記録ID: 4503891
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ハイキング
富士・御坂
富士山御殿場ルート、覚え書き
2022年07月21日(木) [日帰り]
体力度
5
1泊以上が適当
- GPS
- 08:23
- 距離
- 18.3km
- 登り
- 2,323m
- 下り
- 2,312m
コースタイム
日帰り
- 山行
- 6:53
- 休憩
- 1:28
- 合計
- 8:21
距離 18.3km
登り 2,323m
下り 2,324m
10:40
ゴール地点
天候 | 晴れのち曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2022年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
ただし、平日21時〜4時は入出庫禁止となっている。(詳細後述) 第1駐車場はバスのみ。 第2、第3が一般車用。3つとも隣接しているので歩く面倒はない。 御殿場駅から路線バス1日4便。 その他に休日運行のハイキングバスあり。 タクシーで5500円くらい。 御殿場駅から徒歩圏内に銭湯があります。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
コロナ禍で遠ざかっていた富士山。 久しぶりに登ったので忘れていたことばかり。思い出したこと、新しく見聞きした現状を書き留めておきます。 ★原則、月曜から木曜日の21時〜4時は入出庫禁止だが、実際には車止めをどかせば出入りできたりします。 ただし、 ★登山口前の受付というか、体温チェックのブースが開いているのは4時から21時。 ここで渡されるリストバンド(手首かザックに付ける)を携行していないと「もぐりの登山者」となってしまう。山小屋によってはリストバンドなしだと利用できないという話もある。 ★したがって、車で行って夜明け前スタートしたい場合は、21時前に入庫して、受付を済ませる必要あり。その後に仮眠して好きな時間に出発する。 ★この受付で協力金を払うのだが、払っていない人も多数いる。 一時期は一律千円という感じでやっていたが、今は1円からで良いんだそうな。クレームでもあるのか? 記念のバッジももらえるので1円はない。1人1口千円を目安に! 1シーズンに何度も登る人には3千円くらいのパスを作り、千円は強制的に徴収すればいいのにと思う。 ★やはり平日の御殿場ルートは空いている。2時スタートの時点で駐車場の車は30台程度。その半分以上は小屋泊まりの人で、車中泊しての早朝スタートは10人程度だったと思われる。 (追記)この日は空いていました。7/29(金)に再訪。21時の閉鎖時点で半数以上が埋まり、8時半に下りてきたときには第2は満車でした。第3は余裕。 ★登るにつれて小屋発の人が増えるが、小屋の数と収容人数が少ないので知れている。渋滞とは無縁の世界。 ★「わらじ館」のご主人に聞くと、休日は予約で埋まるが、平日の宿泊者は10人以下とのこと。さらに上にある砂走館や赤岩館の方が人気があるのかもしれないが。 ★営業している小屋は 0.「大石茶屋」駐車場から10分。車中泊が嫌ならここに泊まっても。 1.新六号目「半蔵坊(わらじ館の別館)」標高2590m (古い登山地図だと六合目小屋と書かれている) 2.七合四勺「わらじ館」標高3090m 3.七合五勺「砂走館」標高3110m 4.七合九勺「赤岩八合館」標高3350m いずれも300円でバイオトイレ利用可。百円玉をたくさん用意。 売店も早朝から利用できそうだが、常識の範囲内で。 ★御殿場ルートは山岳レース(駅伝?)の練習者が多い。レースそのものは大歓迎だが、このトレーニングの人たちはマナーがあまりよくないのが残念。 ★標高差 吉田ルート五合目は標高2305m 須走ルート五合目は標高2000m(上部で吉田ルートと合流) 富士宮ルート五合目は標高2400m 御殿場ルート新五合目は標高1440m 御殿場ルートの標高差は2300m それに加えて富士山特有の砂礫(火山灰地)に足がズブズブ沈む道が非常に長い。六合目までは全部そうだと思っていい。 黒戸尾根や早月尾根よりもずっと東京に近いのでトレーニングには向いているが、一般向きではない。小屋泊まりにすれば別だが、それでも楽ではない。 ★下りはミラクル 七合目の休業中の日の出館までは登山路と同じ道を下る。約1時間。 そこから砂走り方向へ向かい、新五合目まで約1時間。 2時間で下れる。 ★ルートを間違えないように 登山路と下山路と荷揚げ用のブルドーザー道がある。 【大石茶屋〜次郎坊】 登り用のジグザク道と下り用の直線道が並行している。 下山路を登った方が直登で早いように思うかもしれないが、ズブズブが酷い。急がば回れ。 【次郎坊〜七合目】 登りと下りは完全に別。離れているので間違えないように。 行きは次郎坊で要確認。 帰りは日の出館で要確認。 たまに砂走りを苦労して登っている人がいる。 【七合目〜山頂】 登り下り同じ道。ゆずり合い。 道幅はそこそこ広いのだが、踏まれて歩きやすいトレースは狭い。必ず登りの人に譲ろう。 それとは別に富士登山のマナーとして、下る人は山側を歩くのが基本。谷側を歩くと落石しやすいから。 ★プリンスルート プリンスルートとは天皇陛下が皇太子時代に登ったルート。 富士宮口をスタートして宝永山方向に横移動して御殿場ルートの六合目に出るルート。標高の高いところからスタートして混雑も避けることができる。 御殿場ルート上部にいる団体はほとんどがプリンスルートを取っている。 ★大砂走り 通常の下りだと、身体の重心が後傾している(腰が引けている)状態で足を前に出すことで滑って転んでしまう。 しかし、砂走りでは思い切り後傾姿勢(実際には鉛直方向くらい)でかかとでブレーキをかけながら走る。後傾していればバランスを崩しても尻もちをつくだけ。前かがりになってスピードが出た状態で転ぶと怪我のもと。 スパッツ(ゲーター)を忘れずに! 走るならストックは仕舞う。 ★ヘルメット 見る限り着用者は1割以下。 滑落の危険のあるような岩場はないし、噴火の危険もたぶんない。 唯一あるのは落石。特に人為的な落石。 今回の御殿場ルートだと人も少ないので落石の危険はあまり感じなかった。 弾丸登山を禁止する理由の1つには「急な天候の変化や落石に対応できない」というのもあるので留意。 ★閉山日 今年はすべてのルートが9月10日です。 それ以降は小屋が閉まるだけでなく、道標もほとんど外されます。 |
その他周辺情報 | 【温泉】 御殿場の日帰り湯はこじゃれていて高いところが多い。砂走りで真っ黒になった登山者が行くのには少しはばかれる。 「御胎内温泉健康センター」が御殿場口から近くて料金も安い。 今回はここが休みだったので「富士八景の湯」へ。 東名の反対側まで行かなくてはならないが、帰りのインターへのアクセスはすこぶる良し。1000円だがホームページのクーポン券を見せれば800円になる。 【足柄サービスエリア】 御殿場ICから東京方面に帰るなら1.5km先にある。 ローソン、スタバ、フードコート。 フードコートとは別にあるおでん屋がおすすめ。 温泉もある。風情はないが安いし、汗を流すだけなら問題ない。 このSAですべて済む。 |
予約できる山小屋 |
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写真
感想
前日、七面山に登り、翌日は奈良田から笹山か大唐松山に登る予定でしたが、七面山の下りで膝が痛み中止に。(いわゆるランナー膝)
帰るつもりでしたが、登るぶんには違和感ないので、下りの負担が少ない山を模索。ロープウェイとか。
そこで思いついたのが富士山。
身延町から国道300号線(本栖みち)で山越えして富士の裾野へ。朝霧高原を抜け、御殿場口まで80kmのドライブ。
下りは膝への負担がほとんどなく、御殿場ルートを選んで正解でしたが、登りで6時間かかってしまったのはちょっとショック。加齢との戦い。いつまでも若いと思うなということです。
書き留めた情報に誤りがあれば教えてください。
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