【御嶽】濁河温泉から行く御嶽山(継子岳→継子2峰→剣ヶ峰→摩利支天山)
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- GPS
- 06:24
- 距離
- 18.7km
- 登り
- 1,714m
- 下り
- 1,713m
コースタイム
- 山行
- 6:13
- 休憩
- 0:58
- 合計
- 7:11
天候 | 天気@ 晴れ一時ガス 気温@ 濁河温泉14℃(AM7:30頃)、御嶽山剣ヶ峰頂上14℃(AM11:00頃) 風@ 西の風(3〜5m/s程度) |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2022年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
アクセス路は国道41号から下島湯屋温泉、濁河温泉方面へ行ける県道437号−441号−435号を通行。この区間は道幅がやや狭く、距離は三十数キロほどと長いため、特に対向車との離合には慎重を要する。通行には支障は無いのだが、一部、路肩が脆弱で規制線が張られていた箇所があった。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
!注意! 現在、剣ヶ峰までの通行規制は解除され通行可能となっていますが、ここが活火山であることに変わりはありません。剣ヶ峰まで来ると至近距離に噴気孔があり、今も盛んに噴気が出ています。いつ何時、何があってもおかしくないことを十分意識する必要があります。 @概況@ 前日が雨だったのか、樹林帯では泥っぽさがあってスリップに注意する必要があった。広大な山頂部はほとんど問題になるような危険個所は無い。しかしそれが油断につながって事故になることもある。(自身は去年の2月にここで油断から転倒し、割と大けがを負った苦い経験アリ)事故はなんでもないところで起きるということを快適な山でこそ意識する必要がある。油断大敵。また剣ヶ峰付近ではこの日、火山ガスが風に乗ってやや濃く漂っていて、健康への影響は無いほどではあるとは思ったが、この手のにおいが苦手な人には注意が必要であると思われる。 以下、各セクションごとの状況 @御嶽小坂登山口〜五ノ池小屋(飛騨頂上)@ 全体的に傾斜は緩く、階段や木道などの整備が多く施してあり、実に快適な行程。ただし雨などの影響により、泥道になりやすいシチュエーションで、この日も割と泥道っぽくスリップに注意が必要だった。 @五ノ池小屋(飛騨頂上)〜継子岳〜継子曲@ 今回は、五ノ池小屋から継子岳へと向かい四ノ池、三ノ池をぐるっと時計回りに周回するコース取りとした。アップダウンは極めて緩やかで、道筋もはっきりしており何の問題も感じない。が、自分は昨年ここで転倒し膝に大けがを負った。その時はアイゼンを装着していたので油断で引っかけたのたが、今回、無雪期に歩いてみてひとつ気になったことがあったので書いておきたい。それは登山道を埋めている岩質が2種類あることによる歩きへの影響。ひとつは通常のガレ岩、もうひとつは表面がザラついた溶岩。この2種類では足を置いた際のグリップに大きな違いがあった。通常の岩から溶岩に差し掛かった場面でグリップが急に強くなり思わずつんのめって危うく転びそうになってしまった。こんなところから歩きのリズムやバランスを崩して転倒につながることもあるのでは?と、この時ふと思った。 @継子曲〜四ノ池〜三ノ池〜三ノ池乗越@ 継子曲から四ノ池まではやや急勾配の岩道なので、下りの際は注意が必要。四ノ池 の池尻から流れ出てる小川を渡渉する場面もある。道中〇印や矢印なども豊富にある。三ノ池の池尻にある三ノ池避難小屋からは乗越まで、やや急勾配の岩道で転倒滑落に注意。 @三ノ池乗越〜賽の河原〜二ノ池ヒュッテ〜二ノ池山荘)@ 賽の河原を横切るこのルートは平地のような感覚で快適に歩ける別天地。小屋も点在し、安心感のある行程。 @剣ヶ峰周辺@ 階段などが整備されており危険な個所はない。ただし火山ガスの動向には注意が必要で、火山活動の状況や風向きなどの影響で、火山ガスの濃度が濃いと感じる場面があった。長居は避けたほうが良いと思われた。 @摩利支天山周辺@ この時期は尾根南側のトラバース路を行く。アップダウンもほとんどなく快適なハイキングが可能。やや岩稜帯だが注意して歩けば危険は少ない。摩利支天乗越から五ノ池小屋への行程はガレ場のトラバースルートで転倒滑落に注意。 |
その他周辺情報 | コンビニはもちろん、買い物施設も無いと言って良い。飲食物は事前に準備しておく必要あり。 温泉は温泉街なので当然豊富だが、日帰り入浴を受け付けていないところもある。下記市営温泉は日帰り入浴可。 濁河温泉市営露天風呂 https://httpsnigorigo-onsen.jimdofree.com 令和4年の営業期間は11月6日(日)まで(予定) 営業日は原則、月・木・金・土・日曜日 営業時間は11:00〜17:00受付(8月のみ11:00〜18:00受付) |
写真
感想
諸々の事情から、なかなか登山に行ける日が取れない日々が続いていたが、この日曜日になんとか行ける日を捻出。捻出できたものの時間の制約もあるのであまりにロングや遠方は候補から外し、暑いのが苦手なので近くで標高の低い山はトロけそうになってしまうためこれまた断念。標高が高くて且つ近くということで御嶽山を選定。ここなら満足度が非常に高く、暑くてトロけてしまうこともないだろう。
御嶽山は独立峰で割とコンパクトであるものの、山頂部は広大で全山頂(立ち入り禁止部分は除く)を巡れば素晴らしい縦走気分も味わえる。2014年の噴火から8年も経つとすっかり登山者も多くなり、また、白装束を身にまとった修験者たちも多く見かけて、かつての賑わいを取り戻しているように見えた。
各山小屋も火山警戒レベルやコロナの影響で営業が左右され経営が不安定な中、登山者のために明るく営業している様子を見て頭が下がる思いがした。今まで山小屋に立ち寄ることはほとんど無かったのだが、これからはなるべく立ち寄ってそんな山小屋を応援したいと思った。
※今回、五ノ池小屋からの下山で、GPSの誤作動でログがおかしなことになってしまったため、この部分は修正し手動で軌跡を引き直してあります。
以下、備忘録。
@着用衣服・装備(スタート時)@
ミレーのアミアミ上、化繊トランクス、半袖化繊Tシャツ、アームカバー、靴下(中厚手)、薄手ソフトシェルパンツ、薄手グローブ、帽子、3シーズンミドルカットブーツ、スマートフォン
@持参装備・衣服(状況により使用する物など)@
ハードシェルジャケット、ヘルメット(使用)、予備化繊ベースレイヤー、予備薄手グローブ、予備ハードシェルパンツ、予備タオル、サングラス(使用)、ヘッドランプ2個(1個使用)、予備のGPS機、気象観測計(使用)
@飲・食料@
ポカリ4リットル(うち2.5リットル消費)、おにぎり3個(梅干しと辛子明太子)(2個費)、巨大アンパン(消費せず)、カントリーマアム5個(2個消費)、塩分チャージタブレット5個(2個消費)
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