【能郷白山(岐阜・1617m)】奥美濃の盟主を新緑の能郷谷コースから登る
- GPS
- 06:26
- 距離
- 17.2km
- 登り
- 1,655m
- 下り
- 1,659m
コースタイム
チャリデポ地点 8:25
能郷谷登山口 8:45
入口から500m地点 9:10
入口から1200m地点 9:35
前山 10:25
入口から2800m地点 10:35
入口から4300m地点 11:05
熊野白山権現社 11:25
能郷白山 11:35-12:00
前山 12:50
入口から1200m地点 13:20
入口から500m地点 13:35
能郷谷登山口 13:50
チャリデポ地点 14:10
能郷谷ゲート 14:15
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2014年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
R157を岐阜、本巣市街から北進、根尾能郷の三叉路を左折し、 能郷谷の右岸沿いの道を2kmほど行ったところにある。 10台ほど駐車可能。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
■道の状況 能郷谷ゲート〜能郷谷登山口 3.5kmの林道、洗い越しや崩落箇所ありでかなりの悪路。 林道崩落地前が自転車・バイクのデポ適地と思われる。 デポ適地から登山口までは約1km。 能郷谷登山口〜前山 最初は急登の連続、下りは特に注意が必要。 前山ピーク付近は平坦地になっており残雪あり。 積雪期は迷いやすいところかも。 前山〜能郷白山 能郷白山直下のところに残雪がありますが、 階段状のトレースがついておりアイゼン不要。 ■登山ポスト 根尾能郷地内の神社にあり ■下山後の温泉 最寄は「うすずみ温泉」(850円) |
写真
感想
昨日に引き続いての登山日和。
かと言って連日の長距離運転はさすがに疲れる。
というわけで、近場の山にしよう。
伊吹山も良いけれど、静かな山歩きがしたい。
そんなわけで、能郷白山に行ってきました。
能郷白山は、両白山地南部の越美山地の最高峰であり、
「奥美濃の盟主」と言われているそうです。
また、濃尾平野から見える山では、
一番遅くまで雪を抱いた山です。
自宅のある大垣からは、北部の山々の向こうに純白に鎮座しています。
純白の時はいきなりは無理。
ヤマレコを見て、眺望も良いし、新緑の山を楽しみたい。
温見峠コースからは数年前に一度だけ行ったことがあるけれど、
まだ、国道は未開通、今回は実は初めての能郷谷ルートです。
レコでは、
「ゲートから登山口までの林道歩きが辛い」
「自転車でも辛い」
などと書かれていましたが、
歩くよりはマシではないかと思い、
チャリを積んで能郷谷ゲートまで向かいました。
ゲート前には7、8台が停まっており出遅れ感満載。
早速身支度をしてチャリを押して出発です。
ところどころ傾斜が緩やかだったり、
微妙に下り坂のところを、
乗っては降り、乗っては降りの繰り返し。
しばらくすると、
舗装路が途切れているところがあり、チャリをデポ。
登山口までは歩きです。
50mもしない先に別のチャリがデポされていました。
20分ほど歩くと登山口。
男性3人組が休憩されていました。
「ああ良かった、追いついた」
喜びの束の間、渡渉地点を過ぎると急登の始まり。
ゆっくりゆっくり登ります。
500mの看板がありました。
4分の1くらいは行っただろうと思っていたのでゲンナリです。
死んだふりで急登を登り尾根道に出て、
能郷谷や美濃の山々と肩を並べるようになると心にも若干の余裕が。
でも、次の看板でまだ1200m、
さっきの看板から700mしか進んでいないことが分かって、
あっさりと打ち砕かれたのでした。
「いつになったら前山なのか」
「そりゃいつか着くだろうよ」
心の中でそんなアホ問答を繰り返しながら、
目の前の傾斜を登り続けていくと、
平坦な雪渓に出ました。
後で分かったのですが前山でした。
前山からは、加賀白山と能郷白山が姿を現して、
一気に気持ちは高まります。
そんな気持ちも、またもや看板で打ち砕かれます。
「まだ、2kmあるん!?」
小さなアップダウンの後、いよいよ能郷白山への登りです。
奥社が見えます。
2か所あった雪渓の登りは、階段状のトレースになっていて難なくクリア。
ただ、気力、体力が…。
雪渓を上がって右へ行くと三角点ですが、先に奥社へ。
奥社は、バス停のような佇まい。
ネコバスでも来るんじゃないかと思うのは自分だけでしょうか。
風もなく、穏やかな陽気、雲一つない青空で景色は最高でした。
三角点に寄って、20mほど温見方面で行ったところで休憩。
先行者の2人組が食事を摂っていました。
加賀白山を見ながら、能郷白山でお食事タイムです。
何と贅沢なんだろう。
登りが苦しかっただけになおさらです。
しばらく昼寝でも、と思いましたが、
風が強くなってきたので下山しました。
登りでしんどくでそれどころではなかった、
ブナ林のトンネルや能郷谷の眺めなどを楽しみました。
最後の急登の下りは、
浮石があってつかまるところもなく往生しました。
登山口まで戻って10分ほどでチャリのデポ地点へ。
なぜかクルマが停まってます、はて?
ま、そんな細かいことはどうでも良いとして、
お留守番のチャリを回収し、出番です。
ゲートまで5分、
能郷谷にブレーキ音と響かせながら、
気持ちの良い風を受けてあっという間のダウンヒルでした。
温見峠コースしか知らなかった自分にとって、
温見峠コースでは味わうことのできない山の深さを感じさせてくれました。
能郷白山の山容の素晴らしさも目を引きましたし、
とにかく見直しました。
さすが、「奥美濃の盟主」だけあります。
今度は、紅葉の時季ですかねー。
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