西穂高岳 憧れの岩峰
- GPS
- 26:32
- 距離
- 10.6km
- 登り
- 1,286m
- 下り
- 1,287m
コースタイム
- 山行
- 3:53
- 休憩
- 0:49
- 合計
- 4:42
天候 | 雨、濃霧 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2022年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
ケーブルカー(ロープウェイ/リフト)
実はちょっとお金を積んでロープウェイの日時指定券を買ってあったので乗れないことはなかったんだけど。確実に始発に乗りたいのであれば日時指定券はおすすめです。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
ロープウェイ西穂高口--西穂山荘 整備された登山道。山荘近くではなかなかの急登です。 西穂山荘--独標 天気が良ければ気持ちいい稜線歩きができます(たぶん)。独標直前までは歩きやすい登山道だが、独標へ取りつくとクサリがついている場所があります。 独標--ピラミッドピーク、7峰 個人的にはピラミッドピークを越えて7峰までが一番の難関でした。クサリ場も多く、特に復路の下りでは岩にしがみつくような感じでなんとか下りました。 7峰--チャンピオンピーク--西穂高岳 歩き慣れたのもあるかもしれないけど、歩きやすい区間でした。2,3,5峰は巻く感じでルートがついているので、危険個所は少なめでした。最後の西穂高岳の取りつきから山頂までは、1枚岩のような状態で登りも下りも少し難しいです。 |
その他周辺情報 | ロープウェイの西穂高口駅内の売店では、槍と穂高の名前がついた日本酒が。ラベルのデザインが秀逸すぎてつい両方とも買ってしまいました。モンベルの限定グッズやヤマサンカのバッジも売ってました。 ロープウェイのしらかば平駅内にの「アルプスのパン屋さん」の、朴葉マルゲリータのピザパンはとても美味しかったです。メロンパン味やカレーパン味のソーダも売っていて、ムスメたちのおみやげにしました。 西穂山荘で、「中崎山荘 奥飛騨の湯」の割引券をいただいたので、行ってきました。ぬるめのいいお湯でした。第一ロープウェイの乗り場近くです。 |
写真
装備
個人装備 |
テント本体
テントポール
テントフライ
テントグラウンドシート
シュラフ
トレッキングパンツ
靴下x2
グローブ
雨具
着替え
山靴
予備靴ひも
ザック
ザックカバー
昼ご飯
行動食
非常食
ライター
ヘッド
コンパス
ヘッドランプ
予備電池
スマートウォッチ
ファーストエイドキット
常備薬
日焼け止め
ロールペーパー
保険証
iPhone
時計
サングラス
タオル
ツェルト
ナイフ
カメラ
ガスカートリッジ
|
---|---|
備考 | スターバックスVIAを1つしか持っていかなかった |
感想
テント担いで西穂山荘に1泊し、西穂高岳に登ってきました。
天気は良くはならず終始ガスの中で景色もあまり見えなく、夜には断続的に雨が降って岩場もかなり注意が必要な状況。何度も西穂に行かない理由を自分の中で作り上げて帰ろうかと思ったけど、独標から一歩踏み出せたときに感じた冒険心と勇気に一人で感動。自分に話しかけながらの単独行は大変おもしろいものとなりました。
朝の2:00過ぎに自宅を出発して、新穂高ロープウェイの鍋平駐車場に到着したのは6:30。ほぼ予定通りに行けて、シーズン直前の土日だけど駐車場も無事確保、ロープウェイも8:30の始発に乗れました。実はちょっとお金を積んでロープウェイの日時指定券を買ってあったので乗れないことはなかったんだけど。確実に始発に乗りたいのであれば日時指定券はおすすめです。
西穂高口から西穂山荘まではコースタイム1:30。最初の1本としてはなかなかの登りもあるけど、今日はこの1本だけだしハイペースで進む。でもやっぱりテント泊装備はずっしりくる。GWの雲取山のときのテント装備が重すぎてバテたから、今回は本当に必要なものだけにしたはずなんだけど。。
10:00ごろに西穂山荘に到着。テン場には一番乗りで一安心。テントを張ってしばらくグダグダ。
1日もったいないので偵察がてらにちょっと登ってみよう、と思って丸山方面に歩き出し、結局独標まで来てしまった。
独標まではファミリーや観光客も多く、山頂付近は雲がかかってたものの奥穂や前穂、吊り尾根もよく見える。独標から先の西穂方面へ進む人はほとんどいなく、たまに歩き出す人がいると、すごい!信じられない!といった声が響く。確かに曇りがかった岩山はラスボス感が強く、ここから先は上級者コースだからな!という圧力が半端ない。
ワタシは今日は偵察なので、テントに戻って西穂山荘のラーメンを堪能しなければならない。
テン場は予想通りほとんど隙間なく張られ、隣のテントの中高年パーティーの飲み会の話が筒抜け。このまま雨が降り続けたら西穂はあきらめだね、という話を聞いて、確かにその通りだと思った。
翌朝4:00ごろに目が覚め、足元の濡れ具合から岩場はかなり滑ると判断。西穂は今回はあきらめることにした。せっかくだから丸山の辺りまで行って、日の出の景色を見よう。乗鞍は雲の中だったけど、上高地の上にかかった雲海と焼岳にあたる朝陽がとてもきれいだった。
だいぶ明るくなって、さあ戻って撤収して、高山観光に行こうと思ってたら、隣のテントの中高年パーティーとフル装備ですれ違う。さらにテン場に戻ると、もう一つの隣のテントのファミリーは当然のように西穂へ向かうとのこと。10歳の娘さんが岩場にワクワクしている姿を見ると、自分もまた登りに来られるか、今登らなくていつ登れるのかと思い、とりあえず独標そして行けるところまで行こうときめた。
当初の予定では4:00出発だったけど、テント撤収したころはもう6:00。でも大丈夫、時間は十分ある。天気は昨日より濃厚なガス。独標からは何も見えない。ここから先のラスボス感も昨日の比ではない。。とりあえず行けるところまでなので、まずはピラミッドピークを目指す。いきなり不安定な岩場にへばりついて上り下りするけど、なかなか楽しい。学生のころは狭い岩場もスイスイ歩けたけど、今はへっぴり腰で四つん這い。これでいいのだ。集中して進むとピラミッドピークに到着。ここまでで数人とすれ違ったけど、みなさんピラミッドピークで引き返すとのこと。ワタシもそのつもりです。このままあと1時間以上続くのはなかなか怖い。でも、このピラミッドピークまで来れた満足感がすごい。なんかもう少し行けそうな気がする。次はチャンピオンピークか。名前もやばそうだけど、そっちのほうまで行ってみよう。ひとつ先の7峰の登りはなかなか難しかった。帰りに下るのはさらに難しそう。。でもそこから先は少し落ち着き、歩きやすい登山道になった。そう思ってるうちにチャンピオンピークに到着。間ノ岳まで行ってきたというお兄さん2人に励まされ、もう少し行ってみることに。ここまで来たら行くしかねーだろ!
3峰、2峰は巻道となっていた。ラッキー。そしてついに1峰の取り付きに。ここは一枚岩のように見えて足場もかなり小さくて少ない。登りならなんとかなりそうだけど、帰りは大変かも。。と思いながらも登っていくと、山頂の標識が小さく見えてきた。長次郎さんの案内でなければ私は山頂には行きません!とか一人でつぶやきながら、ついに西穂高山頂に着いた。
この満足感、ほんとに久しぶりに感じた。景色は何も見えない。けどここは西穂の山頂だ。行ってはいけないジャンダルムに続く稜線に立っている。何度もここに行かない、引き返す理由を考えていた山行だったけど、来てよかった、来れてよかった。我が青春の穂高、その名前がつく最後の山に登れたのだ
登頂おめでとうございます👏
プチ高所恐怖症の自分には独標より先は恐ろしくてとても無理です(汗
しかも一眼?取り出して撮影する余裕すらあるとか
まだまだ限界は先にありそうですね、次はジャンでしょうか!?
コメントにあるとおり、ガスの多さが逆に魔境感を出してて写真としては雰囲気いいですが、晴天のときの一枚にも期待してます。また登る理由ができましたねw
期待してます!
西穂高はなんだかんだで行けちゃいました。独標から一歩踏み出すところが1番精神的な難関でした😂ジャンにもいつかはとは思ってますけどねー、西穂側からは絶対ムリ。
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する