリの尾根道でしたが、いずれもヤマレコマップに先人の足跡はあったのですよ。
でも上りの尾根はかなり厳し目でした。下りのルートは使えますよ。割りかし歩きやすいです。
ホントに!また比良でお目にかかりましょう。これから暑いので、白滝谷か神爾谷、或いは八淵の滝ルートなんかは如何でしょうか💦
暑いですね〜 街中では、ほんとジリジリくる感じで日傘さそうかなと考えたぐらいです。
両方ともバリルートですが尾根ルートなんですね。
「三舞谷」ってタイトルに見えたから、三舞谷ルートへ行ったの??って勘違いしちゃいました。
私も三舞谷ルートは踏み残しているんですよね。一般登山道を降格となったようで「バリルートだからまあいいか」なんて誤魔化していますけど(笑)
滝のオーソリティー HBさんが胸を負傷されたんですものね。尻込みしちゃいます。
尾根ルートは、いい感じに思えてしまうんですが、きつそうですね。尾根にヤマヒルが居ますの??
このルートは、山猫さん、ウリさんレベル限定のルートとして「パス」しときます。
ほんまに暑いです。でも暑さはキライじゃないんですよね〜😁寒い方がダメ。
6月は殆ど雨が降らなかったので、琵琶湖の水不足が心配です。
残念ながら取り付いた尾根の下部はヤマビルの巣窟でした😵気が付いたときには右足・左足にそれぞれ2匹ずつ引っ付いててビックリしました。比良も西側はかなりヤバいですね。
でも武奈ヶ岳〜蛇谷の稜線の西側に赤い線を何本か引けて満足・満足😙
三舞谷ルートは憧れです。ですが、なかなか独りでは行く気にはなれないので、相棒というかご案内してくださる方募集中です!
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