新緑の大東岳ぐるっと周回
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- GPS
- --:--
- 距離
- 12.1km
- 登り
- 1,140m
- 下り
- 1,128m
コースタイム
10:00 5合目
11:45 山頂
12:15 弥吉ころばし手前の展望台でお昼休憩
13:00 下山開始、裏コースへ
14:30 樋の沢避難小屋前
17:12 登山口Ⓟ
天候 | 晴れ!山日和(^○^) |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2014年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
車5〜6台駐車可能 |
コース状況/ 危険箇所等 |
表コースは整備されて登りやすいです。 急坂は雪と夏道が交互に出てきます。 鼻こすりの坂までの雪斜面が難所でした。 山頂部の展望が素晴らしいです。 山頂から西に下って二口山塊を見下ろせる風衝地からの眺めも素晴らしいです。 弥吉ころばしは薄い板状の岩の急坂の連続ですが 雪斜面のトラバースの方が緊張する難所でした。 夏道と雪斜面を交互に繰り返し 樋の下大沢の雪面は安定してざくざくと直下で下りられました。 ただし雪解け状態が進むと踏み抜きがあります。 樋の沢避難小屋から大行沢に沿っての裏コースは 新緑と花を楽しめるルートですが トラバースするのでロープ、鎖、小さな沢の徒渉もあります。 梯子滝、雨滝、白滝などの滝も見られます。 白滝過ぎてから駐車場までは長く感じられる歩きでした。 スパ長で歩きました。 雪斜面はキックステップで足場を一歩一歩安定させながら進みました。 アイゼンがあった方が安定します。 残雪期の新緑はまだ見られます。とっても素晴らしいです。 注)羽虫が纏わりついてきます。 防虫ネット、虫除けスプレー、蚊取り線香必携 ※登山ポスト、トイレは秋保ビジターセンターにあります。 ♨秋保温泉の日帰り利用できます。 ※http://akiuonsenkumiai.com/ryokan/banji_sansou.html (二口温泉ばんじ山荘は3月末で閉館したそうです) |
写真
感想
美しい風景を見た
雪解けが進む山々のあちこちの谷から聞こえてくる沢の音
山肌を撫でるように吹いてくる爽やかな五月の風
残雪の谷に萌える新緑のグラデーション
薫る風と山の息吹と爽やかな緑とそして薄ピンクの桜
何もかもが目に新しくて麗しくてどこかで見覚えのある風景で
そして何よりもその美しさに心が洗われた
大東岳がこんなに綺麗でこんなに素晴らしい山だったとは!
3年前、ここに初めて登った時
自分の体力に見合わないレベルの高い山だったと思う。
苦しくて暑さに喘いでへろへろになって山頂に着き、
弥吉ころばしから裏コースの長いルートを
前後に誰も人がいない一人だけの歩きで不安になりながらも疲れ切って戻ってきた。
疲れた…しんどかった…という思いだけがずっと残っていた。
苦手を克服すべく再び大東岳の新緑見たさに向かった。
長い長い山行ではあったけれど
残雪の急斜面の登り降りには四苦八苦したけれど
山頂からの広大な眺めに何回も歓声を挙げて
今なら山一つひとつに愛着を持って見ることができる。
樋の沢避難小屋に向かって下りて行くと
だんだんと色づいてくる新緑の美しさが体の隅々にまで充満していくような
この五感をそそるような美しい風景と溢れんばかりの自然の贈り物を全身で受け入れた。
色、匂い、香り、音、涼しい風…なんて綺麗な場所だったのだろう。
裏コースを遡って滝巡りしながら樋の沢避難小屋を経由し
その先の小東峠、石橋峠まで行ってみるのも良いではないか。
風衝地から見えた、南面白山〜小東峠〜石橋峠〜糸岳のラインを繋げても良いではないか。
苦手だった二口界隈の山々にまた何回も訪れてみたいと思った。
※苦手と思ったのは沢のある場所でよく感じること:何かがここにいる(@_@。
同行者がいればそんな事を感じる余裕もなくとても楽しかった。
コメント
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9番の写真は毒草で食べてしまうと頭が錯乱状態になって走り出すと言う事でハシリドコロというそうです、試したことはありませんけど
MSFANさん、ありがとうございます。
そうでした、ハシリドコロでした。
平安の昔からこれは毒薬でもあり、鎮痛効果もある生薬として用いられてきたものです。
ルート沿いにいっぱい自生しているので
間違って摘まないように気をつけないといけませんね。
ところで、
裏コースの雰囲気、今回とても良くて不思議な感覚も何も感じられませんでした。
ここはソロでは行かないで誰かと一緒に楽しく行けばいいと思います
・・・と言いたいところですが、裏コースは独特の雰囲気が感じられますね
考え方によっては、自然の気配を感じるということにしておきましょうか
なかなかスリリングな道だったと記憶しております。
新緑は山を駆け上がっていますね。麓から見ても緑のグラデーションが美しく見える季節になりました。
お花も半月前に比べるとメンバーがすっかり代わりました
近いうちにまたmeiken先生にお花の講習をお願い致したいところです
仰る通り、深き山の懐で一人を楽しむのが一番いいですよね〜
裏コースはたぶん、精霊がいるんでしょうね〜
でも 眺めに見とれていると足を踏み外して滑落ですからしっかり意識を持たないといけません
おっ!行きますか?花巡り〜
と言っても最近はお花にこだわらず山そのものを楽しんでおります。
今シーズンは山形や県境の山塊にお邪魔いたしますので宜しく!
meikenさんの詩的文章をもう一度味わいたくて、改めてレコ開きました
「だんだんと色づいてくる新緑の美しさが体の隅々にまで充満していくような」
新緑の中に包まれていると、まさにそんな感じになりますね
大東岳は仙台で山登りをし出した2年弱の間に11回登った、私にとってもお気に入りの山です。特に表コースをドウダンの花に包まれて登る時、裏コースの対岸の岩に映える紅葉・・樋ノ沢小屋(当時は小屋はありませんでした)周辺も山の深さが感じられて、いいですね
泉ヶ岳のレコの多さと比べると、二口山塊は少ないなあ・・と遠くから正直感じていました。meikenさんの二口山塊レコ、楽しみにしています
摘み取り鎌ポーズも決まってます
11回も登られたんですか !
何とkamadamさんは二口の精霊に愛されていましたね
仙台市内から特徴的な台形の山の形が毎日見えていて
1回きりの訪問で終わらせたくないな〜と思いながら3年過ぎてしまいました
樋の沢避難小屋から先のルートがとても気になって来たのでまた訪れたい。
ドウダンも山頂部のシャクナゲも咲いたところをまた見てみたい。
行きたいところがどんどん増えてくる〜
最近この鎌持って山歩いています(もう山菜採りのオヤジと化しています)
この日はコシアブラ、タラノメを新兵器の鎌を使うことなく手で採れました
これで、クマさんに遭遇しても、相手との間を取って攻撃できますね
もちろん、そんなことに使わずに済みますように…
上からの眺めはすばらしいものですね!!
そして、雪の上の新緑、気持ちいいですね
写真からは伝わらない、小さい奴らとの戦いもあったでしょうか。
奴らに、ミント系って、あんまり通じないんですかね
鎌は山菜採り用ですからね
ここの裏コースはクマの気配は感じた事はありませんが
何か得体のしれない音とか声とか?
谷なので何かの音が反響して大きく聞こえる事もあります。
飛行機かな〜ドラミングの音かな〜とか
羽虫の小さいのが纏わりついたりしましたが、まだ大丈夫。
蚊取り線香が一番良く効くような気がします。
はじめまして。今年は雪が多いですね。
5/3に登りました。
自分のレポと全く違って詳細に書かれており感服致します。
二口山塊は、自分も一昨年からはまりました。
昨年もレポの通りプチ縦走をしております。
今年も計画中です(笑)
もしお会いした際は、宜しくお願いします。
昨年のプチ縦走、車はどうされたのか気になりますが
朝早く出発して行くのが一番ですね!
ここを一人で行くのはなかなかの度胸がおありの方ではないでしょうか
二口山塊、仙台神室からも眺められますが
それぞれのピークから眺めてみたらどんなふうに山の認識が変わっていくだろうか?
そういうことも意識してまた訪れてみたいですね
もちろん一人でここに入る勇気はないので同行者と行きますけど
もし見かけたらその時は気軽に声をかけてくださいませ
昨年裏コースの渡渉で大きな石を踏み外してお尻を強打
天気も悪かったこともありますが、それ以来眺める山と決めていました
特に感動したのが南面白山の山頂から間近に見た時の感動は
でもmeikenのレコ拝見して行って見たくなりました
できれば南面白山から縦走で・・・思いだけは大きい私です
そのように妄想されたら是非また行かなくてはいけませんね
晴天を選んで行くことが望ましいです。
山は登ったら眺めを堪能する事も楽しみの一つですからね。
なかなか奥深い山域ですが
アップダウンの繰り返しで歩き応えがとってもあると思います
充実感は半端ないと思いますよ~
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