夏の始めの立山(2022);(1) 室堂から弥陀ヶ原へのハイク
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- GPS
- 05:20
- 距離
- 13.2km
- 登り
- 257m
- 下り
- 809m
コースタイム
天候 | 午前中は雲多め 午後は晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2022年06月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
ケーブルカー(ロープウェイ/リフト)
・この日のハイキング終了点の弥陀ヶ原からは室堂までは、アルペンルートのバスを利用した(バスは、室堂着 16:50の最終便を利用) |
コース状況/ 危険箇所等 |
・室堂ー天狗平 間;この時期、このトレイルには、かなり残雪(雪田)が残っており、本来の遊歩道はほとんど顔を出してませんでした。視界不良時はお勧めしません。スマホGPSアプリ使用を推奨します。 なお雪道の部分は、傾斜は緩く、チェーンスパイクがあると便利、という程度で、本格的なアイゼンやピッケルは不要。 ・天狗平ー弥陀ヶ原 間;このトレイルも、この時期だと、かなり残雪が多いのと、トレイルが雪解け水で沢のようになっている場所も多く、以外と難儀しました。スパッツ推奨。 また、あまり歩かれていないトレイルのようで少し荒れており、さらに道標類がほとんどありませんでした。スマホGPSアプリ使用を推奨します。 ・弥陀ヶ原散策コース;弥陀ヶ原バス停付近から、周遊状に木道が整備されており楽ちん。道標も多く、観光客的な人も歩いていました。 |
その他周辺情報 | ・この日歩いたトレイル沿いにはアルペンルートの「美女平ー(弥陀ヶ原)ー(天狗平)ー室堂」間のバスが走っている。途中で乗車可能なのは弥陀ヶ原バス停と、天狗平バス停の2か所(ただし乗車には予約券が必要)。 ・弥陀ヶ原バス停付近;バス停には、有人の待合室あり。水道あり。(トイレは無かったような・・) また周辺には2つのホテルあり(営業中)。ホテル内の自動販売機は利用できた。 ・天狗平バス停付近;待合室なし。周辺に2つのヒュッテがあるが、営業しているかどうかはっきりしなかった。トイレも水場もない。 ・室堂付近の山小屋のうち、「みくりが池温泉」は改装休業中でした。 |
予約できる山小屋 |
天狗平山荘
|
写真
感想
【山行No. 702(1)】
※ コロナの時代になってはや3年目。北アルプスは、なかなか行きづらい場所となってしまった。しかも体力も年々落ちてきているし、、、
・・が、今年は「梅雨の中休み」なのか? 「梅雨明け」なのか? 良く分からないが、6月下旬というのに突然に夏のような天気となり、数日間は北アルプスあたりも晴れの予報がでた
(中部地方、北陸地方も、「一応の梅雨明け宣言」がでた)
・・で、急に思い立ち、北アルプスでも楽ちんな立山あたりに行って、山の空気を吸ってくることにした。幸いにも、山小屋の予約も取れた。
・前日に四国から富山までJRで移動して、富山市内で前泊。この日の富山市は、最高気温が37度と、6月とは思えない猛暑だった。
・この日、まずは富山市からアルペンルートを使って室堂バスターミナルまで上がり、予約が取れた「雷鳥荘」まで歩いて、今日は使わない荷物を置く。
2400mの高さなのに、さほど涼しくはないが、周辺はまだまだ残雪が多く、「ああ、久しぶりに北アルプスに来たなぁ、、」と、少し感慨深い。
・さて今日は「足慣らし」と称し、まだ歩いたことがない「室堂ー天狗平ー弥陀ヶ原」のトレイルを、「山登り」ならぬ「山下りハイキング」してみよう。
・まず室堂から遊歩道分岐を、天狗平へと進む。トレイルは、ほとんどが残雪(雪田)に覆われており、数日前に慌てて買ってきたチェーンスパイクが、さっそく役に立った。
思えば、北アルプスの残雪を踏むのも、4−5年ぶりだ。ザクザクという残雪を踏む音が心地よい。
・しーんとした昼下がりの天狗平から、さらに弥陀ヶ原へのトレイルを進む。
・・が、このトレイルは以外と残雪が残っている上に、雪解け水がトレイルを沢に変えており、更には荒れた感じで道標もなく、なかなかに手厳しい「足慣らし」だ。。。
・15時過ぎにようやく、弥陀ヶ原バス停に到着。とりあえず近くのホテルのロビーの自販機でコーラを買って、やっと一息つけた。
・その後は、空身でぶらぶらと、弥陀ヶ原を散策した。
ここはてっきり、尾瀬のような、池塘と花々が織りなす湿原だと思っていたが、遊歩道沿いはそれほど花もなく、池塘も小ぶりで、苦労して歩いてきたわりに残念だった。(少し下ではニッコウキスゲが咲いていたので、花の時期はこれからかも・・)
・弥陀ヶ原バス停より再びバスで室堂へ戻り、夕暮れ近くに「雷鳥荘」に戻る。「足慣らし」のつもりが以外と疲れた一日だったが、まあ、明日の立山登山に期待しよう。
・「雷鳥荘」は、初めて泊る山小屋だが、部屋は雑魚寝じゃなくて二段ベッド式、夕食も山小屋平均レベルよりかなり豪華、トイレもウオッシュレット付き水洗、と、予想以上に良い感じの山小屋だった。温泉も心地良い。
汗をかいた分、夕ご飯もビールも美味しく、ついつい飲み過ぎてしまいました(反省)
コメント
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貴重な情報有難うございます。
小生は静岡県田子の浦から新潟県の糸魚川まで赤線繋ぎを完了しています。
もっとも小生の赤線繋ぎは稜線歩行に拘っていませんので、街中をかなり歩行しています。
立山室堂から富山湾に赤線を繋げたと考えています。
とても参考になりました。
fujikitaさんは、本州横断を成し遂げられているのですね。なかなかすごいと思います(山道よりも、麓の、車通りの多い国道歩きのほうが、むしろ大変のようなイメージを持ちます)。
さて、今回私が歩いた、室堂ー弥陀ヶ原のトレイルは、立山詣でのための古くからの由緒あるルートだと思われます。が、近年は観光化が進みすぎて逆に、歩く人も少なく、道もやや荒れ気味でした。
私のこの記録がご参考になったようで、幸いです。
残雪が少なくなり、かつ まだ新雪が降り積もらない、9〜10月頃が最適時期のように思いました。
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