北アルプス 真川鳶谷から薬師岳
- GPS
- 14:12
- 距離
- 30.2km
- 登り
- 2,158m
- 下り
- 2,173m
コースタイム
- 山行
- 4:57
- 休憩
- 0:18
- 合計
- 5:15
- 山行
- 8:18
- 休憩
- 0:38
- 合計
- 8:56
天候 | 7/30 晴れ後曇り後雨 7/31 晴れときどきガス |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2022年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
常願寺川水系真川鳶谷 沢3級 遡行図は北アルプスの沢(白山書房)を参考にした。 岩井谷橋までは林道歩き。 この時期雪渓がまだ残っているが、今回は奥の二俣以外は雪渓処理はなかった。 遡行図での核心は最初の二俣からの連瀑帯と奥の二俣からの連瀑帯とあるが、前者は簡単に登れたり小さく巻ける場合が多いので核心ではなかった。 下山路は歩きやすい登山道なので沢屋なら容易。特に太郎兵衛平以降はとても整備された登山道。 |
その他周辺情報 | 満天の湯富山店で風呂。富山駅の魚丼亭で海鮮丼を食べた。 |
写真
感想
川浦本流ゴルジュを一緒に遡行した部活時代の後輩と、夏の長期沢企画に向けた沢中泊トレとして北アの鳶谷に行ってきました。
先週から2回連続の3級沢で、CLかつリードでの企画。今年シーズン前半の沢経験と岩経験の完成度を確認する位置付け。核心部の大滝は登攀要素もあり、薬師岳にもすぐ行けてとても良い沢だった。
1日目
4:50着の高速バスで名古屋から富山駅へ。後輩と合流し、車で折立まで。有峰林道のゲートに開門時間のちょうど6時着。待ち構えていた車が列をなしていた。
臨時駐車場に車を停め、いざ出発。岩井谷橋までは林道歩き。橋からは左岸の踏み跡を使って堰堤を1つ越えて入渓。2つ目の堰堤は残置ロープのある左岸から。3つ目は左岸巻きしたが少し悪かった。
堰堤をすべて越えるとスケールの大きな沢歩き。アルプスの沢っぽい。今回は午後からのにわか雨や雷雨の可能性があったので、早めにテン場に着きたいということでゴリゴリ歩く。
鳶谷との出合の手前付近で二人組の釣り師と会ったが、それ以外は沢中で人に会わなかった。
10時頃から曇ってきて段々雲行きが怪しくなってきたので、核心部手前の1950mあたりの右岸側でツェルトを張って泊まることにする。張っている間に雨が降ってきて結局ずぶ濡れ。まあ沢はこんなもん。DaiUがうまく張ってくれた。
時間は無駄にたくさんあるのでゆっくり料理して、差し入れを消費してゆったり過ごす。二人とも前日あまり寝ていなかったので、17:30くらいにはシュラフに入って寝た。
2日目
朝3時に起きる。朝は煮干しラーメン。夜明けまで時間ありそうなので少しゆっくりしてから撤収。4:50分頃に出発。すぐに最初の二俣に到着。左俣に大きな雪渓が見える。右俣に入って第一核心部。と思ったらどの滝も簡単に超えられる。
奥の二俣は雪渓で埋まっていた。雪渓上の左側を歩いて通過。雪渓から下りるところが少し急だったので、10本爪アイゼンを持っていたDaiUに空身で先に下りてもらって、ザックを受け渡し自分も空身でおりた。
第2核心部前衛の滝2つは右側から登れた。場合によってはロープだしてもいいかも?
核心中の核心大滝10段65mは2pの登攀で越えた。シャワークライムあり、ヌメりありと少しピリッとした登攀でおもしろい。詳細は写真のコメント参照。ここの登攀が3級たる所以か?
一度ゴルジュ帯を抜けて開ける。
ラストの連瀑帯は最初の滝は右巻き。18mCSは壮観。右ルンゼ状から登り落口にむけて左にトラバース。岩がとても脆く、慎重に。さらにいくつか滝を越えると開けて源頭の雰囲気。癒やしの渓相となる。ルンルン気分でゴリゴリ歩く。
最源頭部はガレていそうだったので、手前で尾根に逃げたら灌木藪こぎを少しだけ強いられた。10-15分ほど漕いで登山道に合流。
薬師岳はサクッと空身でピストンして、水を吸って重くなった登攀具を背負って登山道を下りる。薬師峠~太郎兵衛平~折立まではかなり道が整備されていて、とても歩きやすい道で脚にやさしかった。
折立に着いて、臨時駐車場へと歩いている途中熊ちゃんを見かける!笛を吹いて存在を知らせたら逃げてくれた。折立は熊がよく出るらしい。
下山後はスーパー銭湯で汗を流し、富山駅で海鮮丼を食って解散。
アルプスらしい素晴らしい渓相、沢泊の荷物を背負っての沢歩き、少しピリっとした登攀とかなり充実した山行となった。
夏の長期沢に向けて準備山行はしっかり積めてきたと思う。8月は是非存分に晴れて欲しい!
大学時代からお世話になっている先輩と3級沢へ。
初日は体力のゴリ押しで核心手前まで進めてツェルト泊。上手く流木を使って十分なスペースを確保できた。
2日目は核心部から源頭へ。リードは全て任せてしまったが、カムの使い方などを教わった。
総じて良い沢だったが、沢中泊の装備での行動は思っていた以上に体力を削られた。
食事関係が酷すぎたのは要反省。
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