22年6月下旬 初夏のトムラウシを温泉短縮ルートで日帰り
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- GPS
- 08:05
- 距離
- 22.4km
- 登り
- 1,627m
- 下り
- 1,625m
コースタイム
- 山行
- 7:46
- 休憩
- 0:18
- 合計
- 8:04
天候 | 晴れ/強風 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2022年06月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
温泉から短縮コースの間はダート道でぼこぼこな上に道幅狭く、対向車が来たらどうしようもない感じです(登山ルートの時間制約的にそうそう対向車は来なそうですが) |
コース状況/ 危険箇所等 |
雪渓と泥濘入り混じる。木道も多いが間に合っていない |
その他周辺情報 | トムラウシ温泉に登山情報とかあるかなと思ったけども、立ち寄った際には特に見当たりませんでした |
写真
装備
個人装備 |
長袖インナー
タイツ
靴下
グローブ
防寒着
雨具
ゲイター
ネックウォーマー
毛帽子
ザックカバー
サブザック
昼ご飯
行動食
非常食
飲料
地図(地形図)
コンパス
ヘッドランプ
予備電池
ファーストエイドキット
常備薬
ロールペーパー
保険証
携帯
タオル
カメラ
|
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感想
例年より雪解けが早いという情報を見たのでトムラウシに来ました
出発前日の予報では山頂付近で気温10度以下・風速24mで登山不適となっていたので、防寒装備を厚くしていきましたがおおむねほぼすべて要らなかったです(雨天気ならまた話も違うでしょうが)
体感気温はとても暖かく、危険そうな場所も沢の雪渓程度で(それも緩斜面で滑って止まれないとかはない)とても楽しく登れました
ヒグマの気配は特に感じませんでした。風がすこぶる強かったので感じなかっただけかもしれませんが
auの電波は登山口で拾えません。トムラウシ温泉で必要なことは済ませておくのが吉です
【以下感想】
前日は新得の宿に泊まり、3:30ごろに登山口に到着する行程(北海道は2時すぎには明るくなりだすんですね。車で走っててびっくりしました)
今回短縮ルートからの入山です。登山開始の4時時点で車は5台程度でほぼみんな同じタイミングで出発でした
言わずと知れたヒグマランドですが、いかんせんソロなので同時発が多いことはとても心強いです
さて、この日のてんくら予報では風速20m以上の強風予報。いつでも引き返す心構えで装備もやや耐寒重視としていました
ところが入山してからカムイ天上まで特に強風に煽られるようなこともなく、むしろ不慣れな雪渓と泥濘との闘い・・・
闘いというほどのものでもないですね、泥濘地帯は木道の整備もそこそこあり雪渓は踏み抜くこともない分厚さでした
しばらく進めばコマドリ沢に差し掛かる。ここまで大変緩やかな傾斜でしたが、ここからはようやく登山という感じ?
全面雪渓で角度的にもストックがあるといい感じです(強風対策で初めてストック買いました!雪渓では便利ですね!)
がしがしと登って登って、岩稜まで差し掛かれば正念場も終わりという具合。
赤テープがちょいちょい紛らわしい位置についてたりまったくついてなかったりなので、雪渓の出口がどうにもわかりづらかったですね。雪渓自体にマーカーはしてくれてるんですけども
カールを越えると前衛に隠れ気味だったトムラウシ山が正体を見せてくれます。
この日は大変天気がよく周囲を見渡しても道央の峰々が見目麗しく立ち並んでいました。残念ながら土地勘がまったくなくどの山がなにかあんまりわからんのですが・・・
麓のトムラウシ公園?らしき場所は雪渓に覆われておりまして、これが行く手をはばむ最後の雪渓となります。
ちょうど風の抜け道となっているようで、予報されていた強風はここから本領を発揮し凄まじい疲労感を与えてくれます。
幸いこの日は南西の風で、風自体がとても生ぬるく身体が冷えるようなことにはならなかったですが、少し北風だったらここでひきかえしていたかもしれんですね
あとキャップ飛ばされてなくしました、泣きたい
泣きたいといえばナキウサギが有名っぽいですがいませんでした。風が強すぎて鳴いてても聞こえないわけですが
山頂アタック前に昼食を済ませ、風避けにレインウェアを着込みいざ突貫
ちょっと風がフルパワーすぎて煽られたフードに首を絞められながらの前進でしたが危ないようなポイントはなく、8:30ごろ無事山頂に到着
タイミングよく雲がまったくかからないタイミングに到達できたおかげで全方位の綺麗な風景が満喫できました
火口丘らしい岩稜地帯の山頂では岩陰を選べばさほど風を受けずに済むのですが、とくにやることもないので15分ほどで撤収
本来は北沼を経由して下る予定でしたが、強風に嫌気が指してまっすぐピストンに
下りはトムラウシ公園の雪渓を使ってショートカット
初めて雪渓くだりをしましたがストックで身体を支えれば簡単に滑れてずいぶん楽ができますね
コマドリ沢の雪渓でも同様にかなりの時短となりました
沢を過ぎるとあとは単調な下山行程
少しはやい時間の下山かつ人気のなさだったので、ちょっとお行儀がよくないながらもカムイ天上からの森林地帯はスマホから大音量で音楽を流し通過
昼になり低高度でも風がかなり強くなっていたので、くまさんに聞こえていたかはかなり疑問でしたけどやらないよりはね・・・
12時ごろに無事下山完了
トムラウシ温泉(注意:温泉の開場は13時)でごろごろしたのち、帯広に帰還しばんえい競馬を楽しむ
輓馬ってほぼゴリラですね。かっこよすぎました
【おまけ情報】
初狩峠付近にあるサホロ ベアマウンテンというヒグマのサファリパークを前日に訪れたのですが、熊同士のじゃれあい噛みつきを目の前で目撃したおかげで登山当日はなかなかリアルなくまさんホラーを想像しながら登る羽目になりました。
スリルが好きな人は前日に、怖がりさんは下山後に訪れるのがとてもとてもおすすめ
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