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記録ID: 449860
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雪山ハイキング
槍・穂高・乗鞍

常念岳 期せずして故篠原秋彦氏に会う

2014年05月17日(土) ~ 2014年05月18日(日)
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uneme その他1人
GPS
--:--
距離
14.8km
登り
1,757m
下り
1,757m

コースタイム

【17日】8:35登山口〜9:45王滝ベンチ〜12:30乗越直下の急傾斜スタート地点〜13:40乗越(常念小屋)
【18日】6:30常念小屋〜7:55山頂8:20〜9:20常念小屋9:50〜11:50王滝ベンチ〜12:45登山口
天候 17日→晴れ
18日→晴れ
過去天気図(気象庁) 2014年05月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
一ノ沢駐車場は午前7時前後で8割ほど埋まっていた。
コース状況/
危険箇所等
乗越直下の急傾斜・常念岳山頂直下は残雪が多く、登り降りともにアイゼン必須。
特に乗越直下は雪がだいぶ緩んでいるのでつぼ足に頼らずに、しっかりキックステップする必要がある。またこの場所は落石が多い。
山頂直下は強風クラストしてるものの、アイゼンのかかりが良くて、しっかり登れる。
登山口。登山届けを提出できます。
2014年05月17日 08:34撮影 by  Canon EOS 60D, Canon
5/17 8:34
登山口。登山届けを提出できます。
比較的歩きやすい樹林帯を進みます
2014年05月17日 08:47撮影 by  Canon EOS 60D, Canon
5/17 8:47
比較的歩きやすい樹林帯を進みます
しばらくすると「岳」にも出てくる山ノ神神社が現れます。
2014年05月17日 08:49撮影 by  Canon EOS 60D, Canon
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5/17 8:49
しばらくすると「岳」にも出てくる山ノ神神社が現れます。
行程の大半を沢沿いを進みます。
2014年05月17日 09:26撮影 by  Canon EOS 60D, Canon
5/17 9:26
行程の大半を沢沿いを進みます。
2本の倒木をくぐると大滝周辺です
2014年05月17日 09:35撮影 by  Canon EOS 60D, Canon
5/17 9:35
2本の倒木をくぐると大滝周辺です
大滝ベンチ。地図では「王滝」となってます
2014年05月17日 09:44撮影 by  Canon EOS 60D, Canon
5/17 9:44
大滝ベンチ。地図では「王滝」となってます
雲が次第に取れてきました
2014年05月17日 10:04撮影 by  Canon EOS 60D, Canon
5/17 10:04
雲が次第に取れてきました
丸太でできた橋。この先に烏帽子沢があります。
2014年05月17日 10:11撮影 by  Canon EOS 60D, Canon
5/17 10:11
丸太でできた橋。この先に烏帽子沢があります。
烏帽子沢
2014年05月17日 10:12撮影 by  Canon EOS 60D, Canon
5/17 10:12
烏帽子沢
烏帽子沢を過ぎると、徐々に登山道にも残雪がでてきます。
2014年05月17日 10:24撮影 by  Canon EOS 60D, Canon
5/17 10:24
烏帽子沢を過ぎると、徐々に登山道にも残雪がでてきます。
橋と清流。朽ちた人工物とのコラボが素晴らしいです。
2014年05月17日 10:28撮影 by  Canon EOS 60D, Canon
5/17 10:28
橋と清流。朽ちた人工物とのコラボが素晴らしいです。
雪は多いですが、ノーアイゼンで大丈夫です
2014年05月17日 10:30撮影 by  Canon EOS 60D, Canon
5/17 10:30
雪は多いですが、ノーアイゼンで大丈夫です
乗越が見えてきました。
2014年05月17日 10:51撮影 by  Canon EOS 60D, Canon
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5/17 10:51
乗越が見えてきました。
次第に樹林からはずれ、沢の中に積もった残雪の中を行きます。傾斜はゆるやかなので、アイゼンは不要でしょう。
2014年05月17日 11:47撮影 by  Canon EOS 60D, Canon
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5/17 11:47
次第に樹林からはずれ、沢の中に積もった残雪の中を行きます。傾斜はゆるやかなので、アイゼンは不要でしょう。
目の前の急斜面を行きます。
さすがにここでアイゼンを装着しました
2014年05月17日 12:31撮影 by  Canon EOS 60D, Canon
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5/17 12:31
目の前の急斜面を行きます。
さすがにここでアイゼンを装着しました
左の斜面から落石がおきてます。大きい石は落ちてきませんが、小石は歩いてる間もどんどん落ちてきてました
2014年05月17日 12:39撮影 by  Canon EOS 60D, Canon
5/17 12:39
左の斜面から落石がおきてます。大きい石は落ちてきませんが、小石は歩いてる間もどんどん落ちてきてました
落石地帯を抜けるとさらに傾斜は急になります。と、左手に常念岳の尾根、前常念岳が見えてきました。
2014年05月17日 13:11撮影 by  Canon EOS 60D, Canon
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5/17 13:11
落石地帯を抜けるとさらに傾斜は急になります。と、左手に常念岳の尾根、前常念岳が見えてきました。
なかなかの景色に癒されつつも、必死で登ります。
2014年05月17日 13:19撮影 by  Canon EOS 60D, Canon
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5/17 13:19
なかなかの景色に癒されつつも、必死で登ります。
常念岳の肩に当る部分が見えてきました。
2014年05月17日 13:40撮影 by  Canon EOS 60D, Canon
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5/17 13:40
常念岳の肩に当る部分が見えてきました。
ようやく乗越に到着。本日はここで行動終了。乗越に出た途端、飛騨側からの強風。
2014年05月17日 13:41撮影 by  Canon EOS 60D, Canon
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5/17 13:41
ようやく乗越に到着。本日はここで行動終了。乗越に出た途端、飛騨側からの強風。
常念小屋は立地が素晴らしく、槍〜穂高の稜線が目の前に見えます。
2014年05月17日 14:10撮影 by  Canon EOS 60D, Canon
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5/17 14:10
常念小屋は立地が素晴らしく、槍〜穂高の稜線が目の前に見えます。
横通岳。灌木に覆われた美しい山です。
2014年05月17日 14:15撮影 by  Canon EOS 60D, Canon
5/17 14:15
横通岳。灌木に覆われた美しい山です。
常念小屋の入り口。まだ雪に覆われています
2014年05月17日 15:26撮影 by  Canon EOS 60D, Canon
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5/17 15:26
常念小屋の入り口。まだ雪に覆われています
各部屋に下駄箱があります。基本的に中部屋で、人が多くなった時に3階の大部屋利用になるようです。この日は、お客さんも多くなかったので6人用(?)中部屋を我々だけで使いました
2014年05月17日 18:41撮影 by  Canon EOS 60D, Canon
5/17 18:41
各部屋に下駄箱があります。基本的に中部屋で、人が多くなった時に3階の大部屋利用になるようです。この日は、お客さんも多くなかったので6人用(?)中部屋を我々だけで使いました
夕暮れ時。依然として強風ですが、アルプスの稜線としては平常通りでしょう。雲の流れが速いです
2014年05月17日 19:25撮影 by  Canon EOS 60D, Canon
5/17 19:25
夕暮れ時。依然として強風ですが、アルプスの稜線としては平常通りでしょう。雲の流れが速いです
小屋の談話室で何気なく開いた本に、民間ヘリレスキューとして活躍された故篠原秋彦氏の直筆文が。岳人として尊敬していただけに、思わぬ出会いに感動。
2014年05月17日 19:34撮影 by  Canon EOS 60D, Canon
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5/17 19:34
小屋の談話室で何気なく開いた本に、民間ヘリレスキューとして活躍された故篠原秋彦氏の直筆文が。岳人として尊敬していただけに、思わぬ出会いに感動。
そして夜景。眼下に街の灯りが広がります。
2014年05月17日 20:26撮影 by  Canon EOS 60D, Canon
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5/17 20:26
そして夜景。眼下に街の灯りが広がります。
この日は月が明るくて星空撮影はできませんでしたが、月明かりに照らされた山々は美しかったです。
2014年05月18日 03:00撮影 by  Canon EOS 60D, Canon
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5/18 3:00
この日は月が明るくて星空撮影はできませんでしたが、月明かりに照らされた山々は美しかったです。
槍穂高
2014年05月18日 03:09撮影 by  Canon EOS 60D, Canon
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5/18 3:09
槍穂高
それでもたくさんの星が瞬いてました。
2014年05月18日 03:15撮影 by  Canon EOS 60D, Canon
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5/18 3:15
それでもたくさんの星が瞬いてました。
長時間露光にすると、火星の表面みたいな宇宙的な感じになります。
2014年05月18日 03:21撮影 by  Canon EOS 60D, Canon
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5/18 3:21
長時間露光にすると、火星の表面みたいな宇宙的な感じになります。
4:30頃日の出を迎えます。すでに4時ぐらいからだいぶ明るくなってました。
2014年05月18日 04:45撮影 by  Canon EOS 60D, Canon
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5/18 4:45
4:30頃日の出を迎えます。すでに4時ぐらいからだいぶ明るくなってました。
槍穂高のモルゲン。初めて見ました
2014年05月18日 04:46撮影 by  Canon EOS 60D, Canon
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5/18 4:46
槍穂高のモルゲン。初めて見ました
赤く染まる常念岳の山肌
2014年05月18日 04:47撮影 by  Canon EOS 60D, Canon
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5/18 4:47
赤く染まる常念岳の山肌
苦戦したキレットもすばらしい、
2014年05月18日 04:48撮影 by  Canon EOS 60D, Canon
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5/18 4:48
苦戦したキレットもすばらしい、
しかし、外は強風。1時間もいると体は冷えきります。
2014年05月18日 05:15撮影 by  Canon EOS 60D, Canon
5/18 5:15
しかし、外は強風。1時間もいると体は冷えきります。
6時半ごろ出発。この日は山頂アタックと下山のみなのでかなり遅い出発でした。早い人では4時半ごろ大天井方面に向けて出発してる人がいました。
2014年05月18日 06:40撮影 by  Canon EOS 60D, Canon
5/18 6:40
6時半ごろ出発。この日は山頂アタックと下山のみなのでかなり遅い出発でした。早い人では4時半ごろ大天井方面に向けて出発してる人がいました。
なかなかの岩場です
2014年05月18日 06:41撮影 by  Canon EOS 60D, Canon
5/18 6:41
なかなかの岩場です
道は、明瞭と言えば明瞭ですが、踏み跡がたくさんあります。何度も「×」マークを行ってしまいました・・・
2014年05月18日 06:46撮影 by  Canon EOS 60D, Canon
5/18 6:46
道は、明瞭と言えば明瞭ですが、踏み跡がたくさんあります。何度も「×」マークを行ってしまいました・・・
高度感を増すごとに北アルプス深部の山々も姿を現します。
2014年05月18日 06:46撮影 by  Canon EOS 60D, Canon
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5/18 6:46
高度感を増すごとに北アルプス深部の山々も姿を現します。
小屋もだいぶ小さくなりました
2014年05月18日 06:47撮影 by  Canon EOS 60D, Canon
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5/18 6:47
小屋もだいぶ小さくなりました
ようやく「肩」の部分に到着しました。
2014年05月18日 07:23撮影 by  Canon EOS 60D, Canon
5/18 7:23
ようやく「肩」の部分に到着しました。
山頂までは雪が結構残ってます。アイゼンを装着しました。
2014年05月18日 07:29撮影 by  Canon EOS 60D, Canon
5/18 7:29
山頂までは雪が結構残ってます。アイゼンを装着しました。
昨年はここから三股方面に下山しました
2014年05月18日 07:44撮影 by  Canon EOS 60D, Canon
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5/18 7:44
昨年はここから三股方面に下山しました
空の青と白の境界線。まさにアルプスの景色。
2014年05月18日 07:45撮影 by  Canon EOS 60D, Canon
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5/18 7:45
空の青と白の境界線。まさにアルプスの景色。
山頂からの上高地
2014年05月18日 08:06撮影 by  Canon EOS 60D, Canon
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5/18 8:06
山頂からの上高地
2014年05月18日 08:07撮影 by  Canon EOS 60D, Canon
5/18 8:07
槍穂高も目線の高さです。実際には200m以上の標高差があるのですが
2014年05月18日 08:17撮影 by  Canon EOS 60D, Canon
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5/18 8:17
槍穂高も目線の高さです。実際には200m以上の標高差があるのですが
おなじみの山頂祠。
2014年05月18日 08:17撮影 by  Canon EOS 60D, Canon
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おなじみの山頂祠。
雪道は楽しい
2014年05月18日 08:23撮影 by  Canon EOS 60D, Canon
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5/18 8:23
雪道は楽しい
小屋に戻ってきました。すでに何人か一ノ沢から登ってくる人にすれ違いました。早い人は日帰りするそうです。
2014年05月18日 09:32撮影 by  Canon EOS 60D, Canon
5/18 9:32
小屋に戻ってきました。すでに何人か一ノ沢から登ってくる人にすれ違いました。早い人は日帰りするそうです。
そして、登りに苦戦した乗越直下の傾斜面。下りはさらに怖いです。雪もグズグズなのでアイゼンが思うようにささりません
2014年05月18日 10:00撮影 by  Canon EOS 60D, Canon
5/18 10:00
そして、登りに苦戦した乗越直下の傾斜面。下りはさらに怖いです。雪もグズグズなのでアイゼンが思うようにささりません
前日よりも天気がいいですが、雪面がまぶしい。
2014年05月18日 10:56撮影 by  Canon EOS 60D, Canon
5/18 10:56
前日よりも天気がいいですが、雪面がまぶしい。
沢までくると下りやすい。
2014年05月18日 10:57撮影 by  Canon EOS 60D, Canon
5/18 10:57
沢までくると下りやすい。
大滝にある水辺。
2014年05月18日 11:50撮影 by  Canon EOS 60D, Canon
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5/18 11:50
大滝にある水辺。
撮影機器:

感想

初めて残雪期のアルプスに来てみました。
ヤマレコを見ると、かなりの数の人が登っているので、初心者でもある程度行けるかなと思って、この山を選択しました。やはり小屋が通常営業してるのは助かりました。日帰りはかなりキツいですね。

登山口から大滝までは緩やかな沢沿いの道。ウォーミングアップに良いです。
大滝を過ぎると、登山道にも水が溢れてる箇所が何度もでてきます。雨後など増水したあとは少し危険かもしれません。水量が豊富なんでしょうね。

後半は、白馬の雪渓のような沢の中の雪道を行くのですが、こういう登山道を行く機会ってそうそうないので新鮮でした。前後を見ると、2組ほど登ってましたが、それ以外はあまり見受ける事はありませんでした。
週末なのに人では多くはなかったですね。

乗越直下の登りは、まるでスキー場の上級者コース以上の傾斜でかなり登るのがキツかったです。
ノーアイゼンで登る人がいましたが、アイゼンを付けた方が無難でしょう。
この登りはゴールが見えてるだけになかなか着かないもどかしさで長く感じます。

小屋の雰囲気はとても良く、12〜3組程度の宿泊客で快適でした。
外の景色も良かったのですが、風が強く、1時間もいると体が冷えきります。

翌日の山頂アタックもすでに陽が昇った後ですが、フェイスマスクや重ね着など防寒を万全にしていきましたが、ちょうど良かったです。

山頂はあまり広くありませんが、人が少なかったので長い事景色を堪能しました。大キレットの間から白山が見れたのは感動でした。

去年遭った雷鳥には今年は遭えず、それは残念でしたが、最高の天気に恵まれた楽しい登山でした

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