記録ID: 4461557
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
支笏・洞爺
恵庭岳、西峰
2022年07月04日(月) [日帰り]
![情報量の目安: S](https://yamareco.info/themes/bootstrap3/img/detail_level_S2.png)
体力度
3
日帰りが可能
- GPS
- 05:58
- 距離
- 8.7km
- 登り
- 1,088m
- 下り
- 1,069m
コースタイム
日帰り
- 山行
- 5:00
- 休憩
- 0:56
- 合計
- 5:56
11:17
第二展望台から先は登山禁止との噂も聞いていたが、そのような標識は確認できなかった。他の方からは、昨年、その辺のことで物議があり、標識が変わった?ような話も聞きましたが、詳細や事実関係は不明です。自分のように登山欲に駆られて進むのではなく、第二展望台でやめておくのが一番正しいというか、無難な選択だとは思います。
追記
第二見晴らし台より先の登山禁止は法的根拠がなく、登山禁止を強要することは違法らしいです。どうもその辺のやりとりがあり、登山禁止という標識がなくなった可能性があります。
今回の登山では標識は、トレッキングの方(そのレベルの方)は通行を遠慮するようなものになっていました。個人的には、槍ヶ岳などのレベル一般道レベルだと感じましたが、その他の区間よりは危険であることは確かです。
追記
第二見晴らし台より先の登山禁止は法的根拠がなく、登山禁止を強要することは違法らしいです。どうもその辺のやりとりがあり、登山禁止という標識がなくなった可能性があります。
今回の登山では標識は、トレッキングの方(そのレベルの方)は通行を遠慮するようなものになっていました。個人的には、槍ヶ岳などのレベル一般道レベルだと感じましたが、その他の区間よりは危険であることは確かです。
天候 | 晴れ 気温20~27℃ 第二展望台より上は風速7m/s程度 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2022年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
登山口の駐車場は15台位駐車可能。人気の山のため、満車になることがあるらしいです。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
・駐車場〜第二展望台 駐車場から少し登ってスリット式砂防堰堤を超えたあたりで、ヒグマが食べたシカの骨など複数個体の残骸が多数あり。他にも見えないだけでヒグマの、付近にヒグマの食糧が埋められていている可能性があるので、長時間留まったりするのは避けた方がよいと思う。 第二展望台までは、何か所は急登のロープ場などあるが、普通に登って下れば問題ない。ただし、落石をすると下の登山者が逃げられないようなルートなので、急登のロープ場は1人づつ登るとか、距離をとってフォールラインは外すとか、声掛けしながら登らないと危険。経験の浅い登山者が複数人で登ると落石リスクは高いと思う。誰方が声掛けした方がよい。それ以外はよく整備された登山道。 ・第二展望台〜山頂 第二展望台に「これ以降バリエーションルート」など、立ち入らないように促す標識があるが、実際は山頂直下までは標識も多く、良く整備された普通の登山道。ただし、バリエーションルートの分岐点は多いので注意しないと危険なルートに入り込む可能性がある。 山頂直下はロープや鎖場となっているが、基本的によく整備された一般登山道レベル。ただし、数メートルだけだが両側が切り立った箇所もある。注意すべきは3つ。1つ目は「ここから100m以上滑落して死にます」みたいな標識がある右側の部分はザレ場のトラバースなので、そこは通過せず、まっすぐ尾根沿いに直進すること。2つ目は、そこを登った後に両側が切り立った狭い登山道となっているので、姿勢、重心を低くしてバランスを崩さないように3点支持で通過する事。この先も地面が木の根っこの上に土が乗っているふわふわするところがあるので、足元を信用せずに慎重に通過する事。3点目は、山頂手前のジャンダルムへの登頂だが、右側にロープがあり、左側は切り立っていいるので、左側に体が振られる滑落しないように注意する事。右側のロープに頼って登ると体が左に振られる可能性があるので、ロープはあくまで補助として登ること。落ちたら死にますので。ここまで、落ちたら死ぬ箇所はあるが、一般登山道でもこの程度のレベルはあるので、ハイキングレベルのみしか歩いたことがない方でなければ、安全なルーファイをきちんとすれば技術的に問題となることはないと思う(あくまで個人的な所感)。混雑時は、きちんと道を譲り合って、1人づつ通過しないと危険だと思う。 ・山頂〜西峰 特別危険箇所はないが、草付き、低木の急斜面のトラバースがある。落ちたら死ぬ箇所もあるが、山頂まで登頂できる方は、慎重に行けば問題ないと思う。 あくまでも所感だが、山頂を含めて西峰まで、アルプスの一般道を普通に登っている方は普通に行けると思う。ただし北海道の山としては珍しくロープ場や鎖場があるので、こういった場所に慣れていない方は怖く感じ、北海道の山の中では、滑落リスクは高いため事故率も高くなっているのかもしれない。 その他 ・第二展望台から一部バリエーションルートとしてトライした区間 第二展望台でお会いした登山道整備の方とお話をして、展望台から登山道が見えた谷コースを行こうとトライしたが、直下の台地上テラスは岩と藪のミックスで慣れていないとあるきにくく岩の間に落ちやすい。またテラスから降りる箇所がザレ場の急斜面で低木などの掴むものも無かった。テラスから安全に降りられたら進もうと考えていたが、お嫁様(そう呼べと命令されている)の滑落リスクを考慮して中止した。テラスからは低木や藪を掴んで稜線へ直登したが、藪などをしっかり掴んで登らないと滑落する可能性あり。3年ほど前はコース上にテープもあり、テラスからも安全に降りられたようだが、最近の状況は不明とのこと。 |
写真
すると!!なんとエゾライチョウの親子が飛び立つのが見えた!!
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A8%E3%82%BE%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%81%E3%83%A7%E3%82%A6
5羽程度いたが雛が逃げ遅れてパニクッている!!
すかさずカメラをズームしてパチリ!!
なんとか撮影できた。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A8%E3%82%BE%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%81%E3%83%A7%E3%82%A6
5羽程度いたが雛が逃げ遅れてパニクッている!!
すかさずカメラをズームしてパチリ!!
なんとか撮影できた。
第二展望台には、こんな標識があります。
トレッキングレベルの方はご遠慮くださいと・・・。
自分のレベルを把握して適正な行動をということですね。
お嫁様はここで待つそうです。ここからはソロとなりました。
トレッキングレベルの方はご遠慮くださいと・・・。
自分のレベルを把握して適正な行動をということですね。
お嫁様はここで待つそうです。ここからはソロとなりました。
支笏湖が美しいです。着てよかった!!
個人的には危険箇所は少なくレベルも高くなかった。
南アルプスの鋸岳や中央アルプスの蕎麦粒岳を想定していたが、この程度で良かった。本当に良かった。景色を楽しめるレベルなので一安心。
個人的には危険箇所は少なくレベルも高くなかった。
南アルプスの鋸岳や中央アルプスの蕎麦粒岳を想定していたが、この程度で良かった。本当に良かった。景色を楽しめるレベルなので一安心。
ここはジャンダルム。登っておこう。
左側にロープがみえるが、これを使う。
ロープに完全に体重を乗せると左側に振られて落ちるので、ロープはあくまで補助として両手両足、岩場、藪を頼りに登る。今回の登山では、おそらくここが一番危険。
左側にロープがみえるが、これを使う。
ロープに完全に体重を乗せると左側に振られて落ちるので、ロープはあくまで補助として両手両足、岩場、藪を頼りに登る。今回の登山では、おそらくここが一番危険。
この谷、歩いてみたい・・・。よだれが出る。
第二展望台で登山道整備のお二人とお話をして、道があるらしい(3年前、歩いたとのこと)ので、トライしてみる。お話を聞いた上で、おそらく展望台直下の台地テラスまでは問題なく、そこから下るコースが安全ならば行けると判断。
第二展望台で登山道整備のお二人とお話をして、道があるらしい(3年前、歩いたとのこと)ので、トライしてみる。お話を聞いた上で、おそらく展望台直下の台地テラスまでは問題なく、そこから下るコースが安全ならば行けると判断。
左のザレ場を避けて右の藪を歩くが、岩の間に落ちるリスクあり。藪こぎほどではないが、お嫁様は苦戦していてこちらの存在自体も把握し難そう。「どこ?どこにいるの?」と連発していたので、この先に進むのはちょっとリスクがありそうだ。
この先の台地テラスからの下りはザレ場の手がかりがない急斜面で、滑落リスク高かったので、即中止判断!!
お嫁様に撤退を告げる。
この先の台地テラスからの下りはザレ場の手がかりがない急斜面で、滑落リスク高かったので、即中止判断!!
お嫁様に撤退を告げる。
そして、撤退箇所からは岩場と低木藪のかなりの急登だったが、手掛かりがあるので安全と判断して直登した。自分の足を置いた箇所に足を置くこと、前かがみで3点支持にして、絶対に背伸びをしてはいけないこと、藪を束にして掴んでまっすぐ引くこと、絶対に折るようにしてひいてはいけないことなど、いくつかの注意をした。
ちなみに、北海道のこれ、行動食に良いです。
正直、まずそうだったので、最後に食べましたが、食べて(◎_◎;)!!かなり美味しいです。水あめが効いてます。みそもすごくマッチしてます。驚いた!!
正直、まずそうだったので、最後に食べましたが、食べて(◎_◎;)!!かなり美味しいです。水あめが効いてます。みそもすごくマッチしてます。驚いた!!
撮影機器:
装備
個人装備 |
トレぺ
コンタクト1式
温度計
熊鈴大
笛
帽子
大門沢手ぬぐい
モンベルリッジラインパンツ
モンベルウィックロンジオサーマルロング
サロモンスピードクロス5GTX
レインウェア上
ザック(サロモンS-LAB20L)
非常食(柿の種5袋)
ヘッドライト(レッドレンザーMH5を2個と予備電池2個)
GPS(ガーミンmap66s1個と予備電池)
スマホ
ココヘリ
JROカード
お金クレジットカードなど
地図
エマージェンシーグッズ1式
水2.5L(0.7L消費)
パン2個(1個消費)
シナノトレランポール
総重量約8kg
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蝦夷の地、大冒険はこれで最後ですか?
じっくり見とどけてからコメントしようと思ってました。
大雨から始まって少し心配しましたが、さすがにおとなしくしてるgreenriverさんじゃないですよね。
お嫁様も、おつきあい大変お疲れ様でした〜(^^)
たくさんの絶景、ありがとうございました。👍
コメント、早くてビックリしました。
今年はこれで最後です。今までの遠征ではロングやメインを楽しんできましたが、今回は幌尻を断念したので、小粒の山が多かったです。その分、お嫁様はちょうど楽しめるレベルだったと思います。
それと、大雨にはちょっと参りました。梅雨から逃げてきたのに、梅雨が追ってきたという感じだったので。本州はきっとアルプスが良いのだろうなあ・・・と夫婦で悔しがってました(笑)。
29日はソロで登ろうかとも思いましたが、暑寒荘のおじちゃんのヒグマ情報を聞いて、天気悪い日は出現率高そうで、ちょっとビビッて・・・時間も遅くなったし・・・ということでやめたんです。一番はおじちゃんのお話が楽しかったというのがありますが、お嫁様の気持も考えて・・・です。
そんな中、5つの山を登りましたが、芦別岳の旧道がダントツでレベルが高かったです。登山道もですが、滝の美しさ、森の深さ、ヒグマの気配が相まって、北海道って感じがしました。ヒグマとの遭遇率はかなり高そうで怖かったですが、ホイッスルがかなり効いたと思います。
来年はやり残した幌尻と石狩かなあ・・・と思っていますが、大雪山の十勝からトムラウシも行きたいし、礼文島も再訪したいです。旭岳からトムラウシももう一度行きたい。ペテガリやカムエクも・・・。
まだまだ夢は尽きません。
shigeさんも、行きたいと感じた時に、是非訪れてみてください。
行ってしまえば、「もっと前に来とけばよかった」となるはずです。
shigeさんの好みを考えると、多分、礼文島を1泊二日のテント泊縦走が良いと思います。
北海道、本当に美しいですよ。
前から行きたい行きたいとは感じていたんですが、ようやく行ける環境になってきたので、私も今年は28年ぶりに北海道に行きます!。歩けるうちに行かないとね。
とりあえず100名山だけはキリをつけたいと思っているので、今回は大雪山〜十勝岳が最低ノルマのつもりですが、今からワクワクです‼︎
お盆で、かつ人気の山なので人もそこそこ多いと思いますが、ホイッスルはあった方がいいですかね?
十勝までですか?羨ましいです。自分も再来年以降に行きます!絶対!
ちなみに三川台付近は薮刈りが数年に1回のはずです。藪が多い時は廃道の様になるらしいのでタイミングを図られた方が良いです。前回の薮刈りは確か去年です。今年はチャンスだと思います。
このルートは人気かもしれませんが、あまりにも広大なので周囲に人はいないと思った方が良いと思います。人任せだとリスクが相当に上がるはずで、ホイッスルは持参した方が良いです。
ホイッスルは持ってると相当に効果あるはずです。80gの大きな熊鈴を持参してますが、藪や沢がない時で約100m位は音が届きます。しかし、沢があると10mも音が届きません。熊に対してもほぼ効果はないと思います。115デシベルのホイッスルならそんな状況でも100m位、音が届く様な気がしてます。
それと、野生動物が敏感な高音域なので、人間以上に聞こえてるはずです。
https://www.amazon.co.jp/%E3%83%95%E3%82%A9%E3%83%83%E3%82%AF%E3%82%B940-Classic-%E3%83%97%E3%83%AD%E5%AF%A9%E5%88%A4%E7%94%A8%E3%80%90115db-90dB%E3%80%91%E3%83%A9%E3%83%B3%E3%83%A4%E3%83%BC%E3%83%89%E4%BB%98%E5%B1%9E-%E3%82%B3%E3%83%AB%E3%82%AF%E7%8E%89%E4%B8%8D%E4%BD%BF%E7%94%A8%E3%83%94%E3%83%BC%E3%83%AC%E3%82%B9%E3%82%BF%E3%82%A4%E3%83%97/dp/B07XBRK5SQ
こちらの方が小さくておすすめですかね。
https://m.ja.aliexpress.com/item/1005002089736613.html
小さいですし絶対持参した方が良いです。
ご検討下さい。
それと、本州よりも天候が劇的に短時間に変化します。突然風速20mとか実際にありますから。ですのでダブルウォールテントでないとリスク高いです。
後は、携帯濾過器あると水の確保が格段に楽になります。夏でもかなり気温が下がることがあるので防寒はだいじです。あまりニュースにはなりませんが、8月で雪が降ったとかいう話も聞きました。
縦走できればベストですが、天候次第ではエスケープして、刻んで行くことも考えておかないといけないですね。
そうですね。
その場合は、十勝からトムラウシ温泉下山間と、トムラウシ温泉から旭日岳とか方面で下山、もしくは十勝から天人峡ですかね。
どのコースも素晴らしいでしょうね。
自分も行きたくなってきました。夢が広がります。
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