【花の八甲田山】山頂公園駅〜大岳〜毛無岱〜酸ヶ湯温泉
- GPS
- 05:00
- 距離
- 10.6km
- 登り
- 485m
- 下り
- 906m
コースタイム
- 山行
- 3:58
- 休憩
- 1:02
- 合計
- 5:00
天候 | くもり時々はれのち雷雨 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2022年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス
|
コース状況/ 危険箇所等 |
よく整備されています。毛無岱付近の木道に一部破損箇所あり。ここに限った話じゃないですが木道は濡れると滑りやすいです |
その他周辺情報 | 酸ヶ湯温泉旅館に宿泊。噂に違わぬ名湯でした |
写真
感想
【北八甲田へ】
まずは青森駅発十和田湖行きのバスで八甲田ロープウェーへ向かいます。平日ながらバスは盛況で何人か補助イスの人が出るくらいでした。ロープウェーは20分間隔・所要10分の運行で、9時40分の便に乗ったので山頂公園駅に着いたときには既に10時近くになっていました。
【田茂萢湿原〜赤倉岳〜井戸岳】
木道の道を歩き始めるとすぐに湿原に飛び出します。いきなり高山植物のお出迎えで、歩行ペースは遅々として進みません。午後から天気が崩れる予報が出ていましたが、ハイペースでヘバッても仕方ないのでゆっくり歩いていくことにします。湿原が終わり、階段状の上り坂をゆくとやがて赤倉岳の断崖に至ります。赤倉岳から井戸岳への稜線上はかなり風が強かったです。赤倉岳も井戸岳も噴火口の縁を歩くように登山道がつけられているのでなかなかの迫力です。この辺りからピラミダルな高田大岳の山容も視界に入ってきます。
【大岳避難小屋〜大岳】
井戸岳からガレ場の道を下っていくと、鞍部に大岳避難小屋があります。お手洗いもあるので小用を済ませ、小屋前のベンチで昼食休憩とします。昼食を終えると、いよいよ八甲田山系の最高峰 大岳への登りです。途中、雪渓を横断したりしつつ、ひと登りで大岳の山頂へ到着しました。大気の流れが速く、短時間にガスが出たり消えたりしましたが、南八甲田方面などの展望はまずまずといったところでした。前日に登った岩木山の方は雲が多くてよく分かりませんでした。このまま南に下って仙人岱経由で酸ヶ湯に下るか、それとも井戸岳との鞍部まで引き返して毛無岱経由で酸ヶ湯を目指すか、天候を考えると所要時間の短い前者の方が良さそうですが、毛無岱の湿原は是非とも訪れておきたかったので、結局引き返すことにしました。
【大岳〜毛無岱〜酸ヶ湯温泉】
山頂からの道を一気に駆け下り、避難小屋の分岐から毛無岱方面に向かいます。この辺りからゴロゴロと雷が鳴り始めましたが、この時点では酸ヶ湯まではなんとか天候は持つだろうと考えていました。樹林帯を抜けて、上毛無岱の湿原に出た辺りでいよいよポツポツと雨が降り出してきました。ちょうどいいことに、目の前にはベンチのある展望所がありました。腹をくくって雨具を着込み、ザックカバーを広げました。最初はそんなに強くもない雨でしたが、下毛無岱の辺りでは雨は本降りになってきてしまいました。とはいえ今夜の宿泊先である酸ヶ湯まではもう1時間とかかりません。木道などは濡れると滑りやすく、沢に転落などしても面白くないので慎重に歩を進めます。城ヶ倉温泉との分岐を過ぎた辺りから土砂降りに近く、登山道はほとんど沢のような状況になってきましたが、ようやく酸ヶ湯の建物が視界に入ってきました。午後3時過ぎ、酸ヶ湯温泉に到着。濡れネズミになってしまいましたが、思っていた以上にたくさんの高山植物に出会え、ずっと憧れていた酸ヶ湯の千人風呂にもつかれて感慨無量でした。夕食の最中に落雷による停電が起こり、夜半に復旧されるまで電気なしを強いられましたが、それはそれで忘れられない思い出になったように思います。
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する