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Yamareco

記録ID: 4540596
全員に公開
沢登り
剱・立山

北アルプス 真川鳶谷から薬師岳

2022年07月30日(土) ~ 2022年07月31日(日)
 - 拍手
体力度
6
1~2泊以上が適当
GPS
14:12
距離
30.2km
登り
2,158m
下り
2,173m
歩くペース
速い
0.80.9
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

1日目
山行
4:57
休憩
0:18
合計
5:15
距離 11.7km 登り 977m 下り 396m
7:11
5
スタート地点
7:16
7:17
130
9:27
9:44
162
12:26
宿泊地
2日目
山行
8:18
休憩
0:38
合計
8:56
距離 18.5km 登り 1,200m 下り 1,793m
4:54
289
宿泊地
9:43
9:43
15
9:59
9:59
9
10:08
10:23
7
10:30
10:30
14
10:45
10:45
24
11:09
11:09
17
11:26
11:27
14
11:41
11:50
13
12:03
12:04
12
12:16
12:16
31
12:47
12:48
6
12:53
13:05
15
13:20
13:20
25
13:45
13:45
7
13:52
ゴール地点
天候 7/30 晴れ後曇り後雨 7/31 晴れときどきガス
過去天気図(気象庁) 2022年07月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
折立まで有峰林道を使用。6:00-20:00まで通行可能。普通車は通行料2000円。
コース状況/
危険箇所等
常願寺川水系真川鳶谷 沢3級
遡行図は北アルプスの沢(白山書房)を参考にした。

岩井谷橋までは林道歩き。

この時期雪渓がまだ残っているが、今回は奥の二俣以外は雪渓処理はなかった。
遡行図での核心は最初の二俣からの連瀑帯と奥の二俣からの連瀑帯とあるが、前者は簡単に登れたり小さく巻ける場合が多いので核心ではなかった。

下山路は歩きやすい登山道なので沢屋なら容易。特に太郎兵衛平以降はとても整備された登山道。
その他周辺情報 満天の湯富山店で風呂。富山駅の魚丼亭で海鮮丼を食べた。
入渓点から見た岩井谷橋。
2022年07月30日 08:05撮影 by  SH-M19, SHARP
7/30 8:05
入渓点から見た岩井谷橋。
2つ目の堰堤。左岸に残置ロープがある。
2022年07月30日 08:28撮影 by  SH-M19, SHARP
7/30 8:28
2つ目の堰堤。左岸に残置ロープがある。
2022年07月30日 09:13撮影 by  SH-M19, SHARP
7/30 9:13
2022年07月30日 10:23撮影 by  SH-M19, SHARP
7/30 10:23
魚止めの滝。左巻き。
2022年07月30日 10:34撮影 by  SH-M19, SHARP
7/30 10:34
魚止めの滝。左巻き。
5m手前の下部最狭部。5mは右から簡単に登れる。
2022年07月30日 11:08撮影 by  SH-M19, SHARP
7/30 11:08
5m手前の下部最狭部。5mは右から簡単に登れる。
3段10m。左巻きで越えられる。
2022年07月30日 11:17撮影 by  SH-M19, SHARP
7/30 11:17
3段10m。左巻きで越えられる。
料理中。ポトフだったが、後輩が間違えて人参と玉ねぎの代わりに振られてないジャガイモを持ってきて、キャベツのところを白菜を買ってきた笑。ジャガイモスープになったが、山だから何でもうまい。
2022年07月30日 14:46撮影 by  SH-M19, SHARP
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7/30 14:46
料理中。ポトフだったが、後輩が間違えて人参と玉ねぎの代わりに振られてないジャガイモを持ってきて、キャベツのところを白菜を買ってきた笑。ジャガイモスープになったが、山だから何でもうまい。
最初の二俣から見た左俣。雪渓が奥に見える。
2022年07月31日 05:02撮影 by  SH-M19, SHARP
7/31 5:02
最初の二俣から見た左俣。雪渓が奥に見える。
最初の二俣から見た右俣。こちらに進む。
2022年07月31日 05:02撮影 by  SH-M19, SHARP
7/31 5:02
最初の二俣から見た右俣。こちらに進む。
最初の二俣から奥の二俣までの中間部付近にある滝。左巻きで容易に越えられる。
2022年07月31日 05:09撮影 by  SH-M19, SHARP
7/31 5:09
最初の二俣から奥の二俣までの中間部付近にある滝。左巻きで容易に越えられる。
奥の二俣は雪渓で埋まっていた。雪渓の上を歩いて通過。雪渓から降りるところは空身で通過し、ザックは受け渡す。
2022年07月31日 05:33撮影 by  SH-M19, SHARP
7/31 5:33
奥の二俣は雪渓で埋まっていた。雪渓の上を歩いて通過。雪渓から降りるところは空身で通過し、ザックは受け渡す。
核心部の大滝10段65m。
最初のピッチは右のルンゼ状から壁に取り付いて登っていき、右側を登っていく。最後灌木帯に乗り上がる手前が少し悪かった。残置ハーケンが2個ほどあったが、自分のハーケン1枚とカムを2つ使って中間支点を構築した。灌木を使って終了点構築。
2022年07月31日 05:45撮影 by  SH-M19, SHARP
2
7/31 5:45
核心部の大滝10段65m。
最初のピッチは右のルンゼ状から壁に取り付いて登っていき、右側を登っていく。最後灌木帯に乗り上がる手前が少し悪かった。残置ハーケンが2個ほどあったが、自分のハーケン1枚とカムを2つ使って中間支点を構築した。灌木を使って終了点構築。
大滝2p目終了点から登ってきた滝を見下ろす。
2p目は右側から水流の左側に渡るところが流されると危ないので、手前で一応ハーケンを打って中間支点構築。水を被りながら水の中のホールドを探すといいのが見つかって難なく水流左に渡れた。左壁を登っていくが、ヌメりもあり途中1箇所悪かったが慎重に登ってなんとか通過。最後の滝下でカムを2個キメて分散支点として終了点構築。
2022年07月31日 07:22撮影 by  SH-M19, SHARP
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7/31 7:22
大滝2p目終了点から登ってきた滝を見下ろす。
2p目は右側から水流の左側に渡るところが流されると危ないので、手前で一応ハーケンを打って中間支点構築。水を被りながら水の中のホールドを探すといいのが見つかって難なく水流左に渡れた。左壁を登っていくが、ヌメりもあり途中1箇所悪かったが慎重に登ってなんとか通過。最後の滝下でカムを2個キメて分散支点として終了点構築。
大滝最後の滝?
左巻きで簡単に越えられた。
2022年07月31日 07:23撮影 by  SH-M19, SHARP
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7/31 7:23
大滝最後の滝?
左巻きで簡単に越えられた。
これも大滝2p終了点から見下ろした大滝。
2022年07月31日 07:23撮影 by  SH-M19, SHARP
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7/31 7:23
これも大滝2p終了点から見下ろした大滝。
核心部を越えた!
2022年07月31日 07:27撮影 by  SH-M19, SHARP
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7/31 7:27
核心部を越えた!
ラストの連瀑帯だ。
2022年07月31日 07:37撮影 by  SH-M19, SHARP
7/31 7:37
ラストの連瀑帯だ。
下を見下ろす。富山湾か見える。
2022年07月31日 07:37撮影 by  SH-M19, SHARP
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7/31 7:37
下を見下ろす。富山湾か見える。
雪渓も少し残る。
2022年07月31日 07:49撮影 by  SH-M19, SHARP
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7/31 7:49
雪渓も少し残る。
18mCS。
岩が脆い右ルンゼを登り、途中で左にトラバースしていくとダイレクトに落口に行ける。
2022年07月31日 07:51撮影 by  SH-M19, SHARP
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7/31 7:51
18mCS。
岩が脆い右ルンゼを登り、途中で左にトラバースしていくとダイレクトに落口に行ける。
18mCSの右ルンゼからのトラバースの様子。簡単だが、高度感ある!
2022年07月31日 07:57撮影 by  SH-M19, SHARP
1
7/31 7:57
18mCSの右ルンゼからのトラバースの様子。簡単だが、高度感ある!
あとは消化試合。
2022年07月31日 08:05撮影 by  SH-M19, SHARP
7/31 8:05
あとは消化試合。
源頭部手前の最後の滝6m。左から容易。
2022年07月31日 08:08撮影 by  SH-M19, SHARP
7/31 8:08
源頭部手前の最後の滝6m。左から容易。
源頭付近の癒やし渓。
2022年07月31日 08:40撮影 by  SH-M19, SHARP
7/31 8:40
源頭付近の癒やし渓。
鳶谷源頭部振り返る
2022年07月31日 08:57撮影 by  SH-M19, SHARP
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7/31 8:57
鳶谷源頭部振り返る
2022年07月31日 09:59撮影 by  SH-M19, SHARP
7/31 9:59
薬師岳手前の偽ピーク
2022年07月31日 10:00撮影 by  SH-M19, SHARP
7/31 10:00
薬師岳手前の偽ピーク
2022年07月31日 10:00撮影 by  SH-M19, SHARP
7/31 10:00
薬師岳!
2022年07月31日 10:15撮影 by  SH-M19, SHARP
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7/31 10:15
薬師岳!
ガスが取れないね
2022年07月31日 10:18撮影 by  SH-M19, SHARP
7/31 10:18
ガスが取れないね
2022年07月31日 11:35撮影 by  SH-M19, SHARP
7/31 11:35
海鮮丼食って終了!
2022年07月31日 16:51撮影 by  SH-M19, SHARP
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7/31 16:51
海鮮丼食って終了!
撮影機器:

感想

川浦本流ゴルジュを一緒に遡行した部活時代の後輩と、夏の長期沢企画に向けた沢中泊トレとして北アの鳶谷に行ってきました。
先週から2回連続の3級沢で、CLかつリードでの企画。今年シーズン前半の沢経験と岩経験の完成度を確認する位置付け。核心部の大滝は登攀要素もあり、薬師岳にもすぐ行けてとても良い沢だった。


1日目
4:50着の高速バスで名古屋から富山駅へ。後輩と合流し、車で折立まで。有峰林道のゲートに開門時間のちょうど6時着。待ち構えていた車が列をなしていた。
臨時駐車場に車を停め、いざ出発。岩井谷橋までは林道歩き。橋からは左岸の踏み跡を使って堰堤を1つ越えて入渓。2つ目の堰堤は残置ロープのある左岸から。3つ目は左岸巻きしたが少し悪かった。
堰堤をすべて越えるとスケールの大きな沢歩き。アルプスの沢っぽい。今回は午後からのにわか雨や雷雨の可能性があったので、早めにテン場に着きたいということでゴリゴリ歩く。
鳶谷との出合の手前付近で二人組の釣り師と会ったが、それ以外は沢中で人に会わなかった。
10時頃から曇ってきて段々雲行きが怪しくなってきたので、核心部手前の1950mあたりの右岸側でツェルトを張って泊まることにする。張っている間に雨が降ってきて結局ずぶ濡れ。まあ沢はこんなもん。DaiUがうまく張ってくれた。
時間は無駄にたくさんあるのでゆっくり料理して、差し入れを消費してゆったり過ごす。二人とも前日あまり寝ていなかったので、17:30くらいにはシュラフに入って寝た。

2日目
朝3時に起きる。朝は煮干しラーメン。夜明けまで時間ありそうなので少しゆっくりしてから撤収。4:50分頃に出発。すぐに最初の二俣に到着。左俣に大きな雪渓が見える。右俣に入って第一核心部。と思ったらどの滝も簡単に超えられる。
奥の二俣は雪渓で埋まっていた。雪渓上の左側を歩いて通過。雪渓から下りるところが少し急だったので、10本爪アイゼンを持っていたDaiUに空身で先に下りてもらって、ザックを受け渡し自分も空身でおりた。
第2核心部前衛の滝2つは右側から登れた。場合によってはロープだしてもいいかも?
核心中の核心大滝10段65mは2pの登攀で越えた。シャワークライムあり、ヌメりありと少しピリッとした登攀でおもしろい。詳細は写真のコメント参照。ここの登攀が3級たる所以か?
一度ゴルジュ帯を抜けて開ける。
ラストの連瀑帯は最初の滝は右巻き。18mCSは壮観。右ルンゼ状から登り落口にむけて左にトラバース。岩がとても脆く、慎重に。さらにいくつか滝を越えると開けて源頭の雰囲気。癒やしの渓相となる。ルンルン気分でゴリゴリ歩く。
最源頭部はガレていそうだったので、手前で尾根に逃げたら灌木藪こぎを少しだけ強いられた。10-15分ほど漕いで登山道に合流。
薬師岳はサクッと空身でピストンして、水を吸って重くなった登攀具を背負って登山道を下りる。薬師峠~太郎兵衛平~折立まではかなり道が整備されていて、とても歩きやすい道で脚にやさしかった。
折立に着いて、臨時駐車場へと歩いている途中熊ちゃんを見かける!笛を吹いて存在を知らせたら逃げてくれた。折立は熊がよく出るらしい。
下山後はスーパー銭湯で汗を流し、富山駅で海鮮丼を食って解散。


アルプスらしい素晴らしい渓相、沢泊の荷物を背負っての沢歩き、少しピリっとした登攀とかなり充実した山行となった。


夏の長期沢に向けて準備山行はしっかり積めてきたと思う。8月は是非存分に晴れて欲しい!

大学時代からお世話になっている先輩と3級沢へ。
初日は体力のゴリ押しで核心手前まで進めてツェルト泊。上手く流木を使って十分なスペースを確保できた。
2日目は核心部から源頭へ。リードは全て任せてしまったが、カムの使い方などを教わった。

総じて良い沢だったが、沢中泊の装備での行動は思っていた以上に体力を削られた。

食事関係が酷すぎたのは要反省。

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無雪期ピークハント/縦走 剱・立山 [2日]
薬師岳/折立起点太郎平小屋薬師平薬師岳山荘経由
利用交通機関: 車・バイク、 電車・バス、 タクシー
技術レベル
2/5
体力レベル
4/5

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