矢岳(北西尾根)と立橋尾根は途中まで・・・
- GPS
- --:--
- 距離
- 26.7km
- 登り
- 2,410m
- 下り
- 2,404m
コースタイム
8:55 営林署小屋 9:15
9:50 矢岳 北西尾根取付き 9:55
10:30 矢岳北尾根合流点 10:35
11:25 矢岳 11:45
12:08 笹頭(荒川分岐)
13:00 廃林道分岐
13:24 廃林道終点
13:30 立橋尾根(途中ロスト)
14:57 1138P
15:35 矢岳登山口 15:52
中川林道散歩
17:06 営林署小屋
18:10 武州日野駅
天候 | 快晴だが強風 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2014年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
・矢岳北西尾根〜北尾根合流点までは、傾斜がきつくあまりオススメ出来ません。 ・烏帽子谷のルートは雪で埋まっています。表面が濡れており滑りやすい雪質です。転倒した場合、傾斜がきついので滑落します。自分は山腹をトラバースしながら下りました。雪がなくなるまでまだ時間がかかりそうです。 |
写真
感想
久しぶりの矢岳。
矢岳は自分の中では、暗いイメージが強い山だった。
展望のない山ということで、天気のあまりよくない日での山行が多かったのが原因。
いつもガスがかかり幽玄的なイメージが出来上がっていた。
今日はいい天気。新しいルートも見つけたことだし、明るい矢岳に行ってみよう。
武州日野駅から営林署小屋まで1時間チョット。
紅葉や新緑の今の時期はいいが、夏には歩きたくない。
営林署小屋の周りは半年来ない間に、大規模な伐採があり驚かされた。
ここで単独の登山者と10分程お話。小屋裏から登るそうだ。
ここからの登山禁止の看板はなくなっていたような気がする。
そこからがまだ長い。取付き点まで40分程。
秩父林道はかなり蛇行しておりショートカットできる箇所がいくつかあるが、
下手にショートカットすると取付き点を過ぎてしまう恐れがあるので、忠実に歩く。
前回歩いた熊倉尾根の全容が見えてうれしかった。
取付き点から思いがけないほど幅の広い明瞭な道が続くが、それも終わり木の根っこを掴みながらの急登が始まる。やく30分で北尾根ルートと合流する。北尾根コースが一般登山道に思えるほどしんどいルートだった。
風が強かったが、明るい矢岳の山頂でランチ。
矢岳のイメージが自分の中で多少変わったようだ。
結構な時間、まったりした後、スリム度チェック岩を強引に通過し(通れてよかった)荒川分岐へ。
前回の熊倉尾根同様、このあたりも年を追うごとにスズタケがどんどん少なくなっている。
ここから烏帽子谷に下る。多少の積雪は覚悟していたがかなりの雪が残っている。傾斜がかなりあり雪質も悪いので、転倒すると間違いなく滑落する。雪のない山腹をトラバースして下る。
秩父林道にぶつかりいつもならこのまま下るが、今日は時間があるので廃林道に登り返す。
廃林道の終点から、正面に見える立橋尾根に登る。山と高原地図にも明記されている尾根だ。
登り切って左折すると、古来の立橋山山頂に行くはずだ。古来と表現したのは、最近この山の山頂が変わったからだ。40分程登り、時間的に大岩のところでリタイヤ。道もないし、下れる自信もない。万全な下準備をしてから、いつかまた・・・・
途中見晴らしの良い木の根元で休んだ後、尾根を下り反対側の1138pへ行く。1138pは何もない頂きだが、
ここを左折し川浦谷渓谷に下り渡河すると、川浦林道に出るらしい。
川浦林道は国土地理院発行の地形図でも熊倉尾根と矢岳尾根の間に破線で明記されている。
昨年、檜尾根を登った時にこの林道に出くわし、少々興味を持った。
昔は営林署小屋からこの林道を使い、矢岳尾根の牛首まで行けたそうだが、現在は何か所も崩壊して自然に帰りつつある道だ。ルーファイが困難なので徐々に深く入っていきたい。
尾根から廃林道終点に下降しようとしたところで、なんとロスト。下降地点がわからない。登った時、目印に木の棒を立てていたのだが、強風で倒れてしまったようだ。何とか下降できる箇所を探し、廃林道終点地に到着。
すると登ってきた場所と違う場所だった。林道の終点地なのになんだかキツネにだまされたような気分。納得がいかないので、再度登り返したがわからなかった。
まあいいや、ということで廃林道を下り始める。ここでやっと原因が分かった。登りでは気が付かなかったが、終点の直前で、廃林道が分かれていたのだった。ここから秩父林道の終点の矢岳登山口へ下る。入口にも雪渓が残っており少々緊張した。
ここから、武州日野駅までコースタイムで2時時間40分。日が長くなったし危険個所はもうないので、檜尾根取付き近くで工事をしている中川林道に、工事現場の人に許可を受けて入る。
今木沢横の川浦林道がどんな状態か確認したかったのが理由だが、ほとんど自然に帰っている状態だった。
今回のエリアなかなか行きにくい場所なので、欲張って変なコースどりになってしまったが、頭の中のいくつかの疑問が解消された自分にとっては有意義な山行だった。熊倉尾根と矢岳尾根に挟まれた山域は、本当に奥が深いエリアでますますハマってしまいそう。
おしまい
コメント
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こんばんは。
今回のレコも、非常に興味深く拝見し、早速お気に入り登録させていただきました。
矢岳北西尾根は以前から興味を持っており、いつか下りたいと思っています。覚悟はしていますが、相当きつそうですね。ま、いつになるかわかりませんけど。
立橋尾根は岩壁で阻まれますか?下ってきたらアウトですね。貴重な情報をありがとうございます。
それにしても、まだ残雪とは・・・
お疲れ様でした。
kinoeさん こんばんは
今回は林道レコになってしまいましたが、いくつかの疑問が解けて自分にとっては有意義な山行でした。
立橋尾根は当初、P1183から川浦谷渓谷へ下るルートを確認するために登りました。
ここから小黒北尾根に行けたらな〜などと、バカなことを考えてまして・・・
立橋山方面は時間があったので進みましたが、全く人が入っていないようです。
山と高原地図に記載されてはいますが、登った人いるのでしょうか
写真の大岩は直登はムリですが、その左側が急斜面ですが何とかなりそう。
あるいは東側に150m程トラバースすると隣の尾根にのります。こちらの方が若干傾斜がゆるいです。(帰宅してから地形図で確認しました)
矢岳北西尾根は営林署小屋裏から入った方がいいと思います。
kinoeさんなら全く問題ないと・・・
立橋尾根を下れば、周回コースになりますね。(廃林道の下降点が問題になる)
そのあと約2時間、kinoeさんの好きな林道歩きが待っていますが・・・
熊倉山に行くと矢岳のルートが見えるので行きたくなりますネ
自分も考えていたんですが、ジンギスカンを食べるのを目的変更して
時短出来る山行してきました
日曜日も、お通しもウドの和え物で同じでした
ボルト(芋焼酎)入れてきたので良かったら飲んでください
ボルトの名前はビギナー53です
雪・・・待っていると良い季節が過ぎてしまうし ジレンマです
ビギさん こんばんは
前の日にちょうど同じ席に座っていました
40分しか時間がなかったので、ビールとワンタンメンだけでした。
それにしても、ジンギスカンとは余裕ですね。
自分はワンタンメンが出てくるまで、時間が気になってしまって
酒は好きだけどそれほど強くないので、あまり飲むと西武秩父にいることを忘れて、
池袋にいる気分になってしまいそうです
今回の烏帽子谷は本当にきれいな場所ですよ
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