ヤビツ峠〜表尾根〜塔ノ岳〜丹沢山(みやま山荘泊)〜蛭ヶ岳〜檜洞丸〜西丹沢自然教室
- GPS
- 30:43
- 距離
- 25.6km
- 登り
- 2,833m
- 下り
- 3,051m
コースタイム
7:25 秦野駅から増発バス乗車
8:05 ヤビツ峠
8:20 登山開始
8:50 登山口
9:40 二ノ塔
9:55 三ノ塔
11:00 行者ヶ岳
11:20 政次郎ノ頭
11:40 新大日
12:00 木ノ又小屋
12:20 塔ノ岳山頂
(ランチ)
13:50 山頂発
15:00 みやま山荘
5/18 日曜
5:50 山荘発
6:45 棚沢の頭
7:30 蛭ヶ岳
8:00 蛭ヶ岳発
9:25 臼ヶ岳
(早めランチ)
9:50 臼ヶ岳発
10:10 神ノ川乗越
10:40 金山谷乗越
11:50 青ヶ岳山荘
12:10 檜洞丸
14:05 ゴーラ沢出合
14:50 西丹沢自然教室
15:40 バス発
(ブナの湯)
16:38 中川からバス発
17:34 新松田着
天候 | 両日とも晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2014年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
|
コース状況/ 危険箇所等 |
行者ヶ岳〜政次郎ノ頭のクサリ場が20分程度渋滞してました。 たくさん登場するクサリ場は慎重にいけば問題ないです。 みやま山荘は繁忙期で、二人で一枚の布団でした。あまり寝られず、厳しかった。。。でも、料理がおいしいので、結果オーライです。 ゴーラ沢出合の渡る部分は一見分かりにくいですが、渡り方を迷うことも含めて自然なんだ、と捉えると楽しめます。 |
写真
感想
かねてより切望していた丹沢縦走に行ってきた。
爽やかな週末ということで、各所とも人が大勢いたが、それほど渋滞にもならず、ほぼコースタイム通りに登れた。
5/17 土曜
秦野駅で後輩と待ち合わせ。バス待ちには長蛇の列。早々に座るのは諦め、いつ乗れるのかと列に並ぶ。臨時バスが何台か出て、それに乗ってヤビツ峠へ。途中でロードレーサーを抜きつつ山を登る。途中で富士山の勇姿がチラリ。ヤビツ峠は好シーズンの週末だけあって、それなりに混んでいた。登山計画書を投函、準備を整え、いざ丹沢縦走。
表尾根を気持よく登る登る登る。二ノ塔では、休まずに三ノ塔でお休み。ここは眺めいいわー。へこたれそうでも何とかここまで頑張るのがいいわ。休憩後は少し登ったら、何やら人だかりが。これが噂の渋滞クサリ場か。丁度休憩時間が取れるとのんびり新緑を楽しみながら、順番を待つ。クサリ場は慎重にいけばまったく無問題。
塔ノ岳山頂へ。結構な人ごみ。でも、あなた方、今日お帰りになるのでしょう?後3時間もすれば、下り一辺倒でしょう?山のクライマックスな時間、疲れた顔して居眠り電車でしょう?我々は、まだまだ登れるのだ。うしし、これから更に丹沢まで楽しめ、その後も素敵な時間帯までビール飲めるもんね。などと激しく妄想しながら、ランチタイム開始。先ほどまでキリッとカッコ付けてた富士山は一部雲隠れ。それでも見渡す限りの丹沢山塊とたまに目の前の広い空を旋回するとんびを第二のスパイスにささやかなランチタイム(おにぎり&コーヒー)。
昼が終われば、更なる山行がまってる。丹沢までの追加のお楽しみ。後ひといきという安心感と終わりを向かえる寂寥感との狭間にゆれながら、山道を行く。ランチで疲れもリセットされたかこの時間は楽しい以外に言葉が見つからない。意外と登山者が少ないな、これは布団一人一枚かなぁ、ぐひひ。
そうこうしてるうちにみやま山荘到着。15時到着とは、山小屋利用のお手本の時間に着いちゃった。さっそく受付を「今日は二人で一枚になります」「ガ、ガーン」と嘆いていても始まらないので、潔く荷物を整理してビール抱えて富士山の見える場所へ。乾杯してるとことごとく写真を頼まれる。そりゃ山頂票のとこだしね。1回めの夕食の時間だ。その時間なんと16:30!そんな早くから食べれるか、って、食べられるんです。3杯おかわりするほどの満腹な状態で、ビールを抱え、マジックアワーの山へ。夕暮れのこの時間に山にいられる幸せ。あなたも感じてみませんか、って感じです。
満腹のおなかにそんなにビールは入りませんでした。さてと寝るか、ってまだ19時。でもこの時間でも既に寝てる人は(正確には布団で目をつぶってるひと)いる!なんて早いの?このままだと、夜中に起きちゃうよ。サッカー見るんですか?という勢いで寝てます。ま、やることないのでね、しょうがないか。我々もその流れに逆らわず細ーい意寝床に寝てみる。こ、これは、狭い・・・厳しい。厳しいけど、このスペースしか無い。1階からは、消灯までの時間一杯まで騒ぎ飲んでる人の声が。睡魔もなく、快適な部分が一個も見つからない環境で寝るのか。そうか。粘っても何も無いので、観念して寝る。仰向けで目をつぶってみる。耳栓をしてみる。そっと寝返りをうってみる。Podcastを聞いてみる。うつ伏せになってみる。気分転換にトイレに起きてみる。うぅー・・・どれをやっても寝れない。隣のおじさんからの幅寄せに耐えながら、この状況をどう打破するのか悩んでるうちに少しだけまどろんだ。
5/18 日曜
明けない夜はない。そんな夜にも朝はやってきた。ご来光だ。富士山はどうだ。イエス!両方ともバッチグー!この時間に山に居られる幸せ。あなたも感じてみませんか、その前に少しだけ地獄まがいの苦戦があるけど。。。
百名山山頂を楽しんだら、6時前にはいざ蛭ヶ岳へ。道中人も少なく、気持よい山歩きを満喫しながら山頂へ。蛭ヶ岳は丹沢山と違って眺望がかなりよい。気持よい山頂でしばし休憩。今日もまだまだ山がある。楽しい。道中、色んな花を愛でながら歩く。シロヤシオはどこだー。とうとう花を探す山行の域に達したか。
シロヤシオ。この時期、これを目当てに山に登る方が多いと聞く。時期は少し早いが我々もシロヤシオを見たい。その想いで探してみる。「この白い花の木はどおだろう?」「花しらべによると花は合ってるんですが、葉っぱが違いますね。先が赤くなってるし。」「そっか、これそこらじゅうにあるけどシロヤシオもどきなんだな」「そうすねー」「なんだよ、紛らわしい」
さて、檜洞丸までの道。この道あたりから、膝が悲鳴をあげだした。まずは腹の虫が。檜洞丸山頂で食べるはずの山荘弁当を臼ヶ岳で早弁。パワーアップして、檜洞丸を目指す。直前の急登でやられながらもなんとか青ヶ岳山荘に。ここで500円のインスタントコーヒーをありがたく飲んで、檜洞丸の山頂へアタック。檜洞丸山頂では、多くの登山者がランチタイムをキメていた。「甘いな、こちとらとっくに終らせているぜ」「早めに食べただけじゃないすか」「違うのさ、ランチなどでのんびりせずに先に西丹沢自然教室に降りてうまいビールタイムを目指してるのさ」
そして、バイケイソウ畑の中を木道で下山開始。ここからは、1000m の降下だ。急降下の道連続が始まると膝がかなりキター。多くの人に追い抜かれながら、下山。素っ転びながら、下山。当初のバス時刻を過ぎながら下山。
そしてとうとう西丹沢自然教室に到着。ビールで乾杯したあと、せっかくの教室ということで、花を聞こうと職員の方に話しかける。写真を見せながら「シロヤシオってなかなか無いもんですねー」「あ。それシロヤシオだよ」「え、この葉っぱの先が赤いヤツですか」「そうその写真全部シロヤシオ」「えー、もどきじゃなかったんだー」
と驚きながら、立て続けに色んな花を聞く。覚えきれないながらも花に惹かれる自分を発見。
帰りのバスは途中下車して「ぶなの湯」へ。露天ありで落ち着いた町営温泉だった。温泉には食堂がないので、新松田駅前の「華の舞い」でオツカレ会。二日間の丹沢縦走思い出話と今後の山行話に華を咲かせたあと、ほろ酔い気分で帰路に着いた。
電車できゃっきゃ言いながら花を検索。新宿に向かう怪しい2人組。
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